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[debian-devel:15103] Re: Announce ? (Re: CFA: Cleaning upDebian JP tree about woody-jp/sid-jp)
佐野@浜松です。
In <20020505090827Q.kohda@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>,
on "Sun, 5 May 2002 09:05:41 +0900',
with "[debian-devel:15080] Re: Announce ? (Re: CFA: Cleaning upDebian JP tree about woody-jp/sid-jp)",
Atsuhito Kohda <kohda@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx> さん wrote:
> 少なくとも二人が賛成のようですから成立ということで
> しょう。(そうでないと話は進まない)
賛成ありがとうございます。
> # バグで線引きすることに意味あるかどうかには疑問は
> # 感じますが。
利用者の立場から見れば、パッケージをインストールした時に
ちゃんと動くかどうかという点が重要なので、バグで区別する
ことには大きな意味があると思います。
むつみさんの提案に書かれているのは、
2.1b)
Severity: important 以上の JP Bug リポートのあるパッケージを
リリースクリティカルバグだとみなし[3]、woody-jp からの削除。
なので、今回「バグで区別」されて削除されるのは woody-jp から
のみです。つまり sid-jp には残されます。
これは、「Debian で特定の安定版が公式リリースされるタイミングに
合わせて、それに対応する JP パッケージを『ちゃんと動く』ものだけ
に整理しよう」ということを意図したものだと思っています。
もともと、「JP パッケージの独自リリースをやめる」という話は
1) 独自リリースにかける労力を Debian Project のリリースに向ける
ほうが効率的であり、本来の目標である「Debian システムだけで
充分満足できる日本語サポートが得られる」状態をより早く実現できる
2) 「独自リリース」である限り、Debian Project にとって非公式な存在
であり、パッケージ間の相互作用 (依存関係や排他関係、またそれに
伴なって利用される仮想パッケージ) を考えていく上で、越えることの
できない限界がある。 Debian Projectに登録して「公式な Debian パッケージ」
とすることで、この限界を越えてより質の高いシステム管理を実現することが
可能となる
3) 上記に加えて、「非公式」であることから、既に JP でパッケージ化されて
いたソフトウェアが Debian Project で JP パッケージとは無関係に
パッケージ化されてしまう事態が一部で発生しており、これによって Debian
システムのメリットであるシステムの自動アップデートに問題を生じる結果に
つながる心配が出てきている。この問題についても Debian Project に登録して
「公式パッケージ」とすることで、確実に解消できる
などの理由があったわけですが、1) と 2) についてはかなり成果を
達成できたのではないかと考えています。potato では力不足で実現
できなかったインストーラについても woody では上川さんを始めと
した多くの (世界中の Debian 開発者の) 方々の努力によって、
すくなくともインストール後に再起動する前まではちゃんと日本語で
使えるようになっているようですし、おそらくこの次 (たぶん今度
こそ debian-installer になるはず) はもっと進むことでしょう。
ただ、3) については、つい最近まで (あるいは現在も、かな)
一部の (メンテされていない) JP パッケージによってむしろ
この問題が残されていた、ということも言えるでしょう。
そのへんを解決するには、やはり定期的な clean up 作業が
必要だと思います。
さらに言えば、あの当時にも
今回の方針変更により、JP パッケージを配布・提供していくための
手段のひとつであった「独自の追加パッケージ集を「公式」にリリースする」
ことは今後行なわれませんが、Debian GNU/Linux を広く普及させるための
課題はまだまだ数多く残っており、Debian JP Project はこれからも
いままでと同様に活発な活動を続けていきます。
と書いていたように、Debian JP Project としての本来の目的は
「Debian GNU/Linux を広く普及させる」ことですから、その
目的のためにマイナスとなることは排除すべきです。
で、{メンテされていない|重大なバグがある} パッケージを放置し、
JP の ftp アーカイブなどから配布し続けることが、この目的の
ためにプラスとなるかマイナスとなるかは、明らかだと思います。
それから、香田さんが危惧されている (と思われる)
「メンテナンスされててバグがあるのは許容範囲としてもいいのでは ?」
ということについては、むつみさんの提案にも
[3]
Debian JP BTS のシステムが若干古いため、Severity: serious が
設定できないため。
と書かれていたように、JP の BTS の制限 (これはこれでそれ自体
解決すべき課題ですが) ということもあるので、もしもメンテナが
「どうしてもこのパッケージは (バグがあっても) 安定版向けに
残すべきだ」と考えるのであれば、Severity Level の downgrade も
対処のひとつとして考えられると個人的にはとらえています。
その場合は BTS 上でバグの報告者とやり取りするか、あるいは
debian-devel@JP 上で合意を得るべく議論するか、ということに
なるでしょう。
ただし、それはあくまで「例外」としての措置であって、メンテが
きちんと行なわれているという前提があっての話だと思います。
今回の話は、一般的な原則としての話ですし、上記のような例外
措置を必要とするパッケージの割合が非常に多いとは思えません。
どうしても例外措置が必要と思われるパッケージについては、
個別に具体的な (バグの内容に関する) 議論を行なって対処し、
それ以外のパッケージについては今回のルールをそのまま適用する、
ということで充分でしょう。
以上、既に賛成を表明されているので、不要かもしれませんが、
もしかしたら香田さんのように危惧されている方がいるかも
しれないので、自分の考えを説明させてもらいました。
では。
--
# (わたしのおうちは浜松市、アカウミガメのふるさとの街)
<kgh12351@xxxxxxxxxxx> : Taketoshi Sano (佐野 武俊)