%dynamicdata; %shareddata; ]> &debian; &release; (`&releasename') リリースノート (&arch-title; 用) Josip Rodin, Bob Hilliard, Adam Di Carlo, Anne Bezemer, Rob Bradford (現在のメンテナ), Frans Pop (現在のメンテナ) debian-doc@lists.debian.org &docid; リリースノートの最新情報

[この文書の最新版は、常に から取得できます。もし入手した版が一ヵ月以上古いものでしたら、 最新版をダウンロードしたほうがよいでしょう。]

以前の版のリリースノートには、 一つ前のリリースよりもさらに古いリリースからの アップグレード情報が含まれていました。しかし、 そのような内容は時としてドキュメンテーションを複雑にしてしまうので、 この版では &debian; 3.0 ('woody') からのアップグレードのみを扱うことにしました。 'woody' よりも古いリリースからアップグレードする場合は、 以前の版のリリースノートを読んでください。

&debian; &release; の最新情報

サポートされているアーキテクチャの一覧は、 前回のリリースである &debian; 3.0 ('woody') から変わっていません。 このリリースでサポートされているアーキテクチャは以下の通りです。

Intel x86 ('i386')

Motorola 680x0 ('m68k')

Alpha ('alpha')

SPARC ('sparc')

PowerPC ('powerpc')

ARM ('arm')

MIPS ('mips' (ビッグエンディアン) と 'mipsel' (リトルエンディアン))

Intel Itanium ('ia64')

HP PA-RISC ('hppa')

S/390 ('s390')

移植状況の詳細や、お使いの移植版に特有の情報については、 で読むことができます。

これは &arch-title; アーキテクチャ用 &debian; のまだ 2 回目の公式リリースです。 すでにリリースするには十分安定していると私たちは考えています。 しかし、他のアーキテクチャ版のいくつかほどはまだ広く使われていない (つまりユーザによるテストも多くない) ことから、 いくつかのバグにでくわす可能性もあります。 何か問題が起きたら、 を使って報告してください。その際、そのバグが &arch-title; プラットフォーム上のものであることを必ず書き添えてください。

]]> &arch-title; アーキテクチャ用 &debian; &release; でのデフォルトのカーネルのバージョンは &kernelversion; です。

&arch-title; アーキテクチャでは、 2.6 系カーネルも利用可能で、カーネルのバージョンは &kernelversion-2.6; になります。 Debian のカーネル 2.6.8 には、カーネル 2.6.8.1 リリースおよびその他のパッチが含まれています。

]]> ]]> &arch-title; 用の &debian; &release; は、カーネルバージョン 2.2.25 および 2.4.27 付きで配布されます。いくつかのサブアーキテクチャでは 2.6.8 カーネルも利用可能ですが、実験的と考えるべきです。

]]> ディストリビューションの最新情報

Debian のこの新しいリリースには、一つ前のリリースである &oldreleasename; に付属していたよりさらに多くのソフトウェアが付属しています。 このディストリビューションには、9000 以上の新しいパッケージが含まれているのです。 ディストリビューション中のほとんどのソフトウェア、 すなわち約 6500 ものソフトウェアパッケージ (これは &oldreleasename; のパッケージ数の 73% にあたります) が更新されました。 また、かなりの数のパッケージが、 様々な理由でディストリビューションから取り除かれました。 これらのパッケージについての更新はなく、 パッケージ管理用のフロントエンドでは 'obsolete' というマークが付くでしょう。

この &debian; のリリースには、大きな進歩を遂げた XFree86 4.3 release が含まれています。 より多くのハードウェアをサポートし、 自動検知サポートが改良され、Xinerama や 3D アクセラレーションといった先進的な技術によりよく対応しています。

&debian; は、この新しいリリースにおいて GNOME 2.8 や KDE 3.3 を含んでおり、 以前より一層デスクトップ指向になりました。また OpenOffice.org 1.1 を、 完全なオフィススイートとして初めて取り入れています。 その他、生産性を向上させるツールとしては、Evolution グループウェアソフトウェアや GAIM インスタントメッセージングクライアントなどが、 このリリースに収録されています。

&releasename; 版の

公式の &debian; ディストリビューションは、 現在は 13〜15 枚のバイナリ CD と、 ほぼ同数のソース CD の形で提供されています。 今では DVD 版のディストリビューションも利用可能となっています。

新サービス: debian-volatile

すぐに古くなってしまう情報を含む安定版 (stable) パッケージをユーザが容易に更新できるようにするため、 を参照してください。

debian-volatile は、Debian の公式サービスでは non-US の廃止

&releasename; リリースでは、以前は non-us アーカイブにあった暗号ツールのパッケージが、 通常のアーカイブに移動されました。 /etc/apt/sources.list に non-us を参照する行がある場合には、 それらの行を削除してください。

インストールシステムの最新情報

&debian; の古いインストールシステムは、 debian-installer と呼ばれる完全に新しいインストールシステムで置き換えられました。 新しいインストールシステムはモジュール単位に設計されており、 拡張性に配慮して開発されています。 このシステムは約 40 もの言語に完全に翻訳されています。 その他の翻訳も進行中で、&releasename; のポイントリリースで追加されるかもしれません。

インストールシステムの新しい機能としては、ハードウェア検出機能の改善、USB フラッシュデバイスからの起動をサポート、 基本システム設定中のパッケージインストールに aptitude を利用、XFS ファイルシステムや RAIDLVM (ボリューム管理ツール) のサポートなどが挙げられます。

Debian の新しいインストールシステムの全詳細については、 一枚目の CD に含まれているか、またはから入手できる Debian インストールガイドを読むようお勧めします。 インストールガイドは 8 つの言語に完全に翻訳されており、 その他の言語についても翻訳作業がなされています。 その他の翻訳は、 完成したときにウェブサイトから入手できるようになるでしょう。

&arch-title; アーキテクチャでは、視覚障害者のために、"speakup" という特別なインストール用フロッピーディスクイメージ一式が用意されています。 これらのイメージは、 点字ディスプレイをサポートした特別なカーネルを使っています。 サポートされているモデルの完全なリストは、brltty の文書に書かれています。詳細な情報は、を見てください。

