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project-history
- From: victory <victory.deb@xxxxxxxxx>
- Subject: project-history
- Date: Fri, 26 Apr 2013 13:43:48 +0900
- Dkim-signature: v=1; a=rsa-sha256; c=relaxed/relaxed; d=gmail.com; s=20120113; h=x-received:date:from:to:subject:message-id:x-mailer:mime-version :content-type; bh=1i2cXD/d5BpYBqcxz43l4nUkPdmXyHUaDkEy9ZQNYlg=; b=HNZPxsFCvcEBfeGUDJxp3P1jBY9K1Y+oedfcx1ucRIeDaPId/8wPq9OTgGJy2CJQVw JxdC5dCG4985vVSgEEXQN8BNdH3afdAKGB0gIdU5Zl3B7yZEouvok8wSt1k0IfZruKw3 jJL/w8qmbv2wLC44G2r5eWUeJMUsm3KXUaQa8uIeoMWZUkN5hWvSG15SJdNLDBYVMUxw fuDZwZwYglySJLjYOJylEFruZMPa/J2SOky+UTZ+63f129BzLBCAYq8bStYu0oN5nUT4 jr5op0MToLKNSd5b2n6rdiMHvYcdLFs3gRMJlDzO/7VZOuTZX4MhUv4aJFZUTkmE+Kdb AEGg==
- List-help: <mailto:debian-doc-ctl@debian.or.jp?body=help>
- List-id: debian-doc.debian.or.jp
- List-owner: <mailto:debian-doc-admin@debian.or.jp>
- List-post: <mailto:debian-doc@debian.or.jp>
- List-software: fml [fml 4.0.3 release (20011202/4.0.3)]
- List-unsubscribe: <mailto:debian-doc-ctl@debian.or.jp?body=unsubscribe>
- X-ml-info: If you have a question, send e-mail with the body "help" (without quotes) to the address debian-doc-ctl@debian.or.jp; help=<mailto:debian-doc-ctl@debian.or.jp?body=help>
- X-ml-name: debian-doc
- X-mlserver: fml [fml 4.0.3 release (20011202/4.0.3)]; post only (only members can post)
- X-original-to: debian-doc-dist@debian.or.jp
- X-received: by 10.68.232.2 with SMTP id tk2mr56236599pbc.99.1366951426553; Thu, 25 Apr 2013 21:43:46 -0700 (PDT)
- X-spam-checker-version: SpamAssassin 3.2.5 (2008-06-10) on osdn.debian.or.jp
- X-spam-level:
- X-spam-status: No, score=-1.0 required=10.0 tests=RCVD_IN_DNSWL_LOW autolearn=disabled version=3.2.5
- Message-id: <20130426134339.e12457455f0b817e3e5c3dfc@xxxxxxxxx>
- X-mail-count: 07615
- X-mailer: Sylpheed 3.3.0 (GTK+ 2.10.14; i686-pc-mingw32)
22:21 yyoshino > そういえば 先ほどproject-history (debian-history)が4f3uなままリリースされてたのですが,今から訳してもwheezy間に合わないですよね...
余計なスペース削除してたらdiffがえぐいことになったw
--
victory
no need to CC me :-)
http://userscripts.org/scripts/show/102724 0.0.1.4
http://userscripts.org/scripts/show/163846 0.0.1
http://userscripts.org/scripts/show/163848 0.0.1
Index: ja.po
===================================================================
--- ja.po (revision 9777)
+++ ja.po (working copy)
@@ -138,15 +138,15 @@
"Alpha, ARM, Intel IA-64, Motorola 68k, MIPS, PA-RISC, PowerPC, Sparc (and "
"UltraSparc), IBM S/390 and Hitachi SuperH."
msgstr ""
-"<url id=\"http://www.debian.org/\" name=\"Debian プロジェクト\"> は、フ"
-"リー ソフトウェアだけからなるオペレーティングシステムディストリビューショ"
-"ンを 作るために努力する、世界規模のボランティアグループです。このプロジェ"
-"クトの 今までの主要な成果物は、Debian GNU/Linux ソフトウェアディストリ"
-"ビューション です。これは Linux オペレーティングシステムカーネルと、何千も"
-"のパッケージ化済 のアプリケーションを含みます。さまざまなプロセッサタイプ"
-"に程度こそ違うものの 対応しています。その中には Intel i386 以降、Alpha、"
-"ARM、Intel IA-64、 Motorola 68k、MIPS、PA-RISC、PowerPC、Sparc (および "
-"UltraSparc)、IBM S/390、 Hitachi SuperH が含まれます。"
+"<url id=\"http://www.debian.org/\" name=\"Debian プロジェクト\">は、フリー"
+"ソフトウェアだけからなるオペレーティングシステムディストリビューションを作"
+"るために努力する、世界規模のボランティアグループです。このプロジェクトの今"
+"までの主要な成果物は、Debian GNU/Linux ソフトウェアディストリビューション"
+"です。これは Linux オペレーティングシステムカーネルと、何千ものパッケージ"
+"化済みのアプリケーションを含みます。程度こそ違うもののさまざまなプロセッサ"
+"タイプに対応しています。その中には Intel i386 以降、Alpha、ARM、Intel "
+"IA-64、Motorola 68k、MIPS、PA-RISC、PowerPC、Sparc (および UltraSparc)、"
+"IBM S/390、 Hitachi SuperH が含まれます。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:94
@@ -160,10 +160,10 @@
msgstr ""
"Debian は <url id=\"http://www.spi-inc.org/\" name=\"Software in the "
"Public Interest, Inc.,\"> (SPI) 設立の動機となりました。SPI はニューヨーク"
-"を本拠地とする非営利団体 です。Debian およびその他の同様の組織が、オープン"
-"ハードウェアおよびソフト ウェアを開発するのを援助するために設立されまし"
-"た。とりわけ SPI は、Debian プロジェクトが米国で税控除可能な寄付を受け取れ"
-"る仕組みを提供しています。"
+"を本拠地とする非営利団体です。Debian およびその他の同様の組織が、オープン"
+"ハードウェアおよびソフトウェアを開発するのを援助するために設立されました。"
+"とりわけ SPI は、Debian プロジェクトが米国で税控除可能な寄付を受け取れる仕"
+"組みを提供しています。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:101
@@ -174,8 +174,8 @@
"debian.org/intro/free\" name=\"Debian What Does Free Mean?\"> page."
msgstr ""
"フリーソフトウェアについての詳細は、<url id=\"http://www.debian.org/"
-"social_contract\" name=\"Debian 社会契約\"> と それに関連する Debian フ"
-"リーソフトウェアガイドラインや、 <url id=\"http://www.debian.org/intro/"
+"social_contract\" name=\"Debian 社会契約\">と、それに関連する Debian フ"
+"リーソフトウェアガイドラインや、<url id=\"http://www.debian.org/intro/"
"free\" name=\"フリーとは何だろう?\"> のページを参照してください。"
#. type: <heading></heading>
@@ -198,10 +198,10 @@
"Debian プロジェクトは、公式には Ian Murdock さんによって <url id=\"http://"
"groups.google.com/groups?selm=CBusDD.MIK%40unix.portal.com&"
"output=gplain\" name=\"1993 年 8 月 16 日\"> に創設されました。当時は、"
-"Linux の「ディストリビューション」という概念 自体が新しいものでした。Ian "
-"さんは Debian を開かれた、Linux と GNU の 精神に則ったディストリビューショ"
-"ンにしようとしました (詳細はこの文書の 付録として提供されている Ian さんの"
-"宣言を参照してください)。Debian の 創設にあたり、FSF の GNU プロジェクトに"
+"Linux の「ディストリビューション」という概念自体が新しいものでした。Ian さ"
+"んは Debian を開かれた、Linux と GNU の精神に則ったディストリビューション"
+"にしようとしました (詳細はこの文書の付録として提供されている Ian さんの宣"
+"言を参照してください)。Debian の創設にあたり、FSF の GNU プロジェクトに"
"よって 1 年間 (1994 年 11 月から 1995 年 11 月まで) 支援を受けました。"
#. type: <p></p>
@@ -212,9 +212,9 @@
"tightly-knit group of Free Software hackers, and gradually grew to become "
"a large, well-organized community of developers and users."
msgstr ""
-"Debian は、注意深くそして良心的にまとめられるように、そして同様の配慮で 保"
-"守されサポートされるように意図されました。Debian はフリーソフトウェア ハッ"
-"カーの小さく緊密なグループとして始まり、しだいに開発者および ユーザの大規"
+"Debian は、注意深くそして良心的にまとめられるように、そして同様の配慮で保"
+"守されサポートされるように意図されました。Debian はフリーソフトウェアハッ"
+"カーの小さく緊密なグループとして始まり、しだいに開発者およびユーザの大規"
"模でよく組織化されたコミュニティへと成長しました。"
#. type: <p></p>
@@ -230,12 +230,12 @@
"upgrades."
msgstr ""
"プロジェクトの開始当初、Debian はすべての開発者およびユーザに自らの作業で"
-"貢献する方法が 開かれている唯一のディストリビューションでした。現在でも "
-"Linux の重要な 配布団体としては、唯一営利団体ではありません。Debian はプロ"
-"ジェクトを 組織するための憲章、社会契約そしてポリシー文書を持つ唯一の大プ"
-"ロジェクト です。Debian はまた、アップグレード時のシステムの整合性を保証す"
-"るために、 パッケージ間の関係についての詳細な依存情報によって「細かくパッ"
-"ケージ化 された」唯一のディストリビューションでもあります。"
+"貢献する方法が開かれている唯一のディストリビューションでした。現在でも "
+"Linux の重要な配布団体としては、唯一営利団体ではありません。Debian はプロ"
+"ジェクトを組織するための憲章、社会契約そしてポリシー文書を持つ唯一の大プ"
+"ロジェクトです。Debian はまた、アップグレード時のシステムの整合性を保証す"
+"るために、パッケージ間の関係についての詳細な依存情報によって「細かくパッ"
+"ケージ化された」唯一のディストリビューションでもあります。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:138
@@ -246,9 +246,9 @@
"documentation implementing all of Debian's key elements in an open and "
"visible way."
msgstr ""
-"高品質を達成して維持するために、Debian はソフトウェアをパッケージ化して 配"
-"布するための広範囲にわたるポリシーと手続き一式を採用しました。これらの 基"
-"準は、Debian の主要な要素すべてをオープンで目に見える形で実装するツール、 "
+"高品質を達成して維持するために、Debian はソフトウェアをパッケージ化して配"
+"布するための広範囲にわたるポリシーと手続き一式を採用しました。これらの基準"
+"は、Debian の主要な要素すべてをオープンで目に見える形で実装するツール、"
"自動化、文書によって裏打ちされています。"
#. type: <heading></heading>
@@ -262,7 +262,7 @@
"The official pronunciation of Debian is 'deb ee n'. The name comes from "
"the names of the creator of Debian, Ian Murdock, and his wife, Debra."
msgstr ""
-"Debian の公式の発音は「デビアン (deb ee n)」です。この名前は、Debian の 創"
+"Debian の公式の発音は「デビアン (deb ee n)」です。この名前は、Debian の創"
"設者である Ian Murdock さんとその妻である Debra さんに由来します。"
#. type: <heading></heading>
@@ -280,96 +280,91 @@
msgid ""
"Ian Murdock founded Debian in August 1993 and led it until March 1996."
msgstr ""
-"Ian Murdock さんは Debian を 1993 年 8 月に創設し、1996 年 3 月まで リー"
+"Ian Murdock さんは Debian を 1993 年 8 月に創設し、1996 年 3 月までリー"
"ダーを務めました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:162
msgid "Bruce Perens led Debian from April 1996 until December 1997."
msgstr ""
-"Bruce Perens さんは 1996 年 4 月から 1997 年 12 月まで Debian の リーダー"
+"Bruce Perens さんは 1996 年 4 月から 1997 年 12 月まで Debian のリーダー"
"を務めました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:165
msgid "Ian Jackson led Debian from January 1998 until December 1998."
msgstr ""
-"Ian Jackson さんは 1998 年 1 月から 1998 年 12 月まで Debian の リーダーを"
+"Ian Jackson さんは 1998 年 1 月から 1998 年 12 月まで Debian のリーダーを"
"務めました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:168
msgid "Wichert Akkerman led Debian from January 1999 until March 2001."
msgstr ""
-"Wichert Akkerman さんは 1999 年 1 月から 2001 年 3 月まで Debian の リー"
+"Wichert Akkerman さんは 1999 年 1 月から 2001 年 3 月まで Debian のリー"
"ダーを務めました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:171
msgid "Ben Collins led Debian from April 2001 until April 2002."
msgstr ""
-"Ben Collins さんは 2001 年 4 月から 2002 年 4 月まで Debian の リーダーを"
+"Ben Collins さんは 2001 年 4 月から 2002 年 4 月まで Debian のリーダーを"
"務めました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:174
msgid "Bdale Garbee led Debian from April 2002 until April 2003."
msgstr ""
-"Bdale Garbee さんは 2002 年 4 月から 2003 年 4 月まで Debian の リーダーを"
+"Bdale Garbee さんは 2002 年 4 月から 2003 年 4 月まで Debian のリーダーを"
"務めました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:177
msgid "Martin Michlmayr led Debian from March 2003 until March 2005."
msgstr ""
-"Martin Michlmayr さんは 2003 年 3 月から 2005 年 3 月まで Debian の リー"
+"Martin Michlmayr さんは 2003 年 3 月から 2005 年 3 月まで Debian のリー"
"ダーを務めました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:180
msgid "Branden Robinson led Debian from April 2005 until April 2006."
msgstr ""
-"Branden Robinson さんは 2005 年 4 月から 2006 年 4 月まで Debian の リー"
+"Branden Robinson さんは 2005 年 4 月から 2006 年 4 月まで Debian のリー"
"ダーを務めました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:183
msgid "Anthony Towns led Debian from April 2006 until April 2007."
msgstr ""
-"Anthony Towns さんは 2006 年 4 月から 2007 年 4 月まで Debian の リーダー"
+"Anthony Towns さんは 2006 年 4 月から 2007 年 4 月まで Debian のリーダー"
"を務めました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:186
msgid "Sam Hocevar led Debian from April 2007 until April 2008."
msgstr ""
-"Sam Hocevar さんは 2007 年 4 月から 2008 年 4 月まで Debian の リーダーを"
+"Sam Hocevar さんは 2007 年 4 月から 2008 年 4 月まで Debian のリーダーを"
"務めました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:189
msgid "Steve McIntyre led Debian from April 2008 until April 2010."
msgstr ""
-"Steve McIntyre さんは 2008 年 4 月から 2010 年 4 月まで Debian の リーダー"
+"Steve McIntyre さんは 2008 年 4 月から 2010 年 4 月まで Debian のリーダー"
"を務めました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:192
-#, fuzzy
-#| msgid "Ben Collins led Debian from April 2001 until April 2002."
msgid "Stefano Zacchiroli led Debian from April 2010 until April 2013."
msgstr ""
-"Ben Collins さんは 2001 年 4 月から 2002 年 4 月まで Debian の リーダーを"
-"務めました。"
+"Stefano Zacchiroli さんは 2010 年 4 月から 2013 年 4 月まで Debian のリー"
+"ダーを務めました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:195
-#, fuzzy
-#| msgid ""
-#| "Stefano Zacchiroli was elected in April 2010 and is our current leader."
msgid "Lucas Nussbaum was elected in April 2013 and is our current leader."
msgstr ""
-"Stefano Zacchiroli さんは 2010 年 4 月に選出され、現在のリーダーです。"
+"Lucas Nussbaum さんは 2013 年 4 月に選出され、現在のリーダーです。"
#. type: <heading></heading>
#: project-history.sgml:199
@@ -388,9 +383,9 @@
"which could install and uninstall packages. The project had grown to "
"several dozen people at this point."
msgstr ""
-"Debian 0.91 (1994 年 1 月): このリリースは、パッケージのインストールおよ"
-"び 削除ができる単純なパッケージシステムを備えていました。Debian プロジェク"
-"トは、 この時点で数十人規模に成長していました。"
+"Debian 0.91 (1994 年 1 月): このリリースは、パッケージのインストールおよび"
+"削除ができる単純なパッケージシステムを備えていました。Debian プロジェクト"
+"は、この時点で数十人規模に成長していました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:212
@@ -400,9 +395,9 @@
"(<prgn>dpkg</prgn>) was used to install packages after the installation "
"of a base system."
msgstr ""
-"Debian 0.93R5 (1995 年 3 月): この時点までに、各パッケージに対する責任が "
-"開発者に明確に割りあてられました。そして基本システムのインストール後は、 "
-"パッケージマネージャ (<prgn>dpkg</prgn>) がパッケージのインストールに 使わ"
+"Debian 0.93R5 (1995 年 3 月): この時点までに、各パッケージに対する責任が"
+"開発者に明確に割り当てられました。そして基本システムのインストール後は、"
+"パッケージマネージャ (<prgn>dpkg</prgn>) がパッケージのインストールに使わ"
"れました。"
#. type: <p></p>
@@ -417,31 +412,17 @@
"indirectly to the development of many of the policies and procedures used "
"to manage the project today."
msgstr ""
-"Debian 0.93R6 (1995 年 11 月): <prgn>dselect</prgn> が登場しました。 a."
-"out バイナリ形式を使う最後の Debian リリースです。約 60 名の 開発者がいま"
-"した。 最初の master.debian.org サーバが Bdale Garbee さんによって構築さ"
-"れ、 0.93R6 リリースと並行して HP によって運用されました。Debian の開発者"
-"が 各リリースを構築するための特定のマスターサーバを設置することは、Debian "
-"の ミラーネットワークの編成に直結しました。また今日のプロジェクトを管理す"
-"るのに 使われているポリシーや手続きの多くを開発することにも間接的につなが"
-"りました。"
+"Debian 0.93R6 (1995 年 11 月): <prgn>dselect</prgn> が登場しました。a.out "
+"バイナリ形式を使う最後の Debian リリースです。約 60 名の開発者がいました。"
+"最初の master.debian.org サーバが Bdale Garbee さんによって構築され、"
+"0.93R6 リリースと並行して HP によって運用されました。Debian の開発者が各"
+"リリースを構築するための特定のマスターサーバを設置することは、Debian の"
+"ミラーネットワークの編成に直結しました。また今日のプロジェクトを管理する"
+"のに使われているポリシーや手続きの多くを開発することにも間接的につながり"
+"ました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:236
-#, fuzzy
-#| msgid ""
-#| "Debian 1.0 was never released: Accidently InfoMagic, a CD vendor, "
-#| "shipped the development release of Debian and entitled it 1.0. On "
-#| "December 11th 1995, Debian and InfoMagic jointly announced that this "
-#| "release was screwed. Bruce Perens explains that the data placed on the "
-#| "\"InfoMagic Linux Developer's Resource 5-CD Set November 1995\" as "
-#| "\"Debian 1.0\" is not the Debian 1.0 release, but an early development "
-#| "version which is only partially in the ELF format, will probably not "
-#| "boot or run correctly, and does not represent the quality of a "
-#| "released Debian system. To prevent confusion between the premature CD "
-#| "version and the actual Debian release, the Debian Project has renamed "
-#| "its next release to \"Debian 1.1\". The premature Debian 1.0 on CD is "
-#| "deprecated and should not be used."
msgid ""
"Debian 1.0 was never released: InfoMagic, a CD vendor, accidentally "
"shipped a development release of Debian and entitled it 1.0. On December "
@@ -456,17 +437,17 @@
"\"Debian 1.1\". The premature Debian 1.0 on CD is deprecated and should "
"not be used."
msgstr ""
-"リリースされなかった Debian 1.0: CD ベンダの InfoMagic 社が、Debian の 開"
-"発版リリースを前ぶれもなく出荷し、1.0 と称しました。1995 年 12 月 11 日、 "
-"Debian と InfoMagic 社は共同で当該リリースが誤ったものであると発表し、 "
-"Bruce Perens さんは次のように説明しました。すなわち \"Debian 1.0\" として "
+"リリースされなかった Debian 1.0: CD ベンダの InfoMagic 社が、Debian の開"
+"発版リリースを前ぶれもなく出荷し、1.0 と称しました。1995 年 12 月 11 日、"
+"Debian と InfoMagic 社は共同で当該リリースが誤ったものであると発表し、"
+"Bruce Perens さんは次のように説明しました。すなわち \"Debian 1.0\" として"
"\"InfoMagic Linux Developer's Resource 5-CD Set November 1995\" に収録され"
-"た データは Debian の 1.0 リリースではなく、部分的に ELF 形式となっている"
-"だけの 初期開発版であること。そしておそらく起動せず、動作も不安定で、リ"
-"リースされた Debian システムの品質を表わしてはいないことなどです。未熟な "
+"たデータは Debian の 1.0 リリースではなく、部分的に ELF 形式となっている"
+"だけの初期開発版であること。そしておそらく起動せず、動作も不安定で、リ"
+"リースされた Debian システムの品質を表わしてはいないことなどです。未熟な"
"CD 版と実際の Debian リリースとの混乱を避けるため、Debian プロジェクトは次"
"期リリースを \"Debian 1.1\" と改名しました。CD 上の未熟な Debian 1.0 は不"
-"完全であり、 使うべきではありません。"
+"完全であり、使うべきではありません。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:244
@@ -479,9 +460,9 @@
"significantly aiding the growth of the early Debian mirror network."
msgstr ""
"1995 年の終わり頃、master.debian.org の運用が HP から i-Connect.Net に移り"
-"ました。i-Connect.Net の創立者である Michael Neuffer さんと Shimon "
-"Shapiro さんが、master を自身のハードウェアで 1 年余りにわたって運用しまし"
-"た。この期間、現在の新規 メンテナプロセスに相当する機能を始めとして 多数の"
+"ました。i-Connect.Net の創立者である Michael Neuffer さんと Shimon Shapiro"
+" さんが、master を自身のハードウェアで 1 年余りにわたって運用しました。"
+"この期間、現在の新規メンテナプロセスに相当する機能を始めとして多数の"
"サービスを Debian に提供していただき、また、初期の Debian ミラーネットワー"
"クの発展に多大なご支援をいただきました。"
@@ -497,12 +478,12 @@
"2.0, and contained 474 packages."
