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[debian-devel:10530] user-ja 0.15
- From: Taketoshi Sano <xlj06203@xxxxxxxxxxx>
- Subject: [debian-devel:10530] user-ja 0.15
- Date: Tue, 5 Oct 1999 00:18:51 +0900
- X-dispatcher: imput version 990905(IM130)
- X-fingerprint: DA 00 13 8C 49 BB 60 BE A4 54 3D AF 2E CE 28 DD
- X-ml-info: If you have a question, send a mail with the body "# help" (without quotes) to the address debian-devel-ctl@debian.or.jp; help=<mailto:debian-devel-ctl@debian.or.jp?body=help>
- X-ml-name: debian-devel
- X-mlserver: fml [fml 2.2]; post only (only members can post)
- Message-id: <y5a4sg7zhpb.fsf_-_@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>
- X-mail-count: 10530
- User-agent: T-gnus/6.13.1 (based on Pterodactyl Gnus v0.96) (revision 04) SEMI/1.13.6 (Komatsu) FLIM/1.13.2 (Kasanui) Emacs/20.3 (i386-debian-linux-gnu) MULE/4.0 (HANANOEN)
佐野@浜松です。
お待たせしました。今夜 user-ja_0.14.ja2 -> user-ja_0.15 として
Debian に upload する予定です。
0.14.ja2 -> 0.15 では実質的な変更はありません。
debian/changelog にちょこっと追加しただけです。
diff -ruN chk/user-ja-0.14.ja2/debian/changelog new/user-ja-0.15/debian/changelog
--- chk/user-ja-0.14.ja2/debian/changelog Sat Oct 2 23:04:50 1999
+++ new/user-ja-0.15/debian/changelog Mon Oct 4 15:04:10 1999
@@ -1,3 +1,9 @@
+user-ja (0.15) unstable; urgency=low
+
+ * remake to upload into Debian.
+
+ -- Taketoshi Sano <sano@debian.org> Mon, 4 Oct 1999 15:03:32 +0900
+
user-ja (0.14.ja2) unstable; urgency=low
* 'krxvt*inputMethod: kinput2' is added to ja_JP.dot.Xresources.
control ファイルの Depends 行はちょっと試してみましたが、
lintian warning で推奨された "the dependency that Lintian suggests for
this package to make sure that the modules it needs are available" の
とおりに書いてみてもやっぱり warning が消えなかったので、元に戻しました。
perl-5.005-thread は Depends: perl-5.005 だし、 Getopd:Std.pm は
perl-5.005 or perl-5.004 だし、ということで perl5 だけあればいいはず、
という判断です。 perl5 への移行もほとんど落ち着いたようなんで、
perl (> 5.004) のほうは次のバージョンで消してもいいかな、と考えています。
それから、ちょっと時間が経ってしまいましたが、久保田さんから devel@JP に
振ったほうがいいのでは、という提案があったので、先月くらいに久保田さんと
user-ja_0.13.ja1 -> user-ja_0.14 の変更について私信でやり取りしていた
内容を以下に編集して流します。
| From: Taketoshi Sano <xlj06203@xxxxxxxxxxx>
| Date: Tue, 14 Sep 1999 15:46:36 +0900
| Message-Id: <19990914154636S.xlj06203@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>
| 佐野@浜松です。
|
| user-ja を 0.14 に更新するための作業をしてみました。以下が主な変更です。
|
| a) FHS compliant (/usr/man -> /usr/share/man, /usr/doc -> /usr/share/doc)
|
| b) priority change (optional -> extra)
|
| c) postinst modified
|
| d) description change
|
| ---
|
| a) は CTTE の決定が出されたことに対応しています。
|
| b) は debian-policy "2.2. Priorities" より
|
| `optional'
| (In a sense everything is optional that isn't required, but
| that's not what is meant here.) This is all the software that you
| might reasonably want to install if you didn't know what it was
| or don't have specialized requirements. This is a much larger
| system and includes the X Window System, a full TeX distribution,
| and many applications.
|
| `extra'
| This contains packages that conflict with others with higher
| priorities, or are only likely to be useful if you already know
| what they are or have specialized requirements.
|
| Packages may not depend on packages with lower priority values. If
| this does happen, one of the priority values will have to be adapted.
|
| user-ja は日本語ユーザーのためのものであり、かつ user-ja-conf を実行しないと
| 効果が無いので "useful if you already know what they are" に該当すると考えました。
| また Recommends している locale-ja が extra であるのも理由のひとつです。
|
| c) は新しい debhelper の雛型をもとにした形に変更しました。
|
| d) は見てもらえばわかると思います。ちょっといじってみました。
|
| 以下に 0.13.ja1 と 0.14 の diff を添付します。よろしく。
(以下略)
| From: Tomohiro KUBOTA <kubota@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>
| Date: Tue, 14 Sep 1999 21:54:42 +0900
| Message-Id: <19990914215442U.kubota@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>
| 久保田です。作業、おつかれさまです。
|
| ドキュメント書きも始めたし、はやく Debian Project 正式メンバーに
| なりたいと思っています。(そうすれば、ドキュメントは cvs を使って、
| 私以外の人でも更新できるようになる、と思っています。まずは
| cvs の勉強もしないといけないんですが)。
|
| > user-ja を 0.14 に更新するための作業をしてみました。以下が主な変更です。
|
| > b) priority change (optional -> extra)
|
| わかりました。でも、user-{es,de} は optional ですね。
| あれも extra にするべきでしょうか...