]]>
新たにインストールする

boot-floppies と呼ばれる &debian; の古いインストールシステムは、 debian-installer と呼ばれる、新しくコンポーネント化されたより強力な インストールシステムに置き換えられました。

このインストーラは、様々なインストール方法を提供しています。 お使いのシステムにインストールするのにどの方法が利用できるかは、 使っているアーキテクチャに依存します。

Debian を新たにインストールしようとしている人は、 インストールガイドを読みましょう。 公式 CD の次の場所にあります。 /doc/install/manual/language/index.html インターネットからならを見てください。 debian-installer の も見ておくとよいでしょう。

このインストールシステムは、デフォルトとして 2.4 系カーネルを使っています。 &arch-title; では、2.6 系のカーネルを使ったインストールも可能です。 詳細な利用方法は、インストールガイドを参照してください。

]]> このインストールシステムは、&arch-title; のデフォルトとして 2.6 系カーネルを使っています。

]]> ]]> サブアーキテクチャにも依りますが、2.2.25 カーネルか 2.4.27 カーネル のいずれか、あるいは両方を使ってインストールできます。mac 用としては 2.2.25 カーネルが推奨され、他のサブアーキテクチャ用には 2.4.27 カーネ ルが推奨されます。

現在のところ、 ]]> この新しいインストーラでは、SRM コンソールをサポートした alpha システムにしかインストールできません。 インストールを始める前に、システムを SRM に切り替えるのを忘れないでください。 マシンが AlphaBIOS/ARC コンソールしかサポートしていない場合も、 (最小限の) &oldreleasename; をインストールしてからアップグレードすることで、 &releasename; をインストールできます。 コンソールの違いに関する詳しい情報は、のリファレンスを読んでください。

]]> &arch-title; のキーボードに関する問題

インストール時のキーボード選択に関して、いくつかの問題があります。

最初の問題は、例えば SunBlade システムにおいて使われている Sun の USB キーボードに関してです。 デフォルトの 2.4 系カーネルを使ってインストールすると、 インストーラは、これらを標準の Sun キーボードと「誤認識」します。 回避方法はインストールガイドに記されています (上のリンク先の、 『Debian Installer の使用法』の章を参照してください)。

第二の問題はカーネル関連です。 2.6 系のカーネルは異なる入力層を利用し、 すべてのキーボードを「通常の」 PC キーボードのように見せます。 つまり、2.4 系カーネルでインストーラを起動し、 Sun キーボードや USB キーボード用にそのカーネルを設定してから、 後になって (専門的な方法で) 2.6 系のカーネルを新システム用に選択すると、 きっと再起動後にキーボードが動作しなくなって終わってしまうでしょう。

&arch-title; のフレームバッファに関する問題

一部のシステムで表示に問題があるため、&arch-title; においては、フレームバッファのサポートはデフォルトで無効となっています。 そのため、ATI のグラフィックカードをもったシステムなど、 フレームバッファをきちんとサポートしているシステムにおいては 表示が醜くなる可能性があります。 インストーラの表示に問題が見られる場合は、 "debian-installer/framebuffer=true" をパラメータとして与えて、インストーラを起動してみてください。

]]> 人気コンテスト

技術的な理由により、&releasename; の新規インストールでは

以前のリリースからアップグレードする アップグレードの準備

システムをアップグレードする前に、完全なバックアップを取っておくよう 強くお勧めします。少なくとも、 失いたくないデータや設定情報だけでもバックアップしておきましょう。 アップグレードのツールや処理はきわめて信頼性の高いものですが、 アップグレードの最中にハードウェア障害が起こると、 システムに大きなダメージを与えることがありえます。

バックアップしたくなるであろう主な対象としては、/etc/var/lib/dpkg の中身、dpkg --get-selections "*" (引用符を忘れてはいけません) の出力などでしょう。

アップグレードの過程では、/home ディレクトリ以下は一切変更されません。とはいえ、 (Mozilla やいくつかの KDE アプリケーションなどのように) ユーザが初めて新しいバージョンのアプリケーションを起動するときに、 既存のユーザ設定を新たなデフォルト値で上書きしてしまうものがあるのも事実です。 万一に備えて、ユーザのホームディレクトリにある隠しファイルと隠しディレクトリ (いわゆる「ドットファイル」) をバックアップしておくのがよいでしょう。 古い状態に戻したり、再度設定する場合に役立つはずです。 ユーザにもこのことについて知らせておいてください。

アップグレードの前には、その予定をすべてのユーザに知らせるとよいでしょう。 しかしシステムに SSH などでアクセスしてきているユーザは、 アップグレードの最中にもそうとは気づかず、 作業を続行してしまうかもしれません。 万一の用心をしたければ、アップグレードの前に ユーザのパーティション (/home) をバックアップして、 アンマウントしてしまいましょう。 同時にカーネルもアップグレードする場合を除いて、 通常は再起動は必要ないでしょう。

ディストリビューションのアップグレードは、 ローカルのテキストモードの仮想コンソール (あるいは直接接続されたシリアル端末) から行うか、 リモートなら

あらゆるパッケージのインストール処理はスーパーユーザ特権で実行 されなければならないため、必要なアクセス権を得るために root として ログインするか システムの状態をチェックする

この章で述べられているアップグレード手順は、"純粋な" &oldreleasename; システムからのアップグレード用です。システムが &oldreleasename; の最新 リリースにアップデート済であるものと想定しています。そうではなかったり、 アップグレード済みかどうか不明なら、 内の指示に従っ てください。

また、 $ dpkg -l aptitude 出力行が "i" で始まって の指示 に従ってアップグレードを始める前に、インストールしておかなければなりま せん。

]]> SGI IP22: arcboot の設定

SGI IP22 をお使いのユーザは、まず arcboot を使って起動できるように準備し、カーネルが直接起動しないようにしてください。 arcboot は &oldreleasename; でも使えるので、 通常の手順でインストールできます。

arcboot をインストールする前に、 で説明したように &oldreleasename; を参照している行がまだ sources.list に残っていることを確かめてください。

