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Re: dpkg man page (5) 査読依頼
かねこです。5 だけざっと見ました。
直してませんけど、demangle はデコードではなくやっぱりデマングルだと
おもう。マングル処理でぴんと来ない人が以降の説明読んでも分からない
のでは。
------>8------------>8------------>8------------>8------------>8
--- 20110929ja.po.5.orig.txt 2011-10-05 19:29:32.000000000 +0900
+++ 20110929ja.po.5.txt 2011-10-05 22:01:05.000000000 +0900
@@ -114,10 +114,10 @@
"dropped because the symbol really got added by the Debian specific change, "
"then one should suffix the version with \"~\"."
msgstr ""
-"シンボルファイルは、幾度かのリリースを通じてパッケージの発展がもたらされた"
-"場合のみ非常に有用なものとなる。メンテナは新しいシンボルが追加される度に"
-"ファイルを更新する必要があり、これにより関連付けられた最小のバージョンが"
-"実態に即したものとなる。この作業を適切に行うために、ビルドのログに含まれる"
+"シンボルファイルは、幾度かのリリースを通じたパッケージの発展を反映したものとなっている"
+"場合のみ非常に有用なものとなる。つまり、メンテナは新しいシンボルが追加される度に"
+"ファイルを更新し、これにより関連付けられた最小のバージョンが"
+"実態に即したものする必要がある。この作業を適切に行うために、ビルドのログに含まれる"
"差分情報を用いることができる。大半の場合、差分情報は直接 debian/I<package>"
".symbols ファイルに適用することができる。しかしながら、通常は更に細かい調整"
"が必要となる。例えば最小バージョンから Debian リビジョンを削除することにより、"
@@ -406,10 +406,10 @@
"B<ignore-blacklist>. It can be necessary for some low level toolchain "
"libraries like libgcc."
msgstr ""
-"dpkg-gensymbols は、通常ツールチェインの詳細な実装に副作用をもたらすため、"
+"dpkg-gensymbols は、通常ツールチェインの詳細な実装の副作用としてのみ存在するため、"
"シンボルファイル中に存在すべきではないシンボルからなる内部的なブラックリストを"
"持っている。なんらかの理由により、シンボルファイルにこうしたシンボルの"
-"一つを加えたい場合は、B<ignore-blacklist> タグをシンボルに付ける必要がある。"
+"一つを本気で加えたい場合は、B<ignore-blacklist> タグをシンボルに付ける必要がある。"
"これは、 libgcc のような低レベルなツールチェインのライブラリの一部で"
"必要な場合がある。"
@@ -474,7 +474,7 @@
"considered as new."
msgstr ""
"標準シンボルと異なり、パターンにはライブラリがエクスポートする複数の"
-"シンボルが含まれうる。B<dpkg-gensymbols> は、シンボルファイルによって"
+"実シンボルが含まれうる。B<dpkg-gensymbols> は、シンボルファイルによって"
"特定のシンボルと関連付けられてI<いない>各シンボルについて、パターンとの"
"マッチングを行う。最初にパターンにマッチした時点で、シンボルの基本的な"
"機能として、パターンのタグおよび属性が用いられる。パターンにマッチしなかった"
@@ -594,7 +594,7 @@
"デコードされた名前が同じである場合もある。これは、例えば仮想継承でないサンク"
"シンボルに複雑な継承の設定が行われている場合や、大半のコンストラクタと"
"デストラクタについて言える (ただし、g++ は、これらに対して通常 2 つの実"
-"シンボルを生成する)。ただし、こうした衝突が ABI レベルで発生しているもので"
+"シンボルを生成する)。ただし、こうした衝突は ABI レベルで発生しているもので"
"あり、シンボルファイルの品質を低下させるものではない。"
#. type: Plain text
@@ -752,7 +752,7 @@
msgstr ""
"一般的に、すべてのパターンはエイリアス (基本的な I<c++> と I<symver>) と"