msgstr ""
"Debian 1.1 <em>Buzz</em> (1996 年 6 月 17 日): コードネームがついた最初の "
-"Debian リリースです。これ以降の全リリースと同じく、映画 <em>Toy Story</"
-"em> シリーズ中のキャラクターに由来します... この場合は Buzz Lightyear で"
-"す。この頃には、 Bruce Perens さんが Ian Murdock さんからプロジェクトリー"
-"ダー職を引きついで おり、Bruce さんはこの映画を作った Pixar 社に勤めていま"
-"した。このリリースは 完全に ELF 形式で、Linux カーネル 2.0 を使っており、"
-"474 個のパッケージを 収録していました。"
+"Debian リリースです。これ以降の全リリースと同じく、映画 <em>Toy Story</em>"
+" シリーズ中のキャラクターに由来します... この場合は Buzz Lightyear です。"
+"この頃には、Bruce Perens さんが Ian Murdock さんからプロジェクトリーダー職"
+"を引きついでおり、Bruce さんはこの映画を作った Pixar 社に勤めていました。"
+"このリリースは完全に ELF 形式で、Linux カーネル 2.0 を使っており、474 "
+"個のパッケージを収録していました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:258
@@ -512,8 +493,8 @@
"packages maintained by 120 developers"
msgstr ""
"Debian 1.2 <em>Rex</em> (1996 年 12 月 12 日): 映画 <em>Toy Story</em> に"
-"登場するプラスチックの 恐竜から名付けられました。120 人の開発者によって保"
-"守される 848 個のパッケージ から構成されていました。"
+"登場するプラスチックの恐竜から名付けられました。120 人の開発者によって保"
+"守される 848 個のパッケージから構成されていました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:262
@@ -522,8 +503,8 @@
"shepherdess. This release consisted of 974 packages maintained by 200 "
"developers."
msgstr ""
-"Debian 1.3 <em>Bo</em> (1997 年 7 月 5 日): 女羊飼いである Bo Peep から 名"
-"付けられました。200 人の開発者によって保守される 974 個のパッケージから 構"
+"Debian 1.3 <em>Bo</em> (1997 年 7 月 5 日): 女羊飼いである Bo Peep から名"
+"付けられました。200 人の開発者によって保守される 974 個のパッケージから構"
"成されていました。"
#. type: <p></p>
@@ -537,10 +518,10 @@
"over 400 developers."
msgstr ""
"Debian 2.0 <em>Hamm</em> (1998 年 7 月 24 日): 映画 <em>Toy Story</em> に"
-"登場する豚の貯金箱から 名付けられました。複数のアーキテクチャに対応した最"
-"初の Debian リリースで、 Motorola 68000 シリーズアーキテクチャ対応が加わり"
-"ました。Ian Jackson さんを プロジェクトリーダーとし、libc6 への移行を果た"
-"しました。そして 400 人以上の 開発者による 1500 個以上のパッケージから構成"
+"登場する豚の貯金箱から名付けられました。複数のアーキテクチャに対応した最"
+"初の Debian リリースで、Motorola 68000 シリーズアーキテクチャ対応が加わり"
+"ました。Ian Jackson さんをプロジェクトリーダーとし、libc6 への移行を果た"
+"しました。そして 400 人以上の開発者による 1500 個以上のパッケージから構成"
"されていました。"
#. type: <p></p>
@@ -556,15 +537,15 @@
"resulting from Debian's continuing growth, and established a new paradigm "
"for package acquisition and installation on Open Source operating systems."
msgstr ""
-"Debian 2.1 <em>Slink</em> (1999 年 3 月 9 日): 映画に登場するこそこそした "
-"犬から名付けられました。さらに 2 種類のアーキテクチャが追加されました。 "
-"<url id=\"http://www.debian.org/ports/alpha/\" name=\"Alpha\"> と <url id="
-"\"http://www.debian.org/ports/sparc/\" name=\"SPARC\"> です。 Wichert "
-"Akkerman さんをプロジェクトリーダとし、約 2250 個のパッケージから 構成され"
-"ていました。公式のセットでは CD 2 枚を必要としました。主要な技術 革新は、"
-"新しいパッケージ管理インターフェイスである apt の導入でした。 apt は幅広く"
-"真似されましたが、Debian が成長していくことから生じる 問題に取り組み、オー"
-"プンソースオペレーティングシステム上でのパッケージの 取得とインストールに"
+"Debian 2.1 <em>Slink</em> (1999 年 3 月 9 日): 映画に登場するこそこそした"
+"犬から名付けられました。さらに 2 種類のアーキテクチャが追加されました。"
+"<url id=\"http://www.debian.org/ports/alpha/\" name=\"Alpha\"> と <url "
+"id=\"http://www.debian.org/ports/sparc/\" name=\"SPARC\"> です。Wichert "
+"Akkerman さんをプロジェクトリーダとし、約 2250 個のパッケージから構成され"
+"ていました。公式のセットでは CD 2 枚を必要としました。主要な技術革新は、"
+"新しいパッケージ管理インターフェイスである apt の導入でした。apt は幅広く"
+"真似されましたが、Debian が成長していくことから生じる問題に取り組み、オー"
+"プンソースオペレーティングシステム上でのパッケージの取得とインストールに"
"新しいパラダイムを確立しました。"
#. type: <p></p>
@@ -579,12 +560,12 @@
"maintained by more than 450 Debian developers."
msgstr ""
"Debian 2.2 <em>Potato</em> (2000 年 8 月 15 日): 映画 <em>Toy Story</em> "
-"に登場する 「Mr Potato Head」から名付けられました。 <url id=\"http://www."
+"に登場する「Mr Potato Head」から名付けられました。<url id=\"http://www."
"debian.org/ports/powerpc/\" name=\"PowerPC\"> と <url id=\"http://www."
"debian.org/ports/arm/\" name=\"ARM\"> アーキテクチャへの対応が追加されまし"
-"た。Wichert さんが引き続きプロジェクト リーダを務め、450 人以上の Debian "
-"開発者によって保守される 2600 個以上の ソースパッケージを元にした、3900 個"
-"以上のバイナリパッケージから構成されて いました。"
+"た。Wichert さんが引き続きプロジェクトリーダを務め、450 人以上の Debian "
+"開発者によって保守される 2600 個以上のソースパッケージを元にした、3900 個"
+"以上のバイナリパッケージから構成されていました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:313
@@ -605,16 +586,16 @@
"official set."
msgstr ""
"Debian 3.0 <em>Woody</em> (2002 年 7 月 19 日): 映画 <em>Toy Story</em> の"
-"主人公である カウボーイの「Woody」から名付けられました。さらに多くのアーキ"
-"テクチャ 対応が追加されており、その内訳は <url id=\"http://www.debian.org/"
-"ports/ia64/\" name=\"IA-64\">、 <url id=\"http://www.debian.org/ports/"
-"hppa/\" name=\"HP PA-RISC\">、 <url id=\"http://www.debian.org/ports/mips/"
-"\" name=\"MIPS (ビッグエンディアン)\">、 <url id=\"http://www.debian.org/"
-"ports/mipsel/\" name=\"MIPS (リトルエンディアン)\">、 <url id=\"http://"
-"www.debian.org/ports/s390/\" name=\"S/390\"> などです。 また、米国内で<em>"
-"緩和された</em>輸出制限のために暗号化ソフトウェアを 収録した最初のリリース"
+"主人公であるカウボーイの「Woody」から名付けられました。さらに多くのアーキ"
+"テクチャ対応が追加されており、その内訳は <url id=\"http://www.debian.org/"
+"ports/ia64/\" name=\"IA-64\">、<url id=\"http://www.debian.org/ports/"
+"hppa/\" name=\"HP PA-RISC\">、<url id=\"http://www.debian.org/ports/mips/"
+"\" name=\"MIPS (ビッグエンディアン)\">、<url id=\"http://www.debian.org/"
+"ports/mipsel/\" name=\"MIPS (リトルエンディアン)\">、<url id=\"http://"
+"www.debian.org/ports/s390/\" name=\"S/390\"> などです。また、米国内で<em>"
+"緩和された</em>輸出制限のために暗号化ソフトウェアを収録した最初のリリース"
"であり、今では Qt とのライセンス問題が解決している KDE を最初に収録したリ"
-"リースでもあります。 最近までプロジェクトリーダーを務めた Bdale Garbee さ"
+"リースでもあります。最近までプロジェクトリーダーを務めた Bdale Garbee さ"
"んと 900 人以上の Debian 開発者により、8,500 個以上のパッケージが収録さ"
"れ、公式のセットは 7 枚のバイナリ CD で構成されていました。"
@@ -634,17 +615,17 @@
"than nine hundred Debian developers, and contained around 15,400 binary "
"packages and 14 binary CDs in the official set."
msgstr ""
-"Debian 3.1 <em>Sarge</em> (2005 年 6 月 6 日): 緑色をしたプラスチック 兵士"
-"の軍曹から名付けられました。対応アーキテクチャの新規追加はありませんが、 "
+"Debian 3.1 <em>Sarge</em> (2005 年 6 月 6 日): 緑色をしたプラスチック兵士"
+"の軍曹から名付けられました。対応アーキテクチャの新規追加はありませんが、"
"非公式な AMD64 移植版が同時に発表され、新しく生まれた<url id=\"http://"
-"alioth.debian.org\" name=\"Alioth プロジェクトが運用するサイト\">を 通じて"
-"配布されました。新しいインストーラである <em>debian-installer</em> を 備え"
-"ています。これはハードウェアの自動検出や無人インストールといった機能を 備"
-"えたモジュール式のソフトウェアで、30 ヶ国以上の言語に完全に翻訳されて リ"
-"リースされました。また、完全なオフィススイートである OpenOffice.org を 収"
+"alioth.debian.org\" name=\"Alioth プロジェクトが運用するサイト\">を通じて"
+"配布されました。新しいインストーラである <em>debian-installer</em> を備え"
+"ています。これはハードウェアの自動検出や無人インストールといった機能を備"
+"えたモジュール式のソフトウェアで、30 ヶ国以上の言語に完全に翻訳されてリ"
+"リースされました。また、完全なオフィススイートである OpenOffice.org を収"
"録した最初のリリースです。プロジェクトリーダーに Branden Robinson さんが選"
-"出された直後でした。900 人以上の Debian 開発者により、およそ 15,400 個 以"
-"上のパッケージが収録され、公式のセットは 14 枚のバイナリ CD で構成されて "
+"出された直後でした。900 人以上の Debian 開発者により、およそ 15,400 個以"
+"上のパッケージが収録され、公式のセットは 14 枚のバイナリ CD で構成されて"
"いました。"
#. type: <p></p>
@@ -766,8 +747,8 @@
"(kfreebsd-i386 と kfreebsd-amd64) アーキテクチャ 2 つが<em>テクノロジープ"
"レビュー</em>として利用できるようになりました。カーネルとユーザランドの"
"ツールや (先進的なデスクトップの機能はまだないものの) 一般的なサーバソフト"
-"ウェアを含んでいます。これは Linux ディストリビューションが Linux ではない"
-"カーネルの利用も行えるよう拡張された、初めての例でした。"
+"ウェアを収録しています。これは Linux ディストリビューションが Linux ではな"
+"いカーネルの利用も行えるよう拡張された、初めての例でした。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:401
@@ -798,7 +779,7 @@
"Public License (GPL), for one year -- from November 1994 to November 1995."
msgstr ""
"Debian は、当時 Purdue 大学の学部在校生であった Ian Murdock さんによって "
-"1993 年 8 月に生まれました。Debian は、 <url id=\"http://www.fsf.org/\" "
+"1993 年 8 月に生まれました。Debian は、<url id=\"http://www.fsf.org/\" "
"name=\"フリーソフトウェア財団\"> (Richard Stallman さんによって創られた団"
"体で、一般公衆利用許諾契約書 (GPL) と関係があります) の GNU Project によっ"
"て 1 年間 -- 1994 年 11 月 から 1995 年 11 月まで -- 援助を受けました。"
@@ -809,7 +790,7 @@
"Debian 0.01 through Debian 0.90 were released between August and December "
"of 1993. Ian Murdock writes:"
msgstr ""
-"Debian 0.01 から Debian 0.90 までは 1993 年 8 月から 12 月までの間に リ"
+"Debian 0.01 から Debian 0.90 までは 1993 年 8 月から 12 月までの間にリ"
"リースされました。Ian Murdock さんは次のように書いています:"
#. type: <p></p>
@@ -822,11 +803,11 @@
"mostly putting together the releases myself. 0.91 was the last release "
"done in this way."
msgstr ""
-"「Debian 0.91 は 1994 年 1 月にリリースされました。原始的なパッケージ シス"
-"テムを備えており、ユーザはパッケージを操ることができましたが、それ 以外の"
-"ことはほとんど何もできませんでした (依存関係や、それに類する事は まったく"
-"存在していませんでした)。その頃には、Debian の作業をしている人が 数十名い"
-"ましたが、まだ私自身の手でリリースの取りまとめ作業の大半を行なって いまし"
+"「Debian 0.91 は 1994 年 1 月にリリースされました。原始的なパッケージシス"
+"テムを備えており、ユーザはパッケージを操ることができましたが、それ以外の"
+"ことはほとんど何もできませんでした (依存関係や、それに類する事はまったく"
+"存在していませんでした)。その頃には、Debian の作業をしている人が数十名い"
+"ましたが、まだ私自身の手でリリースの取りまとめ作業の大半を行なっていまし"
"た。0.91 は、このようにして行なわれた最後のリリースです。"
#. type: <p></p>
@@ -840,9 +821,9 @@
msgstr ""
"1994 年の大部分は、他の人たちがより効果的に貢献できるよう Debian プロジェ"
"クトを組織するのに、そして <prgn>dpkg</prgn> (これについては 主に Ian "
-"Jackson さんが責任を負っていました) について作業するのに 費やされました。"
-"私が覚えているかぎり、1994 年には公式なリリースは ありませんでしたが、手続"
-"きを正しくするための作業中に数回の内部リリースが ありました。"
+"Jackson さんが責任を負っていました) について作業するのに費やされました。"
+"私が覚えているかぎり、1994 年には公式なリリースはありませんでしたが、手続"
+"きを正しくするための作業中に数回の内部リリースがありました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:442
@@ -853,10 +834,10 @@
"and <prgn>dpkg</prgn> was being used to install and maintain all these "
"packages after a base system was installed."
msgstr ""
-"Debian 0.93 Release 5 が 1995 年 3 月に生まれました。これは Debian の 最初"
+"Debian 0.93 Release 5 が 1995 年 3 月に生まれました。これは Debian の最初"
"の「現代的な」リリースでした: その頃にはさらに多くの開発者がいて (正確に何"
-"人なのか覚えていませんが)、それぞれが自分のパッケージを開発し、 基本システ"
-"ムをインストールした後でこれらすべてのパッケージをインストール したり保守"
+"人なのか覚えていませんが)、それぞれが自分のパッケージを開発し、基本システ"
+"ムをインストールした後でこれらすべてのパッケージをインストールしたり保守"
"したりするのに <prgn>dpkg</prgn> が使われていました。"
#. type: <p></p>
@@ -868,8 +849,8 @@
"0.93R6.\""
msgstr ""
"Debian 0.93 Release 6 は 1995 年 11 月に生まれました。これは a.out 形式で"
-"の 最後のリリースでした。0.93R6 では約 60 人の開発者がパッケージを開発し"
-"て いました。私の記憶が正確ならば、<prgn>dselect</prgn> は 0.93R6 で初めて"
+"の最後のリリースでした。0.93R6 では約 60 人の開発者がパッケージを開発して"
+"いました。私の記憶が正確ならば、<prgn>dselect</prgn> は 0.93R6 で初めて"
"登場しました」"
#. type: <p></p>
@@ -884,13 +865,13 @@
"led to the concept of \"official\" CDROM images, as a way for the project "
"to help vendors avoid this kind of mistake."
msgstr ""
-"Ian Murdock さんは、 Debian 0.93R6 は「いつでも私の大好きな Debian リリー"
-"ス だった」とも書いていますが、個人的な偏見がある可能性も認めています。な"
-"ぜなら、 Murdock さんは Debian 1.0 の試作中である 1996 年 3 月に、プロジェ"
-"クトで活動 するのをやめているからです。Debian 1.0 は、実際には Debian 1.1 "
-"としてリリース されました。これは、CD-ROM 製造者がリリースされていないバー"
-"ジョンを誤って Debian 1.0 と称してしまった後の混乱を避けるためです。この出"
-"来事は、ベンダが この種の誤りを避けるのをプロジェクトが助ける方法としての"
+"Ian Murdock さんは、Debian 0.93R6 は「いつでも私の大好きな Debian リリース"
+"だった」とも書いていますが、個人的な偏見がある可能性も認めています。なぜな"
+"ら、Murdock さんは Debian 1.0 の試作中である 1996 年 3 月に、プロジェクト"
+"で活動するのをやめているからです。Debian 1.0 は、実際には Debian 1.1 とし"
+"てリリースされました。これは、CD-ROM 製造者がリリースされていないバージョ"
+"ンを誤って Debian 1.0 と称してしまった後の混乱を避けるためです。この出来事"
+"は、ベンダがこの種の誤りを避けるのをプロジェクトが助ける方法としての"
"「公式の」CD-ROM イメージという概念につながりました。"
#. type: <p></p>
@@ -906,15 +887,15 @@
"together with Vincent Renardias and Martin Schulze, for the PowerPC "
"family."
msgstr ""
-"1995 年 8 月 (Debian 0.93 Release 5 と Debian 0.93 Release 6 との間) に、 "
-"Hartmut Koptein さんが Motorola m68k 系列への Debian の最初の移植を開始 し"
-"ました。Koptein さんは「とても多くのパッケージは i386 中心主義 (リトル エ"
-"ンディアン、-m486、-O6、libc4 専用) で、自分のマシン (Atari Medusa 68040, "
-"32 MHz) 上に出発点となるパッケージをそろえるのに苦労しました。3 か月後 "
-"(1995 年 11 月) には、入手可能な 250 個のパッケージのうち 200 個をアップ"
-"ロード しましたが、すべて libc5 用でした!」と報告しています。後に Koptein "
-"さんは、 Vincent Renardias さんや Martin Schulze さんと一緒に PowerPC 系列"
-"への 移植をはじめました。"
+"1995 年 8 月 (Debian 0.93 Release 5 と Debian 0.93 Release 6 との間) に、"
+"Hartmut Koptein さんが Motorola m68k 系列への Debian の最初の移植を開始し"
+"ました。Koptein さんは「とても多くのパッケージは i386 中心主義 (リトルエ"
+"ンディアン、-m486、-O6、libc4 専用) で、自分のマシン (Atari Medusa 68040、"
+"32 MHz) 上に出発点となるパッケージを揃えるのに苦労しました。3 か月後 (1995"
+" 年 11 月) には、入手可能な 250 個のパッケージのうち 200 個をアップロード"
+"しましたが、すべて libc5 用でした!」と報告しています。後に Koptein さん"
+"は、Vincent Renardias さんや Martin Schulze さんと一緒に PowerPC 系列への"
+"移植を始めました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:475
@@ -924,17 +905,17 @@
"a port to a new (non-Linux) kernel, the GNU Hurd microkernel, and at "
"least one flavor of BSD kernel."
msgstr ""
-"この頃には、Debian プロジェクトは他のアーキテクチャへの数種の <url id="
-"\"http://www.debian.org/ports/\" name=\"移植版\"> と、新しい (Linux では "
+"この頃には、Debian プロジェクトは他のアーキテクチャへの数種の<url id=\""
+"http://www.debian.org/ports/\" name=\"移植版\">と、新しい (Linux では"
"ない) カーネル、すなわち GNU Hurd マイクロカーネルへの移植版や、少なくと"
-"も BSD カーネルの 1 フレーバを含むまでに 成長していました。"
+"も BSD カーネルの 1 フレーバを含むまでに成長していました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:479
msgid ""
"An early member of the project, Bill Mitchell, remembers the Linux kernel"
msgstr ""
-"初期のプロジェクトメンバーである Bill Mitchell さんは、Linux カーネルに つ"
+"初期のプロジェクトメンバーである Bill Mitchell さんは、Linux カーネルにつ"
"いて次のように回想しています。"
#. type: <p></p>
@@ -945,9 +926,9 @@
"based machine, and could also do a Debian install in that same amount of "
"time in under 10Mb of disk space."
msgstr ""
-"「...Debian が生まれたときは 0.99r8 と 0.99r15 の間でした。長い間、 私は "
-"20 Mhz の 386 ベースなマシン上でカーネルを 30 分以内に構築することが でき"
-"ました。そして同じ時間で、Debian のインストールを 10MB 未満のディスク ス"
+"「...Debian が生まれたときは 0.99r8 と 0.99r15 の間でした。長い間、私は "
+"20 Mhz の 386 ベースなマシン上でカーネルを 30 分以内に構築することができ"
+"ました。そして同じ時間で、Debian のインストールを 10MB 未満のディスクス"
"ペースに行なうことができました。"
#. type: <p></p>
@@ -960,10 +941,10 @@
"project). Someone set up a mailing list, and we were off and running."
msgstr ""
"... Ian Murdock さん、私、Ian Jackson さん、苗字を思い出せない別の Ian さ"
-"ん、 Dan Quinlan さん、そして名前を思い出せない他の人たちを最初のグループ"
-"として 覚えています。Matt Welsh さんは最初のグループの一部か、かなり早い段"
-"階で 参加しました (その後、プロジェクトから離れました)。誰かがメーリングリ"
-"ストを 用意し、私たちはうまくやっていました。"
+"ん、Dan Quinlan さん、そして名前を思い出せない他の人たちを最初のグループ"
+"として覚えています。Matt Welsh さんは最初のグループの一部か、かなり早い段"
+"階で参加しました (その後、プロジェクトから離れました)。誰かがメーリングリ"
+"ストを用意し、私たちはうまくやっていました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:501
@@ -977,14 +958,14 @@
"and support files needed to init the system, and a set of core utilities."
