%dynamicdata; %shareddata; ]> &debian; &release; (`&releasename') リリースノート (&arch-title; 用) Josip Rodin, Bob Hilliard, Adam Di Carlo, Anne Bezemer, Rob Bradford (現在のメンテナ) debian-doc@lists.debian.org &docid; リリースノートの最新情報

[この文書の最新版は、常に から取得できます。もし入手した版が一ヵ月以上古いものでしたら、 最新版をダウンロードした方がよいでしょう。]

以前の版のリリースノートには、 一つ前のリリースよりもさらに古いリリースからの アップグレード情報が含まれていました。しかし、 そのような内容は時としてドキュメンテーションを複雑にしてしまうので、 この版では &debian; 3.0 ('woody') からのアップグレードのみを扱うことにしました。 'woody' よりも古いリリースからアップグレードする場合は、 以前の版のリリースノートを読んでください。

&debian; &release; の最新情報

サポートされているアーキテクチャの一覧は、 前回のリリースである &debian; 3.0 ('woody') から変わっていません。 このリリースでサポートされているアーキテクチャは以下の通りです。

Intel x86 ('i386')

Motorola 680x0 ('m68k')

Alpha ('alpha')

SPARC ('sparc')

PowerPC ('powerpc')

ARM ('arm')

MIPS ('mips' (ビッグエンディアン) と 'mipsel' (リトルエンディアン))

Intel Itanium ('ia64')

HP PA-RISC ('hppa')

S/390 ('s390')

移植状況の詳細や、お使いの移植版に特有の情報については、 で読むことができます。

]]> This is only the second official release of &debian; for the &arch-title; architecture. We feel that it has proven itself sufficiently to be released. However, because it has not had the exposure (and hence testing by users) that our other releases on other architectures have had, you may encounter a few bugs. Please use our to report any problems; make sure to mention the fact that the bug is on the &architecture; platform.

-->

これは &arch-title; アーキテクチャ用 &debian; のまだ 2 回目の公式リリースです。 すでにリリースするには充分安定していると私たちは考えています。 しかし、他のアーキテクチャ版のいくつかほどはまだ広く使われていない (つまりユーザによるテストも多くない) ことから、 いくつかのバグにでくわす可能性もあります。 何か問題が起きたら、 を使って報告してください。その際、そのバグが &arch-title; プラットフォーム上のものであることを必ず書き添えてください。

]]>

&arch-title; アーキテクチャ用 &debian; &release; でのデフォルトのカーネルのバージョンは &kernelversion; です。

On the &arch-title; architecture a 2.6 kernel is also available, this has kernel version &kernelversion-2.6;. Note that Debian's 2.6.8 kernel packages include the 2.6.8.1 kernel release and selected other patches.

-->

&arch-title; アーキテクチャでは、 2.6 系カーネルも利用可能で、カーネルのバージョンは &kernelversion-2.6; になります。 Debian のカーネル 2.6.8 には、カーネル 2.6.8.1 リリースおよびその他のパッチが含まれています。

]]> インストールシステムの最新情報

&debian; の古いインストールシステムは、 debian-installer と呼ばれる完全に新しいインストールシステムで置き換えられました。 新しいインストールシステムはモジュール単位に設計されており、 拡張性に配慮して開発されています。

インストールシステムの新しい機能としては、USB フラッシュデバイスからの起動をサポート、 ファーストステージでのパッケージインストールに aptitude を選択、XFS ファイルシステムと LVM (ボリューム管理ツール) のサポートなどが挙げられます。

Debian の新しいインストールシステムの全詳細については、 一枚目の CD もしくは にある Debian インストールガイドを読むようおすすめします。

Kernel images are available in various "flavours". These flavours each support a different set of hardware. The flavours available in &debian; &release; for &arch-title; are:

-->

様々な「フレーバー」を持ったカーネルイメージが使えます。 各フレーバーは、それぞれ異なったハードウェア構成をサポートします。 &arch-title; で使える &debian; &release; のフレーバーは以下の通りです。

vanilla

Debian の標準カーネルパッケージに入っているものです。 Linux でサポートされているほとんどすべてのドライバが、 モジュールとして組み込まれています。 これにはネットワークデバイス、SCSI デバイス、 サウンドカード、Video4Linux デバイスなどが含まれます。 `vanilla' フレーバーは、1 枚の boot ディスク、1 枚の root ディスク、 2 枚の driver ディスクからなります。

speakup

これは上の vanilla カーネルとほとんど同じですが、 点字ディスプレイをサポートしています。 サポートされているモデルの完全な一覧は、 brltty の文書から入手できます。このフレーバーは、 1 枚の boot ディスク、1 枚の root ディスク、1 枚の driver フロッピーディスクイメージからなります。

これらのフレーバーにおけるカーネルの設定ファイルは、 それぞれのディレクトリに `kernel-config' という名前で置いてあります。 ]]> An installer using a 2.6 based kernel is available for &arch-title;. For more details on how to use it please consult the installation guide.

-->

&arch-title; では、 2.6 系カーネルを使ったインストールも可能です。 詳細な利用方法は、インストールガイドを参照してください。

]]>
ディストリビューションの最新情報

古く、悪名高く、しかしまだ良く使われている dselect を置き換えるため、 多くの apt フロントエンドが woody のリリース準備期間に開発され続けています。 興味を持ったユーザは aptitudesynaptic といったパッケージを調べてみてください。

この &debian; のリリースには、大きな進歩を遂げた XFree86 4.3 release が含まれています。 より多くのハードウェアをサポートし、 自動検知サポートが改良され、Xinerama や 3D アクセラレーションといった先進的な技術により良く対応しています。

&debian; は、この新しいリリースにおいて GNOME 2.6 や KDE 3.2 を含み、 以前より一層デスクトップ指向になりました。また、OpenOffice.Org 1.1 により完全なオフィスツールを取り入れたのもはじめてのことです。 その他、生産性を向上させるツールとしては、Evolution グループウェアソフトウェアや GAIM インスタントメッセージングクライアントなどが、 このリリースに収録されています。

公式 &debian; ディストリビューションは、 現在は 13 枚のバイナリ CD と、 ほぼ同数のソース CD のかたちで提供されています。 今では DVD 版のディストリビューションも利用可能となっています。

新たにインストールする

Debian を新たにインストールしようとしている人は、 インストールマニュアルを読みましょう。 公式 CD の次の場所にあります。 /dists/&releasename;/main/disks-&architecture;/current/doc/install.txt (または .html)

あるいはインターネットからなら:

boot-floppies と呼ばれる &debian; の古いインストールシステムは、 debian-installer と呼ばれるコンポーネント化されたより強力な インストールシステムに置き換えられました。

以前のリリースからアップグレードする システムの変更の詳細 重要なプログラム作法の変更

Debian は、できるだけ開発元のパッケージを改変しないようにしています。 したがってオリジナルのパッケージでなされた変更は、 &debian; にも存在することになります。これは、&debian; のリリース間でプログラムの挙動が変わる可能性があるということです。

今のところ変更点はありません。

アップグレードの準備

システムをアップグレードする前に、完全なバックアップを取っておくよう 強くおすすめします。少なくとも、 失いたくないデータや設定情報だけでもバックアップしておきましょう。 アップグレードのツールや処理は極めて信頼性の高いものですが、 アップグレードの最中にハードウェア障害が起こると、 システムに大きなダメージを与えることがありえます。

特にバックアップしておくべきものとしては、 /etc/var/lib/dpkg の中身、 dpkg --get-selections \* の出力などが挙げられます。

アップグレードの前には、その予定を全てのユーザに知らせると良いでしょう。 しかしシステムに SSH などでアクセスしてきているユーザは、 アップグレードの最中にもそうとは気付かず、 作業を続行してしまうかもしれません。 万一の用心をしたければ、アップグレードの前に ユーザのパーティション (/home) をバックアップして、 アンマウントしてしまいましょう。通常は再起動は必要ないでしょう。

