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[debian-devel:13107] Re: jgroff patch handling on latin1 (Re: linuxdoc-tools: no Korean .txt output!)



  吉山@品川です。

On Tue, 17 Oct 2000 23:37:03 +0900
Nozomi Ytow <nozomi@xxxxxxxxxxxxxxxxxx> wrote:

> > > see http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/Japanese-Locale-Policy.txt
> > なるほど。
> >    日本語マニュアルやドキュメントはできる限り「日本語 EUC」で提供する。
> > という記述がありますね。ありがとうございました。
> 
> そういう文書ではないのですが....危惧していた読み違えの一人歩きがここに...

  どういう文章だったかはともかく、↑の指針には、

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5. アプリケーション実装の指針

  アプリケーションの作成やディストリビューションの構成、またバイナリ配
  布のコンパイル・オプションには以下の方針を取るのが望ましい。

    ・非ロケールアプリケーションもロケールアプリケーションとスムーズに
      連用するために、どれか一つの文字コードのみを扱う場合には「日本語
      EUC」が扱えるようにする。ただし他の環境と情報をやりとりすること
      を主目的としたプログラムはこの限りではない。

    ・日本語マニュアルやドキュメントはできる限り「日本語 EUC」で提供す
      る。

    ・ロケールとは異なる独自の手法で複数の文字コードが扱える日本語アプ
      リケーションでも文字コード指定が省略された場合には「日本語 EUC」
      が指定されたように動作する。

    ・当面、ファイル名およびディレクトリ名には日本語は使用しない。現時
      点で敢えて日本語を使用する場合には「日本語 EUC」にする。ただしこ
      の規定は将来変更される可能性が高い。

    ・ディストリビューション等で日本語ユーザ環境のデフォルトを準備する
      場合には LANG=ja_JP.eucJP とする。

    ・ja_JP.eucJP ではユーザ定義文字(いわゆる外字)はサポートしない。
      ユーザ定義文字が必要な場合は別ロケール名称を用いる。
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とあります。
  日本語 EUC が望ましいと書かれてこれに従って話が済むのであれば、それで
いいと思うんです。別に現状を大きく変える事にもなりませんし。

  万人が使えるようで実は使えない Unicode と梯子高の講義を繰り返すのは
結構ですが、ロケールもマニュアルのエンコードも日本語 EUC という前提で
あれば、groff がロケールに応じてマニュアルを処理する仕組みを考える上で
それほど必要な議論とは私には思えません。

  i18n な roff にてロケール毎の禁則処理やハイフネーションまで真面目に
面倒みるつもりであれば、ロケールに応じてエンコードの扱いを変更する機能
を付けることぐらいわけないでしょう。

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吉山あきら (yosshy@debian.or.jp)