]]> APT の pin 機能を無効にする

特定のパッケージを安定版以外 (テスト版など) のディストリビューションから インストールするように APT を設定しているなら、当該パッケージが新しい安定 版リリース内のバージョンにアップグレードできるように、 (/etc/apt/preferences 内に保存されている) APT の pin 設定を 変更する必要があるかもしれません。APT の pin 機能に関するより詳しい情報 は、 にあります。

パッケージの状態をチェックする

アップグレードに使う手段に関係なく、まず全パッケージの状態を調べ、 全パッケージがアップグレード可能な状態にあることを確認するよう推奨し ます。次のコマンドは、インストールが中断していたり設定に失敗したパッ ケージや、何らかのエラー状態にあるパッケージを表示します: # dpkg --audit

# dpkg -l | pager または # dpkg --get-selections > ~/curr-pkgs.txt

アップグレード前に、あらゆる hold 状態を解除しておいたほうがよいで しょう。アップグレードに不可欠なパッケージが hold 状態にあるなら、 アップグレードに失敗するでしょう。次のコマンドで hold 状態にある パッケージを検出できます: # dpkg --get-selections | grep hold

パッケージをローカルに変更したり再コンパイルしており、しかも名前を 変えていなかったりバージョンに単位を付加していないなら、アップグレー ドしないよう hold 状態にしておかなければなりません。 # aptitude hold | unhold <package name> ]]> # dpkg --get-selections > ~/curr-sels.txt それから、次のように実行してください: # dpkg --set-selections < ~/curr-sels.txt ]]>

修正が必要なことがあるなら、 で説明されている ように 非公式なソースとバックポート

自分のシステムに非 Debian パッケージがあるなら、依存関係の衝突の ためアップグレード中に削除されるかもしれないことに注意すべきです。 当該パッケージが /etc/apt/sources.list に特別なパッケージ アーカイブを追加することでインストールされたのなら、そのアーカイブが &releasename; 用にコンパイルされたパッケージも提供しているかをチェックし、 Debian パッケージ用のソース行と一緒にそのソース行も適切に修正すべきです。

自分の &oldreleasename; システムに、Debian にDebian のパッケージ管理システムは、対象パッケージを置き換えるよ うに指定されていない限り、通常はあるパッケージが別のパッケージが所有して いるファイルを削除したり置き換えることを許可しません。 ファイル衝突が発生したときの対処方法については、 にいくつかの情報があります。 カーネル対応のチェック 64 ビット SPARC CPU (sun4u) を搭載している全マシンは、カーネル 対応で特別な設定をしなくてもアップグレードできるはずです。

sun4c CPU は、&releasename; ではもはや対応していません。 sun4d CPU への対応は、きわめて数が少ないためやや不明確な状態です。 MMU 付きの sun4d CPU を動作させることはできます。

sun4m CPU にはまだ対応していますが、システムのアップグレード前に まず新しいバージョンのカーネルをインストールする必要があります。これ は新しいバージョンの glibc が、いくつかのマシンでは利用できないアセン ブラ命令を使っているためです。そのため、欠けている命令をエミュレート するカーネルにまずアップグレードする必要があります。

技術的には、ごくわずかの sun4m チップだけが影響を受け ますが、どのシステムが影響を受けるのかを glibc が確実に検出できな いため、あらゆる 32 ビット SPARC システムでは修正済みカーネルがイン ストールされていなければアップグレードが拒否されるでしょう。

血生臭い詳細に興味を持った方のために述べれば、Cypress/ROSS で 製造されたいくつかの sun4m チップは、umul 命令を実装して いません (RT601/CY7C601 や、その他わずかに型名の異なるチップ)。こ れらは初期の SPARCserver 6xxMP モデルで使用されていました。以降の モデルは、TI で製造されたチップを使用していました。現在、これらも 影響を受けるのかどうかについては不明です。

]]> 64 ビット HPPA マシンでは、システムのアップグレード前にまず新しい カーネルにアップグレードする必要があるでしょう。これは新しいバージョン の glibc が、いくつかのマシンでは利用できないアセンブラ命令を使ってい るためです。そのため、欠けている命令をエミュレートするカーネルにまずアッ プグレードする必要があります。

]]> 正真正銘の "80386" は &releasename; では ]]> カーネルのアップグレード

ここまでのセクションでシステムのアップグレード

&releasename; から最新カーネルをインストールするのに必要な、 全ツールのバックポートが利用できます。 新しいカーネルのインストール方法に関する詳細な手順は、 にあります。

]]>
]]> ]]> APT の取得先 (ソース) の準備

アップグレードを始める前に、/etc/apt/sources.list を編集して、 パッケージの取得先を決める必要があります。

あるリリースは、そのコードネーム (&oldreleasename; や &releasename;) や状態名 (旧安定版、安定版、テスト版、不安定版) の両方でよく指定されます。 コードネームによって指定することは、決して新規リリースに驚かないという 利点があるため、ここではコードネームを使っています。もちろんこれは、自分 でリリースアナウンスを注視する必要があることを意味してはいません。代わり に状態名を使っているなら、リリースされた直後に利用可能なパッケージの 更新が急に増えたことに気づくでしょう。

APT の Internet ソースの追加

デフォルトの設定では、メインの Debian インターネットサーバを 使ってインストールするようになっています。ですがここでは、 /etc/apt/sources.list を編集して、 他のミラー (できればネットワーク的に最も近いミラー) を使うようにするほうがよいでしょう。

Debian の HTTP / FTP ミラーのアドレスは、 を参照してください。 一般には HTTP ミラーのほうが FTP ミラーよりも高速です。

例えば、一番近くにある Debian ミラーが &url-debian-mirror-eg;/ だったとしましょう。 このミラーをウェブブラウザや FTP プログラムで見てみると、 main などのディレクトリが以下のように構成されていることがわかります。 &url-debian-mirror-eg;/dists/&releasename;/main/binary-&architecture;/... &url-debian-mirror-eg;/dists/&releasename;/contrib/binary-&architecture;/...