"\""
msgstr ""
-"思い出せるかぎりでは、私たちは計画を立ててから始めたわけではなく、 計画を"
-"高度に組織化された形にまとめてから始めたわけでもありませんでした。 これは"
-"はっきり思い出せますが、私たちは開始直後から、パッケージのまったく 無作為"
-"なコレクションを作るためのソースを集めはじめました。時間がたつにつれ、 "
+"思い出せるかぎりでは、私たちは計画を立ててから始めたわけではなく、計画を"
+"高度に組織化された形にまとめてから始めたわけでもありませんでした。これは"
+"はっきり思い出せますが、私たちは開始直後から、パッケージのまったく無作為"
+"なコレクションを作るためのソースを集めはじめました。時間がたつにつれ、"
"ディストリビューションの中核をまとめるために必要なものを集めるのに専念す"
-"る ようになりました: カーネル、シェル、update、getty、システムを初期化する"
-"のに 必要なその他のさまざまなプログラムやサポートファイル、そして中核とな"
-"る ユーティリティ一式です」"
+"るようになりました: カーネル、シェル、update、getty、システムを初期化する"
+"のに必要なその他のさまざまなプログラムやサポートファイル、そして中核とな"
+"るユーティリティ一式です」"
#. type: <heading></heading>
#: project-history.sgml:503
@@ -1003,14 +984,14 @@
"<prgn>dpkg</prgn>, created a package in a Debian-specific binary format, "
"and could be used later to unpack and install the files in the package."
msgstr ""
-"プロジェクトのごく初期の段階では、メンバーはソースのみのパッケージを 配布"
-"することを考えました。各パッケージは上流のソースコードと Debian 化された "
-"パッチファイルから構成され、ユーザはソースを解凍し、パッチを当て、自分で "
+"プロジェクトのごく初期の段階では、メンバーはソースのみのパッケージを配布"
+"することを考えました。各パッケージは上流のソースコードと Debian 化された"
+"パッチファイルから構成され、ユーザはソースを復元し、パッチを当て、自分で"
"バイナリをコンパイルするわけです。しかし、すぐにバイナリ配布のための何らか"
-"の 仕組みが必要だと気がつきました。Ian Murdock さんによって書かれ、 "
+"の仕組みが必要だと気がつきました。Ian Murdock さんによって書かれ、"
"<prgn>dpkg</prgn> と呼ばれた最初のパッケージ化ツールは、Debian 特有のバイ"
-"ナリ 形式でパッケージを作成しました。さらに後で展開して、パッケージ内の"
-"ファイルを インストールするのにも使えました。"
+"ナリ形式でパッケージを作成しました。さらに後で展開して、パッケージ内の"
+"ファイルをインストールするのにも使えました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:523
@@ -1024,14 +1005,14 @@
"offset within the file to a <prgn>tar</prgn>-produced archive, which was "
"separated from the header by some control information."
msgstr ""
-"Ian Jackson さんがすぐにパッケージ化ツールの開発を引きつぎ、ツール自体の "
-"名前を <prgn>dpkg-deb</prgn> に変更し、<prgn>dpkg-deb</prgn> の使用を 容易"
-"にし今日の Debian システムの <em>依存</em> や <em>競合</em>を提供する ため"
-"の <prgn>dpkg</prgn> と名付けられたフロントエンドプログラムを書きました。 "
+"Ian Jackson さんがすぐにパッケージ化ツールの開発を引きつぎ、ツール自体の"
+"名前を <prgn>dpkg-deb</prgn> に変更し、<prgn>dpkg-deb</prgn> の使用を容易"
+"にし今日の Debian システムの <em>依存</em> や <em>競合</em>を提供するため"
+"の <prgn>dpkg</prgn> と名付けられたフロントエンドプログラムを書きました。"
"これらのツールによって作られたパッケージには、そのパッケージを作るのに使わ"
-"れた ツールのバージョンを示すヘッダがあり、<prgn>tar</prgn> によって作られ"
-"た アーカイブ (制御情報によってヘッダとは分けられていました) へのオフセッ"
-"トが ファイル内にありました。"
+"れたツールのバージョンを示すヘッダがあり、<prgn>tar</prgn> によって作られ"
+"たアーカイブ (制御情報によってヘッダとは分けられていました) へのオフセッ"
+"トがファイル内にありました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:535
@@ -1049,9 +1030,9 @@
msgstr ""
"およそこの頃、プロジェクトメンバー間で論争がおきました -- <prgn>dpkg-deb</"
"prgn> によって作られた Debian 特有のフォーマットは、<prgn>ar</prgn> プログ"
-"ラムに よって作られる形式に取って代わられるべきではないかと思った人がいま"
-"した。 何度かファイル形式が変更され、それに対応してパッケージ化ツールが変"
-"更された 後で、<prgn>ar</prgn> 形式が採用されました。この変更の鍵となる価"
+"ラムによって作られる形式に取って代わられるべきではないかと思った人がいま"
+"した。何度かファイル形式が変更され、それに対応してパッケージ化ツールが変"
+"更された後で、<prgn>ar</prgn> 形式が採用されました。この変更の鍵となる価"
"値は、あらゆる Unix 似なシステム上で、信頼できない実行形式を走らせる必要な"
"しに Debian パッケージを展開できるようになったということです。言いかえれ"
"ば、'ar' や 'tar' といったすべての Unix システムに備わっている標準的なツー"
@@ -1079,16 +1060,16 @@
"releases."
msgstr ""
"Ian Murdock さんが Debian を離れるとき、Murdock さんは Bruce Perens さん"
-"を 次のプロジェクトリーダーに指名しました。Bruce さんが Debian に最初に興"
-"味を 抱いたのは、ハム無線オペレータの役に立つ Linux ソフトウェアをすべて含"
-"む 「Linux for Hams」という名の Linuxディストリビューション CD を作ろうと"
-"して いたときでした。自分のプロジェクトに対応させるには、Debian の中核シス"
-"テムには もっと作業が必要なことが判り、Bruce さんは自分のハム無線ディスト"
-"リビューションを 延期して、(Ian Murdock さんとともに) 最初の Debian インス"
+"を次のプロジェクトリーダーに指名しました。Bruce さんが Debian に最初に興"
+"味を抱いたのは、ハム無線オペレータの役に立つ Linux ソフトウェアをすべて含"
+"む「Linux for Hams」という名の Linuxディストリビューション CD を作ろうと"
+"していたときでした。自分のプロジェクトに対応させるには、Debian の中核シス"
+"テムにはもっと作業が必要なことが判り、Bruce さんは自分のハム無線ディスト"
+"リビューションを延期して、(Ian Murdock さんとともに) 最初の Debian インス"
"トールスクリプト一式 (これはこの後数回のリリースで Debian インストールツー"
"ルセットの中核を構成することになる Debian レスキューフロッピーになりまし"
-"た) を組織化することを含む、 基本的な Linux システムと関連するインストール"
-"ツールの作業にのめりこむように なりました。"
+"た) を組織化することを含む、基本的な Linux システムと関連するインストール"
+"ツールの作業にのめりこむようになりました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:555
@@ -1103,19 +1084,11 @@
"as the amount of time I could devote to Debian declined rapidly.\""
msgstr ""
"「Bruce さんは私の後継者として自然な選択でした。なぜなら彼は 1 年近くもの"
-"間 基本システムを開発していて、私が Debian に提供できる時間が急速に減って"
-"いくに つれて弛んだ部分を拾いあげていったからです」"
+"間基本システムを開発していて、私が Debian に提供できる時間が急速に減って"
+"いくにつれて弛んだ部分を拾いあげていったからです」"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:568
-#, fuzzy
-#| msgid ""
-#| "He initiated several important facets of the project, including "
-#| "coordinating the effort to produce the Debian Free Software Guidelines "
-#| "and the Debian Social Contract, and the initiation of The Open "
-#| "Hardware Project. During his time as Project Leader, Debian gained "
-#| "market share and a reputation as a platform for serious, technically-"
-#| "capable Linux users."
msgid ""
"He initiated several important facets of the project, including "
"coordinating the effort to produce the Debian Free Software Guidelines "
@@ -1124,10 +1097,10 @@
"reputation as a platform for serious, technically-capable Linux users."
msgstr ""
"Bruce さんは Debian フリーソフトウェアガイドラインと Debian 社会契約を作"
-"る ための労力をまとめること、またオープンハードウェアプロジェクトの創設を"
-"含む プロジェクトの重要な側面を始めました。Bruce さんがプロジェクトリー"
-"ダーを 務める間に、Debian は市場シェアと、まじめで、優れた技術を持つ "
-"Linux ユーザの ためのプラットフォームとしての名声を獲得しました。"
+"るための労力をまとめること、またオープンハードウェアプロジェクトの創設を"
+"含むプロジェクトの重要な側面を始めました。Bruce さんがプロジェクトリー"
+"ダーを務める間に、Debian は市場シェアと、まじめで、優れた技術を持つ "
+"Linux ユーザのためのプラットフォームとしての名声を獲得しました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:576
@@ -1140,9 +1113,9 @@
msgstr ""
"Bruce Perens さんはまた、<url id=\"http://www.spi-inc.org/\" name="
"\"Software in the Public Interest, Inc.\"> を設立する努力の先頭にも立ちま"
-"した。もともとは Debian プロジェクトに 寄付を受けいれることができる法人格"
-"を提供することが狙いでしたが、 その目的は Debian プロジェクト以外のフリー"
-"ソフトウェアプロジェクトを 支援することも含むように、まもなく拡大されまし"
+"した。もともとは Debian プロジェクトに寄付を受けいれることができる法人格"
+"を提供することが狙いでしたが、その目的は Debian プロジェクト以外のフリー"
+"ソフトウェアプロジェクトを支援することも含むように、まもなく拡大されまし"
"た。"
#. type: <p></p>
@@ -1189,8 +1162,8 @@
"beginning of January, 1998, after leading the project much of the way "
"through the preparation for the 2.0 release."
msgstr ""
-"Bruce Perens さんは 2.0 リリースを準備する過程の大部分でプロジェクトを 率"
-"いた後、 1998 年 1 月初めに Debian プロジェクトリーダーの職を Ian Jackson "
+"Bruce Perens さんは 2.0 リリースを準備する過程の大部分でプロジェクトを率"
+"いた後、1998 年 1 月初めに Debian プロジェクトリーダーの職を Ian Jackson "
"さんに引きつぎました。"
#. type: <heading></heading>
@@ -1209,10 +1182,10 @@
"were chosen: Martin Schulze (Vice President), Dale Scheetz (Secretary), "
"and Nils Lohner (Treasurer)."
msgstr ""
-"Ian Jackson さんは、1998 年初めに Debian プロジェクトのリーダーに就任 まし"
-"た。その直後、Software in the Public Interest の取締役会に副社長として 迎"
+"Ian Jackson さんは、1998 年初めに Debian プロジェクトのリーダーに就任しま"
+"した。その直後、Software in the Public Interest の取締役会に副社長として迎"
"えられました。財務担当 (Tim Sailer)、社長 (Bruce Perens) そして書記官 "
-"(Ian Murdock) が辞任した後、Jackson さんは社長になり、3 人の新メンバーが "
+"(Ian Murdock) が辞任した後、Jackson さんは社長になり、3 人の新メンバーが"
"選ばれました: Martin Schulze (副社長)、Dale Scheetz (書記官)、そして Nils "
"Lohner (財務担当) です。"
@@ -1229,7 +1202,7 @@
"68000 系列アーキテクチャ向けにリリースされました。このリリースは、システ"
"ム C ライブラリの新バージョン (glibc2、歴史的な理由から libc6 とも呼ばれて"
"います) への移行を果たしました。リリース時点では、400 人以上の Debian 開発"
-"者によって 保守される 1500 個以上のパッケージがありました。"
+"者によって保守される 1500 個以上のパッケージがありました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:622
@@ -1241,9 +1214,9 @@
"a few last-minute issues arose."
msgstr ""
"1999 年 1 月、Wichert Akkerman さんが Ian Jackson さんから Debian プロジェ"
-"クトリーダ職を引き継ぎました。 <url id=\"http://www.debian.org/releases/"
+"クトリーダー職を引き継ぎました。<url id=\"http://www.debian.org/releases/"
"slink/\" name=\"Debian 2.1\"> は最終段階でいくつかの問題が起きたため、1 週"
-"間遅れで 1999 年 3 月 9 日に <url id=\"http://www.debian.org/"
+"間遅れで 1999 年 3 月 9 日に<url id=\"http://www.debian.org/"
"News/1999/19990309\" name=\"リリースされました\">。"
#. type: <p></p>
@@ -1261,7 +1234,7 @@
"Debian 2.1 (<em>Slink</em>) は 2 種類の新しいアーキテクチャに公式対応して"
"いました: <url id=\"http://www.debian.org/ports/alpha/\" name=\"Alpha\"> "
"と <url id=\"http://www.debian.org/ports/sparc/\" name=\"Sparc\"> です。 "
-"Debian 2.1 に収録された X-Window パッケージは以前のリリースから 大きく再編"
+"Debian 2.1 に収録された X-Window パッケージは以前のリリースから大きく再編"
"され、また 2.1 は次世代の Debian パッケージ管理インターフェイスである "
"<prgn>apt</prgn> も収録していました。さらに、この Debian リリースは「公式 "
"Debian CD セット」に 2 枚の CD-ROM が必要となる初めての Debian リリースで"
@@ -1282,14 +1255,14 @@
"and official Project websites, and an Unofficial logo for use on material "
"mentioning or derived from Debian."
msgstr ""
-"1999 年 4 月 21 日、Corel が Debian および KDE グループによって作られた デ"
-"スクトップ環境を元にした Linux ディストリビューションをリリースする 計画だ"
+"1999 年 4 月 21 日、Corel が Debian および KDE グループによって作られたデ"
+"スクトップ環境を元にした Linux ディストリビューションをリリースする計画だ"
"と発表した時、<url id=\"http://www.corel.com/\" name=\"Corel Corporation"
"\"> と <url id=\"http://www.kde.org/\" name=\"K デスクトッププロジェクト"
-"\">が Debian と事実上の同盟を結成しました。その春と夏の間、 また別の "
-"Debian ベースなディストリビューションである Storm Linux が出現し、 Debian "
+"\">が Debian と事実上の同盟を結成しました。その春と夏の間、また別の "
+"Debian ベースのディストリビューションである Storm Linux が出現し、Debian "
"プロジェクトは CD-ROM や公式プロジェクトウェブサイトといった Debian 公認の"
-"物品で使うための公式バージョンと、Debian に言及するか由来する物品で 使うた"
+"物品で使うための公式バージョンと、Debian に言及するか由来する物品で使うた"
"めの非公式ロゴからなる新しい<url id=\"http://www.debian.org/logos/\" name="
"\"ロゴ\">を採択しました。"
@@ -1303,10 +1276,10 @@
"the GNU Mach microkernel."
msgstr ""
"新しい、独特な Debian 移植版が始まったのもこの頃です。すなわち <url id="
-"\"http://www.debian.org/ports/hurd/\" name=\"Hurd\"> への移植版です。 これ"
-"は Linux 以外のカーネルを使う初めての移植版で、かわりに GNU Mach マイクロ"
+"\"http://www.debian.org/ports/hurd/\" name=\"Hurd\"> への移植版です。これ"
+"は Linux 以外のカーネルを使う初めての移植版で、代わりに GNU Mach マイクロ"
"カーネルの一種である <url id=\"http://www.gnu.org/software/hurd/hurd.html"
-"\" name=\"GNU Hurd\"> を 使っています。"
+"\" name=\"GNU Hurd\"> を使っています。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:663
@@ -1317,11 +1290,11 @@
"ports. At the time of release, there were 3900+ binary and 2600+ source "
"packages maintained by more than 450 Debian developers."
msgstr ""
-"Debian 2.2 (<em>Potato</em>) は、2000 年 8 月 15 日に Intel i386、 "
+"Debian 2.2 (<em>Potato</em>) は、2000 年 8 月 15 日に Intel i386、"
"Motorola 68000 シリーズ、alpha, SUN Sparc, PowerPC そして ARM アーキテク"
-"チャ向けにリリースされました。これは PowerPC と ARM への 移植版を含む初め"
+"チャ向けにリリースされました。これは PowerPC と ARM への移植版を含む初め"
"てのリリースでした。このリリース時点では、450 人以上の Debian 開発者によっ"
-"て保守される 3900 個以上のバイナリパッケージと、 2600 個以上のソースパッ"
+"て保守される 3900 個以上のバイナリパッケージと、2600 個以上のソースパッ"
"ケージがありました。"
#. type: <p></p>
@@ -1340,7 +1313,7 @@
msgstr ""
"Debian 2.2 について興味深い事実は、フリーソフトウェアが、あらゆる困難にも "
"かかわらず、現代的なオペレーティングシステムを生み出せることを示したことで"
-"す。 このことは、関心を抱いたグループによる <url id=\"http://pascal.case."
+"す。このことは、関心を抱いたグループによる <url id=\"http://pascal.case."
"unibz.it/retrieve/3246/counting-potatoes.html\" name=\"Counting potatoes"
"\"> という記事の中で詳細に研究されました<footnote><p>この Potato の<url "
"id=\"http://libresoft.es/debian-counting/potato/index.php?menu=Statistics"
@@ -1366,16 +1339,16 @@
"follow), and the largest packages (Mozilla, the Linux kernel, PM3, "
"XFree86, etc.)\"</em>"
msgstr ""
-"<em>「[...] 我々は David A. Wheeler 作の sloccount システムを使い、 "
-"Debian 2.2 (別名 potato) の有意なコードのソース行数 (SLOC) を測定した。 "
-"Debian 2.2 には、(約 8 ヶ月後にリリースされた Red Hat 7.1 のほぼ倍に あた"
-"る) 55,000,000 行以上の有意な SLOC があり、(世界中に散らばっている ボラン"
-"ティアの開発者からなる巨大なグループの作業を元にした) Debian の 開発モデル"
+"<em>「[...] 我々は David A. Wheeler 作の sloccount システムを使い、"
+"Debian 2.2 (別名 potato) の有意なコードのソース行数 (SLOC) を測定した。"
+"Debian 2.2 には、(約 8 ヶ月後にリリースされた Red Hat 7.1 のほぼ倍にあた"
+"る) 55,000,000 行以上の有意な SLOC があり、(世界中に散らばっているボラン"
+"ティアの開発者からなる巨大なグループの作業を元にした) Debian の開発モデル"
"は、少なくとも他の開発手法に匹敵はすることが示されている [...] また、もし "
-"Debian が伝統的なプロプライエタリな手法を使って開発されて いたなら、"
-"COCOMO モデルで見積った Debian 2.2 の開発コストは 19 億米ドル 近くにもなる"
-"であろうことも示されている。さらに我々は、Debian 2.2 で 使われたプログラミ"
-"ング言語 (C が約 70%、C++ が約 10%、Lisp とシェルが おおよそ 5%、その他大"
+"Debian が伝統的なプロプライエタリな手法を使って開発されていたなら、"
+"COCOMO モデルで見積った Debian 2.2 の開発コストは 19 億米ドル近くにもなる"
+"であろうことも示されている。さらに我々は、Debian 2.2 で使われたプログラミ"
+"ング言語 (C が約 70%、C++ が約 10%、Lisp とシェルがおおよそ 5%、その他大"
"勢があとに続く) と、大規模なパッケージ (Mozilla、 Linux カーネル、PM3、"
"XFree86、その他) に関する分析も提供する」</em>"
@@ -1398,15 +1371,15 @@
"stable) can draw packages, which are then included in that distribution's "
"Packages file."
msgstr ""
-"woody がリリースの準備に取りかかれるようになる前に、ftp-master 上の アーカ"
-"イブシステムに変更が加えられなければなりませんでした。woody の リリースを"
-"準備するために初めて使われる新しい \"テスト版\" ディストリビューション と"
-"いった、特別な目的のディストリビューションを可能にするパッケージ プール"
+"woody がリリースの準備に取りかかれるようになる前に、ftp-master 上のアーカ"
+"イブシステムに変更が加えられなければなりませんでした。woody のリリースを"
+"準備するために初めて使われる新しい \"テスト版\" ディストリビューションと"
+"いった、特別な目的のディストリビューションを可能にするパッケージプール"
"が、2000 年 12 月半ばに<url id=\"http://lists.debian.org/debian-devel-"
"announce-0012/msg00004.html\" name=\"ftp-master 上で稼働を始めました\">。"
-"パッケージプールは既存パッケージ の異なるバージョンを集めたものにすぎず、"
+"パッケージプールは既存パッケージの異なるバージョンを集めたものにすぎず、"
"複数のディストリビューション (現在のところ experimental、不安定版、テスト"
-"版、安定版) はそこから パッケージを取得することができ、各々の Packages "
+"版、安定版) はそこからパッケージを取得することができ、各々の Packages "
"ファイルに収録されます。"
#. type: <p></p>
@@ -1419,9 +1392,9 @@
"release at any time."
msgstr ""
"同時に<em>テスト版</em>という新ディストリビューションが導入されました。主"
-"に、 不安定版の中で安定していると思われるパッケージが (数週間後に) テスト"
-"版に 移されます。テスト版導入の目的は、フリーズ期間の短縮と、プロジェクト"
-"が いつでも新リリースの準備を行なえるようにすることです。"
+"に、不安定版の中で安定していると思われるパッケージが (数週間後に) テスト"
+"版に移されます。テスト版導入の目的は、フリーズ期間の短縮と、プロジェクト"
+"がいつでも新リリースの準備を行なえるようにすることです。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:717
@@ -1431,7 +1404,7 @@
"first quarter of 2001, Stormix declared bankruptcy on January 17th 2001, "
"and Progeny ceased development of its distribution on October 1st, 2001."
msgstr ""
-"この期間に、Debian のモディファイ版を出荷していた企業のいくつかが、 消えて"
+"この期間に、Debian のモディファイ版を出荷していた企業のいくつかが、消えて"
"なくなりました。Corel は 2001 年の第 1 四半期に 同社の Linux 部門を売却"
"し、Stormix は 2001 年 1 月 17 日に破産を宣告し、Progeny は 2001 年 10 月 "
"1 日に同社製ディストリビューションの開発を停止しました。"
@@ -1456,20 +1429,20 @@
"release time frame providing the project with different focuses to make "
"Debian suitable for those tasks."
msgstr ""
-"次期リリースへ向けたフリーズは、2001 年 6 月 1 日に始まりました。しかし な"
-"がら、プロジェクトが次期リリースを完成させるまでには、それから 1 年強 の時"
+"次期リリースへ向けたフリーズは、2001 年 6 月 1 日に始まりました。しかしな"
+"がら、プロジェクトが次期リリースを完成させるまでには、それから 1 年強の時"
"間を要したのです。その理由は<url id=\"http://lists.debian.org/debian-"
"devel-announce-0104/msg00004.html\" name=\"起動フロッピーの問題\">や、"
-"main アーカイブへの暗号化ソフトウェアの 導入、プロジェクトの根底にあるアー"
-"キテクチャの変更 (incoming アーカイブと セキュリティアーキテクチャ) などで"
+"main アーカイブへの暗号化ソフトウェアの導入、プロジェクトの根底にあるアー"
+"キテクチャの変更 (incoming アーカイブとセキュリティアーキテクチャ) などで"
"した。しかしこの期間に、安定版リリース (Debian 2.2) は 7 度も改訂され、"
"Ben Collins さん (2001 年) と Bdale Garbee さんという 2 人のプロジェクト"
-"リーダーが選出されました。さらに、パッケージ化 以外にも Debian 関連の多く"
-"の作業は成長を続けました。その中には国際化も含ま れており、(1000 以上の"
-"ページがある) Debian のウェブサイトは 20 ヶ国以上の 言語に翻訳され、次期リ"
-"リース版のインストールでは 23 ヶ国語に対応していました。 Debian Junior (子"
-"供向け) と Debian Med (医学の学習研究用) という 2 つの 内部プロジェクトも "
-"woody のリリース準備期間中に始まり、Debian をその種の 業務に適したものとす"
+"リーダーが選出されました。さらに、パッケージ化以外にも Debian 関連の多く"
+"の作業は成長を続けました。その中には国際化も含まれており、(1000 以上の"
+"ページがある) Debian のウェブサイトは 20 ヶ国以上の言語に翻訳され、次期リ"
+"リース版のインストールでは 23 ヶ国語に対応していました。Debian Junior (子"
+"供向け) と Debian Med (医学の学習研究用) という 2 つの内部プロジェクトも "
+"woody のリリース準備期間中に始まり、Debian をその種の業務に適したものとす"
"るための異なる焦点をプロジェクトにもたらしました。"
#. type: <p></p>
@@ -1484,10 +1457,10 @@
msgstr ""
"Debian 関連の作業も、開発者が <url id=\"http://www.debconf.org\" name="
"\"Debconf\"> と呼んでいる年に 1 度の会議を企画する妨げにはなりませんでし"
-"た。最初の会議は、 7 月 2 日から 5 日にかけてボルドー (フランス) で Libre "
+"た。最初の会議は、7 月 2 日から 5 日にかけてボルドー (フランス) で Libre "
"Software Meeting (LSM) と共催で行なわれ、約 40 名の Debian 開発者が集まり"
-"ました。 2 回目のカンファレンスは 2002 年 7 月 5 日にトロント (カナダ) で"
-"開催され、 80 人以上の参加者を集めました。"
+"ました。2 回目のカンファレンスは 2002 年 7 月 5 日にトロント (カナダ) で"
+"開催され、80 人以上の参加者を集めました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:759
@@ -1500,12 +1473,12 @@
"maintained by over nine hundred Debian developers, becoming the first "
"release to be available on DVD media as well as CD-ROMs."
