ファイルのインデクス付けと検索のためのプログラム slocate に、悪意を持って作成されたデータベースにより、 ヒープ内のバッファをオーバフローさせることができる欠陥が発見されました。 この欠陥を使って、ローカルユーザが slocate グループの権限を得ることができ、 これにより、システムの全ファイル名の一覧 (特権ユーザのみが見ることができるものを含む) を格納したデータベースへのアクセスが可能です。
この問題と、同様の一連の問題は、 ユーザが指定したデータベースを読む前に特権を落とすようにすることで対処されています。
安定版 (stable) ディストリビューション (woody) では、この問題はバージョン 2.6-1.3.2 で修正されています。
不安定版 (unstable) ディストリビューション (sid) では、この問題は近いうちに修正予定です。Debian BUG #226103 を参照ください。
すぐに slocate パッケージをアップグレードすることを勧めます。