このミラーを deb &url-debian-mirror-eg; &releasename; main contrib

`dists' は書かなくても暗黙のうちに追加されます。 そしてリリース名の後の引き数がそれぞれ用いられ、 複数のディレクトリの各々のパス名に展開されます。

これらの新たなソースを追加したら、それまでの

インストールに必要なパッケージのうち、 ネットワークから取得されたものは、 /var/cache/apt/archives ディレクトリ (およびダウンロード中のものは partial/ サブディレクトリ) に置かれます。したがって、インストールを行う前には、 十分な領域があるかどうか確認しなければなりません。 割に大きめのインストールを行う場合には、 ダウンロードデータとして少なくとも 300MB 程度を考慮しておきましょう。

APT のローカルミラーソースの追加

HTTP や FTP のパッケージミラーを使うのではなく、 ローカルディスク (多分 NFS マウントされたもの) にあるミラーを使うよう、 /etc/apt/sources.list を変更したいこともあるかもしれません。

例えばパッケージのミラーが /var/ftp/debian/ にあり、 main などのディレクトリが次のように配置されているとします。 /var/ftp/debian/dists/&releasename;/main/binary-&architecture;/... /var/ftp/debian/dists/&releasename;/contrib/binary-&architecture;/...

これを deb file:/var/ftp/debian &releasename; main contrib

`

これらの新たなソースを追加したら、それまでの APT の CD-ROM/DVD ソースの追加

CD /etc/apt/sources.list 中の "

CD-ROM ドライブをマウントポイント /cdrom にマウントすることを許可している行が /etc/fstab にあるかどうかを確認してください (/cdrom 以外にはできません)。 例えば /dev/hdc が CD-ROM ドライブなら、 /etc/fstab には次のような行が必要です。 /dev/hdc /cdrom auto defaults,noauto,ro 0 0

第 4 フィールドの defaults,noauto,ro の間には スペースがあってはいけません。

これが正しく機能しているか調べるには、 CD を挿入して以下を実行してみてください。 # mount /cdrom # マウントポイントに CD をマウントします # ls -alF /cdrom # CD のルートディレクトリを表示します # umount /cdrom # CD をアンマウントします

問題がなければ # apt-cdrom add を、Debian Binary CD-ROM それぞれに対して実行してください。 各 CD に関するデータが APT のデータベースに追加されます。

パッケージのアップグレード

&debian; リリース間のアップグレード方法のお勧めは、 パッケージ管理ツール aptitude を用いる方法です。 このツールはパッケージに関する判断を apt-get よりも安全に行います。

まず、必要なパーティションが read-write モードで マウントされていることを忘れずに確認しましょう (特にルートと /usr の各パーティション)。 以下のようなコマンドラインが使えます。 # mount -o remount,rw /mountpoint

次に、(/etc/apt/sources.list 内の) APT ソース記述が "stable" のいずれかを指定している ことを念入りにチェックすべきです。 注意: CD-ROM のソース行は "

ここで強くお勧めしたいのですが、 /usr/bin/script プログラムを使って、 このアップグレード作業の記録を取るようにしましょう。 こうすれば何らかの問題が生じたときに、 何が起こったかを記録しておくことができ、 バグ報告の必要が生じた場合に、その正確な情報を提供できます。 記録を開始するには次のように入力します。 # script -a ~/upgrade-to-sarge.typescript typescript ファイルは /tmp/var/tmp のような一時ディレクトリには置かないでください (これらのディレクトリのファイルは アップグレードや再起動の際に削除されることがありますから)。

typescript はまた、スクロールしてスクリーンから消えた情報を見ること ができるようにもしてくれるでしょう。(less ~root/upgrade-to-&releasename;.typescript と実行すれば 当該ファイルを見ることができます。

アップグレード完了後に パッケージリストの更新

まず、新規リリース用として入手可能なパッケージの一覧を取得する必要が あります。次のように実行してください&oldreleasename; 版の :

# aptitude update

カーネルのアップグレード

&arch-title; マシンでは、システムのアップグレード前に、 まず新しいカーネルにアップグレードする必要があるでしょう。 これは新しいバージョンの libc に、 カーネルとのプロセス間通信において一貫性のない定義がされているためです。 そのため、正しい定義を提供した最新カーネルにまずアップデートする必要があります。

新しいカーネルのインストール方法に関する詳細な手順は、 にあります。

]]> aptitude のアップグレード ]]> aptitude のインストール ]]>

アップグレード中の複雑な依存関係の解決には、 # aptitude install aptitude

]]> # apt-get install aptitude

]]>

発生した変更点の一覧が表示され、承認を求めてくるでしょう。 承認する前に提示された変更点、特にアップグレードによって削除 されるであろうパッケージに注意を払ってください。

非常に多くのパッケージが削除対象としてリストアップされてしまう場合があります。 この場合、install aptitude ではなく install aptitude perl とすると、うまくいくことがわかりました。

doc-base のアップグレード

しているなら、残りのシ ステムに先立ってアップグレードしなければなりません。この理由は、同時 に

# dpkg -l doc-base

を実行すれば確認できます。

"i" で始まる行が出力されればインストールされているので、 以降の作業を行う前にアップグレードしなければなりません。

# aptitude install doc-base

残りのシステムのアップグレード

さて、アップグレードの主要部分を続行する準備が整いました。 以下のコマンドを実行してください:

# aptitude -f --with-recommends dist-upgrade

これによってシステムの完全なアップグレードを行います。 すなわちすべてのパッケージの最新版を入手し、 パッケージのリリースが変わったことによって生じる 依存関係の変更すべてを解決します。 必要に応じて、新しいパッケージ (通常は更新版のライブラリや、 名前の変わったパッケージ) をインストールしたり、 衝突している古いパッケージを削除したりもします。

CD-ROM のセットからアップグレードする場合には、 アップグレード作業の最中に CD を交換するよう、 数回指定されることになります。 同じ CD を複数回入れなければならないかもしれません。 これはパッケージ間の相互依存関係のせいで、 これらのパッケージが別々の CD に入っていることもあるからです。

現在インストールされているパッケージの更新版が、 他のパッケージのインストール状態を変更しなければならないような場合には、 そのパッケージは現在のバージョンのままになります ("held back" と表示されます)。 この状態は、aptitude でこれらのパッケージをインストール対象として選択するか、aptitude -f install package を試すかのどちらかで解決できます。

