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News/2007/20071228.wml



 やまねです。
 News/2007/20071228.wml の訳です。査読とコミットをお願いします。

#use wml::debian::translation-check translation="1.6"
<define-tag pagetitle>Debian GNU/Linux 3.1 のアップデート</define-tag>
<define-tag release_date>2007-12-28</define-tag>
#use wml::debian::news

<define-tag revision>3.1r7</define-tag>

<define-tag dsa>
    <tr><td align="center"><a href="$(HOME)/security/%0/dsa-%1">DSA-%1</a></td>
        <td align="center"><:
    my @p = ();
    for my $p (split (/,\s*/, "%2")) {
	push (@p, sprintf ('<a href="http://packages.debian.org/src:%s";>%s</a>', $p, $p));
    }
    print join (", ", @p);
:></td><td align="left">%3</td></tr>
</define-tag>

<define-tag correction>
    <tr><td><a href="http://packages.debian.org/src:%0";>%0</a></td>              <td>%1</td></tr>
</define-tag>

<p>
Debian Project は、旧安定版ディストリビューション Debian GNU/Linux 3.1
(コードネーム 「sarge」) の七回目の更新アナウンスができることを嬉しく思います。
今回は、安定版ディストリビューションの有効期間中での初めての旧安定版の更新となります。
今回の更新では、主に安定版リリースへのセキュリティ問題の修正の追加と、
重大な問題に対する若干の調整への対応を追加しています。</p>

<p>
今回の更新は Debian GNU/Linux 3.1 の新たなバージョンとなるものではなく、
構成しているパッケージのいくつかに対しての更新であることに注意してください。
3.1 の CD や DVD を捨てる必要はありませんが、インストール後に古くなったパッケージを最新の
Debian ミラー経由で更新をしなくてはなりません。</p>


<p>
頻繁に security.debian.org から更新をインストールしている人は大量のパッケージ更新をする必要はありません。
security.debian.org での更新のほとんどが今回のアップデートに含まれています。</p>

<p>
新規の CD/DVD イメージは更新されたパッケージを含んでおり、
パッケージアーカイブが含まれた通常の各種インストールメディアは、いつもの場所で間もなく入手可能になります。</p>

<p>オンラインからの今回のリビジョンへのアップグレードは、通常
<q>aptitude</q> (または <q>apt</q>) パッケージツールで Debian の FTP/HTTP
ミラーの多くのうちの一つを指定することで実施されます
(sources.list(5) マニュアルページを参照してください)。
ミラーの完全なリストは以下から入手出来ます:</p>


<div class="center">
  <a href="$(HOME)/mirror/list">http://www.debian.org/mirror/list</a>
</div>

<h2>Debian-Installer の更新</h2>

<p>
今回のリリースでは、sarge 用インストールシステムがネットワークミラーから
<q>旧安定版 (oldstable)</q> のインストールを完全にできるようになっています。
これは base-config を含めたものです。</p>

<p>
インストーラーはこのリビジョンで更新されたカーネルを利用・サポートしています。
これによって古い netboot イメージとフロッピーイメージは動かなくなりますが、
更新されたバージョンがいつもの場所で入手可能です。</p>

<p>
他の変更点として、保存されたログファイルから重要なデータの漏洩がする問題がついに修正されたほか、
partman-jfs コンポーネントに若干の修正が加えられています。</p>

<h2>様々なバグ修正</h2>

<p>
今回の安定版の更新では、全アーキテクチャに渡ってパッケージのバージョンが一致していなかったパッケージについて、
複数のアーキテクチャのバイナリ更新を追加しています。
また、以下のパッケージについて重要な修正を2、3追加しています:</p>

