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dh_clean(1) and dh_debstd(1)
- From: Ryuichi Arafune <arafune@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>
- Subject: dh_clean(1) and dh_debstd(1)
- Date: Fri, 26 Jun 1998 16:54:28 +0900
- X-dispatcher: imput version 980522
- X-face: "t~+Vit)WV~FsKZ?3_6z8bDV++'DO.B208Q6Q',OW|Mie9:}-_wN>j|19tQ=>}7c#z6VDU< ?Ag'#9Thegpdkt`l:Wfz6m/]qxraXebj6i?6H7m]Jaf:QYY-kGRiNqBBWbLK=1$h88Ty%X\5O/j$'% $$'h1s+*B;K#4M|^_j>07fg?$CLh@7I|LfpF3Z3tVYFN\%]"jH5moZHu[kkBU{0N-a2s4<^k]o^0a* IAP!4\T0&_dk`ao3DksqJ!($ON=:CdQWM*5P.di;
- X-ml-info: If you have a question, send a mail with the body "# help" (without quotes) to the address debian-doc-ctl@debian.or.jp
- X-ml-name: debian-doc
- X-mlserver: fml [fml 2.1A#45]; post only from members
- Message-id: <19980626164948K.arafune@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>
- X-mail-count: 00205
- X-mailer: Mew version 1.93b38 on Emacs 20.2 / Mule 3.0 (MOMIJINOGA)
東北大学電気通信研究所の
dh_clean(1) および dh_debstd(1) の日本語訳です.
# "注意”のところの 「累積して・・・」云々はうまい訳が思い付きませんでした.
# そのため,訳注をいれてみました.つまりはこういうことでいいんですよね?
まだまだ変な訳が散在していると思います.
よろしくお願い致します.
Research Institute of Electrical Communication
Tohoku University
Dr. Ryuichi Arafune
arafune@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
DH_CLEAN(1) DH_CLEAN(1)
名前
dh_clean - パッケージ構築ディレクトリのをきれいにする.
書式
dh_clean [-v] [-a] [-i] [-k] [--no-act] [-ppackage] [-Ptm-
pdir] [file ...]
説明
dh_clean はパッケージ構築の後にパッケージ構築ディレクト リ
を きれいにする debhelper プログラムである.パッケージ構築
ディレクトリ, およびいくつかの 他 の ファ イ ル, 例 え ば
debian/substvars, debian/files, DEADJOE, emacs backup
files, 等を消去する.
オプション
-v, --verbose
冗長モード; パッケージ構築ディレクトリを変更する 全
てのコマンドを表示する.
-a, --arch
全 アーキテクチャ依存パッケージに対してパッケージ構
築ディレクトリをきれいにする.
-i, --indep
全アーキテクチャ非依存パッケージに対してパッケー ジ
構築ディレクトリをきれいにする.
--no-act
実 際には何も行わない. -v とともに用いることによっ
て,このコマンドによって何が行われるのかを 表 示 す
る.
-ppackage, --package=package
“package” と言う名前のパッケージに対するパッケー
ジ構築ディレクトリをきれいにする.
-Ptmpdir, --tmpdir=tmpdir
“tmpdir” をパッケージ構築ディレクトリとして使用す
る.
-k, --keep
debian/files を消去しない.これはどんな場合に用いら
れるものか? 2つの異なった debian パッケージを構 築
す るような debian/rules がある時である.例えば一つ
は binary-arch であり,もう一方が binary-indep であ
る よ う な場合.または一つは共有ライブラリ (shared
library) で,もう一方が -dev パッケージであるような
場 合 で あ る. これらの場合に -k を使わなければ,
debian/files は構築の途中で消去されてしまい,そして
change ファイルは構築した中で最後のバイナリーパッケ
ージにのみ含まれることになってしまう.
1
DH_CLEAN(1) DH_CLEAN(1)
file ...
指定したファイルも消去する.
注意
引数 -a, -i および -p は累積して作用する.(訳注:例えば 引
数 -p -i を指定した場合と 引数 -i -p を指定した場合とでは
両方とも同じ結果(アーキテクチャ依存,非依存にかかわらず 作
用 す る.)と な る.)もし引数が何も指定されていなければ,
control ファイルに記載されている全てのパッケージに対 し て
ディレクトリをきれいにする.
環境変数
DH_VERBOSE
冗長モードにする。
DH_NO_ACT
no-act モード(上記参照)にする.
関連項目
/usr/doc/debhelper/README
バグ
スペースを含んだファイルを引数として指定した場合、そのファ
イルは正しく消去されない.
著者
Joey Hess <joeyh@master.debian.org>
訳者
Ryuichi Arafune <arafune@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>
2
DH_DEBSTD(1) DH_DEBSTD(1)
名前
dh_debstd - debhelper コマンドによって debstd を模倣する.
書式
dh_debstd [-v] [--no-act] [-m] [-c] [-u] [-s] [[changelog]
file ...]
説明
dh_debstd は 他の debhelper コマンド を呼び出すことによっ
て debstd の振舞を模倣する debhelper コマンドである.そ の
振舞は完全でもないし, debstd が行うことの完全なコピーでも
ないが,実用には充分である.
dh_debstd は公式な debian パッケージを構築することに用いる
様 にするつもりは無い.どちらかと言うと,debstd を用いてい
るパッケージを debhelper を用いるように変換することを補 助
す るためにつくられたものである. dh_debstd を debstd と同
じパラメータ,および --verbose --no-act フラッグを与えて実
行させると debhelper が dh_debstd をどのように実行させるか
を見ることができる.そしてこれらのコマンドを debian/rules
にコピーすれば良い.
こ のプログラムが行うことに関する完全な説明は debstd(1) を
参照のこと.
DEBHELPER STYLE オプション
-v, --verbose
冗長モード; パッケージ構築ディレクトリを変更する 全
てのコマンドを表示する.
--no-act
実 際には何も行わない. -v とともに用いることによっ
て,このコマンドによって何が行われるのかを 表 示 す
る.
DEBSTD STYLE オプション
-m man page のインストールを自動的には行わない.
-c 自動的にファイル圧縮を行うことはしない.
-u undocumented(7) man page へのシンボリックリンクを作
成することができるようにする.
-s md5sum ファイルの生成を行わない.
changelog
このファイルを upstream changelog としてインスト ー
ル す る. ファイル名に“change”, “news”, または
“history”を含んでいること(not case sensative).
file ...
これらのファイルを ドキュメントとしてインストールす
る.
1
DH_DEBSTD(1) DH_DEBSTD(1)
注意
debstd とはことなり, dh_debstd は postinst, posrm 等のメ
ンテナー・スクリプトを自動的に変更しない.これらのスクリプ
ト を変更するためにファイル中に "#DEBHELPER#" を挿入するこ
と.もし,"#DEBHELPER#" が無い場合警告メッセージが出 さ れ
る.
環境変数
DH_VERBOSE
冗長モードにする。
DH_NO_ACT
no-act モード(上記参照)にする.
関連項目
/usr/doc/debhelper/from-debstd , debstd(1)
バグ
debstd の完全な模倣ではない.いくつかの debstd のハンドル
は debhelper によってサ ポ ー ト さ れ て い な い.build-
info.Debian files を除いて,サポートされていないことの全て
にたいして警告メッセージが作られる.
著者
Joey Hess <joeyh@master.debian.org>
日本語訳
Ryuichi Arafune <arafune@debian.or.jp>
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