msgstr ""
-"Debian 3.0 (<em>woody</em>) は 2002 年 7 月 19 日にリリースされ、 Intel "
-"i386、Motorola 68000 系列、 alpha、SUN Sparc、PowerPC、ARM、 HP PA-RISC、"
-"IA-64、MIPS、MIPS (DEC)、IBM s/390 といったアーキテクチャに 対応していまし"
-"た。HP PA-RISC、IA-64、MIPS、MIPS (DEC)、IBM s/390 などの 移植版が収録され"
-"た初めてのリリースです。このリリース時点では、900 人 以上の Debian 開発者"
-"によって保守される約 8500 個のバイナリパッケージが あり、CD-ROM に加えて初"
+"Debian 3.0 (<em>woody</em>) は 2002 年 7 月 19 日にリリースされ、Intel "
+"i386、Motorola 68000 系列、 alpha、SUN Sparc、PowerPC、ARM、HP PA-RISC、"
+"IA-64、MIPS、MIPS (DEC)、IBM s/390 といったアーキテクチャに対応していまし"
+"た。HP PA-RISC、IA-64、MIPS、MIPS (DEC)、IBM s/390 などの移植版が収録され"
+"た初めてのリリースです。このリリース時点では、900 人以上の Debian 開発者"
+"によって保守される約 8500 個のバイナリパッケージがあり、CD-ROM に加えて初"
"めて DVD メディアでも入手できるようになりました。"
#. type: <p></p>
@@ -1519,12 +1492,12 @@
"Brazil with over one hundred and sixty participants from twenty six "
"different countries."
msgstr ""
-"次期リリースを前に、年に 1 度の会議である <em>Debconf</em> が引き続き 行な"
-"われました。第 4 回は 2003 年 7 月 18 日から 20 日にかけてオスロで 開催さ"
-"れ、120 名以上の参加者が集まりました。またそれに先立ち、 7 月 12 日 から "
-"17 日にかけて <em>Debcamp</em> も開催されました。 第 5 回のカンファレンス"
-"は 2004 年 5 月 26 日から 6 月 2 日にかけて ブラジルのポルト・アレグレで開"
-"催され、26 ヶ国から 160 名以上の参加者を 集めました。"
+"次期リリースを前に、年に 1 度の会議である <em>Debconf</em> が引き続き行"
+"われました。第 4 回は 2003 年 7 月 18 日から 20 日にかけてオスロで開催さ"
+"れ、120 名以上の参加者が集まりました。またそれに先立ち、7 月 12 日から "
+"17 日にかけて <em>Debcamp</em> も開催されました。第 5 回のカンファレンス"
+"は 2004 年 5 月 26 日から 6 月 2 日にかけてブラジルのポルト・アレグレで開"
+"催され、26 ヶ国から 160 名以上の参加者を集めました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:775
@@ -1536,12 +1509,12 @@
"debian.org\">. There were around 15,000 binary packages maintained by "
"more than one thousand and five hundred Debian developers."
msgstr ""
-"Debian 3.1 (<em>sarge</em>) は、2005 年 6 月 6 日にリリースされ、対応 アー"
-"キテクチャは <em>woody</em> と同じでしたが、非公式な AMD64 移植版 が同時に"
+"Debian 3.1 (<em>sarge</em>) は、2005 年 6 月 6 日にリリースされ、対応アー"
+"キテクチャは <em>woody</em> と同じでしたが、非公式な AMD64 移植版が同時に"
"リリースされました。この AMD 64 移植版は、<url id=\"http://alioth.debian."
-"org\"> から利用できるディストリビューション向け プロジェクト運営インフラス"
+"org\"> から利用できるディストリビューション向けプロジェクト運営インフラス"
"トラクチャを使用しています。1500 人以上の Debian 開発者によって保守される"
-"約 15,000 個のバイナリパッケージがあり ました。"
+"約 15,000 個のバイナリパッケージがありました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:783
@@ -1554,13 +1527,13 @@
"OpenOffice suite, the Firefox web browser and the Thunderbird e-mail "
"client."
msgstr ""
-"<em>sarge</em> のリリースでは多くの大規模な変更がなされましたが、大半は 同"
-"ディストリビューションのフリーズとリリースに要した長きにわたる時間に よる"
-"ものです。<em>sarge</em> では、従来バージョンにもあったソフトウェアの 73% "
-"以上が更新されただけでなく、9000 個もの大量の新規パッケージが収録され、 サ"
-"イズ的には従来リリースの倍近くになりました。新規パッケージには、 "
-"OpenOffice スイート、Firefox ウェブブラウザ、Thunderbird 電子メール クライ"
-"アントなどが含まれます。"
+"<em>sarge</em> のリリースでは多くの大規模な変更がなされましたが、大半は同"
+"ディストリビューションのフリーズとリリースに要した長きにわたる時間によるも"
+"のです。<em>sarge</em> では、従来バージョンにもあったソフトウェアの 73% 以"
+"上が更新されただけでなく、9000 個もの大量の新規パッケージが収録され、サイ"
+"ズ的には従来リリースの倍近くになりました。新規パッケージには、OpenOffice "
+"スイート、Firefox ウェブブラウザ、Thunderbird 電子メールクライアントなどが"
+"含まれます。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:796
@@ -1577,17 +1550,17 @@
"documentation: installation manual and release notes, were made available "
"with the release in ten and fifteen different languages respectively."
msgstr ""
-"<em>sarge</em> には Linux カーネルの 2.4 および 2.6 系列、XFree86 4.3、 "
-"KDE 3.3 が収録されており、まったく一新されたインストーラを備えて いまし"
-"た。この新インストーラは旧式な起動フロッピー式インストーラを置き 換えるも"
-"のです。モジュール式の設計で、ハードウェアの自動認識を含むより 進化したイ"
-"ンストール (RAID、XFS、LVM にも対応) を提供し、全アーキテクチャ において初"
-"心者ユーザでもインストールを容易に行なえます。 また、パッケージ管理用に選"
-"ばれるツールは <prgn>aptitude</prgn> に切り替わりました。 ソフトウェアがほ"
-"ぼ 40 ヶ国語に翻訳されたように、インストールシステムも 完全な国際化対応を"
-"誇っています。インストールマニュアルやリリースノート といった周辺文書もリ"
-"リースと同時に入手可能となり、それぞれ 10 から 15 ヶ国の言葉に翻訳されたも"
-"のが用意されています。"
+"<em>sarge</em> には Linux カーネルの 2.4 および 2.6 系列、XFree86 4.3、"
+"KDE 3.3 が収録されており、まったく一新されたインストーラを備えていました。"
+"この新インストーラは旧式な起動フロッピー式インストーラを置き換えるもので"
+"す。モジュール式の設計で、ハードウェアの自動認識を含むより進化したインス"
+"トール (RAID、XFS、LVM にも対応) を提供し、全アーキテクチャにおいて初心者"
+"ユーザでもインストールを容易に行なえます。また、パッケージ管理用に選ばれ"
+"るツールは <prgn>aptitude</prgn> に切り替わりました。ソフトウェアがほぼ "
+"40 ヶ国語に翻訳されたように、インストールシステムも完全な国際化対応を誇っ"
+"ています。インストールマニュアルやリリースノートといった周辺文書もリリー"
+"スと同時に入手可能となり、それぞれ 10 から 15 ヶ国の言葉に翻訳されたもの"
+"が用意されています。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:807
@@ -1599,8 +1572,8 @@
msgstr ""
"<em>sarge</em> には、Debian-Edu/Skolelinux や Debian-Med、Debian-"
"Accessibility といったサブプロジェクトによる成果も取り込まれています。これ"
-"らのサブ プロジェクトにより、教育用パッケージや医療団体用パッケージ、それ"
-"に障碍の ある人向けに特別に設計されたパッケージの数は増加の一途をたどって"
+"らのサブプロジェクトにより、教育用パッケージや医療団体用パッケージ、それ"
+"に障碍のある人向けに特別に設計されたパッケージの数は増加の一途をたどって"
"います。"
#. type: <p></p>
@@ -1611,8 +1584,8 @@
"ftp.acc.umu.se/pub/debian-meetings/2005/debconf5/\" name=\"Videos\"> from "
"this conference are available online."
msgstr ""
-"第 6 回の <em>Debconf</em> は、2005 年 7 月 10 日から 17 日にかけて フィン"
-"ランドのエスポーで開催され、300 人を超える参加者を集めました。 このカン"
+"第 6 回の <em>Debconf</em> は、2005 年 7 月 10 日から 17 日にかけてフィン"
+"ランドのエスポーで開催され、300 人を超える参加者を集めました。このカン"
"ファレンスの模様を映した<url id=\"http://ftp.acc.umu.se/pub/debian-"
"meetings/2005/debconf5/\" name=\"ビデオ\">がオンラインで入手できます。"
@@ -1626,9 +1599,9 @@
"name=\"Videos\"> and <url id=\"https://gallery.debconf.org/debconf6\" "
"name=\"pictures\"> from this conference are available online."
msgstr ""
-"第 7 回の <em>Debconf</em> は、2006 年 5 月 14 日から 22 日にかけて メキシ"
+"第 7 回の <em>Debconf</em> は、2006 年 5 月 14 日から 22 日にかけてメキシ"
"コのオアステペックで開催され、約 <url id=\"https://gallery.debconf.org/"
-"aigars/dc6_group_photo_big\" name=\"200\"> 人の参加者を集めました。 このカ"
+"aigars/dc6_group_photo_big\" name=\"200\"> 人の参加者を集めました。このカ"
"ンファレンスの模様を映した<url id=\"http://meetings-archive.debian.net/"
"pub/debian-meetings/2006/debconf6/\" name=\"ビデオ\">や<url id=\"https://"
"gallery.debconf.org/debconf6\" name=\"写真\">がオンラインで入手できます。"
@@ -1650,12 +1623,12 @@
"developers."
msgstr ""
"Debian 4.0 (<em>etch</em>) は、2007 年 4 月 8 日に<url id=\"http://www."
-"debian.org/News/2007/20070408\" name=\"リリースされ\">、対応 アーキテク"
+"debian.org/News/2007/20070408\" name=\"リリースされ\">、対応アーキテク"
"チャの数は <em>sarge</em> から変わりませんでした。AMD64 移植版を取り込みま"
"したが、m68k のサポートを打ち切りました。ただ、この m68k 移植版は、<em>不"
"安定版</em>ディストリビューションでまだ利用できるようになっていました。"
"1030 人以上の Debian 開発者によって保守される約 18,200 個のバイナリパッ"
-"ケージがあり ました。"
+"ケージがありました。"
#. type: <heading></heading>
#: project-history.sgml:846
@@ -1674,12 +1647,12 @@
"maintained by more than one thousand and ten Debian developers."
msgstr ""
"Debian 5.0 (<em>lenny</em>) は、2009 年 2 月 14 日に<url id=\"http://www."
-"debian.org/News/2009/20090214\" name=\"リリースされ\">、対応 アーキテク"
+"debian.org/News/2009/20090214\" name=\"リリースされ\">、対応アーキテク"
"チャの数は前のリリース <em>etch</em> から 1 つ増えました。新しい ARM プロ"
"セッサ向け移植版を取り込みました。前回のリリースと同様、m68k アーキテク"
-"チャは <em>不安定版</em>ディストリビューションでまだ利用できるようになって"
+"チャは<em>不安定版</em>ディストリビューションでまだ利用できるようになって"
"いました。1010 人以上の Debian 開発者によって保守される (12,000 個以上の"
-"ソースパッケージから構築された) 約 23,000 個のバイナリパッケージがあり ま"
+"ソースパッケージから構築された) 約 23,000 個のバイナリパッケージがありま"
"した。"
#. type: <p></p>
@@ -1691,8 +1664,8 @@
"<url id=\"https://gallery.debconf.org/debconf7\" name=\"pictures\"> from "
"this conference are available online."
msgstr ""
-"第 8 回の <em>Debconf</em> は、2007 年 6 月 17 日から 23 日にかけて スコッ"
-"トランドのエジンバラで開催され、400 人を超える参加者を集めました。 このカ"
+"第 8 回の <em>Debconf</em> は、2007 年 6 月 17 日から 23 日にかけてスコッ"
+"トランドのエジンバラで開催され、400 人を超える参加者を集めました。このカ"
"ンファレンスの模様を映した<url id=\"http://ftp.acc.umu.se/pub/debian-"
"meetings/2007/debconf7/\" name=\"ビデオ\">や<url id=\"https://gallery."
"debconf.org/debconf7\" name=\"写真\">がオンラインで入手できます。"
@@ -1707,10 +1680,10 @@
"debconf8/\" name=\"Videos\"> and <url id=\"https://gallery.debconf.org/v/"
"debconf8/\" name=\"pictures\"> from this conference are available online."
msgstr ""
-"第 9 回の <em>Debconf</em> は、2008 年 8 月 10 日から 16 日にかけて アルゼ"
+"第 9 回の <em>Debconf</em> は、2008 年 8 月 10 日から 16 日にかけてアルゼ"
"ンチンのマルデルプラタで開催され、<url id=\"https://gallery.debconf.org/v/"
"debconf8/karora/OfficialPhoto.jpg.html\" name=\"200\"> 人を超える参加者を"
-"集めました。 このカンファレンスの模様を映した<url id=\"http://ftp.acc.umu."
+"集めました。このカンファレンスの模様を映した<url id=\"http://ftp.acc.umu."
"se/pub/debian-meetings/2008/debconf8/\" name=\"ビデオ\">や<url id="
"\"https://gallery.debconf.org/v/debconf8/\" name=\"写真\">がオンラインで入"
"手できます。"
@@ -1725,9 +1698,9 @@
"\"> and <url id=\"https://gallery.debconf.org/v/debconf9/\" name="
"\"pictures\"> from this conference are available online."
msgstr ""
-"第 10 回の <em>Debconf</em> は、2009 年 7 月 23 日から 30 日にかけて スペ"
+"第 10 回の <em>Debconf</em> は、2009 年 7 月 23 日から 30 日にかけてスペ"
"インのカセレスで開催され、<url id=\"http://wiki.debconf.org/wiki/DebConf9/"
-"Pictures/GroupPhoto\" name=\"200\"> 人を超える参加者を集めました。 このカ"
+"Pictures/GroupPhoto\" name=\"200\"> 人を超える参加者を集めました。このカ"
"ンファレンスの模様を映した<url id=\"http://ftp.acc.umu.se/pub/debian-"
"meetings/2009/debconf9/\" name=\"ビデオ\">や<url id=\"https://gallery."
"debconf.org/v/debconf9/\" name=\"写真\">がオンラインで入手できます。"
@@ -1744,12 +1717,12 @@
"debconf10/\" name=\"Videos\"> and <url id=\"https://gallery.debconf.org/v/"
"debconf10/\" name=\"pictures\"> from this conference are available online."
msgstr ""
-"第 11 回の <em>Debconf</em> は、2010 年 8 月 1 日から 7 日にかけて アメリ"
-"カ合衆国のニューヨーク市で開催されました。それに先立ち、7 月 25 日 から "
+"第 11 回の <em>Debconf</em> は、2010 年 8 月 1 日から 7 日にかけてアメリ"
+"カ合衆国のニューヨーク市で開催されました。それに先立ち、7 月 25 日から "
"31 日にかけて Debcamp も開催されました。Debian 開発者、メンテナ、ユーザを"
"含む <url id=\"http://wiki.debconf.org/wiki/DebConf10/GroupPhoto\" name="
"\"200 人\">を超える参加者がコロンビア大学キャンパスに集い、カンファレンス"
-"に参加しました。 このカンファレンスの模様を映した<url id=\"http://ftp.acc."
+"に参加しました。このカンファレンスの模様を映した<url id=\"http://ftp.acc."
"umu.se/pub/debian-meetings/2010/debconf10/\" name=\"ビデオ\">や<url id="
"\"https://gallery.debconf.org/v/debconf10/\" name=\"写真\">がオンラインで"
"入手できます。"
@@ -1793,8 +1766,8 @@
"この方針が採用されたのは、Debian ディストリビューションのユーザによりよい"
"リリース予測可能性を提供するため、また、Debian 開発者がよりよい長期計画を"
"立てられるようにするためでした。2 年ごとのリリースサイクルならば破壊的な変"
-"更にもっと多くの時間を充てられるので、 ユーザに不便を強いることを減らすこ"
-"とになります。 フリーズが予測できることで、 全体としてのフリーズ期間の短縮"
+"更にもっと多くの時間を充てられるので、ユーザに不便を強いることを減らすこ"
+"とになります。フリーズが予測できることで、全体としてのフリーズ期間の短縮"
"にもつながることが期待されていました。"
#. type: <p></p>
@@ -1953,6 +1926,9 @@
"Bosnia and Herzegovina, from 24 to 30 July 2011, with Debcamp preceeding "
"it from 17 to 23 July."
msgstr ""
+"12 回目の <em>Debconf</em> がボスニア・ヘルツェゴビナ、スルプスカ共和国の"
+"バニャルーカで 2011 年 7 月 24 日から 30 日まで、先だって 7 月 24 日から "
+"30 日まで行われた Debcamp と合わせて開催されました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:1011
@@ -1961,6 +1937,9 @@
"14 July 2012, with Debcamp preceeding it from 1 to 6 July, and a Debian "
"Day on 7 July."
msgstr ""
+"13 回目の <em>Debconf</em> がニカラグアのマナグアで 2012 年 7 月 8 日から "
+"14 日まで、先だって 7 月 1 日から 6 日まで行われた Debcamp、7 月 7 日に行"
+"われた Debian Day と合わせて開催されました。"
#. type: <heading></heading>
#: project-history.sgml:1013
@@ -1987,11 +1966,11 @@
"21 歳でこの世を去りました。#mklinux、Debian のメーリングリストや IRC チャ"
"ンネルで 'Espy' と交流のあった人々で、このニックネームの影には <url id="
"\"http://mdausa.org/disease/dmd.html\" name=\"デュシェンヌ型筋ジストロ"
-"フィー\"> という病に苦しむ若者がいるのを知っていた者はいませんでした。ほと"
-"んどの 人々は Joel さんのことを「Debian の glibc と powerpc 野郎」としての"
-"み 知っており、Joel さんが闘っていた困難に想いがおよぶ者はいませんでし"
-"た。 肉体的には病んでいましたが、Joel さんはその偉大なる精神を他の人と共有"
-"して いました。"
+"フィー\">という病に苦しむ若者がいるのを知っていた者はいませんでした。ほと"
+"んどの人々は Joel さんのことを「Debian の glibc と powerpc 野郎」としての"
+"み知っており、Joel さんが闘っていた困難に想いがおよぶ者はいませんでした。"
+"肉体的には病んでいましたが、Joel さんはその偉大なる精神を他の人と共有して"
+"いました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:1027
@@ -2016,15 +1995,15 @@
"such as testing and unstable. The archive is also database-driven using "
"PostgreSQL which also speeds up lookups."
msgstr ""
-"James Troup さんは、アーカイブ保守ツールの再実装を行ない、パッケージ プー"
+"James Troup さんは、アーカイブ保守ツールの再実装を行ない、パッケージプー"
"ルに移行したと<url id=\"http://lists.debian.org/debian-devel-"
"announce-0010/msg00007.html\" name=\"報告しました\">。この日より、ファイル"
-"は <file>pools</file> ディレクトリ内の ソースパッケージに対応した名前の"
-"ディレクトリに保存されるようになりました。 ディストリビューションのディレ"
+"は <file>pools</file> ディレクトリ内のソースパッケージに対応した名前の"
+"ディレクトリに保存されるようになりました。ディストリビューションのディレ"
"クトリには、プールへの参照が含まれた Packages ファイルだけが収められていま"
-"す。これにより、テスト版や 不安定版といったディストリビューション間での重"
-"複が単純化されました。 このアーカイブは PostgreSQL を使ったデータベース駆"
-"動型でもあり、 ロックアップも高速化されています。"
+"す。これにより、テスト版や不安定版といったディストリビューション間での重"
+"複が単純化されました。このアーカイブは PostgreSQL を使ったデータベース駆"
+"動型でもあり、ロックアップも高速化されています。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:1048
@@ -2034,6 +2013,10 @@
"debian-devel/1998/05/msg01607.html\" name=\"this email\"> to the debian-"
"devel list in May of 1998."
msgstr ""
+"この Debian のアーカイブ管理方法の考え方は、1998 年 5 月に Bdale Garbee "
+"さんにより<url id=\"http://lists.debian.org/debian-devel/1998/05/msg01607"
+".html\" name=\"このメール\">でパッケージのキャッシュが初めて debian-devel "
+"メーリングリストに紹介されたときと同じようなものです。"
#. type: <heading></heading>
#: project-history.sgml:1052
@@ -2048,7 +2031,7 @@
"young and well known member of the Debian project helping the ARM port. "
"The buildd.debian.org site is dedicated to his memory."
msgstr ""
-"2001 年 3 月 1 日、Christopher Matthew Rutter (別名 cmr) さんが、 交通事故"
+"2001 年 3 月 1 日、Christopher Matthew Rutter (別名 cmr) さんが、交通事故"
"により 19 歳で命を落としました。Christopher さんは Debian プロジェクトの若"
"く有名なメンバーで、ARM 移植版を手伝っていました。buildd.debian.org のサイ"
"トをもって追悼を捧げます。"
@@ -2071,10 +2054,10 @@
"and Free Software. The contributions of Fabrizio will not be forgotten, "
"and other developers will step forward to continue his work."