アップグレード中の注意点

E: Dynamic MMap ran out of room デフォルトのキャッシュ容量では不十分だということです。これを解決するには、 /etc/apt/sources.list から不要な行を削除もしくはコメントアウトするか、 キャッシュサイズを増やします。キャッシュサイズを増やすには、 /etc/apt/apt.conf # echo 'APT::Cache-Limit "12500000";' >> /etc/apt/apt.conf ここでは、/etc/apt/sources.list ファイル内にまだこの値を設定していない場合を想定しています。

場合によっては衝突や依存関係のループのために、 APT の APT::Force-LoopBreak オプションを有効にして、 必須パッケージを一時的に削除しなければならないかもしれません。 その場合 -o APT::Force-LoopBreak=1 を指定すれば、 この状態を回避できます。

システムの依存関係の構造が非常に混乱していて、 手動での介入が必要となることもあります。 通常これは # dpkg --remove packagename として、目ざわりなパッケージを消す作業になります。 または次の作業でもよいかもしれません。 # aptitude --fix-broken install # dpkg --configure --pending

極端な場合には、コマンドラインから # dpkg --install /path/to/packagename.deb のように入力して、再インストールしなければならないかもしれません。

「純粋な」&oldreleasename; システムからのアップグレードでは、 ファイルの競合は起こらないはずですが、 非公式なバックポートパッケージをインストールしているなら起こるかもしれません。 ファイルの競合が起こると、次のようなエラーになります: Unpacking replacement <package-foo> ... dpkg: error processing <package-name-for-foo> (--unpack): trying to overwrite `<some-file-name>', which is also in package `<package-bar>

ファイルの競合を解消するには、 エラーメッセージの # dpkg -r --force-depends packagename

問題が修正できたら、先に示したように

アップグレードの最中に、 いくつかのパッケージの設定・再設定に関する質問が表示されます。 /etc/init.d/etc/terminfo ディレクトリに置かれるファイルと /etc/manpath.config に関しては、 パッケージメンテナのバージョンに置き換えるようにしてください。 システムの整合性を保つためには `yes' と答えることが必要になります。 古いバージョンも

どうすればよいかわからなくなったら、 そのパッケージやファイルの名前を書き留めておいて、 その問題解決は後回しにしましょう。 typescript ファイルを検索すれば、 アップグレードの最中に画面に表示された情報を見直すこともできます。

リブート前にすべきこと

aptitude dist-upgrade が終了したら、 「公式」にはアップグレードは終了したことになります。 しかし次にリブートする

X Window System 関連のパッケージの アップグレードに関する詳しい情報は、 /usr/share/doc/xfree86-common/README.Debian-upgrade.gz を読んでください。これは以前の Debian リリースすべてのユーザに 当てはまります。要するに、読め、ということです。

カーネルのアップグレード

Linux カーネルは、以上の手続きによっては更新 &debian; には、&kernelversion; が含まれています。 これは 2.4 系の、やや古くて安定した Linux カーネルシリーズです。 2.6 系のカーネルはハードウェアのサポートも性能も改善されているので、 こちらを使いたい人もいるかもしれません。

しかし、&oldreleasename; から &releasename; へのアップグレード中に、 2.6 系カーネルにアップグレードするのは に記載されています。

]]>

カーネルをアップグレードするには、 まず初めにお使いのサブアーキテクチャに最適なカーネルを選択する必要があります。 インストールできるカーネルの一覧は、以下のコマンドで得られます。 # apt-cache search ^kernel-image

インストールするカーネルイメージが決まったら、

&oldreleasename; (と、それ以前のリリース) のインストールシステムでは、 お使いのシステムにカーネルがパッケージとしてはインストール

もうちょっと冒険したい人には、 自分のカスタムカーネルをコンパイルする方法も &debian; は提供しています。 kernel-package をインストールして、 /usr/share/doc/kernel-package の文書を読んでみてください。

時代遅れ (Obsolete) なパッケージ

数千個の新規パッケージが導入された一方で、&releasename; では &oldreleasename; にはあった 2000 個以上の古いパッケージが破棄され たり削除されてもいます。これら時代遅れのパッケージをアップグレード する手段は提供されていません。時代遅れのパッケージを使い続けても 構いませんが、Debian プロジェクトは通常 &releasename; がリリース されてから 1 年後にあるいはその期間中に別のリリースが出 ない限り。ある時点では、通常 2 個のみの安定版リリースがサポートさ れています。そのようなパッケージへのセキュリティサポー トを打ち切り、その後は他のサポートも提供されないのが常です。もし存 在するのなら、利用可能な代替品に置き換えることを推奨します。

あるパッケージが本ディストリビューションから削除された理由は、数 多くあります - 上流ではもはや保守されていないため、そのパッケージを 保守することに興味を抱く Debian 開発者がもはやいないため、提供してい た機能が別のソフトウェア (あるいは新バージョン) に取って代わられたた め、バグのために &releasename; にはもはや適さないとみなされたため、 などです。最後の場合では、当該パッケージが "不安定版" ディストリビュー ション内には存在していることがあります。

更新されたシステム内のどのパッケージが "時代遅れ" なのかを 検出するのは、パッケージ管理用フロントエンドが当該パッケージに その旨のマークを付けてくれるので簡単です。aptitude を 使っているのなら、当該パッケージが "Obsolete and Locally Created Packages" 欄に列記されているのに気づくでしょう。 dselect も同じようなセクションを提供しますが、表示 される一覧はわずかに異なっています。さらに、&oldreleasename; で 手作業でパッケージをインストールするのに aptitude を 使っていたのなら、手作業でインストールされたパッケージの記録が取ら れており、依存元パッケージが削除されればもはや不要となる依存関係の みによって導入されたパッケージに時代遅れのマークを付けることができ るでしょう。また aptitude は、deborphan と は異なり、手作業でインストールしたパッケージには時代遅れのマークを 付けません (依存関係によって自動でインストールされたものにはマークを 付けます)。

