Daniel
Burrows
dburrows@debian.org
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&aptitude;
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&aptitude;
高度なインターフェースのパッケージマネージャ
aptitude
オプション
autoclean
clean
forget-new
update
upgrade
aptitude
オプション
changelog
dist-upgrade
download
forbid-version
hold
markauto
purge
reinstall
remove
show
unmarkauto
パッケージ
aptitude
オプション
search
パターン
aptitude
-S ファイル名
-u -i
aptitude
help
説明
&aptitude; は Debian GNU/Linux のパッケージシステム用のテキスト
ベースインターフェスです。
ユーザにパッケージの一覧を表示、パッケージのインストール、
アップグレード、削除などのパッケージ管理の作業を提供します。
アクションはビジュアルインターフェースやコマンドライン
から実行されるでしょう。
コマンドラインアクション
最初の引数がハイフン(-
)
で始まるかどうかに注目してプログラムは実行される。もし
コマンドラインでのアクションを指定されなかったら、
&aptitude; はビジュアルモードで起動する。
以下のアクションが利用可能:
install
1つ以上のパッケージをインストールする。
install
コマンドの後にパッケージの一覧を
続ける; パッケージ名にチルダ (~
)
が含まれたら検索パターンとして扱い、マッチしたパッケージ
がインストールされる。(&aptitude; リファレンスマニュアルの
Search Patterns
を参照)
特定のバージョンのパッケージを選ぶには、=バージョン
をパッケージ名に付けてる: 例 aptitude install
apt=0.3.1
。同じようにあるアーカイブを指定するには、
/アーカイブ名
をパッケージ名に付けてる:例 aptitude install
apt/experimental
。
パッケージ名に -
、 +
、 _
、 や =
を付ける
ことで削除、インストール、完全削除、保持、を行せる
ことができる。これにより一行で複数の動作を行なうこと
ができるようになる。
install
のみで、引数なしで実行
された場合は実行待ちの動作を行なう。
&aptitude; はどんな動作を行なわせるかの
情報を保持している。よって aptitude install
foo bar
というコマンドを実行しそれが
中断された場合、その命令を取り消すには
aptitude remove foo bar
などを実行する必要がある。
remove, purge, hold, reinstall
これらのコマンドは install
と似ている、特別な場合を除いて全てのパッケージに
同じ名前の動作を用いることができる。
例えば aptitude remove '~ndeity'
とすると、全てのパッケージの中から deity
を含む名前のものを削除する。
markauto, unmarkauto
それぞれのパッケージに自動的にインストールされたか、
手動でインストールされたかのマークを付ける。
install
コマンドと
同様に特定のパッケージのみに適用することができる。
例、aptitude markauto '~slibs'
これは libs
セクション
全てのパッケージに自動的にインストールされたとマークを付ける。
自動的にインストールされたパッケージの扱いについての
詳しい情報は、&aptitude; リファレンスマニュアルの
Managing Automatically Installed Packages
を参照。
forbid-version
パッケージを特定のバージョンにアップグレードするのを禁止する。
aptitude が特定のバージョンへ自動アップグレードをしないようにする、
しかし指定したものより新しいバージョンには自動的にアップグレードされる。
標準で aptitude はどのパッケージが自動的にアップグレードされるか判別する;
それを上書きするには =version
をパッケージ名に付ける。
例、aptitude forbid-version vim=1.2.3.broken-4
このコマンドは手動で保留の設定、解除を行なうことなしに
壊れたバージョンのパッケージを回避するのに有用だ。
禁止されたバージョン以降で真に解決したならば、
install
コマンドで禁止を解除するでしょう。
update
&apt; 提供元から利用可能なパッケージのリストを更新します。
(これは apt-get update
と同じです)
upgrade
インストールされているパッケージを最新のバージョンに
アップグレードする。インストールされているパッケージ
は使われていなくとも削除されず (&aptitude;
リファンレンスマニュアルの
Managing Automatically Installed Packages
参照); インストールされていないパッケージを
新規にインストールすることはない。
規定に違反しているなどでパッケージをアップグレード
できない場合は、現在のバージョンを保持する。
forget-new
全ての 新規
パッケージの情報を忘れる
(ビジュアルモードで f
を押すのと同じ)。
search
コマンドラインで指定されたパターンにマッチするパッケージを
検索する。指定されたパターンにマッチするパッケージを全て
表示する; 例えば、aptitude search '~N'
は全ての新規
パッケージを
表示する。検索パターンに関する詳しい情報は、&aptitude;
リファレンスマニュアルの
Search Patterns
参照。
show
検索コマンドでマッチしたものや指定された1つ以上の
パッケージについての詳細な情報を表示する。
パッケージ名がチルダ( ~
)を
含むなら検索パターンとみなす(&aptitude;リファレンスマニュアルの
Search Patterns
を参照)。
clean
ダウンロードされたパッケージキャッシュディレクトリ(通常は
/var/cache/apt/archives) の
.deb ファイルを全て削除する。
autoclean
ダウンロードされてから時間のたったキャッシュパッケージを
削除する。これはキャッシュが増えるのを防ぎ、それを空に
しておくのに時間を無為に過すのを防止することができる。
changelog
指定されたパッケージ個々の Debian での changelog を
ダウンロードして表示する。
標準で、 changelog のバージョンは aptitude install
でインストールされるバージョンがダウンロードされる。
特定のバージョンのパッケージを選択するには
=バージョン
をパッケージ名に付ける: 例 aptitude install
apt=0.3.1
。同じように特定のアーカイブから選ぶには、