ディストリビューションのアップグレードは、 ローカルのテキストモードの仮想コンソール (あるいは直接接続されたシリアル端末) から行うか、 リモートなら

APT の pinning を無効化する

特定のパッケージを安定版 (stable) 以外のディストリビューション (例えばテスト版) からインストールするように APT の設定をしているなら、 新たな安定版リリースでのバージョンのパッケージにアップグレードできるよう、 (/etc/apt/preferences に保存されている) APT の pinning 設定を変更しなければならないかもしれません。APT の pinning についての詳しい情報は、 にあります。

パッケージの状態をチェックする

アップグレードにどんな方法を取るにせよ、 まず全てのパッケージの状態をチェックし、 アップグレード可能な状態になっているかどうか調べましょう。 以降のコマンドを用いると、不完全インストール (Half-Installed) 状態や 設定に失敗 (Failed-Config) 状態など、 エラー状態にあるパッケージが表示されます。 # dpkg --audit

システム内にあるすべてのパッケージの状態は、 # dpkg -l | pager

# dpkg --get-selections > ~/curr-pkgs.txt

のようなコマンドでも可能です。

パッケージの hold は、アップグレードの前に外しておく方が良いでしょう。 アップグレードに必要不可欠なパッケージが hold されていると、 アップグレードは失敗します。 hold されているパッケージは次のコマンドでわかります。 # dpkg --audit

パッケージをローカルで変更して再コンパイルしており、 パッケージ名を変更したり、パッケージのバージョンに epoch フィールドを追加したりしていない場合には、 それらのパッケージを hold しないとアップグレードされてしまいます。 パッケージの `hold' 状態は、 aptitude hold | unhold <package>

SSH ユーザ向けの注意

release 2.2 より前の 注意が必要なディレクトリ

アップグレードの前には、必ず /etc/rcS.d ディレクトリが存在しなければなりません。これがないと

/usr/share/doc ディレクトリ (が既に存在している場合) はシンボリックリンク (例えば /usr/doc への) であってはなりません。 こうなっているといくつかのパッケージで問題が起こります。 しかし /usr/doc/usr/share/doc へのシンボリックリンクになっているのは構いません。 このようなシンボリックリンクを使っていると、 /usr/doc ディレクトリが削除できない、 というメッセージを大量に見ることになります。 これらは問題なく、単に無視して全く問題ありません。

APT の取得先 (ソース) の準備

おすすめのアップグレード方法は、ここで述べるように

パッケージインストール作業は、すべてスーパーユーザ権限で行ってください。 root としてログインするか、

アップグレードを始める前に、/etc/apt/sources.list を編集して、 パッケージの取得先を決める必要があります。

APT の Internet ソースの追加

デフォルトの設定では、メインの Debian インターネットサーバを 使ってインストールするようになっています。ですがここでは、 /etc/apt/sources.list を編集して、 他のミラー (できればネットワーク的に最も近いミラー) を使うようにする方が良いでしょう。

Debian の HTTP / FTP ミラーのアドレスは、 を参照してください。 一般には HTTP ミラーの方が FTP ミラーよりも高速です。

例えば、一番近くにある Debian ミラーが &url-debian-mirror-eg;/ だったとしましょう。 このミラーをウェブブラウザや FTP プログラムで見てみると、 main などのディレクトリが以下のように構成されていることがわかります。 &url-debian-mirror-eg;/dists/stable/main/binary-&architecture;/... &url-debian-mirror-eg;/dists/stable/contrib/binary-&architecture;/...