時代遅れのパッケージを見つけるのに使える追加ツールとしては、以下 のものがあります - deborphandebfostercruftdeborphan を強く推奨しますが、同プロ グラムは (デフォルトモードでは) 時代遅れのライブラリ - "libs" や "oldlibs" セクション内にあり、他のパッケージに使われていないパッケー ジ - しか報告しません。これらのプログラムが表示したパッケージをやみく もに削除しないでください。特に、誤報しやすい非デフォルトのオプションを 積極的に使っている場合はなおさらです。実際に削除する前に、削除を提案さ れたパッケージを手作業で調査 (その中身やサイズ、説明文など) することを 強く推奨します。

は、パッケージ が削除された理由についての情報を提供してくれることがよくあります。 あるパッケージ自体についてのアーカイブ化されたバグ報告と、 のアーカイブ化されたバグ報告の 両方を調査すべきです。

ダミーパッケージ

&oldreleasename; のいくつかのパッケージは &releasename; では複数の パッケージに分割されていますが、これは大半がシステムの保守性を改善す るためです。この場合におけるアップグレードを容易にするために、 &releasename; はしばしば "ダミーの" パッケージ - &oldreleasename; での 古いパッケージと同じ名前で、新規パッケージを導入するための依存関係を 備えた空のパッケージ -を提供しています。これらの "ダミー" パッケージ はアップグレード後は時代遅れとみなされ、安全に削除することができます。

大半の (すべてではない) ダミーパッケージの説明文には、その目的が 記されています。しかしながらダミーパッケージの説明文は統一されていな いため、自分のシステム内のダミーパッケージを検出するために deborphan--guess オプション付で使うことも できます。いくつかのダミーパッケージは、アップグレード後に削除される ことを意図しておらず、代わりに時間とともに変化するプログラムの利用可 能な最新バージョンの記録用として使われることに注意してください。

&releasename; で知っておくべき問題点 Python パッケージへの変更点

&releasename; の python2.X パッケージには、 標準モジュールである 'profile' と 'pstats' が含まれていません。 これは当該モジュールに適用されているライセンスが、DFSG に合致しないためです (詳細はバグ報告 #293932 を参照してください)。これら 2 つのモジュールは、Debian アーカイブ の non-free セクション内の python-profiler および python2.X-profiler パッ ケージにあります。

2.6 系カーネルへのアップグレード

2.6 系カーネルは、2.4 系カーネルから大きな変更が加えられています。 モジュールの名称が変更され、 多くのドライバが部分的あるいはほとんど完全に書き換えられました。 したがって、以前のバージョンから 2.6 系カーネルへのアップグレードは、 それほど簡単に済ませられるものではありません。このセクションは、 直面するかもしれない問題のいくつかを知っておいてもらおうというのが狙いです。

それゆえ、&oldreleasename; から &releasename; へのアップグレードの一部として 2.6 系カーネルへのアップグレードを行うのはお勧めしません。 まずは、システムが &releasename; の 2.4 系 (もしくはそれ以前のバージョンの) カーネルで正しく動作するのを確認すべきです。その後、別の課題として、 2.6 系カーネルへのアップグレードを実施してください。

ソースから自分でカーネルをコンパイルしている人は、2.6 系カーネルで再起動する前に、

/etc/modules ファイル (システム起動時にロードされる モジュールの一覧) 内に記述をしているなら、いくつかのモジュール名が 変わっているかもしれないことに注意してください。変わっている場合は、 ファイル内の記述を新しいモジュール名で更新しなければならないでしょう。

いくつかの SATA ディスクコントローラでは、ドライブやそのパーティ ションに割り当てられたデバイスが /dev/hdX から /dev/sdX に変わっているかもしれません。変わっている場 合は、/etc/fstab とブートローダ設定を適切に修正しなけ ればならないでしょう。これらの修正が正確に行なわれないと、システム は正しく起動しないでしょう。

]]>

2.6 系カーネルをインストールした後、再起動を行う前に、復旧手段を 用意するようにしてください。まず、ブートローダの設定に新しいカーネル と稼働中の古い 2.4 系カーネルの両方の記述があることを確認してください。 ブートローダの設定が間違っていたために古いカーネルで起動できなくなる 場合に備え、"レスキュー用の" フロッピーか CD-ROM が手元にあることも 確認しておくべきでしょう。

キーボードの設定

2.6 系カーネルでの最も劇的な変化は、入力レイヤの基本部分の変更です。 この変更により、すべてのキーボードは「ふつうの」PC キーボードのように扱えます。 これは、現在異なるタイプのキーボード (例えば USB-MAC や Sun キーボード) を選択している場合、新しい 2.6 系カーネルで再起動後にキーボードがまったく 動かない状態になってしまう可能性が非常に高いということです。

別のシステムからそのマシンへ SSH を使ってログインできるのなら、 dpkg-reconfigure console-data と実行して "Select keymap from full list" オプションを選び、そこから "pc" キーボードを選択することでこの問 題を解決できます。

コンソールで使っているキーボードが影響を受けたということは、 X Window System のキーボードも再度設定する必要があるでしょう。 dpkg-reconfigure xserver-xfree86 を実行するか、 /etc/X11/XF86Config-4 を直接編集することになります。 で参照されている文書も読んでおいてください。

この問題は、すべての PS/2 および大半の USB キーボードがすでに "normal" PC キーボードとして設定されている &arch-title; アーキテ クチャでは影響がないでしょう。

]]> USB キーボードを使っているのなら、"normal" PC キーボードか USB-MAC キーボードとして設定されているでしょう。前者の場合、この問題による 影響はありません。

]]> マウスの設定

これも入力レイヤの変更によるものですが、2.6 系カーネルへアップグレー ドした後でマウスが使えなくなったなら、X Window System と 現在、X で /dev/sunmouse を設定しているなら、 おそらく /dev/psaux へ変更する必要があります。

]]> サウンドの設定

2.6 系カーネルでは、OSS サウンドドライバよりも ALSA サウンドドライ バが推奨されます。/etc/modules 内に OSS モジュールの記述があるのな ら、これを削除すべきです。

]]> 2.6 系への変更で udev が起動

/dev ディレクトリにマウントされ、 カーネルモジュールがロード・アンロードされるときにデバイスファイルを ディレクトリに動的に作成・削除します。また、新しいデバイスの検出は、