msgstr ""
-"2001 年 3 月 28 日、Fabrizio Polacco が長い闘病生活の末、この世を 去りまし"
-"た。Debian プロジェクトは、Fabrizio さんによる Debian と フリーソフトウェ"
-"アでの優れた作業と多大な献身に、敬意を表します。 Fabrizio さんの貢献は忘れ"
-"られることなく、他の開発者が Fabrizio さんの 業績を引き継ぐべく前進するで"
+"2001 年 3 月 28 日、Fabrizio Polacco が長い闘病生活の末、この世を去りまし"
+"た。Debian プロジェクトは、Fabrizio さんによる Debian とフリーソフトウェ"
+"アでの優れた作業と多大な献身に敬意を表します。Fabrizio さんの貢献は忘れ"
+"られることなく、他の開発者が Fabrizio さんの業績を引き継ぐべく前進するで"
"しょう。"
#. type: <p></p>
@@ -2094,8 +2077,8 @@
"battling leukemia. Martin was a young member of the Debian project who "
"recently joined the project."
msgstr ""
-"2002 年 7 月 21 日、Martin Butterweck (別名 blendi) さんが、白血病と 闘っ"
-"た末、亡くなりました。Martin さんは Debian プロジェクトの若い メンバーで、"
+"2002 年 7 月 21 日、Martin Butterweck (別名 blendi) さんが、白血病と闘っ"
+"た末、亡くなりました。Martin さんは Debian プロジェクトの若いメンバーで、"
"プロジェクトに加わったばかりでした。"
#. type: <p></p>
@@ -2119,13 +2102,13 @@
"quality assurance (qa) databases. Debian rebuilt these services on the "
"host klecker, which was recently moved from the U.S.A. to the Netherlands."
msgstr ""
-"2002 年 11 月 20 日の 08:00 CET (中央ヨーロッパ時間) 頃、オランダに ある"
-"トゥエンテ大学のネットワークオペレーションセンターで火災が発生 しました。"
-"建物は全焼しました。消防署はサーバエリアを救う 望みを諦めました。とりわけ "
-"NOC では satie.debian.org が 運用されており、そこにはセキュリティおよび "
-"non-US アーカイブと、新規 メンテナ (nm) および品質保証 (qa) データベースが"
-"含まれていました。 Debian はこれらのサービスを klecker という名のホストで"
-"再構築しましたが、 最近になって klecker はアメリカからオランダに移されまし"
+"2002 年 11 月 20 日の 08:00 CET (中央ヨーロッパ時間) 頃、オランダにある"
+"トゥエンテ大学のネットワークオペレーションセンターで火災が発生しました。"
+"建物は全焼しました。消防署はサーバエリアを救う望みを諦めました。とりわけ "
+"NOC では satie.debian.org が運用されており、そこにはセキュリティおよび "
+"non-US アーカイブと、新規メンテナ (nm) および品質保証 (qa) データベースが"
+"含まれていました。Debian はこれらのサービスを klecker という名のホストで"
+"再構築しましたが、最近になって klecker はアメリカからオランダに移されまし"
"た。"
#. type: <heading></heading>
@@ -2142,7 +2125,7 @@
"Free Software conference held at Valencia, Spain."
msgstr ""
"5 月 9 日、Manuel Estrada Sainz (ranty) さんと Andrés García Solier "
-"(ErConde) さんが、スペインのバレンシアで開催されたフリーソフトウェア カン"
+"(ErConde) さんが、スペインのバレンシアで開催されたフリーソフトウェアカン"
"ファレンスからの帰途、痛ましい交通事故で命を落としました。"
#. type: <p></p>
@@ -2167,12 +2150,12 @@
"version 2.6. He also maintained the Mac-on-Linux emulator and its kernel "
"modules, helped with the installer and with local Munich activities."
msgstr ""
-"7 月 30 日、Jens Schmalzing (jensen) さんがドイツのミュンヘンにある 職場で"
-"発生した痛ましい事故により亡くなりました。 Jens さんは Debian に参加して各"
-"種パッケージのメンテナ、PowerPC 移植版の サポーター、カーネルチームのメン"
-"バーとして活躍し、PowerPC カーネル パッケージをバージョン 2.6 に上げる手助"
+"7 月 30 日、Jens Schmalzing (jensen) さんがドイツのミュンヘンにある職場で"
+"発生した痛ましい事故により亡くなりました。Jens さんは Debian に参加して各"
+"種パッケージのメンテナ、PowerPC 移植版のサポーター、カーネルチームのメン"
+"バーとして活躍し、PowerPC カーネルパッケージをバージョン 2.6 に上げる手助"
"けをしました。また、Mac-on-Linux やそのカーネルモジュールのメンテナでもあ"
-"り、インストーラや地元のミュンヘン での活動を援助したりもしました。"
+"り、インストーラや地元のミュンヘンでの活動を援助したりもしました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:1129
@@ -2247,11 +2230,11 @@
"uploaded into this distribution."
msgstr ""
"Debian プロジェクトは、<em>不安定版</em>ディストリビューション (コードネー"
-"ム <em>sid</em>。映画 <em>Toy Story 1</em> より隣家に住む凶悪で 「情緒不安"
-"定」な少年から名付けられました。こんな子は、絶対に世の中に 出すべきではあ"
-"りません) で作業を続けています。Sid は永久に不安定版の コードネームであ"
-"り、つねに「開発中 (Still In Development)」です。 ほとんどの新規および更新"
-"されたパッケージは、このディストリビュー ションにアップロードされます。"
+"ム <em>sid</em>。映画 <em>Toy Story 1</em> より隣家に住む凶悪で「情緒不安"
+"定」な少年から名付けられました。こんな子は、絶対に世の中に出すべきではあ"
+"りません) で作業を続けています。Sid は永久に不安定版のコードネームであ"
+"り、つねに「開発中 (Still In Development)」です。ほとんどの新規および更新"
+"されたパッケージは、このディストリビューションにアップロードされます。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:1192
@@ -2259,7 +2242,7 @@
"The <em>testing</em> release is intended to become the next stable "
"release and is currently codenamed <em>wheezy</em>."
msgstr ""
-"<em>テスト版</em>リリースは次期安定版リリースとなることを目指して おり、現"
+"<em>テスト版</em>リリースは次期安定版リリースとなることを目指しており、現"
"在のコードネームは <em>wheezy</em> です。"
#. type: <heading></heading>
@@ -2288,12 +2271,13 @@
"Debian is being carefully and conscientiously put together and will be "
"maintained and supported with similar care."
msgstr ""
-"Debian Linux はまったく新しい Linux 配布版です。今までに開発された他の "
-"Linux の配布版のように、限定的な個人やグループが開発しているものではな"
-"く、 Linux と GNU の精神に則り、オープンに開発されています。Debian は、最"
-"終的 に Linux の名に恥じない配布版を作り出すことを第一の目的としていま"
-"す。 Debian は注意深く、また良心的に配布版をまとめており、同様の配慮で保"
-"守・ サポートしていく予定です。"
+"Debian Linux はまったく新しい Linux ディストリビューションです。今までに"
+"開発された他の Linux ディストリビューションのように限定的な個人やグループ"
+"が開発しているものではなく、Linux と GNU の精神に則り、オープンに開発され"
+"ています。Debian は、最終的に Linux の名に恥じないディストリビューションを"
+"作り出すことを第一の目的としています。Debian は注意深く、また良心的にディ"
+"ストリビューションをまとめており、同様の配慮で保守・サポートしていく予定で"
+"す。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:1223
@@ -2310,17 +2294,17 @@
"organizations in a position to successfully advance and advocate free "
"software without the pressure of profits or returns."
msgstr ""
-"Debian は、市場で十分な競争力を持ちえる、商用ではない配布版を作り出す試 み"
-"でもあります。ゆくゆくは Free Software Foundation が CD-ROM で Debian を配"
-"布するようになるでしょう。また Debian Linux Association は、 印刷されたマ"
-"ニュアルや技術支援などエンドユーザに必要なものと一緒に、フロッ ピーディス"
-"クやテープによる配布を提供することになるでしょう。上記のすべて が原価より"
-"もわずかに高い金額で入手できるようになり、そのわずかな原価超過 分を使っ"
-"て、すべてのユーザのためのフリーソフトウェアをさらに開発していく ことにな"
-"るでしょう。このような配布版は、市場で Linux オペレーティング システムが成"
-"功するのに欠かせません。また、十分に先進的な位置にあり、 利益や配当の圧力"
-"を受けることなくフリーソフトウェアを広めようとしている組 織によってなされ"
-"なければなりません。"
+"Debian は、市場で十分な競争力を持ちえる、商用ではないディストリビューショ"
+"ンを作り出す試みでもあります。ゆくゆくは Free Software Foundation が "
+"CD-ROM で Debian を配布するようになるでしょう。また Debian Linux "
+"Association は、印刷されたマニュアルや技術支援などエンドユーザに必要なもの"
+"と一緒に、フロッピーディスクやテープによる配布を提供することになるでしょ"
+"う。上記のすべてが原価よりもわずかに高い金額で入手できるようになり、その"
+"わずかな原価超過分を使って、すべてのユーザのためのフリーソフトウェアをさら"
+"に開発していくことになるでしょう。このようなディストリビューションは、市場"
+"で Linux オペレーティングシステムが成功するのに欠かせません。また、十分に"
+"先進的な位置にあり、利益や配当の圧力を受けることなくフリーソフトウェアを"
+"広めようとしている組織によってなされなければなりません。"
#. type: <heading></heading>
#: project-history.sgml:1227
@@ -2340,15 +2324,17 @@
"the sake of convenience even after they are familiar with the operating "
"system. Thus, distributions play a very important role indeed."
msgstr ""
-"Linux の未来にとって配布版は不可欠です。配布版を利用すると、ユーザはうま "
-"く稼動する Linux システムを組みあげるために必要な、大変な数のツールを探 し"
-"だし、ダウンロードし、コンパイルし、インストールしシステムとしてまとめ あ"
-"げる作業をせずににすむようになります。かわりに、システムを構築する重荷 は"
-"配布版作成者が背負います。配布版作成者がした作業は、何千もの他のユーザ と"
-"分かちあうことができます。大抵の Linux ユーザは、配布版を通して Linux なる"
-"ものの最初の感触を得るものです。また、多くのユーザが、このオペ レーティン"
-"グシステムに慣れてからも、便利さを求めて配布版を使いつづけるで しょう。つ"
-"まり、配布版は本当に大変重要な役割を担っているのです。"
+"Linux の未来にとってディストリビューションは不可欠です。ディストリビュー"
+"ションを利用すると、ユーザはうまく稼動する Linux システムを組みあげるため"
+"に必要な、大変な数のツールを探し出してダウンロード、コンパイル、インストー"
+"ルしてシステムとしてまとめあげる作業をせずに済むようになります。代わりに、"
+"システムを構築する重荷はディストリビューション作成者が背負います。ディスト"
+"リビューション作成者がした作業は、何千もの他のユーザと分かちあうことができ"
+"ます。大抵の Linux ユーザは、ディストリビューションを通して Linux なるもの"
+"の最初の感触を得るものです。また、多くのユーザが、このオペレーティングシス"
+"テムに慣れてからも、便利さを求めてディストリビューションを使いつづけるで"
+"しょう。つまり、ディストリビューションは本当に大変重要な役割を担っているの"
+"です。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:1250
@@ -2363,14 +2349,14 @@
"contains software that others will find useful, and is updated when the "
"components themselves are improved."
msgstr ""
-"配布版が明らかに重要であるにもかかわらず、開発者達はほとんど注意を払わず "
-"にいます。単純な理由によります。配布版の構築は易しくもないし、魅力的でも "
-"ないからです。また、配布版のバグをとり、最新の状態に保つために、作成者は "
-"継続的に大変な努力を強いられるからです。0 からシステムを組みあげるのとは "
-"全く別物です。つまり、システムが他人にとってインストールしやすく、多様な "
-"ハードウェア構成にもインストールして使用でき、使いでがあると人を唸らせる "
-"ソフトウェアを含み、構成要素そのものが改善されたときにアップデートできる "
-"ことを保証するということなのです。"
+"ディストリビューションが明らかに重要であるにもかかわらず、開発者達はほとん"
+"ど注意を払わずにいます。単純な理由によります。ディストリビューションの構築"
+"は易しくもないし、魅力的でもないからです。また、ディストリビューションのバ"
+"グをとり、最新の状態に保つために、作成者は継続的に大変な努力を強いられるか"
+"らです。0 からシステムを組みあげるのとは全く別物です。つまり、システムが他"
+"人にとってインストールしやすく、多様なハードウェア構成にもインストールして"
+"使用でき、使いでがあると人を唸らせるソフトウェアを含み、構成要素そのものが"
+"改善されたときにアップデートできることを保証するということなのです。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:1261
@@ -2384,14 +2370,15 @@
"attention from the many commercial \"distributors\" of Linux that have "
"surfaced to capitalize on the growing popularity of the operating system."
msgstr ""
-"多くの配布版がかなりよいシステムとして発表されました。しかし、時が経つに "
-"つれて、配布版の保守から次第に関心を失い、二の次になってしまいます。その "
-"よい例が、Softlanding Linux System (SLS の略称で有名) でしょう。恐らく"
-"もっ ともバグが多く、保守もほとんどなされなかった配布版です。残念ながらこ"
-"の配 布版は、恐らくもっとも多くの人に使われた物でもありました。まぎれもな"
-"く、 これは多くの配布業者からいちばん注目されてしまった配布版だったので"
-"す。こ れらの業者は、このオペレーティングシステムが世に広まって行くのに便"
-"乗して いることを露呈してしまいました。"
+"多くのディストリビューションがかなりよいシステムとして発表されました。しか"
+"し、時が経つにつれて、ディストリビューションの保守から次第に関心を失い、二"
+"の次になってしまいます。そのよい例が、Softlanding Linux System (SLS の略称"
+"で有名) でしょう。恐らくもっともバグが多く、保守もほとんどなされなかった"
+"ディストリビューションです。残念ながらこのディストリビューションは、恐らく"
+"もっとも多くの人に使われた物でもありました。まぎれもなく、これは多くの配布"
+"業者からいちばん注目されてしまったディストリビューションだったのです。これ"
+"らの業者は、このオペレーティングシステムが世に広まって行くのに便乗している"
+"ことを露呈してしまいました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:1277
@@ -2411,20 +2398,20 @@
"rewarded by those who simply do not know any better. Clearly something "
"needs to be done to remedy the situation."
msgstr ""
-"これはまったくひどい組み合せです。この手の配布業者から Linux を得る多く の"
-"人が、バグが含まれているうえに保守もされない Linux 配布版を受け取って しま"
-"うのですから。これだけでは悪行したりないかのように、こういった配布業 者に"
-"は、自分達の製品の中の動かなかったり極めて動作が不安定な機能について 誤解"
-"を与えかねない宣伝をすると言う困った傾向がありました。このような状況 と、"
-"購入した人はその製品が宣伝に違わぬできだろうともちろん予想することと、 多"
-"くの人がその製品が商用のオペレーティングシステムだと信じている (Linux がフ"
-"リーであることや、GNU 一般公衆利用許諾に従って配布されている ことに言及し"
-"ない傾向もありました) かもしれないことを考えあわせてみてくだ さい。なおそ"
-"の上に、これら配布業者は、より多くの雑誌で派手に広告を出して もかまわない"
-"だけの金を努力して実際に稼ぎ出しています。単にあまりよくわかっ ていないだ"
-"けの者が、容認できない行動を助長してしまうという古くから見られ る事例が見"
-"てとれます。あきらかに、この状況を改善するために何か手を打つ必 要がありま"
-"す。"
+"これはまったくひどい組み合せです。この手の配布業者から Linux を得る多くの"
+"人が、バグが含まれている上に保守もされない Linux ディストリビューションを"
+"受け取ってしまうのですから。これだけでは悪行し足りないかのように、こういっ"
+"た配布業者には、自分達の製品の中の動かなかったり極めて動作が不安定な機能に"
+"ついて誤解を与えかねない宣伝をすると言う困った傾向がありました。このような"
+"状況と、購入した人はその製品が宣伝に違わぬできだろうともちろん予想すること"
+"と、多くの人がその製品が商用のオペレーティングシステムだと信じている "
+"(Linux がフリーであることや、GNU 一般公衆利用許諾に従って配布されているこ"
+"とに言及しない傾向もありました) かもしれないことを考えあわせてみてくださ"
+"い。なおその上に、これら配布業者は、より多くの雑誌で派手に広告を出してもか"
+"まわないだけの金を努力して実際に稼ぎ出しています。単にあまりよくわかってい"
+"ないだけの者が、容認できない行動を助長してしまうという古くから見られる事例"
+"が見てとれます。あきらかに、この状況を改善するために何か手を打つ必要があり"
+"ます。"
#. type: <heading></heading>
#: project-history.sgml:1281
@@ -2449,15 +2436,15 @@
"anticipate these needs and wants in advance without direct input from "
"others."
msgstr ""
-"Debian の設計過程は、オープンです。システムが最高の品質を持つことと、ユー "
-"ザの共同体の要求を反映させることを保証するためです。能力と背景に広がりが "
-"ある他人を巻きこむことで、モジュール化して Debian を開発することが可能に "
+"Debian の設計過程は、オープンです。システムが最高の品質を持つことと、ユー"
+"ザの共同体の要求を反映させることを保証するためです。能力と背景に広がりが"
+"ある他人を巻きこむことで、モジュール化して Debian を開発することが可能に"
"なりました。ある分野の専門的知識を持つ者が、その分野を含んでいる Debian の"
-"個々の構成要素を開発したり保守したりする機会が与えられるので、 その構成要"
-"素の品質は高くなります。他人を巻きこんだことで、改良のための価 値ある助言"
-"が開発を通して配布版に含まれて行くことも保証されます。そのため、 どちらか"
-"というと作成者の要求や欲求よりもユーザの要求や欲求を元に配布版は 作成され"
-"ます。一人の個人や小グループでは、直接他人から情報を得なければ、 このよう"
+"個々の構成要素を開発したり保守したりする機会が与えられるので、その構成要"
+"素の品質は高くなります。他人を巻きこんだことで、改良のための価値ある助言"
+"が開発を通して配布版に含まれて行くことも保証されます。そのため、どちらか"
+"というと作成者の要求や欲求よりもユーザの要求や欲求を元に配布版は作成され"
+"ます。一人の個人や小グループでは、直接他人から情報を得なければ、このよう"
"な要求や欲求を前もって組み入れることはかなり難しいものです。"
#. type: <p></p>
@@ -2475,13 +2462,13 @@
"obtain it or not."
msgstr ""
"Free Software Foundation と Debian Linux Association は物理媒体でも Linux "
-"を配布する予定です。これにより Internet や FTP を使わなくてもユー ザに "
-"Debian を提供できます。また、システムのすべての利用者が印刷された手 引き書"
-"や技術支援などの製品やサービスを広く入手できるようにすることもでき ます。"
-"このやりかたなら、Debian はたくさんの個人や組織で使用されるでしょ う。収益"
-"や配当を得ることではなく、一級の製品を供給することに焦点をあてて います。"
-"そして、製品やサービスから生じた利潤は、対価を支払ってソフトウェ アを得た"
-"かどうかにかかわりなく、すべての利用者のためにソフトウェア自体を 改良する"
+"を配布する予定です。これにより Internet や FTP を使わなくてもユーザに "
+"Debian を提供できます。また、システムのすべての利用者が印刷された手引き書"
+"や技術支援などの製品やサービスを広く入手できるようにすることもできます。"
+"このやりかたなら、Debian はたくさんの個人や組織で使用されるでしょう。収益"
+"や配当を得ることではなく、一級の製品を供給することに焦点をあてています。"
+"そして、製品やサービスから生じた利潤は、対価を支払ってソフトウェアを得た"
+"かどうかにかかわりなく、すべての利用者のためにソフトウェア自体を改良する"
"ために使われるでしょう。"
#. type: <p></p>
@@ -2496,12 +2483,12 @@
"not commercial software but which have had quite an impact on the "
"commercial market regardless of that fact."
msgstr ""
-"Free Software Foundation は Debian の将来にとって大変重要な役割を果たし ま"
-"す。Free Software Foundation が Debian を配布するという単純な事実によっ て"
+"Free Software Foundation は Debian の将来にとって大変重要な役割を果たしま"
+"す。Free Software Foundation が Debian を配布するという単純な事実によって"
"も、Linux が商用の製品ではなく、今後も決してそうはならないこと、しかし "
-"Linux が商業的な競争に決して勝てはしないとは意味しないことを世に知らしめ "
-"ることになります。同意しない人は、GNU Emacs と GCC が成功していることを 理"
-"由付けしていただきたい。これらは商用の製品ではありませんが、商用である か"
+"Linux が商業的な競争に決して勝てはしないとは意味しないことを世に知らしめ"
+"ることになります。同意しない人は、GNU Emacs と GCC が成功していることを理"
+"由付けしていただきたい。これらは商用の製品ではありませんが、商用であるか"
"どうかにかかわらず市場に甚大な影響を与えてきました。"
#. type: <p></p>
@@ -2514,50 +2501,8 @@
"Manifesto, but I hope that it will at least attract enough attention to "
"these problems to allow them to be solved."
msgstr ""
-"Linux 共同体全体とその未来に迷惑をかけて自分が裕福になるという破壊的な目 "
-"標を目指すかわりに、Linux の未来に集中するときがきました。Debian を開発 し"
-"配布しても、この宣言で概略を述べた問題への回答とはならないかもしれませ "
-"ん。ですが、少なくとも、これらの問題が解決すべき問題として認められるくら "
+"Linux 共同体全体とその未来に迷惑をかけて自分が裕福になるという破壊的な目"
+"標を目指すかわりに、Linux の未来に集中するときがきました。Debian を開発し"
+"配布しても、この宣言で概略を述べた問題への回答とはならないかもしれませ"
+"ん。ですが、少なくとも、これらの問題が解決すべき問題として認められるくら"
"いには Debian を通して注意を引きたいと望んでいます。"
-
-#~ msgid ""
-#~ "To accommodate the needs of larger organisations and other users with "
-#~ "a long upgrade process, the Debian project committed to provide the "
-#~ "possibility to skip the upcoming release and do a skip-upgrade "
-#~ "straight from Debian GNU/Linux 5.0 (<em>Lenny</em>) to Debian GNU/"
-#~ "Linux 7.0 (<em>Wheezy</em>)."