このミラーを deb &url-debian-mirror-eg; &releasename; main contrib

`dists' は書かなくても暗黙のうちに追加されます。 そしてリリース名の後の引き数がそれぞれ用いられ、 複数のディレクトリの各々のパス名に展開されます。

これらの新たなソースを追加したら、それまでの

インストールに必要なパッケージのうち、 ネットワークから取得されたものは、 /var/cache/apt/archives ディレクトリ (およびダウンロード中のものは partial/ サブディレクトリ) に置かれます。したがって、インストールを行う前には、 充分な領域があるかどうか確認しなければなりません。 割に大きめのインストールを行う場合には、 ダウンロードデータとして少なくとも 300MB 程度を考慮しておきましょう。

APT のローカルミラーソースの追加

HTTP や FTP のパッケージミラーを使うのではなく、 ローカルディスク (多分 NFS マウントされたもの) にあるミラーを使うよう、 /etc/apt/sources.list を変更したいこともあるかもしれません。

例えばパッケージのミラーが /var/ftp/debian/ にあり、 main などのディレクトリが次のように配置されているとします。 /var/ftp/debian/dists/stable/main/binary-&architecture;/... /var/ftp/debian/dists/stable/contrib/binary-&architecture;/...

これを deb file:/var/ftp/debian &releasename; main contrib

`

これらの新たなソースを追加したら、それまでの APT の CD-ROM ソースの追加

上記のように、最新版の

CD /etc/apt/sources.list にあった "

CD-ROM ドライブをマウントポイント /cdrom にマウントすることを許可している行が /etc/fstab にあるかどうかを確認してください (/cdrom 以外にはできません)。 例えば /dev/hdc が CD-ROM ドライブなら、 /etc/fstab には次のような行が必要です。 /dev/hdc /cdrom auto defaults,noauto,ro 0 0

第 4 フィールドの defaults,noauto,ro の間には スペースがあってはいけません。

これが正しく機能しているか調べるには、 CD を挿入して以下を実行してみてください。 mount /cdrom (CD をマウントポイントにマウントします) ls -alF /cdrom (その CD のルートディレクトリを表示します) umount /cdrom (CD をアンマウントします)

問題がなければ apt-cdrom add

を、Debian Binary CD-ROM それぞれに対して実行してください。 各 CD に関するデータが APT のデータベースに追加されます。

パッケージのアップグレード

&debian; リリース間のアップグレード方法のおすすめは、 パッケージ管理ツール aptitude を用いる方法です。 このツールはパッケージに関する判断を apt-get よりも安全に行います。

まず、必要なパーティションが read-write モードで マウントされていることを忘れずに確認しましょう (特にルートと /usr の各パーティション)。 以下のようなコマンドラインが使えます。 mount -o remount,rw /mountpoint

次に、(/etc/apt/sources.list にある) APT のソースエントリが 'stable' ディストリビューションを参照するようにしてください。 決してコードネーム (例えば &oldreleasename;) で参照してはいけません。

ここで強くお勧めしたいのですが、 /usr/bin/script プログラムを使って、 このアップグレード作業の記録を取るようにしましょう。 こうすれば何らかの問題が生じたときに、 何が起こったかを記録しておくことができ、 バグ報告の必要が生じた場合に、その正確な情報を提供できます。 記録を開始するには次のように入力します。 script -a ~/upgrade-to-sarge.typescript

typescript ファイルは /tmp/var/tmp のような一時ディレクトリには置かないでください (これらのディレクトリのファイルは アップグレードや再起動の際に削除されることがありますから)。

次に、aptitude パッケージをインストールする必要があります。 以下のようにします。 apt-get install aptitude

上述のように APT の設定をしていると、このコマンドでは &releasename; バージョンの aptitude がインストールされます。

まず、aptitude は、 新しいリリースで新規またはアップグレードされたパッケージの一覧を取得する必要があります。 以下のように実行します。 aptitude update

aptitude が利用可能なパッケージの情報を取得すると、 システムを完全にアップグレードする準備はほぼ整ったと言えます。

aptitude -f --with-suggests --with-recommends dist-upgrade

これによってシステムの完全なアップグレードを行います。 すなわち全てのパッケージの最新版を入手し、 パッケージのリリースが変わったことによって生じる 依存関係の変更すべてを解決します。 必要に応じて、新しいパッケージ (通常は更新版のライブラリや、 名前の変わったパッケージ) をインストールしたり、 衝突している古いパッケージを削除したりもします。