<table border=0>
<tr><th>パッケージ名</th>               <th>理由</th></tr>

<correction adesklets                   "アーキテクチャ群を同期">
<correction agenda.app                  "アーキテクチャ群を同期">
<correction antlr                       "アーキテクチャ群を同期">
<correction apache2                     "複数の細かな脆弱性を修正">
<correction asterisk-spandsp-plugins    "アーキテクチャ群を同期">
<correction atomix                      "アーキテクチャ群を同期">
<correction bazaar                      "アーキテクチャ群を同期">
<correction camediaplay                 "アーキテクチャ群を同期">
<correction commons-daemon              "アーキテクチャ群を同期">
<correction debtags-edit                "アーキテクチャ群を同期">
<correction fai-kernels                 "最新のカーネル更新に対して再ビルド">
<correction fet                         "アーキテクチャ群を同期">
<correction freepops                    "アーキテクチャ群を同期">
<correction gaim-encryption             "アーキテクチャ群を同期">
<correction gff2aplot                   "アーキテクチャ群を同期">
<correction gnuradio-core               "アーキテクチャ群を同期">
<correction gr-audio-oss                "アーキテクチャ群を同期">
<correction iroffer                     "アーキテクチャ群を同期">
<correction joystick                    "アーキテクチャ群を同期">
<correction k3d                         "アーキテクチャ群を同期">
<correction kdissert                    "アーキテクチャ群を同期">
<correction kernel-latest-2.6-alpha     "新しいカーネル ABI 対応メタパッケージ">
<correction kernel-latest-2.6-amd64     "新しいカーネル ABI 対応メタパッケージ">
<correction kernel-latest-2.6-hppa      "新しいカーネル ABI 対応メタパッケージ">
<correction kernel-latest-2.6-i386      "新しいカーネル ABI 対応メタパッケージ">
<correction kernel-latest-2.6-powerpc   "新しいカーネル ABI 対応メタパッケージ">
<correction kernel-latest-2.6-sparc     "新しいカーネル ABI 対応メタパッケージ">
<correction kernel-source-2.6.8         "複数の修正とドライバの更新">
<correction kexi                        "アーキテクチャ群を同期">
<correction kimdaba                     "アーキテクチャ群を同期">
<correction leafpad                     "アーキテクチャ群を同期">
<correction libdbd-sqlite2-perl         "アーキテクチャ群を同期">
<correction libgconf-java               "アーキテクチャ群を同期">
<correction libglade-java               "アーキテクチャ群を同期">
<correction libgnome-java               "アーキテクチャ群を同期">
<correction ocaml-http                  "アーキテクチャ群を同期">
<correction octaviz                     "アーキテクチャ群を同期">
<correction osspsa                      "アーキテクチャ群を同期">
<correction paje.app                    "アーキテクチャ群を同期">
<correction pasmo                       "アーキテクチャ群を同期">
<correction plptools                    "アーキテクチャ群を同期">
<correction pwlib                       "リモートからのサービス拒否攻撃を修正">
<correction python-biopython            "アーキテクチャ群を同期">
<correction realtimebattle              "アーキテクチャ群を同期">
<correction scalapack                   "アーキテクチャ群を同期">
<correction skippy                      "アーキテクチャ群を同期">
<correction swt-gtk                     "アーキテクチャ群を同期">
<correction vgrabbj                     "アーキテクチャ群を同期">
<correction visitors                    "アーキテクチャ群を同期">
<correction wesnoth                     "サービス拒否攻撃を修正">
<correction ximian-connector            "アーキテクチャ群を同期">
<correction xwine                       "アーキテクチャ群を同期">

</table>


<h2>セキュリティ更新</h2>

<p>
このリビジョンでは、以下のセキュリティ更新が旧安定版リリースに対して追加されています。
セキュリティチームは、これらの各更新について既に勧告をリリースしています:</p>