/dev/video や /dev/radio など) デフォルトではデバイスファイルが作成されない場合もあります。

/etc/udev を見てください。

]]> X Window System のロード失敗

マシンの起動後 X のロードに失敗し、 /var/log/XFree86.0.log 内に "missing core pointer" と いうエラー表示があるなら、マウスドライバが )。解決法と しては、使っているマウス用のドライバモジュール (psmouseなど) を /etc/modules に追加することがあります。

Transmeta Crusoe システムと X Window System

&releasename; で配布されている X サーバは、多くの Transmeta(TM) Crusoe(TM) プロセッサでは正しく実行できない、最適化されたコードを含んでいます。この結果、 X のクライアントアプリケーションが一定の間隔 (x86 の「morphed」コードが、 バグのある Crusoe CPU 内の VLIW 命令をキャッシュした場合) で以下のようなエラーメッセージとともに接続に失敗します: X Error of failed request: BadLength (poly request too large or internal Xlib length error) Major opcode of failed request: 18 (X_ChangeProperty) Serial number of failed request: 15 Current serial number in output stream: 18

実際の問題として、数時間起動させていると、 アプリケーションが突然終了するようになってしまいます。 ディスプレイマネージャが起動しているなら、 同様に終了と再起動を繰り返すようになります。 この状態は、バグのある VLIW Transmeta コードがキャッシュから消えるまで続きます。

バグがプロプライエタリな Transmeta Code Morphing Software (CMS) 内に存在し、ラップトップの BIOS は起動時にベンダのシグネチャとして CMS をチェックするので、このバグを直すには Transmeta とラップトップのベンダが協力する以外にありません。 この問題に関するより詳しい情報は、 や Debian のバグ報告 にあります。

このバグを回避するには、 ]]> &debian; に関するさらなる情報 もっと読みたい

このリリースノートやインストールガイドを越えた、 &debian; に関するより進んだ文書は、 Debian Documentation Project (DDP) から公開されています。 DDP は Debian のユーザや開発者向けに、 品質の高い文書を作成することを目的としています。 Debian ガイド、Debian メンテナ入門、 Debian FAQ などなど、たくさんの文書があります。 リソースの詳細すべては から得られます。

それぞれのパッケージの文書は /usr/share/doc/package にインストールされています。 ここには、 著作権情報、Debian 固有の詳細、開発元の文書すべて、 などが置かれています。

助けを求めるには

Debian ユーザ向けのヘルプ・アドバイス・サポートなどは、 いろいろな場所から得られます。しかしこれらを頼りにするのは、 その問題について徹底的に文書を調査してからにしましょう。 このセクションでは新しく Debian ユーザになった人向けに、 これらを簡単に紹介します。

メーリングリスト

Debian ユーザが最も興味を引かれるであろうメーリングリストは debian-user (英語) リストおよび debian-user- を見てください。 利用にあたっては、 あなたの疑問に対する答えが以前の投稿ですでに答えられていないかどうか、 アーカイブをチェックしてください。 また標準的なメーリングリストのエチケットに従うようにしてください。

インターネットリレーチャット (IRC)

Debian はサポート用の IRC チャンネルを Debian ユーザの協力によって運営しています。 このチャンネルは Freenode IRC ネットワークにあります。 このネットワークは、 オープンソースコミュニティで資源共有や協力を進めるため、 情報交換に使われているものです。 このチャンネルにアクセスするには、 お好みの IRC クライアントを &debian-irc-server; に接続し、 #debian に join してください。

チャンネルのガイドラインに従い、 他のユーザを大切にしてください。 Freenode に関する詳細は を訪ねてみてください。

バグを報告する

私たちは Debian GNU/Linux を高品質な OS にするよう努めていますが、だからといって 私たちの提供するパッケージにバグが皆無というわけにはいきません。 Debian の「オープンな開発体制」という考え方に合致し、また、 ユーザに対するサービスとして、 私たちは報告されたバグに関するすべての情報を にある バグ追跡システム (Bug Tracking System: BTS) で提供しています。

もしディストリビューションや、 その一部であるパッケージされたソフトウェアにバグを見つけたら、 次のリリースで修正できるよう、その問題点の報告をお願いします。 バグを報告するには正しい電子メールアドレスが必要です。 これをお願いしているのは、バグを追跡したり、 開発者がより詳しい情報を必要とした場合に、 報告者に連絡できるようにするためです。

バグ報告には reportbug というプログラムを使うこともできますし、 電子メールを使っても構いません。 バグ追跡システムに関する詳細やその使い方については、 リファレンスカード (doc-debian パッケージをインストールしていれば /usr/share/doc/debian にあります) をお読み頂くか、 または のウェブサイトからオンラインで入手することもできます。

Debian に貢献する

Debian への貢献は専門家でなくてもできます。 問題を抱えたユーザを、いろいろな の場所で助けてあげることも、立派なコミュニティへの貢献です。 に参加して、 ディストリビューション開発に関する問題を見つけたり解決したりする (もちろん後者のほうが大切) ことも、 もちろん非常に助けになります。 Debian を高品質なディストリビューションに保つため、 その原因の特定や解決に際して開発者を助けてください。 執筆が得意なら、 作成や 既存文書のご自分の言語への に積極的に参加し、そこで貢献するのもよいでしょう。

もっと時間が自由になるなら、Debian に属するフリーソフトウェア集の一部を管理してみるのはどうでしょうか。 皆が Debian に入れてほしいと思っているソフトウェアを 引き受けて管理するのは、特に価値の高い貢献です。 これに関する詳細は、 をご覧になってください。 Debian にはいくつかサブプロジェクトが存在しており、 特定のアーキテクチャへの移植、 などが進められています。これらのうち、 あなたが興味を持っているグループに参加するのもよいでしょう。

いずれにしても、 あなたが何らかの形でフリーソフトウェアコミュニティに関わっているのなら、 それがユーザとしてであれ、プログラマ、ライター、 翻訳者のいずれとしてであれ、 すでにあなたはフリーソフトウェア運動を助けてくださっているのです。 貢献することは報いのあることですし、楽しいことです。 新しい人々に出会う機会も増えます。 きっと暖かな、楽しい気持ちになれるはずです。