| じつは、user-* の統合ってできないかな、と思ったことがあるんですが
| (コマンドラインとかメニューとかで言語を選択するようにする)、
| 初心者用のパッケージでそんなことしたら、ややこしくなる
| だけですし、それに、user-{es,de} と user-ja ではかなり
| アプローチがちがいますしね。user-ko とかができたら考えてみようかな。
|
| > c) postinst modified
|
| そんなことになっていたのですか。知りませんでした。
| なんだか、/etc/init.d/* みたいですね。
|
| > d) description change
|
| 了解です。
| From: Taketoshi Sano <xlj06203@xxxxxxxxxxx>
| Date: Wed, 15 Sep 1999 14:10:49 +0900
| Message-Id: <19990915141049Y.xlj06203@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>
| 佐野@浜松です。
|
| In <19990914215442U.kubota@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>,
| at Tue, 14 Sep 1999 21:54:42 +0900,
| on Re: user-ja 0.14,
| Tomohiro KUBOTA <kubota@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx> さん writes:
|
| > 久保田です。作業、おつかれさまです。
|
| なんか users@JP にまた新たな要望が出てましたね、、、対応のほう、
| よろしくお願いします。
|
| > ドキュメント書きも始めたし、はやく Debian Project 正式メンバーに
| > なりたいと思っています。(そうすれば、ドキュメントは cvs を使って、
| > 私以外の人でも更新できるようになる、と思っています。まずは
| > cvs の勉強もしないといけないんですが)。
|
| とりあえず CVS は official member でなくても使えるので、
| まずは debian-doc@lists.debian.org に参加して Adam Di Carlo に
| 「cvs のアカウントくれ」と言ってみてください。
|
| # 鍋谷さんの「man の翻訳を CVS で管理したい」という要望に Adam が
| # 答えてました。
|
| とりあえず登録されるのを待っているだけでは話が進まないので、
| まずは作業の実績を残して、「この人は是非メンバーに欲しい」と
| 思わせることが重要かと。遠藤さんもまだ登録されてませんが
| debian-boot ML に流れるメールを見ていると、ガシガシ CVS で
| 文書の翻訳を押し込んでいるみたいですし。
|
| > > b) priority change (optional -> extra)
| >
| > わかりました。でも、user-{es,de} は optional ですね。
| > あれも extra にするべきでしょうか...
|
| Depends している locale-ja が extra になってしまっているので、
| とりあえず user-ja は extra にしないといけないです。
|
| ただし、locale-ja は本来 locales に含まれるべきものであって、
| locales は standard なので、locale-ja はすくなくとも optional に
| してもいい (あるいは locales に merge してもらって standard で
| インストールされるようにする) と思うので、この理由はそれほど
| 大きなものではありません。locale-ja の priority が optional に
| なるか、あるいは locale-ja が locales に merge されるか、どちらかが
| 実現すればこの理由は消滅します。
|
| # wcsmbs-locale-ja が optional だったので、それと conflict すること
| # から extra にしたのかもしれませんが、potato では wcsmbs 関係は
| # libc6.1 に含まれるようになってパッケージとしては消滅したので、
| # locale-ja を optional としても問題無いように思います。
| # (locale-ja には libc6.1 という Depends もあるんですが、この名前の
| # パッケージは無いんですよね、、、)
|
| それよりも、やはりどちらかと言えば extra が正しいような気もしてきた、
| というのが今回変更した背景です。もちろん user-{es,de} も含めてのことですが。
|
| "are only likely to be useful if you already know
| what they are or have specialised requirements"
|
| に該当するような気がしたので。ただ、これもそれほど強い主張があるわけでも
| 無いので、locale-ja が optional になれば user-ja を optional に戻すことに
| 反対はしません。「わかってない人」にこそ必要なツールだから、知らないうちに
| 入っていることのほうが重要かも、という気もするし。
|
| > じつは、user-* の統合ってできないかな、と思ったことがあるんですが
| > (コマンドラインとかメニューとかで言語を選択するようにする)、
| > 初心者用のパッケージでそんなことしたら、ややこしくなる
| > だけですし、それに、user-{es,de} と user-ja ではかなり
| > アプローチがちがいますしね。user-ko とかができたら考えてみようかな。
|
| 最初のインストーラで言語を選択できると嬉しいかもしれません。
| debian-boot ML で作業しないと、、、
|
| > > c) postinst modified
| >
| > そんなことになっていたのですか。知りませんでした。