-#~ msgstr ""
-#~ "長期のアップグレード計画を採っている大規模な組織その他のユーザに対応す"
-#~ "るため、 次のリリースを飛ばして Debian GNU/Linux 5.0 (<em>Lenny</em>) "
-#~ "から Debian GNU/Linux 7.0 (<em>Wheezy</em>) へ 1 段飛ばしで直接アップグ"
-#~ "レードする手段の提供を Debian プロジェクトは約束しました。"
-
-#~ msgid ""
-#~ "For <em>etch</em>, Debian is working towards resolve the <url id="
-#~ "\"http://people.debian.org/~srivasta/Position_Statement.html\" name="
-#~ "\"issues\"> with the FSF's Free Documentation License (FDL), make "
-#~ "amd64 an official architecture, introducing a dependency-based init "
-#~ "system, and introducing SElinux support. There are many other things "
-#~ "that the developers will work for <em>etch</em> on but which are not "
-#~ "considered release, please read the <url id=\"http://wiki.debian.net/?"
-#~ "EtchTODOList\" name=\"Etch TODO list\">."
-#~ msgstr ""
-#~ "<em>etch</em> のために Debian が行なっている作業としては、FSF のフリー "
-#~ "ドキュメンテーションライセンス (FDL) に関わる<url id=\"http://people."
-#~ "debian.org/~srivasta/Position_Statement.html\" name=\"問題\">の解決、"
-#~ "amd64 の公式アーキテクチャ化、依存関係を元にした init システムの導入、"
-#~ "SElinux 対応の導入などがあります。それ以外にも <em>etch</em> ために開発"
-#~ "者が行なうであろう作業が数多くありますが、 それらはリリースクリティカル"
-#~ "であるとはみなされていません。詳細は <url id=\"http://wiki.debian.net/?"
-#~ "EtchTODOList\" name=\"Etch TODO リスト\">を 参照してください。"
-
-#~ msgid ""
-#~ "Other goals for etch already implemented include: introduce gpg "
-#~ "authentication for apt repositories (done june 2005), integrating Xorg "
-#~ "in Debian to replace Xfree86 (finished july 2005) and integrating tags "
-#~ "into the package information (done july 2005)."
-#~ msgstr ""
-#~ "ethc のその他の目標で、すでに実装済なものは以下の通りです: apt リポジト"
-#~ "リへの gpg 認証の導入 (2005 年 6 月済)、Xfree86 を置き換える ために "
-#~ "Debian で Xorg を統合 (2005 年 7 月完了)、パッケージ情報に tag 情報を統"
-#~ "合 (2005 年 7 月済)。"
# Japanese translation of debian-history.
# This file is distributed under the same license as the debian-history package.
# upstream authors of the doc-debian-ja package (Debian Manifesto).
# Oohara Yuuma <oohara@xxxxxxxxxxxxxxxxxx>, 2002.
# Ippei Tamrua <ippei1@xxxxxxxxxxxx>, 2006.
# YOSHINO Yoshihito <yy.y.ja.jp@xxxxxxxxx>, 2012.
#
msgid ""
msgstr ""
"Project-Id-Version: debian-history 2.16\n"
"POT-Creation-Date: 2013-04-24 23:03-0500\n"
"PO-Revision-Date: 2012-08-09 10:58+0900\n"
"Last-Translator: YOSHINO Yoshihito <yy.y.ja.jp@xxxxxxxxx>\n"
"Language-Team: Debian Japanese List <debian-japanese@lists.debian.org>\n"
"Language: ja\n"
"MIME-Version: 1.0\n"
"Content-Type: text/plain; charset=UTF-8\n"
"Content-Transfer-Encoding: 8bit\n"
#. type: <title></title>
#: project-history.sgml:4
msgid "A Brief History of Debian"
msgstr "Debian 小史"
#. type: <author></author>
#: project-history.sgml:34
msgid ""
"<name>Debian Documentation Team </name><email>debian-doc@xxxxxxxxxxxxx"
"org</email>"
msgstr ""
"<name>Debian Documentation Team </name><email>debian-doc@xxxxxxxxxxxxx"
"org</email>"
#. type: <version></version>
#: project-history.sgml:34
msgid "2.17 (last revised 10th August 2012)"
msgstr "2.17 (最終改訂 2012 年 8 月 10 日)"
#. type: <abstract></abstract>
#: project-history.sgml:38
msgid "This document describes the history and goals of the Debian project."
msgstr "この文書は、 Debian プロジェクトの歴史と目標について述べます。"
#. type: <copyrightsummary></copyrightsummary>
#: project-history.sgml:44
msgid ""
"This document may be freely redistributed or modified in any form "
"provided your changes are clearly documented."
msgstr ""
"この文書は、加えた変更点を明確に記していれば自由に再配布、改変ができます。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:50
msgid ""
"This document may be redistributed for fee or free, and may be modified "
"(including translation from one type of media or file format to another "
"or from one spoken language to another) provided that all changes from "
"the original are clearly marked as such."
msgstr ""
"この文書は有料、無料を問わず再配布できますし、改変 (別の種類のメディア、"
"ファイルフォーマットへの変換や別の言語への翻訳も含む) ができますが、原文か"
"らの変更点が明確に記されていることが条件です。"
#. type: <p><list>
#: project-history.sgml:52
msgid "Significant contributions were made to this document by"
msgstr "次の方によるこの文書への大きな貢献がありました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:54
msgid "Javier Fernández-Sanguino <email>jfs@debian.org</email>"
msgstr "Javier Fernández-Sanguino <email>jfs@debian.org</email>"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:55
msgid "Bdale Garbee <email>bdale@debian.org</email>"
msgstr "Bdale Garbee <email>bdale@debian.org</email>"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:56
msgid "Hartmut Koptein <email>koptein@debian.org</email>"
msgstr "Hartmut Koptein <email>koptein@debian.org</email>"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:57
msgid "Nils Lohner <email>lohner@debian.org</email>"
msgstr "Nils Lohner <email>lohner@debian.org</email>"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:58
msgid "Will Lowe <email>lowe@debian.org</email>"
msgstr "Will Lowe <email>lowe@debian.org</email>"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:59
msgid "Bill Mitchell <email>Bill.Mitchell@xxxxxxxxx</email>"
msgstr "Bill Mitchell <email>Bill.Mitchell@xxxxxxxxx</email>"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:60
msgid "Ian Murdock <email>imurdock@debian.org</email>"
msgstr "Ian Murdock <email>imurdock@debian.org</email>"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:61
msgid "Martin Schulze <email>joey@debian.org</email>"
msgstr "Martin Schulze <email>joey@debian.org</email>"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:62
msgid "Craig Small <email>csmall@debian.org</email>"
msgstr "Craig Small <email>csmall@debian.org</email>"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:68
msgid ""
"This document is primarily maintained by Bdale Garbee <email>bdale@debian."
"org</email>."
msgstr ""
"この文書は主に Bdale Garbee <email>bdale@debian.org</email> が維持していま"
"す。"
#. type: <heading></heading>
#: project-history.sgml:74
msgid "Introduction -- What is the Debian Project?"
msgstr "序文 -- Debian プロジェクトとは何か?"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:85
msgid ""
"<url id=\"http://www.debian.org/\" name=\"The Debian Project\"> is a "
"worldwide group of volunteers who endeavor to produce an operating system "
"distribution that is composed entirely of free software. The principle "
"product of the project to date is the Debian GNU/Linux software "
"distribution, which includes the Linux operating system kernel, and "
"thousands of prepackaged applications. Various processor types are "
"supported to one extent or another, including Intel i386 and above, "
"Alpha, ARM, Intel IA-64, Motorola 68k, MIPS, PA-RISC, PowerPC, Sparc (and "
"UltraSparc), IBM S/390 and Hitachi SuperH."
msgstr ""
"<url id=\"http://www.debian.org/\" name=\"Debian プロジェクト\">は、フリー"
"ソフトウェアだけからなるオペレーティングシステムディストリビューションを作"
"るために努力する、世界規模のボランティアグループです。このプロジェクトの今"
"までの主要な成果物は、Debian GNU/Linux ソフトウェアディストリビューション"
"です。これは Linux オペレーティングシステムカーネルと、何千ものパッケージ"
"化済みのアプリケーションを含みます。程度こそ違うもののさまざまなプロセッサ"
"タイプに対応しています。その中には Intel i386 以降、Alpha、ARM、Intel "
"IA-64、Motorola 68k、MIPS、PA-RISC、PowerPC、Sparc (および UltraSparc)、"
"IBM S/390、 Hitachi SuperH が含まれます。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:94
msgid ""
"Debian motivated the formation of <url id=\"http://www.spi-inc.org/\" "
"name=\"Software in the Public Interest, Inc.,\"> a New York-based non-"
"profit organization. SPI was founded to help Debian and other similar "
"organizations develop and distribute open hardware and software. Among "
"other things, SPI provides a mechanism by which The Debian Project may "
"accept contributions that are tax deductable in the United States."
msgstr ""
"Debian は <url id=\"http://www.spi-inc.org/\" name=\"Software in the "
"Public Interest, Inc.,\"> (SPI) 設立の動機となりました。SPI はニューヨーク"
"を本拠地とする非営利団体です。Debian およびその他の同様の組織が、オープン"
"ハードウェアおよびソフトウェアを開発するのを援助するために設立されました。"
"とりわけ SPI は、Debian プロジェクトが米国で税控除可能な寄付を受け取れる仕"
"組みを提供しています。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:101
msgid ""
"For more information about free software, see the <url id=\"http://www."
"debian.org/social_contract\" name=\"Debian Social Contract\"> and "
"associated Debian Free Software Guidelines, or the <url id=\"http://www."
"debian.org/intro/free\" name=\"Debian What Does Free Mean?\"> page."
msgstr ""
"フリーソフトウェアについての詳細は、<url id=\"http://www.debian.org/"
"social_contract\" name=\"Debian 社会契約\">と、それに関連する Debian フ"
"リーソフトウェアガイドラインや、<url id=\"http://www.debian.org/intro/"
"free\" name=\"フリーとは何だろう?\"> のページを参照してください。"
#. type: <heading></heading>
#: project-history.sgml:105
msgid "In the Beginning"
msgstr "起源"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:115
msgid ""
"The Debian Project was officially founded by Ian Murdock on <url id="
"\"http://groups.google.com/groups?selm=CBusDD.MIK%40unix.portal.com&"
"output=gplain\" name=\"August 16th, 1993\">. At that time, the whole "
"concept of a \"distribution\" of Linux was new. Ian intended Debian to be "
"a distribution which would be made openly, in the spirit of Linux and GNU "
"(read his manifesto provided as an appendix to this document for more "
"details). The creation of Debian was sponsored by the FSF's GNU project "
"for one year (November 1994 to November 1995)."
msgstr ""
"Debian プロジェクトは、公式には Ian Murdock さんによって <url id=\"http://"
"groups.google.com/groups?selm=CBusDD.MIK%40unix.portal.com&"
"output=gplain\" name=\"1993 年 8 月 16 日\"> に創設されました。当時は、"
"Linux の「ディストリビューション」という概念自体が新しいものでした。Ian さ"
"んは Debian を開かれた、Linux と GNU の精神に則ったディストリビューション"
"にしようとしました (詳細はこの文書の付録として提供されている Ian さんの宣"
"言を参照してください)。Debian の創設にあたり、FSF の GNU プロジェクトに"
"よって 1 年間 (1994 年 11 月から 1995 年 11 月まで) 支援を受けました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:122
msgid ""
"Debian was meant to be carefully and conscientiously put together, and to "
"be maintained and supported with similar care. It started as a small, "
"tightly-knit group of Free Software hackers, and gradually grew to become "
"a large, well-organized community of developers and users."
msgstr ""
"Debian は、注意深くそして良心的にまとめられるように、そして同様の配慮で保"
"守されサポートされるように意図されました。Debian はフリーソフトウェアハッ"
"カーの小さく緊密なグループとして始まり、しだいに開発者およびユーザの大規"
"模でよく組織化されたコミュニティへと成長しました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:132
msgid ""
"When it began, Debian was the only distribution that was open for every "
"developer and user to contribute their work. It remains the most "
"significant distributor of Linux that is not a commercial entity. It is "
"the only large project with a constitution, social contract, and policy "
"documents to organize the project. Debian is also the only distribution "
"which is \"micro packaged\" using detailed dependency information "
"regarding inter-package relationships to ensure system consistency across "
"upgrades."
msgstr ""
"プロジェクトの開始当初、Debian はすべての開発者およびユーザに自らの作業で"
"貢献する方法が開かれている唯一のディストリビューションでした。現在でも "
"Linux の重要な配布団体としては、唯一営利団体ではありません。Debian はプロ"
"ジェクトを組織するための憲章、社会契約そしてポリシー文書を持つ唯一の大プ"
"ロジェクトです。Debian はまた、アップグレード時のシステムの整合性を保証す"
"るために、パッケージ間の関係についての詳細な依存情報によって「細かくパッ"
"ケージ化された」唯一のディストリビューションでもあります。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:138
msgid ""
"To achieve and maintain high standards of quality, Debian has adopted an "
"extensive set of policies and procedures for packaging and delivering "
"software. These standards are backed up by tools, automation, and "
"documentation implementing all of Debian's key elements in an open and "
"visible way."
msgstr ""
"高品質を達成して維持するために、Debian はソフトウェアをパッケージ化して配"
"布するための広範囲にわたるポリシーと手続き一式を採用しました。これらの基準"
"は、Debian の主要な要素すべてをオープンで目に見える形で実装するツール、"
"自動化、文書によって裏打ちされています。"
#. type: <heading></heading>
#: project-history.sgml:142
msgid "Pronouncing Debian"
msgstr "Debian の発音"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:148
msgid ""
"The official pronunciation of Debian is 'deb ee n'. The name comes from "
"the names of the creator of Debian, Ian Murdock, and his wife, Debra."
msgstr ""
"Debian の公式の発音は「デビアン (deb ee n)」です。この名前は、Debian の創"
"設者である Ian Murdock さんとその妻である Debra さんに由来します。"
#. type: <heading></heading>
#: project-history.sgml:153
msgid "Leadership"
msgstr "プロジェクトリーダー"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:156
msgid "Debian has had several leaders since its beginnings in 1993."
msgstr "Debian には 1993 年の創設以来、何人かのリーダーがいました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:159
msgid ""
"Ian Murdock founded Debian in August 1993 and led it until March 1996."
msgstr ""
"Ian Murdock さんは Debian を 1993 年 8 月に創設し、1996 年 3 月までリー"
"ダーを務めました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:162
msgid "Bruce Perens led Debian from April 1996 until December 1997."
msgstr ""
"Bruce Perens さんは 1996 年 4 月から 1997 年 12 月まで Debian のリーダー"
"を務めました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:165
msgid "Ian Jackson led Debian from January 1998 until December 1998."
msgstr ""
"Ian Jackson さんは 1998 年 1 月から 1998 年 12 月まで Debian のリーダーを"
"務めました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:168
msgid "Wichert Akkerman led Debian from January 1999 until March 2001."
msgstr ""
"Wichert Akkerman さんは 1999 年 1 月から 2001 年 3 月まで Debian のリー"
"ダーを務めました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:171
msgid "Ben Collins led Debian from April 2001 until April 2002."
msgstr ""
"Ben Collins さんは 2001 年 4 月から 2002 年 4 月まで Debian のリーダーを"
"務めました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:174
msgid "Bdale Garbee led Debian from April 2002 until April 2003."
msgstr ""
"Bdale Garbee さんは 2002 年 4 月から 2003 年 4 月まで Debian のリーダーを"
"務めました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:177
msgid "Martin Michlmayr led Debian from March 2003 until March 2005."
msgstr ""
"Martin Michlmayr さんは 2003 年 3 月から 2005 年 3 月まで Debian のリー"
"ダーを務めました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:180
msgid "Branden Robinson led Debian from April 2005 until April 2006."
msgstr ""
"Branden Robinson さんは 2005 年 4 月から 2006 年 4 月まで Debian のリー"
"ダーを務めました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:183
msgid "Anthony Towns led Debian from April 2006 until April 2007."
msgstr ""
"Anthony Towns さんは 2006 年 4 月から 2007 年 4 月まで Debian のリーダー"
"を務めました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:186
msgid "Sam Hocevar led Debian from April 2007 until April 2008."
msgstr ""
"Sam Hocevar さんは 2007 年 4 月から 2008 年 4 月まで Debian のリーダーを"
"務めました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:189
msgid "Steve McIntyre led Debian from April 2008 until April 2010."
msgstr ""
"Steve McIntyre さんは 2008 年 4 月から 2010 年 4 月まで Debian のリーダー"
"を務めました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:192
msgid "Stefano Zacchiroli led Debian from April 2010 until April 2013."
msgstr ""
"Stefano Zacchiroli さんは 2010 年 4 月から 2013 年 4 月まで Debian のリー"
"ダーを務めました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:195
msgid "Lucas Nussbaum was elected in April 2013 and is our current leader."
msgstr ""
"Lucas Nussbaum さんは 2013 年 4 月に選出され、現在のリーダーです。"
#. type: <heading></heading>
#: project-history.sgml:199
msgid "Debian Releases"
msgstr "Debian リリース"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:201
msgid "Debian 0.01 through 0.90 (August-December 1993)"
msgstr "Debian 0.01 から 0.90 まで (1993 年 8 月 - 12 月)"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:206
msgid ""
"Debian 0.91 (January 1994): This release had a simple package system "
"which could install and uninstall packages. The project had grown to "
"several dozen people at this point."
msgstr ""
"Debian 0.91 (1994 年 1 月): このリリースは、パッケージのインストールおよび"
"削除ができる単純なパッケージシステムを備えていました。Debian プロジェクト"
"は、この時点で数十人規模に成長していました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:212
msgid ""
"Debian 0.93R5 (March 1995): Responsibility for each package was clearly "
"assigned to a developer by this point, and the package manager "
"(<prgn>dpkg</prgn>) was used to install packages after the installation "
"of a base system."
msgstr ""
"Debian 0.93R5 (1995 年 3 月): この時点までに、各パッケージに対する責任が"
"開発者に明確に割り当てられました。そして基本システムのインストール後は、"
"パッケージマネージャ (<prgn>dpkg</prgn>) がパッケージのインストールに使わ"
"れました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:223
msgid ""
"Debian 0.93R6 (November 1995): <prgn>dselect</prgn> appears. This was the "
"last Debian release using the a.out binary format; there were about 60 "
"developers. The first master.debian.org server was built by Bdale Garbee "
"and hosted by HP in parallel with the 0.93R6 release. The deployment of "
"an explicit master server on which Debian developers would construct each "
"release led directly to the formation of the Debian mirror network, and "
"indirectly to the development of many of the policies and procedures used "
"to manage the project today."
msgstr ""
"Debian 0.93R6 (1995 年 11 月): <prgn>dselect</prgn> が登場しました。a.out "
"バイナリ形式を使う最後の Debian リリースです。約 60 名の開発者がいました。"
"最初の master.debian.org サーバが Bdale Garbee さんによって構築され、"
"0.93R6 リリースと並行して HP によって運用されました。Debian の開発者が各"
"リリースを構築するための特定のマスターサーバを設置することは、Debian の"
"ミラーネットワークの編成に直結しました。また今日のプロジェクトを管理する"
"のに使われているポリシーや手続きの多くを開発することにも間接的につながり"
"ました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:236
msgid ""
"Debian 1.0 was never released: InfoMagic, a CD vendor, accidentally "
"shipped a development release of Debian and entitled it 1.0. On December "
"11th 1995, Debian and InfoMagic jointly announced that this release was "
"screwed. Bruce Perens explains that the data placed on the \"InfoMagic "
"Linux Developer's Resource 5-CD Set November 1995\" as \"Debian 1.0\" is "
"not the Debian 1.0 release, but an early development version which is "
"only partially in the ELF format, will probably not boot or run "
"correctly, and does not represent the quality of a released Debian "
"system. To prevent confusion between the premature CD version and the "
"actual Debian release, the Debian Project has renamed its next release to "
"\"Debian 1.1\". The premature Debian 1.0 on CD is deprecated and should "
"not be used."
msgstr ""
"リリースされなかった Debian 1.0: CD ベンダの InfoMagic 社が、Debian の開"
"発版リリースを前ぶれもなく出荷し、1.0 と称しました。1995 年 12 月 11 日、"
"Debian と InfoMagic 社は共同で当該リリースが誤ったものであると発表し、"
"Bruce Perens さんは次のように説明しました。すなわち \"Debian 1.0\" として"
"\"InfoMagic Linux Developer's Resource 5-CD Set November 1995\" に収録され"
"たデータは Debian の 1.0 リリースではなく、部分的に ELF 形式となっている"
"だけの初期開発版であること。そしておそらく起動せず、動作も不安定で、リ"
"リースされた Debian システムの品質を表わしてはいないことなどです。未熟な"
"CD 版と実際の Debian リリースとの混乱を避けるため、Debian プロジェクトは次"
"期リリースを \"Debian 1.1\" と改名しました。CD 上の未熟な Debian 1.0 は不"
"完全であり、使うべきではありません。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:244
msgid ""
"The hosting of master.debian.org moved from HP to i-Connect.Net around "
"the end of 1995. Michael Neuffer and Shimon Shapiro, founders of i-"
"Connect.Net, hosted master on their own hardware for a little more than a "
"year. During this time, they provided many services to Debian, including "
"running what was essentially the New Maintainer process of the day, and "
"significantly aiding the growth of the early Debian mirror network."
msgstr ""
"1995 年の終わり頃、master.debian.org の運用が HP から i-Connect.Net に移り"
"ました。i-Connect.Net の創立者である Michael Neuffer さんと Shimon Shapiro"
" さんが、master を自身のハードウェアで 1 年余りにわたって運用しました。"
"この期間、現在の新規メンテナプロセスに相当する機能を始めとして多数の"
"サービスを Debian に提供していただき、また、初期の Debian ミラーネットワー"
"クの発展に多大なご支援をいただきました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:253
msgid ""
"Debian 1.1 <em>Buzz</em> (June 17th, 1996): This was the first Debian "
"release with a code name. It was taken, like all others so far, from a "
"character in one of the <em>Toy Story</em> movies... in this case, Buzz "
"Lightyear. By this time, Bruce Perens had taken over leadership of the "
"Project from Ian Murdock, and Bruce was working at Pixar, the company "
"that produced the movies. This release was fully ELF, used Linux kernel "
"2.0, and contained 474 packages."
msgstr ""
"Debian 1.1 <em>Buzz</em> (1996 年 6 月 17 日): コードネームがついた最初の "
"Debian リリースです。これ以降の全リリースと同じく、映画 <em>Toy Story</em>"
" シリーズ中のキャラクターに由来します... この場合は Buzz Lightyear です。"
"この頃には、Bruce Perens さんが Ian Murdock さんからプロジェクトリーダー職"
"を引きついでおり、Bruce さんはこの映画を作った Pixar 社に勤めていました。"
"このリリースは完全に ELF 形式で、Linux カーネル 2.0 を使っており、474 "
"個のパッケージを収録していました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:258
msgid ""
"Debian 1.2 <em>Rex</em> (December 12th, 1996): Named for the plastic "
"dinosaur in the <em>Toy Story</em> movies. This release consisted of 848 "
"packages maintained by 120 developers"
msgstr ""
"Debian 1.2 <em>Rex</em> (1996 年 12 月 12 日): 映画 <em>Toy Story</em> に"
"登場するプラスチックの恐竜から名付けられました。120 人の開発者によって保"
"守される 848 個のパッケージから構成されていました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:262
msgid ""
"Debian 1.3 <em>Bo</em> (June 5th, 1997): Named for Bo Peep, the "
"shepherdess. This release consisted of 974 packages maintained by 200 "
"developers."
msgstr ""
"Debian 1.3 <em>Bo</em> (1997 年 7 月 5 日): 女羊飼いである Bo Peep から名"
"付けられました。200 人の開発者によって保守される 974 個のパッケージから構"
"成されていました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:269
msgid ""
"Debian 2.0 <em>Hamm</em> (July 24th, 1998): Named for the piggy-bank in "
"the <em>Toy Story</em> movies. This was the first multi-architecture "
"release of Debian, adding support for the Motorola 68000 series "
"architectures. With Ian Jackson as Project Leader, this release made the "
"transition to libc6, and consisted of over 1500 packages maintained by "
"over 400 developers."
msgstr ""
"Debian 2.0 <em>Hamm</em> (1998 年 7 月 24 日): 映画 <em>Toy Story</em> に"
"登場する豚の貯金箱から名付けられました。複数のアーキテクチャに対応した最"
"初の Debian リリースで、Motorola 68000 シリーズアーキテクチャ対応が加わり"
"ました。Ian Jackson さんをプロジェクトリーダーとし、libc6 への移行を果た"
"しました。そして 400 人以上の開発者による 1500 個以上のパッケージから構成"
"されていました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:282
msgid ""
"Debian 2.1 <em>Slink</em> (March 9th, 1999): Named for the slinky-dog in "
"the movie. Two more architectures were added, <url id=\"http://www.debian."