CD-ROM のセットからアップグレードする場合には、 アップグレード作業の最中に CD を交換するよう、 数回指定されることになります。 同じ CD を複数回入れなければならないかもしれません。 これはパッケージ間の相互依存関係のせいで、 これらのパッケージは別々の CD に入っていることもあるからです。

現在インストールされているパッケージの更新版が、 他のパッケージのインストール状態を変更しなければならないような場合には、 そのパッケージは現在の状態のままにされます ("held back" と表示されます)。 現在のバージョンのままになります ("held back" と表示されます)。 この状態は、aptitude でこれらのパッケージをインストール対象として選択するか、aptitude -f install <package> を試すかのどちらかで解決できます。

アップグレード中・アップグレード後の注意点

場合によっては衝突や依存関係のループのために、 APT の APT::Force-LoopBreak オプションを有効にして、 必須パッケージを一時的に削除しなければならないかもしれません。 その場合 -o APT::Force-LoopBreak=1 を指定すれば、 この状態を回避できます。

システムの依存関係の構造が非常に混乱していて、 手動での介入が必要となることもあります。 通常これは dpkg --remove packagename

として、目ざわりなパッケージを消す作業になります。 または次の作業でも良いかもしれません。 aptitude --fix-broken install dpkg --configure --pending

極端な場合には、コマンドラインから dpkg --install /path/to/packagename.deb のように入力して、再インストールしなければならないかもしれません。

問題が修正できたら、先に示したように

アップグレードの最中に、 いくつかのパッケージの設定・再設定に関する質問が表示されます。 /etc/init.d/etc/terminfo ディレクトリに置かれるファイルと /etc/manpath.config に関しては、 パッケージメンテナのバージョンに置き換えるようにしてください。 システムの整合性を保つためには `yes' と答えることが必要になります。 古いバージョンも

どうすればよいか分からなくなったら、 そのパッケージやファイルの名前を書き留めておいて、 その問題解決は後回しにしましょう。 typescript ファイルを検索すれば、 アップグレードの最中に画面に表示された情報を見直すこともできます。

リブート前にすべきこと

aptitude dist-upgrade が終了したら、 「公式」にはアップグレードは終了したことになります。 しかし次にリブートする

X Window System 関連のパッケージの アップグレードに関する詳しい情報は、 /usr/share/doc/xfree86-common/README.Debian-upgrade を読んでください。これは以前の Debian リリース全てのユーザに 当てはまります。要するに、読め、ということです。

カーネルのアップグレード

Linux カーネルは、以上の手続きによっては更新 &debian; comes with a &kernelversion; kernel which is in the 2.4 series, the older stable Linux kernel series. You may wish to use a 2.6 series kernel for better hardware support or improved performance.

-->

&debian; には、&kernelversion; が含まれています。 これは 2.4 系の、やや古くて安定した Linux カーネルシリーズです。 2.6 系のカーネルはハードウェアのサポートも性能も改善されているので、 こちらを使いたい人もいるかもしれません。

]]>

カーネルをアップグレードするには、 まずはじめにお使いのサブアーキテクチャに最適なカーネルを選択する必要があります。 インストールできるカーネルの一覧は、以下のコマンドで得られます。 apt-cache search ^kernel-image

インストールするカーネルイメージが決まったら、

もうちょっと冒険したい人には、 自分のカスタムカーネルをコンパイルする方法も &debian; は提供しています。 kernel-package をインストールして、 /usr/share/doc/kernel-package の文書を読んでみてください。

&debian; に関する更なる情報 もっと読みたい

このリリースノートやインストールガイドを越えた、 &debian; に関するより進んだ文書は、 Debian Documentation Project (DDP) から公開されています。 DDP は Debian のユーザや開発者向けに、 品質の高い文書を作成することを目的としています。 Debian ガイド、Debian メンテナ入門、 Debian FAQ などなど、たくさんの文書があります。 リソースの詳細すべては DDP のウェブサイト から得られます。

