[debian-devel:09891] Re: Standards-Version (Re: Re: eblook)

[Koichi Honda <honda@xxxxxxxxx>]

From: Keita Maehara <maehara@debian.or.jp>
Subject: [debian-devel:09890] Standards-Version (Re:  Re: eblook)
Date: Mon, 19 Jul 1999 10:58:41 +0900
Message-ID: <199907190158.KAA07117@xxxxxxxxxxxxxx>

maehara> From: Atsuhito Kohda <kohda@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>
maehara> Subject: [debian-devel:09886] Re: eblook
maehara> Date: Mon, 19 Jul 1999 08:19:28 +0900
maehara> 
maehara> > > W: eblook source: ancient-standards-version 2.4.0.0
maehara> > 
maehara> > > というメッセージが出ました。
maehara> > > 
maehara> > > 最初の警告は dh_make で debianl/ ディレクトリを作り直して
maehara> > > 内容をコピーしておけばとりあえずは良いかと考えているのですが、
maehara> > 
maehara> > これ新しい環境を使っていれば Standards-Version: 2.5.0
maehara> > とかエディタで書き換えるのではダメでしょうか？
maehara> 
maehara> ただ単に書き換えるのはよくありません。
maehara> 
maehara> 書き換えるのは /usr/doc/debian-policy/upgrading-checklist.text.gz を読ん
maehara> で、パッケージが、その Standards-Version 以降に行なわれた変更に追従して
maehara> いるかどうかをチェックしてからです。
maehara> 
maehara> > Standards-Version: の値はそもそも何から決まるのでしょう？
maehara> 
maehara> debian-policy のバージョンと、それに追従しているかどうかという、メンテナ
maehara> の判断です。
maehara> 
maehara> > # dh_make かなんかにこれを現在の環境の値に書き換える
maehara> > # オプションでもあるべきだと思いますが。
maehara> 
maehara> さすがに Standards-Version の値を完全に自動判断するのはつらいでしょう。
maehara> たとえば、Keyboard configuration 関連とか。
maehara> 
maehara> # ただ、私の知る限りでは Standards-Version が有効に活用されている場面は
maehara> # ないようです。
maehara> 
maehara> -- 
maehara> Keita Maehara <maehara@debian.or.jp>
maehara> 

本田です。

先日、prom-mewのNew upstream versionに対応してDebianizeしたところ
lintianで古いよ、なんていうワーニング（メッセージ忘れました）が出ていたので
ｄｈ＿ｍａｋｅも進化したかなということで、dh_makeにdebian/を作らせてみたところ
emacssenなどが簡単に生成できるように以下のスケルトン(emacsen-install.ex,
emacsen-remove.ex,emacsen-startup.ex)が追加になっていました。
このようにメンテナに注意を促す意味で有効ではないでしょうか？

また、よく変更されるものとしてdebian/rulesのなかみの項目が変わっていきます。
ついでだから、新しい形のemacsenで作ったりして、うーん完全に新しい対応だな
とおもって以前のディレクトリからcopyrightとcontrolとchangelogなどをコピーしたところ
エラーが発生してしまいました。

それで、なんでかなぁと思ってみるとdebian/controlのバージョン番号を見ているのですね。

もちろん新しい形でパッケージングをやりなしているので最新のStandards-Version: 2.5.1
に修正しました。

しっかし、dh_makeもどんどん進化していきます。
(Debianizeの敷居が低くなっていくのはいいことですね。)


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      pub  1024/A56F4029 1999/02/16 Koichi Honda <honda@xxxxxxxxx>