"org/ports/alpha/\" name=\"Alpha\"> and <url id=\"http://www.debian.org/"
"ports/sparc/\" name=\"SPARC\">. With Wichert Akkerman as Project Leader, "
"this release consisted of about 2250 packages and required 2 CDs in the "
"official set. The key technical innovation was the introduction of apt, a "
"new package management interface. Widely emulated, apt addressed issues "
"resulting from Debian's continuing growth, and established a new paradigm "
"for package acquisition and installation on Open Source operating systems."
msgstr ""
"Debian 2.1 <em>Slink</em> (1999 年 3 月 9 日): 映画に登場するこそこそした"
"犬から名付けられました。さらに 2 種類のアーキテクチャが追加されました。"
"<url id=\"http://www.debian.org/ports/alpha/\" name=\"Alpha\"> と <url "
"id=\"http://www.debian.org/ports/sparc/\" name=\"SPARC\"> です。Wichert "
"Akkerman さんをプロジェクトリーダとし、約 2250 個のパッケージから構成され"
"ていました。公式のセットでは CD 2 枚を必要としました。主要な技術革新は、"
"新しいパッケージ管理インターフェイスである apt の導入でした。apt は幅広く"
"真似されましたが、Debian が成長していくことから生じる問題に取り組み、オー"
"プンソースオペレーティングシステム上でのパッケージの取得とインストールに"
"新しいパラダイムを確立しました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:295
msgid ""
"Debian 2.2 <em>Potato</em> (15 August 2000): Named for \"Mr Potato Head\" "
"in the <em>Toy Story</em> movies. This release added support for the <url "
"id=\"http://www.debian.org/ports/powerpc/\" name=\"PowerPC\"> and <url id="
"\"http://www.debian.org/ports/arm/\" name=\"ARM\"> architectures. With "
"Wichert still serving as Project Leader, this release consisted of more "
"than 3900 binary packages derived from over 2600 source packages "
"maintained by more than 450 Debian developers."
msgstr ""
"Debian 2.2 <em>Potato</em> (2000 年 8 月 15 日): 映画 <em>Toy Story</em> "
"に登場する「Mr Potato Head」から名付けられました。<url id=\"http://www."
"debian.org/ports/powerpc/\" name=\"PowerPC\"> と <url id=\"http://www."
"debian.org/ports/arm/\" name=\"ARM\"> アーキテクチャへの対応が追加されまし"
"た。Wichert さんが引き続きプロジェクトリーダを務め、450 人以上の Debian "
"開発者によって保守される 2600 個以上のソースパッケージを元にした、3900 個"
"以上のバイナリパッケージから構成されていました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:313
msgid ""
"Debian 3.0 <em>Woody</em> (19 July 2002): Named for the main character "
"the <em>Toy Story</em> movies: \"Woody\" the cowboy. Even more "
"architectures were added in this release: <url id=\"http://www.debian.org/"
"ports/ia64/\" name=\"IA-64\">, <url id=\"http://www.debian.org/ports/hppa/"
"\" name=\"HP PA-RISC\">, <url id=\"http://www.debian.org/ports/mips/\" "
"name=\"MIPS (big endian)\">, <url id=\"http://www.debian.org/ports/mipsel/"
"\" name=\"MIPS (little endian)\"> and <url id=\"http://www.debian.org/"
"ports/s390/\" name=\"S/390\">. This is also the first release to include "
"cryptographic software due to the restrictions for exportation being "
"<em>lightened</em> in the US, and also the first one to include KDE, now "
"that the license issues with QT were resolved. With Bdale Garbee recently "
"appointed Project Leader, and more than 900 Debian developers, this "
"release contained around 8,500 binary packages and 7 binary CDs in the "
"official set."
msgstr ""
"Debian 3.0 <em>Woody</em> (2002 年 7 月 19 日): 映画 <em>Toy Story</em> の"
"主人公であるカウボーイの「Woody」から名付けられました。さらに多くのアーキ"
"テクチャ対応が追加されており、その内訳は <url id=\"http://www.debian.org/"
"ports/ia64/\" name=\"IA-64\">、<url id=\"http://www.debian.org/ports/"
"hppa/\" name=\"HP PA-RISC\">、<url id=\"http://www.debian.org/ports/mips/"
"\" name=\"MIPS (ビッグエンディアン)\">、<url id=\"http://www.debian.org/"
"ports/mipsel/\" name=\"MIPS (リトルエンディアン)\">、<url id=\"http://"
"www.debian.org/ports/s390/\" name=\"S/390\"> などです。また、米国内で<em>"
"緩和された</em>輸出制限のために暗号化ソフトウェアを収録した最初のリリース"
"であり、今では Qt とのライセンス問題が解決している KDE を最初に収録したリ"
"リースでもあります。最近までプロジェクトリーダーを務めた Bdale Garbee さ"
"んと 900 人以上の Debian 開発者により、8,500 個以上のパッケージが収録さ"
"れ、公式のセットは 7 枚のバイナリ CD で構成されていました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:327
msgid ""
"Debian 3.1 <em>Sarge</em> (6 June 2005): named for the sergeant of the "
"Green Plastic Army Men. No new architectures were added to the release, "
"although an unofficial AMD64 port was published at the same time and "
"distributed through the new <url id=\"http://alioth.debian.org\" name="
"\"Alioth project hosting site\">. This release features a new installer: "
"<em>debian-installer</em>, a modular piece of software that feature "
"automatic hardware detection, unattended installation features and was "
"released fully translated to over thirty languages. It was also the first "
"release to include a full office suite: OpenOffice.org. Branden Robinson "
"had just been appointed as Project Leader. This release was made by more "
"than nine hundred Debian developers, and contained around 15,400 binary "
"packages and 14 binary CDs in the official set."
msgstr ""
"Debian 3.1 <em>Sarge</em> (2005 年 6 月 6 日): 緑色をしたプラスチック兵士"
"の軍曹から名付けられました。対応アーキテクチャの新規追加はありませんが、"
"非公式な AMD64 移植版が同時に発表され、新しく生まれた<url id=\"http://"
"alioth.debian.org\" name=\"Alioth プロジェクトが運用するサイト\">を通じて"
"配布されました。新しいインストーラである <em>debian-installer</em> を備え"
"ています。これはハードウェアの自動検出や無人インストールといった機能を備"
"えたモジュール式のソフトウェアで、30 ヶ国以上の言語に完全に翻訳されてリ"
"リースされました。また、完全なオフィススイートである OpenOffice.org を収"
"録した最初のリリースです。プロジェクトリーダーに Branden Robinson さんが選"
"出された直後でした。900 人以上の Debian 開発者により、およそ 15,400 個以"
"上のパッケージが収録され、公式のセットは 14 枚のバイナリ CD で構成されて"
"いました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:346
msgid ""
"Debian 4.0 <em>Etch</em> (8 April 2007): named for the sketch toy in the "
"movie. One architecture was added in this release: <url id=\"http://www."
"debian.org/ports/amd64/\" name=\"AMD64\">, and official support for <url "
"id=\"http://www.debian.org/ports/m68k/\" name=\"m68k\"> was dropped. This "
"release continued using the <em>debian-installer</em>, but featuring in "
"this release a graphical installer, cryptographic verification of "
"downloaded packages, more flexible partitioning (with support for "
"encrypted partitions), simplified mail configuration, a more flexible "
"desktop selection, simplified but improved localization and new modes, "
"including a <em>rescue</em> mode. New installations would not need to "
"reboot through the installation process as the previous two phases of "
"installation were now integrated. This new installer provided support for "
"scripts using composed characters and complex languages in its graphical "
"version, increasing the number of available translations to over fifty. "
"Sam Hocevar was appointed Project Leader the very same day, and the "
"project included more than one thousand and thirty Debian developers. The "
"release contained around 18,000 binary packages over 20 binary CDs (3 "
"DVDs) in the official set. There were also two binary CDs available to "
"install the system with alternate desktop environments different to the "
"default one."
msgstr ""
"Debian 4.0 <em>Etch</em> (2007 年 4 月 8 日): 映画のおもちゃのお絵かきボー"
"ドから名付けられました。アーキテクチャが 1 つこのリリースで追加されまし"
"た: <url id=\"http://www.debian.org/ports/amd64/\" name=\"AMD64\"> です。"
"そして、<url id=\"http://www.debian.org/ports/m68k/\" name=\"m68k\"> の公"
"式サポートが打ち切られました。引き続き <em>debian-installer</em> を使って"
"いましたが、このリリースではグラフィカルインストーラ、暗号技術によるダウン"
"ロード済みパッケージの検証、より柔軟なパーティショニング (暗号化パーティ"
"ションもサポート)、メール設定の簡略化、より柔軟なデスクトップ選択機能、単"
"純にしつつ改良を加えたローカライゼーション、<em>レスキュー</em>モードなど"
"の新モードの追加がありました。以前 2 つあったインストールフェーズがついに"
"統合され、インストール作業中のマシンの再起動が不要になりました。この新イン"
"ストーラのグラフィカル版では文字結合機能や複雑な言語を使用するスクリプトも"
"サポートしたので、50 を超える言語への翻訳が利用できるようになりました。プ"
"ロジェクトリーダーに Sam Hocevar さんがちょうどこの日選出され、また、1030 "
"人以上の Debian 開発者がいました。およそ 18,000 個の パッケージが収録さ"
"れ、公式のセットは 20 枚のバイナリ CD (3 枚の DVD) で構成されて いました。"
"さらに、デフォルトのデスクトップ環境とは別のものをインストールできる 2 枚"
"のバイナリ CD が利用できるようになりました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:368
msgid ""
"Debian 5.0 <em>Lenny</em> (February 2009): named for the wind up "
"binoculars in the <em>Toy Story</em> movies. One architecture was added "
"in this release: <url id=\"http://wiki.debian.org/ArmEabiPort\" name="
"\"ARM EABI\"> (or <em>armel</em>), providing support for newer ARM "
"processors and deprecating the old ARM port (<em>arm</em>). The <url id="
"\"http://wiki.debian.org/M68k\" name=\"m68k\"> port was not included in "
"this release, although it was still provided in the <em>unstable</em> "
"distribution. This release did not feature the <url id=\"http://www."
"debian.org/ports/kfreebsd-gnu/\" name=\"FreeBSD port\">, although much "
"work on the port had been done to make it qualify it did not meet yet the "
"<url id=\"http://release.debian.org/lenny/arch_qualify.html\" name="
"\"qualification requirements\"> for this release. This release added "
"support for Marvell's Orion platform which is used in many storage "
"devices and also provided supported several Netbooks, in particular the "
"Eee PC by Asus. <em>Lenny</em> also contained the build tools for "
"Emdebian which allowed Debian source packages to be cross-built and "
"shrunk to suit embedded ARM systems. It was also the first release to "
"provide free versions of Sun's Java technology, making it possible to "
"provide Java applications in the <em>main</em> section."
msgstr ""
"Debian 5.0 <em>Lenny</em> (2009 年 2 月): 映画 <em>Toy Story</em> のぜんま"
"い仕掛けの双眼鏡から名付けられました。アーキテクチャが 1 つこのリリースで"
"追加されました: <url id=\"http://wiki.debian.org/ArmEabiPort\" name=\"ARM "
"EABI\"> (<em>armel</em>) で、新しい ARM プロセッサ向けサポートを提供しま"
"す。そして古い ARM 移植版 (<em>arm</em>) は廃止予定となりました。<url id="
"\"http://wiki.debian.org/M68k\" name=\"m68k\"> 移植版はこのリリースに含ま"
"れていませんが、まだ<em>不安定版</em>ディストリビューションでは提供されて"
"いました。<url id=\"http://www.debian.org/ports/kfreebsd-gnu/\" name="
"\"FreeBSD 移植版\">は含まれませんでした。この移植版の品質を高める作業のほ"
"とんどは終えたものの、このリリースの<url id=\"http://release.debian.org/"
"lenny/arch_qualify.html\" name=\"選定要件\">をまだ満たしませんでした。この"
"リリースでは、多くのストレージデバイスで使われている Marvell 製 Orion プ"
"ラットフォームへのサポートを追加しました。また、いくつかのネットブック、特"
"に Asus 製 Eee PC もサポートしました。<em>Lenny</em> は Emdebian 向けビル"
"ドツールも収録し、組み込み ARM システム向けに Debian のソースパッケージを"
"クロスビルドし圧縮できるようになりました。また、このリリースはフリーなバー"
"ジョンの Sun 製 Java テクノロジを提供する最初のリリースで、Java アプリケー"
"ションが <em>main</em> セクションで提供できるようになりました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:371
msgid ""
"Debian 6.0 <em>Squeeze</em> (February 2011): named for the green three-"
"eyed aliens."
msgstr ""
"Debian 6.0 <em>Squeeze</em> (2011 年 2 月): 緑色をした 3 つ目のエイリアン"
"から名付けられました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:374
msgid ""
"The release was frozen on August 6, 2010, with many of the Debian "
"developers gathered at the 10th Debconf at New York City."
msgstr ""
"このリリースは 2010 年 8 月 6 日、多くの Debian 開発者が第 10 回 Debconf "
"でニューヨーク市に集まっているときにフリーズされました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:387
msgid ""
"While two architectures (alpha and hppa) were dropped, two architectures "
"of the new <url id=\"http://www.debian.org/ports/kfreebsd-gnu/\" name="
"\"FreeBSD port\"> (kfreebsd-i386 and kfreebsd-amd64) were made available "
"as <em>technology preview</em>, including the kernel and userland tools "
"as well as common server software (though not advanced desktop features "
"yet). This was the first time a Linux distribution has been extended to "
"also allow use of a non-Linux kernel."
msgstr ""
"2 つのアーキテクチャ (alpha と hppa) が打ち切られましたが、新たな <url id="
"\"http://www.debian.org/ports/kfreebsd-gnu/\" name=\"FreeBSD 移植版\"> "
"(kfreebsd-i386 と kfreebsd-amd64) アーキテクチャ 2 つが<em>テクノロジープ"
"レビュー</em>として利用できるようになりました。カーネルとユーザランドの"
"ツールや (先進的なデスクトップの機能はまだないものの) 一般的なサーバソフト"
"ウェアを収録しています。これは Linux ディストリビューションが Linux ではな"
"いカーネルの利用も行えるよう拡張された、初めての例でした。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:401
msgid ""
"The new release introduced a dependency based boot sequence, which "
"allowed for parallel init script processing, speeding system startup."
msgstr ""
"この新リリースでは依存関係ベースの起動シーケンスを導入し、init スクリプト"
"を並列に処理できるようになり、システムの起動を高速化しました。"
#. type: <heading></heading>
#: project-history.sgml:405
msgid "A Detailed History"
msgstr "詳細な歴史"
#. type: <heading></heading>
#: project-history.sgml:407
msgid "The 0.x Releases"
msgstr "0.x リリース"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:415
msgid ""
"Debian was begun in August 1993 by Ian Murdock, then an undergraduate at "
"Purdue University. Debian was sponsored by the GNU Project of <url id="
"\"http://www.fsf.org/\" name=\"The Free Software Foundation\">, the "
"organization started by Richard Stallman and associated with the General "
"Public License (GPL), for one year -- from November 1994 to November 1995."
msgstr ""
"Debian は、当時 Purdue 大学の学部在校生であった Ian Murdock さんによって "
"1993 年 8 月に生まれました。Debian は、<url id=\"http://www.fsf.org/\" "
"name=\"フリーソフトウェア財団\"> (Richard Stallman さんによって創られた団"
"体で、一般公衆利用許諾契約書 (GPL) と関係があります) の GNU Project によっ"
"て 1 年間 -- 1994 年 11 月 から 1995 年 11 月まで -- 援助を受けました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:419
msgid ""
"Debian 0.01 through Debian 0.90 were released between August and December "
"of 1993. Ian Murdock writes:"
msgstr ""
"Debian 0.01 から Debian 0.90 までは 1993 年 8 月から 12 月までの間にリ"
"リースされました。Ian Murdock さんは次のように書いています:"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:427
msgid ""
"\"Debian 0.91 was released in January 1994. It had a primitive package "
"system that allowed users to manipulate packages but that did little else "
"(it certainly didn't have dependencies or anything like that). By this "
"time, there were a few dozen people working on Debian, though I was still "
"mostly putting together the releases myself. 0.91 was the last release "
"done in this way."
msgstr ""
"「Debian 0.91 は 1994 年 1 月にリリースされました。原始的なパッケージシス"
"テムを備えており、ユーザはパッケージを操ることができましたが、それ以外の"
"ことはほとんど何もできませんでした (依存関係や、それに類する事はまったく"
"存在していませんでした)。その頃には、Debian の作業をしている人が数十名い"
"ましたが、まだ私自身の手でリリースの取りまとめ作業の大半を行なっていまし"
"た。0.91 は、このようにして行なわれた最後のリリースです。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:435
msgid ""
"Most of 1994 was spent organizing the Debian Project so that others could "
"more effectively contribute, as well as working on <prgn>dpkg</prgn> (Ian "
"Jackson was largely responsible for this). There were no releases to the "
"public in 1994 that I can remember, though there were several internal "
"releases as we worked to get the process right."
msgstr ""
"1994 年の大部分は、他の人たちがより効果的に貢献できるよう Debian プロジェ"
"クトを組織するのに、そして <prgn>dpkg</prgn> (これについては 主に Ian "
"Jackson さんが責任を負っていました) について作業するのに費やされました。"
"私が覚えているかぎり、1994 年には公式なリリースはありませんでしたが、手続"
"きを正しくするための作業中に数回の内部リリースがありました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:442
msgid ""
"Debian 0.93 Release 5 happened in March 1995 and was the first \"modern\" "
"release of Debian: there were many more developers by then (though I "
"can't remember exactly how many), each maintaining their own packages, "
"and <prgn>dpkg</prgn> was being used to install and maintain all these "
"packages after a base system was installed."
msgstr ""
"Debian 0.93 Release 5 が 1995 年 3 月に生まれました。これは Debian の最初"
"の「現代的な」リリースでした: その頃にはさらに多くの開発者がいて (正確に何"
"人なのか覚えていませんが)、それぞれが自分のパッケージを開発し、基本システ"
"ムをインストールした後でこれらすべてのパッケージをインストールしたり保守"
"したりするのに <prgn>dpkg</prgn> が使われていました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:448
msgid ""
"\"Debian 0.93 Release 6 happened in November 1995 and was the last a.out "
"release. There were about sixty developers maintaining packages in "
"0.93R6. If I remember correctly, <prgn>dselect</prgn> first appeared in "
"0.93R6.\""
msgstr ""
"Debian 0.93 Release 6 は 1995 年 11 月に生まれました。これは a.out 形式で"
"の最後のリリースでした。0.93R6 では約 60 人の開発者がパッケージを開発して"
"いました。私の記憶が正確ならば、<prgn>dselect</prgn> は 0.93R6 で初めて"
"登場しました」"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:458
msgid ""
"Ian Murdock also notes that Debian 0.93R6 \"... has always been my "
"favorite release of Debian\", although he admits to the possibility of "
"some personal bias, as he stopped actively working on the project in "
"March 1996 during the pre-production of Debian 1.0, which was actually "
"released as Debian 1.1 to avoid confusion after a CDROM manufacturer "
"mistakenly labelled an unreleased version as Debian 1.0. That incident "
"led to the concept of \"official\" CDROM images, as a way for the project "
"to help vendors avoid this kind of mistake."
msgstr ""
"Ian Murdock さんは、Debian 0.93R6 は「いつでも私の大好きな Debian リリース"
"だった」とも書いていますが、個人的な偏見がある可能性も認めています。なぜな"
"ら、Murdock さんは Debian 1.0 の試作中である 1996 年 3 月に、プロジェクト"
"で活動するのをやめているからです。Debian 1.0 は、実際には Debian 1.1 とし"
"てリリースされました。これは、CD-ROM 製造者がリリースされていないバージョ"
"ンを誤って Debian 1.0 と称してしまった後の混乱を避けるためです。この出来事"
"は、ベンダがこの種の誤りを避けるのをプロジェクトが助ける方法としての"
"「公式の」CD-ROM イメージという概念につながりました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:469
msgid ""
"During August 1995 (between Debian 0.93 Release 5 and Debian 0.93 Release "
"6), Hartmut Koptein started the first port for Debian, for the Motorola "
"m68k family. He reports that \"Many, many packages were i386-centric "
"(little endian, -m486, -O6 and all for libc4) and it was a hard time to "
"get a starting base of packages on my machine (an Atari Medusa 68040, 32 "
"MHz). After three months (in November 1995), I uploaded 200 packages from "
"250 available packages, all for libc5!\" Later he started another port "
"together with Vincent Renardias and Martin Schulze, for the PowerPC "
"family."
