パッケージのインストール
次に、Debian によって前もってまとめられた多数のソフトウェア設定が提供されます。
もちろん、いつでも新しいマシンにインストールするパッケージを
ひとつひとつ選ぶことができます。これは、以下で説明する
aptitude プログラムによるものです。しかし、Debian には
&num-of-distrib-pkgs; 個ものパッケージがあるので、その方法は
時間のかかる作業となるかもしれません!
そこで、まず最初にタスクを選択し、そのあとで個々の
パッケージを追加する、ということができるようになっています。
タスクは、デスクトップ環境
、ウェブサーバ
、
プリントサーバ
のように、コンピュータでしたいであろう、
いろいろな仕事や物事を大まかに表しています。
このリストを示すために base-config は単に
tasksel プログラムを呼び出していることを
知っているべきです。手動でのパッケージ選択では、
aptitude が実行されています。
どちらの方法もインストールの終了後、いつでも追加パッケージの
インストールに使えます。インストール終了後に
ある特定のパッケージをインストールしたいときは、
単に apt-get install
パッケージ を実行すれば良いです
(ここで、パッケージ はインストールしたい
パッケージの名前です)。
もし本当にベースパッケージから何かパッケージをインストールしたいのなら、
tasksel 中の manual package selection
を選択してください。
タスクを選び終わったら Ok を選択してください。すると
aptitude が、あなたの選択したパッケージをインストールします。
たとえひとつもタスクを選択しなかったとしても、standard、important、required の
優先度を持つパッケージがインストールされます。この機能は、
コマンドラインから tasksel -s を実行したのと同じで、
今のところおよそ 37 メガバイトのアーカイブをダウンロードします。
インストールされるパッケージの数と、
(ダウンロードが必要なパッケージがある場合には)
パッケージのキロバイト数が表示されます。
Debian には &num-of-distrib-pkgs; 個のパッケージがありますが、
タスクインストーラのタスクでカバーされているのは、そのうちの
ほんの少数に過ぎません。より多くのパッケージの情報を見るためには、
何らかの検索文字列を使ってapt-cache
search 検索文字列 を実行するか
(
apt-cache 8
のマニュアルページを参照)、以下で説明する
aptitude を実行してください。
aptitude を使った上級者向けのパッケージ選択
aptitude はパッケージを管理するための最新のプログラムです。
aptitude は、個々のパッケージや
(上級ユーザのための) 与えられた基準と一致するパッケージセットおよび
全タスクを選択できるようにします。
最も基本的なキーバインドは以下の通りです。
キー動作
Up, Down
選択項目を上下に移動する
&enterkey;
アイテムを 開く/折りたたむ/活性化 する
+
パッケージに追加マークをつける
-
パッケージに削除マークをつける
d
パッケージの依存関係を表示する
g
実際にパッケージを ダウンロード/インストール/削除 する
q
終了
F10
メニューを開く
上記以外のコマンドは、? キーでオンラインヘルプをご覧ください。