"汎用パターン (I<regex> および任意の基本パターンの組み合わせ) という"
-" 2 つのグループに大別される。基本的なエイリアスベースのパターンは (O(1)) で"
+" 2 つのグループに大別される。基本的なエイリアスベースのパターンに対するマッチングは
(O(1)) で"
"あるため高速であるが、汎用パターンは各シンボルに対して O(N) (N - 汎用的な"
"パターンの数) となる。そのため、汎用パターンを多用しすぎないことを推奨する。"
@@ -811,7 +811,7 @@
#: dpkg-gensymbols.1:319
msgid "The include directive may also be tagged like any symbol:"
msgstr ""
-"include ディレクティブは任意のシンボルのタグに用いてもよい:"
+"include ディレクティブは他のシンボル同様、タグを付加してもよい:"
#. type: Plain text
#: dpkg-gensymbols.1:321
@@ -915,7 +915,7 @@
"ideally, it uses symbol versioning to achieve ABI stability despite internal "
"changes and API extension;"
msgstr ""
-"ABI の安定性を維持するため、内部的な変更と API の拡張を除き、シンボルの"
+"理想的には、ABI の安定性を維持するため、内部的な変更と API の拡張を除き、シンボルの"
"バージョン管理が行われている。"
#. type: Plain text
@@ -1059,10 +1059,10 @@
"テンプレートモードで保存する。両者の主な違いは、テンプレートモードでは"
"シンボル名とタグの両方がオリジナルの形式のまま書き出されるのに対し、"
"互換モードでは、処理済みのシンボル名のみが書き出され、タグは削除される"
-"点である。さらに、テンプレートモードではすべてのシンボルが、常にシンボル"
+"点である。さらに、テンプレートモードでは、すべてのシンボルが常にシンボル"
"ファイルのテンプレートに書き込まれるのに対し、互換モードでは、シンボルの"
"一部が標準の I<deb-symbols(5)> ファイルに書き出される際に削除される場合が"
-"ある (タグの処理ルールによる)。xxxxx"
+"ある (タグの処理ルールによる)。"
#. type: TP
#: dpkg-gensymbols.1:410
@@ -1080,12 +1080,12 @@
"new symbols have been introduced. Level 3 fails if some libraries have "
"disappeared. Level 4 fails if some libraries have been introduced."
msgstr ""
-"生成されたシンボルファイルをベースとして用いたテンプレートファイルと比較する"
+"生成されたシンボルファイルを、ベースとして用いたテンプレートファイルと比較する"
"際のチェック項目を定義する。デフォルトのレベルは 1 である。レベルを上げると"
"より低いレベルのチェック項目すべてに加えて、より多くのチェックが行われる。"
"レベル 0 を指定した場合、常に失敗しない。レベル 1 は、幾つかのシンボルが"
"消失した場合に失敗となる。レベル 2 は新しいシンボルが出現しても失敗となる。"
-"レベル 3 はライブラリが消失すると失敗となる。レベル 4 はライブラリが出現した場合に
も失敗となる。xxxxx"
+"レベル 3 はライブラリが消失すると失敗となる。レベル 4 はライブラリが出現した場合に
も失敗となる。"
#. type: Plain text
#: dpkg-gensymbols.1:421
@@ -1103,7 +1103,7 @@
"libraries or new/lost symbols. This option only disables informational "
"output but not the checks themselves (see I<-c> option)."
msgstr ""
-"出力を抑止しする。生成されたシンボルファイルとベースとなったテンプレート"
+"出力を抑止し、生成されたシンボルファイルとベースとなったテンプレート"
"ファイルとの差分を生成せず、新規の、もしくは消失したライブラリや、新規の、"
"もしくは消失したシンボルに関する警告も表示しない。このオプションは情報の"
"出力を抑止するのみであり、チェック自体は行われる (I<-c> オプションも"
@@ -1242,10 +1242,10 @@
"have to forward after a double dash."
