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DDTSS訳 bristol



やまだです。

(先ほど誤操作で空のメールを送信してしまい、失礼しました)

DDTSS上でレビューの競合が発生しそうなので、debian-doc MLでも
コメントをお送りします。次に修正する方は参考にしてください。

bristol - vintage synthesizer emulator

> and can be MIDI driven,
> MIDI で駆動することができます

日本語で一般に使われる表現にすれば、
「MIDI再生することができます」です。
「MIDI演奏することができます」も許容されます。

「再生」という訳語は「drive」に対応しないと思われるので、
訳語の選択が悩ましいです。

> It supports splitting and layering the keyboard with multiple
> synthesizers on a single midi channel.
> 単一の MIDI チャンネル上にあるキーボードに対して、複数シンセ
> サイザを割り当てる分割とレイヤリングに対応しています。

ここの意味ですが、

1. キーボードは、単一のMIDIチャンネルで送信するものとします。
(ここではシンセサイザーが主体なので、キーボードの信号を受ける
動作であることに注意)
2. splittingとは、キーボードの特定のキー(例えばC4など)を
境界として、下のキーの入力は音源A、上のキーの入力は音源Bで
鳴らす(演奏する)という機能です。音源Aと音源Bは異なるMIDI
チャンネルで受けるのが本来の使い方です。
3. layeryingとは、1つのMIDIチャンネルで受けた入力を、音源Aと
音源Bで同時に鳴らす(演奏する)機能です。これも、音源Aと音源Bは
異なるMIDIチャンネルで受けるのが本来の使い方です。

音源Aと音源Bは、一般に異なる音色が設定されます。
(同じ音色でオクターブを変えたり、エフェクトを変える場合もあります)

splittingとlayeryingは、(物理的に)少ないキーボードで演奏したい
場合や、MIDIチャンネルを節約したい場合、MIDIデータの節約をしたい
場合、簡単に豊かな表現で演奏をしたい場合などに使われます。

splittingとlayeryingは、MIDI関係では「スプリット」と「レイヤー」という
用語が使われています。

したがって、最新の訳は再修正が必要と考えています。

先に誰かが修正していない場合、私は明日の晩に修正を
予定しています。

-- 
Takuma Yamada <tyamada@xxxxxxxxxxxxxxxx>
http://blog.livedoor.jp/tyamada22/