それぞれのパッケージの文書は /usr/share/doc/package にインストールされています。 ここには、 著作権情報、Debian 固有の詳細、開発元の文書すべて、 などが置かれています。

助けを求めるには

Debian ユーザ向けのヘルプ・アドバイス・サポートなどは、 いろいろな場所から得られます。しかしこれらを頼りにするのは、 その問題について徹底的に文書を調査してからにしましょう。 このセクションでは新しく Debian ユーザになった人向けに、 これらを簡単に紹介します。

メーリングリスト

Debian ユーザが最も興味を引かれるであろうメーリングリストは debian-user (英語) リストおよび debian-user- を見てください。 利用にあたっては、 あなたの疑問に対する答えが以前の投稿で既に答えられていないかどうか、 アーカイブをチェックしてください。 また標準的なメーリングリストのエチケットに従うようにしてください。

インターネットリレーチャット (IRC)

Debian はサポート用の IRC チャンネルを Debian ユーザの協力によって運営しています。 このチャンネルは Open Projects IRC ネットワークにあります。 このネットワークは、 オープンソースコミュニティで資源共有や協力をすすめるため、 情報交換に使われているものです。 このチャンネルにアクセスするには、 お好みの IRC クライアントを &opn-irc-server; に接続し、 #debian に join してください。

チャンネルのガイドラインに従い、 他のユーザを大切にしてください。 Open Projects に関する詳細は を訪ねてみてください。

バグを報告する

私たちは Debian GNU/Linux を高品質な OS にするよう努めていますが、だからといって 私たちの提供するパッケージにバグが絶無というわけにはいきません。 ユーザに対するサービスとして、 私たちは報告されたバグに関する全ての情報を にある バグ追跡システム (Bug Tracking System: BTS) で提供しています。 これは Debian のオープンな開発体勢と深く関っているのです。

もしディストリビューションや、 その一部であるパッケージされたソフトウェアにバグを見つけたら、 次のリリースで修正できるよう、その問題点の報告をお願いします。 バグを報告するには正しい電子メールアドレスが必要です。 これをお願いしているのは、バグを追跡したり、 開発者がより詳しい情報を必要とした場合に、 報告者に連絡できるようにするためです。

バグ報告には reportbug というプログラムを使うこともできますし、 マニュアルで電子メールを使っても構いません。 バグ追跡システムに関する詳細やその使い方については、 リファレンスカード (正しくインストールされたシステムなら 必ず /usr/share/doc/debian にあります) をお読みいただくか、 または のウェブサイトからオンラインで入手することもできます。

Debian に貢献する

Debian への貢献は専門家でなくてもできます。 問題を抱えたユーザを、いろいろな の場所で助けてあげることも、立派なコミュニティへの貢献です。 に参加して、 ディストリビューション開発に関する問題を見つけたり解決したりする (もちろん後者のほうが大切) ことも、 もちろん非常に助けになります。 Debian を高品質なディストリビューションに保つため、 その原因の特定や解決に際して開発者を助けてください。 執筆が得意なら、 作成や 既存文書のご自分の言語への に積極的に参加し、そこで貢献するのも良いでしょう。

もっと時間が自由になるなら、Debian に属するフリーソフトウェア集の一部を管理してみるのはどうでしょうか。 みんなが Debian に入れてほしいと思っているソフトウェアを 引き受けて管理するのは、特に価値の高い貢献です。 これに関する詳細は、 をご覧になってください。 Debian にはいくつかサブプロジェクトが存在しており、 特定のアーキテクチャへの移植、 などが進められています。これらのうち、 あなたが興味を持っているグループに参加するのも良いでしょう。

いずれにしても、 あなたが何らかの形でフリーソフトウェアコミュニティに関っているのなら、 それがユーザとしてであれ、プログラマ、ライター、 翻訳者のいずれとしてであれ、 既にあなたはフリーソフトウェア運動を助けてくださっているのです。 貢献することは報いのあることですし、楽しいことです。 新しい人々に出会う機会も増えます。 きっと暖かな、楽しい気持ちになれるはずです。