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[debian-users:26386] 御意見募集 : JP BTS について



Debian JP の佐野です。

先日から jp-policy ML で Debian JP Project の BTS について、
運営方針を変更すべきかどうかという議論が行なわれています。

 (<http://lists.debian.or.jp/jp-policy/200101/> 参照)

趣旨としては

  | > >> ここ最近の活動により JP からの official member も増えてきましたし、
  | > >> それにともない JP package から official debian package になってものも
  | > >> 増えてきました。(つまり JP に残っている package は減ってきています)
  | > >> また元からofficial debian packageだったものでも、そのまま日本語も
  | > >> 使えるものも増えてきました。
  | > 
  | >  要約すると 2 点っすね。
  | > 
  | >  a-1) 本来の 「JP Package への BTS」というものは、JP パッケージが
  | >    減っているので、その絶対数も減っている。
  | >  a-2) 逆に「日本語を利用するユーザにとって有用な official パッケージ」
  | >    が増えている。
  | > 
  | > で、この a-2) から導き出せるものとして、
  | > 
  | >  a-2') official パッケージに対して 日本語でバグレポート出せる状況がある
  | >     と、うれしいという人の絶対数が増えている(だろう)。
  | > 
  | > ということで、いいっすかね。
  | 
  | そうです。さらにはもっとreportをあつめて Debian そして free softwareの
  | quality をよくしていければいいな という感じですね。

および

  | > > # もちろん、英語のcommunicationができるユーザは 直接やりとりするのを
  | > > # 推奨すべきですが (日本にもユーザはたくさんいるんだぞ というのを示すためにも)
  | > 
  | > この「もちろん」以下が基本で、それを増やすための布石として
  | > まずは BTS 自体に馴染んでもらおうという戦略であるなら、
  | > 試しに try してみてもいいのかな、という気はします。
  | 
  | BTS自体に馴染んでもらおうという戦略というより bug report の
  | handling をうまく scaling できないかなぁ という試みの方が
  | 私の気持ちのなかでは大きいかも。

  | > >  この概念を拡張して、他の地域たとえば 中国とか韓国とか ある地域ごとに
  | > > 同様の仕組みを構築して機能させることができれば、そのパッケージの
  | > > official mainatiner とそれをサポートする regional maintainer (って呼び
  | > > 方でいいかな?)的階層構造ができて bug report と その fix に対する負荷分
  | > > 散がはかれる可能性があるということになるわけですね。

  | > > >> 「負荷分散」できるほとのパワーがあればいいけれど、レポートだけ集めて
  | > > >> 対応が追いつかずに死蔵してたりするとかえってマイナスになったりしない
  | > > >> かな、とか。
  | > > 
  | > >   まあそれでも、情報が集まれば問題の存在を共有できるので、マイナスまで
  | > > はいかないのではないかと思います。
  | > 
  | > 完全にすべてのbugを fix できないまでも、パッケージ単位の FAQ をまとめていく
  | > くらいはできるような気もしますね。
  | 
  | これを読んで、ML での話題だけだと時間の経過によって埋もれてしまう (いつ頃の
  | 話題だったかすぐに忘れてしまったり) ということもあるので、もし万一 BTS に
  | 集めるだけになってしまったとしても「検索を簡単にする」という意味だけはあるかも
  | しれない、と思い始めました。

というあたりだと考えています。

で、実際にやるかどうかはまだ (すくなくとも、正式には) 決定してない
と思うのですが、利用者としての需要がどれくらいあるのか、とか
こういった作業 (*) に協力してもいいかな、という人はいるのかな、とか
そのあたりをちょっと聞いてみたいなと思ってこっちの users ML にも
流してみます。

# 年明けから users ML にはメールがあまり流れてないみたいだし、
# まあそんなに邪魔にはならないかな、と。

 (*) 具体的な作業としては

  |    JP maintainer は package を build/upload はしない(*1)かわりに
  |    package の maintainance における日本語でのユーザ対応の部分を
  |    担当することになります。つまり
  | 
  | 	- bug report を調べる
  | 	  (必要なら submitter に聞いたり *@debian.or.jp MLで聞いたり)
  |         - わざわざ maintainer/upstream になげるような問題でないのなら
  |           JP内で解決する
  |         - package をなおさないといけないのは BTS へ submit
  | 	- official maintainer/upstream と どのように解決するかを相談したり
  |         - official maintainer/upstream に patch を送ったり
  | 	  
  |         (*1)場合によっては NMU もありえますね。
  | 
  |    あたりを user に対しては maintainer の気持ちで、maintainer に対しては
  |    user の気持ちで 対応するという感じでしょうか。
  | 
  |     ユーザ <-- 日本語 --> JP maintainer <-- 英語 --> maintainer/upstream
  |                BTS/JP                       BTSなど

といった感じで、まずは報告されたバグレポートについて報告して
くれた人に現象を詳しく聞いたり、実際にパッケージを使ってみて
確認するといった「バグの同定作業」や、特に同じ内容の報告が
たくさん届いたりした時にひとつにまとめる (マージ) する作業などが
必要になると思います。

ということで、御意見などあればお願いします。では。

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     # (わたしのおうちは浜松市、「夜のお菓子」で有名さ。)
    <kgh12351@xxxxxxxxxxx> : Taketoshi Sano (佐野 武俊)