/>アーカイブ名
をパッケージ 名に付ける:例 aptitude install
apt/experimental
。
download
現在のリストから最新のバージョンの .deb
ファイルをダウンロードする。
標準で、 aptitude install
でインストールされるバージョンがダウンロードされる。
特定のバージョンのパッケージを選択するには
=バージョン
をパッケージ名に付けてください: 例 aptitude install
apt=0.3.1
。同じようにあるアーカイブから選ぶには、
/>アーカイブ名
をパッケージ 名に付けてください:例 aptitude install
apt/experimental
help
利用できるコマンドとオプションの概要を表示する。
オプション
以下のオプションは上記のアクションの性質を変化させるのに用いる
ことができる。注意、これらのオプションは全てのコマンドで用いる
ことができるが、オプションにより特定のコマンドでは無視される。
-D, --show-deps
自動的にインストールか削除されるパッケージに
ついての概要を表示する。
設定オプション Aptitude::CmdLine::Show-Deps に相当。
-d, --download-only
必要なパッケージをパッケージキャッシュにダウンロードするが、
インストールや削除は行なわない。
設定オプション
Aptitude::CmdLine::Download-Only に相当。
-F フォーマット, --display-format フォーマット
search コマンドの出力に特定のフォーマットを使用する。
例、 %p %V %v
をフォーマット
に指定すると、パッケージ名に続けて、インストールされているバージョン、
利用できるバージョンを表示するだろう(&aptitude; リファレンスマニュアルの
Customizing how packages are displayed
を参照)。
設定オプション
Aptitude::CmdLine::Package-Display-Format に相当。
-f
パッケージの壊れた依存関係をできるだけ修復しようとする。
設定可能アイテム Aptitude::CmdLine::Fix-Broken に相当。
-h, --help
簡単なヘルプメッセージを表示する。help と同じ。
-P, --prompt
常にプロンプトを表示する、特に他に明示されない
限り提供される。
設定オプション
Aptitude::CmdLine::Always-Prompt に相当。
-R, --without-recommends
新規にパッケージがインストールされる時に推奨の依存関係を
処理しない(これは /etc/apt/apt.conf や
~/.aptitude/config のファイルを上書きする)。
設定オプション
Aptitude::Recommends-Important に相当。
-r, --with-recommends
新規にパッケージをインストール時に推奨の依存関係を処理する
(これは /etc/apt/apt.conf や
~/.aptitude/config のファイルを上書きする)。
これは設定オプションAptitude::Recommends-Important に相当。
-s, --simulate
指定されたアクションを実行したかのように表示するが、
実際には行わない。 &root; 権限を必要としない。
設定オプション Aptitude::CmdLine::Simulate に相当。
-t リリース, --target-release リリース
どのリリースのパッケージをインストールするか指定する。
例、aptitude -t experimental ...
は、特に他で指定されない限り experimental のパッケージを
インストールする。
設定可能アイテム apt::default-release に相当。
-O 指定, --sort 指定
search コマンドでの出力をソートして表示する。
例、 installsize
が指定されると、
インストール時のサイズでソートして表示する(詳細は &aptitude; リファレンスマニュアルの
Customizing how packages are sorted
をご覧ください。)
-o キー=値
設定ファイルオプションのディレクトリを設定する;
例、-o aptitude::log=/tmp/my-log とすると
&aptitude; のログは /tmp/my-log に出力される
設定ファイルのオプションのより詳しい情報は &aptitude;
リファレンスマニュルの Configuration file
reference
を参照。
-V, --show-versions
インストールされるパッケージのバージョンを表示する。
設定オプション Aptitude::CmdLine::Show-Versions に相当。
-v, --verbose
コマンド(例えば show) により多く情報を表示させる。複数個与えることでより詳細な情報を得ることができる。
設定オプション Aptitude::CmdLine::Verbose に相当。
--version
&aptitude; のバージョンを表示さる; どのように
コンパイルされたかも表示する。
--visual-preview
通常のコマンドラインプロンプトに表示せずに、ビジュアル
インターフェースを起動しプレビュー画面を表示する。
-w width, --width width
search コマンドの出力を表示する
幅を指定する。(標準でターミナルの幅を用いる)
設定オプション Aptitude::CmdLine::Package-Display-Width に相当。
-y, --assume-yes
yes/no を答える必要がある場合に、yes
と答えたみなす。念を入れて、無効にするとパッケージの
インストールや、アップグレード、削除のたびにプロンプト
が表示される。プロンプトは必須のパッケージを削除する
などといった危険
な動作で、表示され
待機するだろう。このオプションは -P
を上書きする。
設定オプション Aptitude::CmdLine::Assume-Yes に相当。
-Z
インストールや、アップグレード、削除された時にどのくらい
のディスク容量を占有や開放するのかを表示する。
設定オプション Aptitude::CmdLine::Show-Size-Changes 相当。
以下のオプションは本プログラムのビジュアルモードで用いるための
ものです、しかし大抵内部でも利用されています; 大抵の場合は明示的に
使う必要はないでしょう。
-S ファイル名
通常の設定ファイルの代りに拡張ステータス情報を ファイル名 から
読み込む。
-u
起動と同時にパッケージ一覧をアップデートする。
このオプションを -i と同時に用いることはできない。
-i
ダウンロードするプログラムの状態を表示する。
(プログラムの起動直後に g
を押したのと同じ)。
このオプションを -u
と同時に用いることはできない。
関連項目
apt-get8, apt8, /usr/share/doc/aptitude/html/index.html