msgstr ""
"こうした作業の多くは、メンテナスクリプト (B<preinst>, B<postinst>, "
-"B<prerm>, B<postrm>) と連携した動作が求められる。ミスを避けるためには、"
-"すべてのスクリプトに対して、単に同じ形式のスクリプト呼び出しを設定する。"
-"またプログラムが環境変数 B<DPKG_MAINSCRIPT_NAME> と二重ダッシュの後に設定"
-"されるメンテナスクリプトの引数とに基づいた挙動の調整を自動的に行う。xxxxx"
+"B<prerm>, B<postrm>) 間の連携した動作が求められる。ミスを避けるために、"
+"すべてのスクリプトに対して、単に同じ形式のスクリプト呼び出しを設定し、"
+"プログラム側で環境変数 B<DPKG_MAINSCRIPT_NAME> と二重ダッシュの後に設定"
+"して渡されるメンテナスクリプト固有の引数とに基づいた挙動の調整を自動的に行うように
している。"
#. type: SH
#: dpkg-maintscript-helper.1:28
@@ -1268,9 +1268,9 @@
"パッケージをアップグレードする時に、dpkg は、新しいバージョンに存在しない"
" conffile (dpkg がユーザの行った修正を保持する必要がある設定ファイル) "
"を自動的には削除しない。"
-"これには 2 つの大きな理由がある。1 つは conffile に想定外の事象があっても"
-"削除されないようにして、、次のバージョンでそれを復活させることができる"
-"ようにすることで、ユーザが施した変更を破棄したいという場合。もう 1 つ"
+"これには 2 つの大きな理由がある。1 つは (パッケージ作成時に) conffile の指定を誤っ
て落としてしまった場合にも"
+"ユーザは施した変更を破棄したいとは思わないであろうから、設定を削除されないようにし
ておき、次のバージョンでそれを復活させることができる"
+"ようにするためである。もう 1 つ"
"は、パッケージが dpkg のメンテナンスする conffile をパッケージのメンテナスクリプト、"
"通常は debconf や ucf といったツールによって、メンテナンスされている"
"ファイルに移行することを可能とするためである。"
@@ -1340,9 +1340,9 @@
"forwarded to the program after \"--\"."
msgstr ""
"I<conffile> は削除対象の conffile のファイル名であり、I<lastversion> は"
-"conffile が含まれるパッケージの最後の (最新の) バージョン (もしくは"
-"これが直ちに実装されなかった場合、廃止された xxxxx"
-" conffile を削除する対象としていない最後のバージョン) である。"
+"対象 conffile が含まれていたパッケージの最後の (最新の) バージョン (もしくは"
+"その conffile の削除が (不要になった後) 直ちに実装されてはいなかった場合、"
+"その conffile を削除の指示を行っていなかった最後のバージョン) である。"
"<lastversion> が空もしくは省略されていた場合、この処理はアップグレードの"
"たびに行われる。"
"I<package> はパッケージ名である。これは任意であり、"
@@ -1390,8 +1390,8 @@
"conffile のパスが変更された場合は、ユーザによる変更点もすべて移行する"
"必要がある。これは、B<preinst> スクリプトに簡単な変更を行うことで実現でき"
"そうに見えるが、その場合、ユーザが主体的に変更を行っていないにも"
-"関わらず、dpkg はユーザに対して conffile の変更を受け入れるかどうかの"
-"確認を行うこととなる。"
+"関わらず、dpkg からユーザに対して conffile の変更を受け入れるかどうかの"
+"確認が発生してしまう。"
#. type: Plain text
#: dpkg-maintscript-helper.1:87
@@ -1969,10 +1969,10 @@
msgstr ""
"出力形式を指定する。現在サポートされている値は I<dpkg> および I<rfc822> で"
"ある。I<dpkg> は従来からの (このオプションが存在する前からの) 出力形式で"
-"あり、デフォルトである。これには Debian 制御情報 (B<deb-control>(5) "
+"あり、デフォルトである。これには Debian 制御情報形式 (B<deb-control>(5) "
"を参照) に則った段落 1 つからなる。"
-"複数のエントリが指定された場合、最後に指定したエントリに従って"
-"フィールドが取得されるが、それ以外のエントリで記載されているフィールドは除く。xxxxx"
+"複数のエントリが指定された場合、他に指示がなければほとんどのフィールドは最後に指定
したエントリに従って"
+"取得される。"
#. type: TP
#: dpkg-parsechangelog.1:54
------>8------------>8------------>8------------>8------------>8
--
Seiji Kaneko