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Re: [b-f] Re: 訳語統一に向けて



久保田です。

At Wed, 17 Jul 2002 22:15:29 +0900,
Tomohiro KUBOTA wrote:

> 和訳を担当したついでに、inst-methods を予約します。

やりました。ほとんど「ブート」→「起動」の変更のみでした。

# すでに cvs commit しましたので、変更箇所を確認したい方は、
# cvs diff -r 1.30 -r 1.31 inst-methods.wml してください。

ただし、boot を含む複合語については、ほとんどが、「ブート」という
表記を用いました。理由は、

1. 複合語としてカタカナ表記が定着しているもの
   (「ブートローダ」「デュアルブート」など)

2. 漢字表記を用いるとすわりが悪いとぼくが感じるもの
   (「ネットワークブート」「ブート ROM」など)

3. 漢字を用いると複合語としての一体性が失われ、文の解釈に
   問題が生じるおそれがあるもの。たとえば、Preparing Files for
   Hard Disk Booting は「ハードディスクブート用ファイルの準備」
   としました。「ハードディスク起動用ファイルの準備」だと、
   「ハードディスク/起動用/ファイル」となってしまい、原文の
   「ハードディスク起動/用/ファイル」という解釈にはなりません。

全体として、以下の言葉に「ブート」表記を用いました。

Linux ブートカーネル
ブートローダ
ネットワークブート
ブートブロック
デュアルブート
ネットブート
ブートイメージ
ブート ROM
初期ブートメッセージ
TFTP ブート (DEC)
ハードディスクブート用ファイルの準備

一方、以下の言葉は、複合語ですが「起動」を用いました。

起動可能なフロッピーディスク
起動エラー
起動ファイル

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久保田智広 Tomohiro KUBOTA <kubota@debian.org>
http://www.debian.or.jp/~kubota/
"Introduction to I18N"  http://www.debian.org/doc/manuals/intro-i18n/