カーネルのアップグレード この付録の情報は、システムを安全にアップグレードするため には、システムのアップグレード を読んでくださ い

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以下の手順は、新しいカーネルをインストールするために利用可能な 全バックポートツールの使い方を、順序を追って説明するものです。

&oldreleasename; からインストールする必要があるパッケージのため、 で説明したように &oldreleasename; を参照している行がまだ sources.list に残っていることを確かめてください。

]]> 以下の手順は、新しいカーネルのインストール方法を、順序を追って説明するものです。

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必要なパッケージのダウンロードとインストール

apt を使う場合: もしまだ変更していないなら、 で述べたように sources.list ファイルが &releasename; を指すようにして、パッケージリストの更新と 使っているマシン用の kernel-image のインストールを済ませてください。 利用可能なカーネルイメージの一覧は以下を見るか、次のコマンドで表示できます: $ apt-cache search ^kernel-image

インストール中に、モジュールに不整合があると文句を言われ、 インストールを続けるかどうか質問されるかもしれません。 これらの不整合は、新しいカーネルで再起動すれば解決されるので、 はいと答えてください。

dpkg を使う場合: 選択した Debian ミラーから、 最新のカーネルパッケージを取得してください。 利用可能なパッケージは以下の通りです:

Indy や Indigo2 のような、R4XX0 プロセッサと SGI IP22 サブアーキテクチャ用。

Indy や Indigo2 のような、R5000 プロセッサと SGI IP22 サブアーキテクチャ用。

Broadcom BCM91250A (通称 SWARM) パス 2.2 用。

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DECstation 5000/1xx シリーズ (xx=20,25,33) や DECstation 5000/240 のような、KN02 (互換の) メインボードを積んだ R3000 ベースの DECstations 用。

DECstation 5000/150、Personal DECstation 5000/50、DECstation 5000/260 のような、KN04 (互換の) メインボードを積んだ R4X00 ベースの DECstations 用。

(Qube、RaQ、Qube2、RaQ2 のような、) MIPS ベースの Cobalt マシン用。

R5000 プロセッサを積んだ Lasat Masquerade Pro 用。

Broadcom BCM91250A (通称 SWARM) パス 2.2 用。

Au1500 ベースの XXS1500 ボード用。

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そして、dpkg -i でパッケージをインストールします。 (modutils の) モジュールに不整合があると文句を言われ、 インストールを続けるかどうか質問されるかもしれません。 これらの不整合は、新しいカーネルで再起動すれば解決されるので、 はいと答えてください。

]]>

apt を使う場合: apt やそのフロン トエンドの一つを使ってパッケージをインストールするには、以下の 行をあなたの /etc/apt/sources.list に追加してくだ さい: deb &url-kernel-upgrade; # ソースも必要なら入手できます。 # deb-src &url-kernel-upgrade;

次に以下のパッケージをインストールしてください: modutilsinitrd-tools。 ]]> 次に以下のパッケージをインストールしてください: module-init-toolsmodutils, paloinitrd-tools: # apt-get install module-init-tools palo initrd-tools modutils ]]> (後ほど、ここで追加したものは安全に削除できます)

で述べたように、 sources.list が &releasename; を指すように変更した後、 パッケージのリストを更新して、&upgrade-kernel-image-name; パッケージをインストールしてください。

dpkg を使う場合: dpkg でパッケージを直接 インストールするには、まず必要なファイルをダウンロードする必要が あります。

]]>

カーネルパッケージは &upgrade-kernel-modutils-name;modutils と衝突します)]]> に依存 しており、initrd-toolscramfsprogs に依存しています。(statcpioash など) その他すべての依存関係は、 通常の方法で &oldreleasename; 内のパッケージにより解決できます。

]]> ]]> まだ古いカーネルを削除してはいけません

新しいカーネルで起動し、アップグレードに必要なすべての ハードウェア (ネットワークアダプタなど) が動作するかどうか 確認してください。

システムを起動可能にする

ブートローダの設定である &bootloader-conf; を調整 する必要があるでしょう。&oldreleasename; の Debian カーネルとは 異なり、現在のカーネルは initrd を使うことに注意してください。

]]> 新しいカーネルでの再起動 システムのチェック

特に入力デバイス、表示デバイス、&releasename; パッケージへのアク セスに必要なデバイス (ネットワークアダプタ、CD ドライブなど) を チェックしてください。いくかのモジュールは名前が変わっていたり、 古いカーネルではカーネルに組み込まれていたドライバがモジュールと してコンパイルされていることがあります...

]]> &oldreleasename; システムの管理

この付録には、&releasename; へアップグレードする前に &oldreleasename; パッケージを確実にインストールしたりアップグレードする方法についての情報 が述べられています。特定の状況でのみ必要となるでしょう。

&oldreleasename; システムのアップグレード

基本的には、これまで行なってきた &oldreleasename; のあらゆるアッ プグレードと違いはありません。唯一異なるのは、 で説明したようにパッケージリスト内に &oldreleasename; パッケージが まだ含まれているのを確認する必要があることです。

&oldreleasename; 版 aptitude のインストール

まず、 内の指示に従って &oldreleasename; 版 の

その後で、次のように実行して # apt-get install aptitude

]]> ソースリストのチェック

/etc/apt/sources.list 内で 'stable' を指定している 行があるなら、効率よく &releasename; を "使う" 用意ができています。 すでに apt-get update を実行済みでも、以下の手順に従えば問題 なく元に戻すことができます。

&releasename; からパッケージのインストールもしてしまっているなら、 おそらくこれ以上 &oldreleasename; からパッケージをインストールしても 無意味でしょう。この場合、続けるかどうかを自分で決断しなければなりま せん。パッケージをダウングレードすることはできますが、その方法はここ では扱いません。

(root になってから) お気に入りのエディタで /etc/apt/sources.list を開き、deb http:deb ftp: で始まるすべて行の中に "

deb file: で始まっている行があるなら、その行が指定している 場所が &oldreleasename; か &releasename; のどちらのアーカイブなのかを 独力で調べなければならないでしょう。

deb cdrom: で始まっている行は、絶対に変更 しないでください。変更するとその行は無効になって、もう一度

変更が済んだら、ファイルを保存してから次のように実行して、 パッケージリストを更新してください: # apt-get update