<table border=0>
<tr><th>勧告 ID</th>  <th>パッケージ</th>    <th>修正内容</th></tr>

<dsa 2007 1267    webcalendar              "リモートのファイルを内包してしまう">
<dsa 2007 1282    php4                     "複数の脆弱性">
<dsa 2007 1284    qemu                     "複数の脆弱性">
<dsa 2007 1287    ldap-account-manager     "複数の脆弱性">
<dsa 2007 1290    squirrelmail             "クロスサイトスクリプティング (XSS)">
<dsa 2007 1291    samba                    "複数の脆弱性">
<dsa 2007 1293    quagga                   "サービス拒否">
<dsa 2007 1294    rdesktop                 "複数の脆弱性">
<dsa 2007 1294    xfree86                  "複数の脆弱性">
<dsa 2007 1307    openoffice.org           "任意のコードを実行">
<dsa 2007 1310    libexif                  "任意のコードを実行">
<dsa 2007 1311    postgresql               "特権上昇">
<dsa 2007 1312    libapache-mod-jk         "情報漏洩">
<dsa 2007 1323    krb5                     "複数の脆弱性">
<dsa 2007 1325    evolution                "複数の脆弱性">
<dsa 2007 1326    fireflier                "安全ではない一時ファイル">
<dsa 2007 1329    gfax                     "特権上昇">
<dsa 2007 1331    php4                     "任意のコードを実行">
<dsa 2007 1332    vlc                      "任意のコードを実行">
<dsa 2007 1334    freetype                 "任意のコードを実行">
<dsa 2007 1335    gimp                     "任意のコードを実行">
<dsa 2007 1336    mozilla-firefox          "複数の脆弱性">
<dsa 2007 1341    bind9                    "DNS キャッシュ汚染">
<dsa 2007 1343    file                     "任意のコードを実行">
<dsa 2007 1347    xpdf                     "任意のコードを実行">
<dsa 2007 1349    libextractor             "任意のコードを実行">
<dsa 2007 1350    tetex-bin                "任意のコードを実行">
<dsa 2007 1351    bochs                    "特権上昇">
<dsa 2007 1352    pdfkit.framework         "任意のコードを実行">
<dsa 2007 1353    tcpdump                  "任意のコードを実行">
<dsa 2007 1354    gpdf                     "任意のコードを実行">
<dsa 2007 1358    asterisk                 "複数の脆弱性">
<dsa 2007 1364    vim                      "複数の脆弱性">
<dsa 2007 1421    wesnoth                  "任意のファイルを閲覧">
<dsa 2007 1426    qt-x11-free              "複数の脆弱性">
<dsa 2007 1427    samba                    "任意のコードを実行">
<dsa 2007 1433    centericq                "任意のコードを実行">
<dsa 2007 1435    clamav                   "複数の脆弱性">


</table>

<p>
更新を受け入れられたパッケージと受け入れを拒否されたパッケージについて、
根拠も含めた完全なリストがこのリビジョンについての準備のページ上にあります:</p>

<div class="center">
  <url "http://release.debian.org/stable/3.1/<revision>/">
</div>


<h2>URL</h2>

<p>今回のリリースにて変更が加わったパッケージの完全なリストは以下です:</p>

<div class="center">
  <url "http://ftp.debian.org/debian/dists/sarge/ChangeLog";>
</div>

<p>現在の旧安定版ディストリビューション:</p>

<div class="center">
  <url "http://ftp.debian.org/debian/dists/oldstable/";>
</div>

<p>旧安定版ディストリビューションへの更新提案中のパッケージ (proposed updates):</p>

<div class="center">
  <url "http://ftp.debian.org/debian/dists/oldstable-proposed-updates/";>
</div>

<p>Sarge ディストリビューションの情報 (リリースノート、正誤表など):</p>

<div class="center">
  <a
  href="$(HOME)/releases/sarge/">http://www.debian.org/releases/sarge/</a>
</div>

<p>セキュリティ関連のアナウンスと情報について:</p>

<div class="center">
  <a href="$(HOME)/security/">http://security.debian.org/</a>
</div>

<h2>Debian について</h2>

<p>
Debian Project は、完全にフリーなオペレーティングシステム Debian GNU/Linux 
をボランティアで時間と労力を割いて開発しているフリーソフトウェア開発者の団体です。</p>

<h2>連絡先について</h2>

<p>
より詳細な情報については、Debian のウェブページ <a 
href="$(HOME)/">http://www.debian.org/</a> を訪れるか、&lt;press@debian.org&gt; 
宛にメールする、もしくは &lt;debian-release@lists.debian.org&gt; 
から安定版リリースチームに問い合わせを行ってください。</p>