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[debian-devel:03733] Re: xpbiff cannot start



むつみです。

 ISHIKAWA Mutsumi <ishikawa@xxxxxxxxxxx> さんは
   Subject: [debian-devel:03731] Re: xpbiff cannot start
   Message-ID: <19980603185957K.ishikawa@xxxxxxxxxxx>
 において言いました

>> むつみです。

>> >> >> 鴨志田です.
>> 
>> >> >> うちのhammにはX_LOCALEがついているんです(*_*). Xのバージョンは
>> >> >> 3.3.2.1-1です.
>> >> 
>> >>  今調べました。確かにそうなってますねぇ ???
>> 
>> >>  とりあえず、今、xfree86_3.3.2.1-1 をソースからコンパイルしてみて、調
>> >> べてみます(あと、Bug report も)。

 どうも、バグのようです。少なくとも、意図的に行ったわけではないはず。

(原因)

 debian/rules に

L6FLAGS=-DLinuxCLibMajorVersion=6 -DLinuxClibMinorVersion=0 
          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~(1)

という行があり、これが BOOTSTRAPFLAGS として定義されて make World が行
われています。ところが、この定義を利用して、imake が動くと、

# libc: (LinuxClibMajorVersion.0.6)
         ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(本当は 6.0.6 になってなきゃ変)。

のように展開されちゃってます。で、linux.cf を見てもらえればわかります
が、MajorVersion を見て glibc2 か libc5 環境かを別けています。ここがう
まく行かなくて、libc5 環境の定義がなされてコンパイルが行われたというこ
とのようです。

 つまり、X_LOCALE 以外の部分の定義も libc5 な環境向けにセットされてま
すんで、ほかの X 関係のクライアントの動作にも不都合が起きる可能性アリ
です。

#define LinuxSourceDefines      -D_POSIX_C_SOURCE=199309L \
                                -D_POSIX_SOURCE -D_XOPEN_SOURCE=500L \
                                -D_BSD_SOURCE -D_SVID_SOURCE

が欲しいのに、

#define LinuxSourceDefines      -D_POSIX_SOURCE \
                                -D_BSD_SOURCE -D_SVID_SOURCE -DX_LOCALE

な定義でコンパイルされてます。

 では、同じソースをベースにしているはずの xfree86-freetype ではなんで
正常にコンパイルされているかというと、上記波線 (1) の部分

L6FLAGS=-DLinuxClibMajorVersion=6 -DLinuxClibMinorVersion=0
                ~~~
に直してました。そういえば、うまくコンパイルできなくて直した記憶があり
ます ^^;;;

 ということで、これを本家に Bug report しなきゃいかんのかな…

#問題は、↑この「ナンチゃってじゃぱにーず」をどう英語で伝えるか ^^;;

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 From Nagoya
   ishikawa@xxxxxxxxxxx, ishikawa@debian.or.jp
       **  石川 睦@Japan Linux Users Group ** 
                      (Nagoya Linux Users Group)
  私家版 f.o.l FAQ (Last Update : 1997/12/24)   (どこかに移動予定)
    http://aurum.cs.inf.shizuoka.ac.jp/~ishikawa/linux/faq/faq-list.html