| > なんだか、/etc/init.d/* みたいですね。
|
| もともと packaging manual には
|
| 6. Package maintainer scripts and installation procedure
| 6.1. Introduction to package maintainer scripts
| 6.2. Summary of ways maintainer scripts are called
|
| あたりにそういうことが書いてあったのですが、内容をちゃんと理解するのは
| けっこう難しいと思うので、debhelper で雛型を作り込むようにしたのでしょうね。
|
| # 英語の文書が理解困難なのは日本人だけじゃない、ということでしょう。
| From: Tomohiro KUBOTA <kubota@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>
| Date: Sun, 19 Sep 1999 22:07:08 +0900
| Message-Id: <19990919220708I.kubota@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>
| 久保田です。帰省先の大阪から帰ってきました。
|
| # この議論、続くかどうか分かりませんが、私信じゃなくて、
| # devel@jp などのほうがいいのではないでしょうか。
| # 他人からのちゃちゃ入れとかも期待できるので。
| # たいしてトラフィックを増やすことにもならないし。
| #
| # 今回は私信でお返ししますが、
| # 私がここで書く内容は、devel@jp に引用しても構いません。
| #
| # 第3者からのメールの引用とかがない限りは、
| # できるだけ公開でやったほうがいいと思います。
|
| > なんか users@JP にまた新たな要望が出てましたね、、、対応のほう、
| > よろしくお願いします。
|
| わかりました。よく意味はわかってないですが、とりあえずつっこみます。
| (user-ja そのものが、そんな設定のよせあつめなんですが)。
|
| > とりあえず CVS は official member でなくても使えるので、
| > まずは debian-doc@lists.debian.org に参加して Adam Di Carlo に
| > 「cvs のアカウントくれ」と言ってみてください。
|
| cvs の勉強もしないといけないし、文書のフォーマットはどうするか、
| というのも、考えないといけないです。
|
| > > じつは、user-* の統合ってできないかな、と思ったことがあるんですが
| > > (コマンドラインとかメニューとかで言語を選択するようにする)、
| > > 初心者用のパッケージでそんなことしたら、ややこしくなる
| > > だけですし、それに、user-{es,de} と user-ja ではかなり
| > > アプローチがちがいますしね。user-ko とかができたら考えてみようかな。
| >
| > 最初のインストーラで言語を選択できると嬉しいかもしれません。
| > debian-boot ML で作業しないと、、、
|
| いえ、ひとつのシステムのユーザーがすべて同じ言語を使うとはかぎりません。
|
| # ってえことはだ、細工すべき対象は adduser かな。
| # ああもう手を広げすぎ。
|
| > もともと packaging manual には
| >
| > 6. Package maintainer scripts and installation procedure
| > 6.1. Introduction to package maintainer scripts
| > 6.2. Summary of ways maintainer scripts are called
| >
| > あたりにそういうことが書いてあったのですが、内容をちゃんと理解するのは
| > けっこう難しいと思うので、debhelper で雛型を作り込むようにしたのでしょうね。
| >
| > # 英語の文書が理解困難なのは日本人だけじゃない、ということでしょう。
|
| 雛型があれば、パッケージの品質も一定しますし。
| 数百人もメンテナーがいれば、その技術力にはかなり格差があって
| 当然ですしね。
|
| # debconf ってのもあるみたい...
「ひとつのシステムのユーザーがすべて同じ言語を使う」とは限らない、
という視点はまだ debian-boot とかでもあんまり見たことないかも。
大きなシステムでは当然のことでしょうけれど、現状では大野さんが紹介して
くださった議論のように「不要な言語の文書や manpage を削除したい」という
意見のほうをよく目にする気がしますね。
「雛型」の件は、やっぱりしっかりとした「共通 rule」を使ったほうが
各パッケージそれぞれが別な rules を使っているよりも、ユーザーにとって
わかりやすい、というのがありますね。今 mh の JP patch merge をチェック
していて、せっかく用意されている日本語 manpage とかが含まれていないので
せめて mh-papers-ja という別パッケージを用意してくれ、という要望を
パッチ付きで BTS に投げようとコードをいじっていたのですが、こいつは
rule に dehelper とか使わない方針みたいで、おまけにせっかくの autoconf も
使ってないみたいです。非常に変更しづらい構成になっている感じ。
とりあえず configure くらいは使うようにしてやってみていますが、
なかなか苦戦してます。誰か代わってくれないかな、、、
方針としては mh-papers-ja を追加して Top の READ-ME.JP3 と doc-JP 以下、
それに ja な manpages を提供できるように、ということを考えてます。
--
# 11/13 に何かが起きる? > "http://www.szlug.factory.to"
# (わたしのおうちは浜松市、「夜のお菓子」で有名さ。)
<xlj06203@xxxxxxxxxxx> : Taketoshi Sano (佐野 武俊)