msgstr ""
"1995 年 8 月 (Debian 0.93 Release 5 と Debian 0.93 Release 6 との間) に、"
"Hartmut Koptein さんが Motorola m68k 系列への Debian の最初の移植を開始し"
"ました。Koptein さんは「とても多くのパッケージは i386 中心主義 (リトルエ"
"ンディアン、-m486、-O6、libc4 専用) で、自分のマシン (Atari Medusa 68040、"
"32 MHz) 上に出発点となるパッケージを揃えるのに苦労しました。3 か月後 (1995"
" 年 11 月) には、入手可能な 250 個のパッケージのうち 200 個をアップロード"
"しましたが、すべて libc5 用でした!」と報告しています。後に Koptein さん"
"は、Vincent Renardias さんや Martin Schulze さんと一緒に PowerPC 系列への"
"移植を始めました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:475
msgid ""
"Since this time, the Debian Project has grown to include several <url id="
"\"http://www.debian.org/ports/\" name=\"ports\"> to other architectures, "
"a port to a new (non-Linux) kernel, the GNU Hurd microkernel, and at "
"least one flavor of BSD kernel."
msgstr ""
"この頃には、Debian プロジェクトは他のアーキテクチャへの数種の<url id=\""
"http://www.debian.org/ports/\" name=\"移植版\">と、新しい (Linux では"
"ない) カーネル、すなわち GNU Hurd マイクロカーネルへの移植版や、少なくと"
"も BSD カーネルの 1 フレーバを含むまでに成長していました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:479
msgid ""
"An early member of the project, Bill Mitchell, remembers the Linux kernel"
msgstr ""
"初期のプロジェクトメンバーである Bill Mitchell さんは、Linux カーネルにつ"
"いて次のように回想しています。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:485
msgid ""
"\"... being between 0.99r8 and 0.99r15 when we got started. For a long "
"time, I could build the kernel in less than 30 minutes on a 20 Mhz 386-"
"based machine, and could also do a Debian install in that same amount of "
"time in under 10Mb of disk space."
msgstr ""
"「...Debian が生まれたときは 0.99r8 と 0.99r15 の間でした。長い間、私は "
"20 Mhz の 386 ベースなマシン上でカーネルを 30 分以内に構築することができ"
"ました。そして同じ時間で、Debian のインストールを 10MB 未満のディスクス"
"ペースに行なうことができました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:492
msgid ""
"\" ... I recall the initial group as including Ian Murdock, myself, Ian "
"Jackson, another Ian who's surname I don't recall, Dan Quinlan, and some "
"other people who's names I don't recall. Matt Welsh was either part of "
"the initial group or joined pretty early on (he has since left the "
"project). Someone set up a mailing list, and we were off and running."
msgstr ""
"... Ian Murdock さん、私、Ian Jackson さん、苗字を思い出せない別の Ian さ"
"ん、Dan Quinlan さん、そして名前を思い出せない他の人たちを最初のグループ"
"として覚えています。Matt Welsh さんは最初のグループの一部か、かなり早い段"
"階で参加しました (その後、プロジェクトから離れました)。誰かがメーリングリ"
"ストを用意し、私たちはうまくやっていました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:501
msgid ""
"As I recall, we didn't start off with a plan, and we didn't start off by "
"putting together a plan in any highly organized fashion. Right from the "
"start, I do recall, we started off collecting up sources for a pretty "
"random collection of packages. Over time, we came to focus on a "
"collection of items which would be required to put together the core of a "
"distribution: the kernel, a shell, update, getty, various other programs "
"and support files needed to init the system, and a set of core utilities."
"\""
msgstr ""
"思い出せるかぎりでは、私たちは計画を立ててから始めたわけではなく、計画を"
"高度に組織化された形にまとめてから始めたわけでもありませんでした。これは"
"はっきり思い出せますが、私たちは開始直後から、パッケージのまったく無作為"
"なコレクションを作るためのソースを集めはじめました。時間がたつにつれ、"
"ディストリビューションの中核をまとめるために必要なものを集めるのに専念す"
"るようになりました: カーネル、シェル、update、getty、システムを初期化する"
"のに必要なその他のさまざまなプログラムやサポートファイル、そして中核とな"
"るユーティリティ一式です」"
#. type: <heading></heading>
#: project-history.sgml:503
msgid "The Early Debian Packaging System"
msgstr "初期の Debian パッケージシステム"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:513
msgid ""
"At the very early stages of the Project, members considered distributing "
"source-only packages. Each package would consist of the upstream source "
"code and a Debianized patch file, and users would untar the sources, "
"apply the patches, and compile binaries themselves. They soon realized, "
"however, that some sort of binary distribution scheme would be needed. "
"The earliest packaging tool, written by Ian Murdock and called "
"<prgn>dpkg</prgn>, created a package in a Debian-specific binary format, "
"and could be used later to unpack and install the files in the package."
msgstr ""
"プロジェクトのごく初期の段階では、メンバーはソースのみのパッケージを配布"
"することを考えました。各パッケージは上流のソースコードと Debian 化された"
"パッチファイルから構成され、ユーザはソースを復元し、パッチを当て、自分で"
"バイナリをコンパイルするわけです。しかし、すぐにバイナリ配布のための何らか"
"の仕組みが必要だと気がつきました。Ian Murdock さんによって書かれ、"
"<prgn>dpkg</prgn> と呼ばれた最初のパッケージ化ツールは、Debian 特有のバイ"
"ナリ形式でパッケージを作成しました。さらに後で展開して、パッケージ内の"
"ファイルをインストールするのにも使えました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:523
msgid ""
"Ian Jackson soon took over the development of the packaging tool, "
"renaming the tool itself <prgn>dpkg-deb</prgn> and writing a front-end "
"program he named <prgn>dpkg</prgn> to facilitate the use of <prgn>dpkg-"
"deb</prgn> and provide the <em>Dependencies</em> and <em>Conflicts</em> "
"of today's Debian system. The packages produced by these tools had a "
"header listing the version of the tool used to create the package and an "
"offset within the file to a <prgn>tar</prgn>-produced archive, which was "
"separated from the header by some control information."
msgstr ""
"Ian Jackson さんがすぐにパッケージ化ツールの開発を引きつぎ、ツール自体の"
"名前を <prgn>dpkg-deb</prgn> に変更し、<prgn>dpkg-deb</prgn> の使用を容易"
"にし今日の Debian システムの <em>依存</em> や <em>競合</em>を提供するため"
"の <prgn>dpkg</prgn> と名付けられたフロントエンドプログラムを書きました。"
"これらのツールによって作られたパッケージには、そのパッケージを作るのに使わ"
"れたツールのバージョンを示すヘッダがあり、<prgn>tar</prgn> によって作られ"
"たアーカイブ (制御情報によってヘッダとは分けられていました) へのオフセッ"
"トがファイル内にありました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:535
msgid ""
"At about this time some debate arose between members of the project -- "
"some felt that the Debian-specific format created by <prgn>dpkg-deb</"
"prgn> should be dropped in favor of the format produced by the <prgn>ar</"
"prgn> program. After several revised file formats and correspondingly-"
"revised packaging tools, the <prgn>ar</prgn> format was adopted. The key "
"value of this change is that it makes it possible for a Debian package to "
"be un-packaged on any Unix-like system without the need to run an "
"untrusted executable. In other words, only standard tools present on "
"every Unix system like 'ar' and 'tar' are required to unpack a Debian "
"binary package and examine the contents."
msgstr ""
"およそこの頃、プロジェクトメンバー間で論争がおきました -- <prgn>dpkg-deb</"
"prgn> によって作られた Debian 特有のフォーマットは、<prgn>ar</prgn> プログ"
"ラムによって作られる形式に取って代わられるべきではないかと思った人がいま"
"した。何度かファイル形式が変更され、それに対応してパッケージ化ツールが変"
"更された後で、<prgn>ar</prgn> 形式が採用されました。この変更の鍵となる価"
"値は、あらゆる Unix 似なシステム上で、信頼できない実行形式を走らせる必要な"
"しに Debian パッケージを展開できるようになったということです。言いかえれ"
"ば、'ar' や 'tar' といったすべての Unix システムに備わっている標準的なツー"
"ルさえあれば、 Debian バイナリパッケージを展開し中身を調べることができると"
"いうことです。"
#. type: <heading></heading>
#: project-history.sgml:539
msgid "The 1.x Releases"
msgstr "1.x リリース"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:552
msgid ""
"When Ian Murdock left Debian, he appointed Bruce Perens as the next "
"leader of the project. Bruce first became interested in Debian while he "
"was attempting to create a Linux distribution CD to be called \"Linux for "
"Hams\", which would include all of the Linux software useful to ham radio "
"operators. Finding that the Debian core system would require much further "
"work to support his project, Bruce ended up working heavily on the base "
"Linux system and related installation tools, postponing his ham radio "
"distribution, including organizing (with Ian Murdock) the first set of "
"Debian install scripts, eventually resulting in the Debian Rescue Floppy "
"that was a core component of the Debian installation toolset for several "
"releases."
msgstr ""
"Ian Murdock さんが Debian を離れるとき、Murdock さんは Bruce Perens さん"
"を次のプロジェクトリーダーに指名しました。Bruce さんが Debian に最初に興"
"味を抱いたのは、ハム無線オペレータの役に立つ Linux ソフトウェアをすべて含"
"む「Linux for Hams」という名の Linuxディストリビューション CD を作ろうと"
"していたときでした。自分のプロジェクトに対応させるには、Debian の中核シス"
"テムにはもっと作業が必要なことが判り、Bruce さんは自分のハム無線ディスト"
"リビューションを延期して、(Ian Murdock さんとともに) 最初の Debian インス"
"トールスクリプト一式 (これはこの後数回のリリースで Debian インストールツー"
"ルセットの中核を構成することになる Debian レスキューフロッピーになりまし"
"た) を組織化することを含む、基本的な Linux システムと関連するインストール"
"ツールの作業にのめりこむようになりました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:555
msgid "Ian Murdock states:"
msgstr "Ian Murdock さんは次のように述べています:"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:560
msgid ""
"\"Bruce was the natural choice to succeed me, as he had been maintaining "
"the base system for nearly a year, and he had been picking up the slack "
"as the amount of time I could devote to Debian declined rapidly.\""
msgstr ""
"「Bruce さんは私の後継者として自然な選択でした。なぜなら彼は 1 年近くもの"
"間基本システムを開発していて、私が Debian に提供できる時間が急速に減って"
"いくにつれて弛んだ部分を拾いあげていったからです」"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:568
msgid ""
"He initiated several important facets of the project, including "
"coordinating the effort to produce the Debian Free Software Guidelines "
"and the Debian Social Contract, and initiating an Open Hardware Project. "
"During his time as Project Leader, Debian gained market share and a "
"reputation as a platform for serious, technically-capable Linux users."
msgstr ""
"Bruce さんは Debian フリーソフトウェアガイドラインと Debian 社会契約を作"
"るための労力をまとめること、またオープンハードウェアプロジェクトの創設を"
"含むプロジェクトの重要な側面を始めました。Bruce さんがプロジェクトリー"
"ダーを務める間に、Debian は市場シェアと、まじめで、優れた技術を持つ "
"Linux ユーザのためのプラットフォームとしての名声を獲得しました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:576
msgid ""
"Bruce Perens also spearheaded the effort to create <url id=\"http://www."
"spi-inc.org/\" name=\"Software in the Public Interest, Inc.\">. "
"Originally intended to provide the Debian Project with a legal entity "
"capable of accepting donations, its aims quickly expanded to include "
"supporting free software projects outside the Debian Project."
msgstr ""
"Bruce Perens さんはまた、<url id=\"http://www.spi-inc.org/\" name="
"\"Software in the Public Interest, Inc.\"> を設立する努力の先頭にも立ちま"
"した。もともとは Debian プロジェクトに寄付を受けいれることができる法人格"
"を提供することが狙いでしたが、その目的は Debian プロジェクト以外のフリー"
"ソフトウェアプロジェクトを支援することも含むように、まもなく拡大されまし"
"た。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:579
msgid "The following Debian versions were released during this time:"
msgstr "この頃、次の Debian バージョンがリリースされました:"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:582
msgid ""
"1.1 <em>Buzz</em> released June 1996 (474 packages, 2.0 kernel, fully "
"ELF, <prgn>dpkg</prgn>)"
msgstr ""
"1.1 <em>Buzz</em> 1996 年 6 月リリース (474 個のパッケージ、2.0 カーネル、"
"ELF 形式のみ、<prgn>dpkg</prgn>)"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:583
msgid ""
"1.2 <em>Rex</em> released December 1996 (848 packages, 120 developers)"
msgstr ""
"1.2 <em>Rex</em> 1996 年 12 月リリース (848 個のパッケージ、120 人の開発"
"者)"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:584
msgid "1.3 <em>Bo</em> released July 1997 (974 packages, 200 developers)"
msgstr ""
"1.3 <em>Bo</em> 1997 年 7 月リリース (974 個のパッケージ、200 人の開発者)"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:590
msgid ""
"There were several interim \"point\" releases made to 1.3, with the last "
"being 1.3.1R6."
msgstr ""
"1.3 には中間の「ポイント」リリースが何回か行なわれました。その最後は "
"1.3.1R6 です。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:595
msgid ""
"Bruce Perens was replaced by Ian Jackson as Debian Project Leader at the "
"beginning of January, 1998, after leading the project much of the way "
"through the preparation for the 2.0 release."
msgstr ""
"Bruce Perens さんは 2.0 リリースを準備する過程の大部分でプロジェクトを率"
"いた後、1998 年 1 月初めに Debian プロジェクトリーダーの職を Ian Jackson "
"さんに引きつぎました。"
#. type: <heading></heading>
#: project-history.sgml:599
msgid "The 2.x Releases"
msgstr "2.x リリース"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:608
msgid ""
"Ian Jackson became the Leader of the Debian Project at the beginning of "
"1998, and was shortly thereafter added to the board of Software in the "
"Public Interest in the capacity of Vice President. After the resignation "
"of the Treasurer (Tim Sailer), President (Bruce Perens), and Secretary "
"(Ian Murdock), he became President of the Board and three new members "
"were chosen: Martin Schulze (Vice President), Dale Scheetz (Secretary), "
"and Nils Lohner (Treasurer)."
msgstr ""
"Ian Jackson さんは、1998 年初めに Debian プロジェクトのリーダーに就任しま"
"した。その直後、Software in the Public Interest の取締役会に副社長として迎"
"えられました。財務担当 (Tim Sailer)、社長 (Bruce Perens) そして書記官 "
"(Ian Murdock) が辞任した後、Jackson さんは社長になり、3 人の新メンバーが"
"選ばれました: Martin Schulze (副社長)、Dale Scheetz (書記官)、そして Nils "
"Lohner (財務担当) です。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:615
msgid ""
"Debian 2.0 (<em>Hamm</em>) was released July 1998 for the Intel i386 and "
"Motorola 68000 series architectures. This release marked the move to a "
"new version of the system C libraries (glibc2 or for historical reasons "
"libc6). At the time of release, there were 1500+ packages maintained by "
"more than 400 Debian developers."
msgstr ""
"Debian 2.0 (<em>Hamm</em>) は、1998 年 7 月に Intel i386 および Motorola "
"68000 系列アーキテクチャ向けにリリースされました。このリリースは、システ"
"ム C ライブラリの新バージョン (glibc2、歴史的な理由から libc6 とも呼ばれて"
"います) への移行を果たしました。リリース時点では、400 人以上の Debian 開発"
"者によって保守される 1500 個以上のパッケージがありました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:622
msgid ""
"Wichert Akkerman succeeded Ian Jackson as Debian Project Leader in "
"January of 1999. <url id=\"http://www.debian.org/releases/slink/\" name="
"\"Debian 2.1\"> was <url id=\"http://www.debian.org/News/1999/19990309\" "
"name=\"released\"> on 09 March, 1999, after being delayed by a week when "
"a few last-minute issues arose."
msgstr ""
"1999 年 1 月、Wichert Akkerman さんが Ian Jackson さんから Debian プロジェ"
"クトリーダー職を引き継ぎました。<url id=\"http://www.debian.org/releases/"
"slink/\" name=\"Debian 2.1\"> は最終段階でいくつかの問題が起きたため、1 週"
"間遅れで 1999 年 3 月 9 日に<url id=\"http://www.debian.org/"
"News/1999/19990309\" name=\"リリースされました\">。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:632
msgid ""
"Debian 2.1 (<em>Slink</em>) featured official support for two new "
"architectures: <url id=\"http://www.debian.org/ports/alpha/\" name=\"Alpha"
"\"> and <url id=\"http://www.debian.org/ports/sparc/\" name=\"Sparc\">. "
"The X-Windows packages included with Debian 2.1 were greatly reorganized "
"from previous releases, and 2.1 included <prgn>apt</prgn>, the next-"
"generation Debian package manager interface. Also, this release of Debian "
"was the first to require 2 CD-ROMs for the \"Official Debian CD set\"; "
"the distribution included about 2250 packages."
msgstr ""
"Debian 2.1 (<em>Slink</em>) は 2 種類の新しいアーキテクチャに公式対応して"
"いました: <url id=\"http://www.debian.org/ports/alpha/\" name=\"Alpha\"> "
"と <url id=\"http://www.debian.org/ports/sparc/\" name=\"Sparc\"> です。 "
"Debian 2.1 に収録された X-Window パッケージは以前のリリースから大きく再編"
"され、また 2.1 は次世代の Debian パッケージ管理インターフェイスである "
"<prgn>apt</prgn> も収録していました。さらに、この Debian リリースは「公式 "
"Debian CD セット」に 2 枚の CD-ROM が必要となる初めての Debian リリースで"
"した; 約 2250 個のパッケージが収録されていました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:646
msgid ""
"On 21 April 1999, <url id=\"http://www.corel.com/\" name=\"Corel "
"Corporation\"> and the <url id=\"http://www.kde.org/\" name=\"K Desktop "
"Project\"> effectively formed an alliance with Debian when Corel "
"announced its intentions to release a Linux distribution based on Debian "
"and the desktop environment produced by the KDE group. During the "
"following spring and summer months, another Debian-based distribution, "
"Storm Linux, appeared, and the Debian Project chose a new <url id="
"\"http://www.debian.org/logos/\" name=\"logo\">, featuring both an "
"Official version for use on Debian-sanctioned materials such as CD-ROMs "
"and official Project websites, and an Unofficial logo for use on material "
"mentioning or derived from Debian."
msgstr ""
"1999 年 4 月 21 日、Corel が Debian および KDE グループによって作られたデ"
"スクトップ環境を元にした Linux ディストリビューションをリリースする計画だ"
"と発表した時、<url id=\"http://www.corel.com/\" name=\"Corel Corporation"
"\"> と <url id=\"http://www.kde.org/\" name=\"K デスクトッププロジェクト"
"\">が Debian と事実上の同盟を結成しました。その春と夏の間、また別の "
"Debian ベースのディストリビューションである Storm Linux が出現し、Debian "
"プロジェクトは CD-ROM や公式プロジェクトウェブサイトといった Debian 公認の"
"物品で使うための公式バージョンと、Debian に言及するか由来する物品で使うた"
"めの非公式ロゴからなる新しい<url id=\"http://www.debian.org/logos/\" name="
"\"ロゴ\">を採択しました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:656
msgid ""
"A new, unique, Debian port also began at this time, for the <url id="
"\"http://www.debian.org/ports/hurd/\" name=\"Hurd\"> port. This is the "
"first port to use a non-Linux kernel, instead using the <url id=\"http://"
"www.gnu.org/software/hurd/hurd.html\" name=\"GNU Hurd\">, a version of "
"the GNU Mach microkernel."
msgstr ""
"新しい、独特な Debian 移植版が始まったのもこの頃です。すなわち <url id="
"\"http://www.debian.org/ports/hurd/\" name=\"Hurd\"> への移植版です。これ"
"は Linux 以外のカーネルを使う初めての移植版で、代わりに GNU Mach マイクロ"
"カーネルの一種である <url id=\"http://www.gnu.org/software/hurd/hurd.html"
"\" name=\"GNU Hurd\"> を使っています。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:663
msgid ""
"Debian 2.2 (<em>Potato</em>) was released August 15th, 2000 for the Intel "
"i386, Motorola 68000 series, alpha, SUN Sparc, PowerPC and ARM "
"architectures. This was the first release including PowerPC and ARM "
"ports. At the time of release, there were 3900+ binary and 2600+ source "
"packages maintained by more than 450 Debian developers."
msgstr ""
"Debian 2.2 (<em>Potato</em>) は、2000 年 8 月 15 日に Intel i386、"
"Motorola 68000 シリーズ、alpha, SUN Sparc, PowerPC そして ARM アーキテク"
"チャ向けにリリースされました。これは PowerPC と ARM への移植版を含む初め"
"てのリリースでした。このリリース時点では、450 人以上の Debian 開発者によっ"
"て保守される 3900 個以上のバイナリパッケージと、2600 個以上のソースパッ"
"ケージがありました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:673
msgid ""
"An interesting fact about Debian 2.2 is that it showed how an free "
"software effort could lead to a modern operating system despite all the "
"issues around it. This was studied<footnote><p>The <url id=\"http://"
"libresoft.es/debian-counting/potato/index.php?menu=Statistics\" name="
"\"raw statitics data\"> for Potato are also available at <url id=\"http://"
"libresoft.es/debian-counting/\" name=\"Debian counting site\">, as well "
"as papers analysing later releases.</p></footnote> thoroughly by a group "
"of interested people in an article called <url id=\"http://pascal.case."
"unibz.it/retrieve/3246/counting-potatoes.html\" name=\"Counting potatoes"
"\"> quoting from this article:"
msgstr ""
"Debian 2.2 について興味深い事実は、フリーソフトウェアが、あらゆる困難にも "
"かかわらず、現代的なオペレーティングシステムを生み出せることを示したことで"
"す。このことは、関心を抱いたグループによる <url id=\"http://pascal.case."
"unibz.it/retrieve/3246/counting-potatoes.html\" name=\"Counting potatoes"
"\"> という記事の中で詳細に研究されました<footnote><p>この Potato の<url "
"id=\"http://libresoft.es/debian-counting/potato/index.php?menu=Statistics"
"\" name=\"生の統計データ\">は、その後のリリースを分析した論文も含め <url "
"id=\"http://libresoft.es/debian-counting/\" name=\"Debian counting のサイ"
"ト\">でも入手できます。</p></footnote>。同記事より引用します:"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:689
msgid ""
"<em> \"[...] we use David A. Wheeler's sloccount system to determine the "
"number of physical source lines of code (SLOC) of Debian 2.2 (aka "
"potato). We show that Debian 2.2 includes more than 55,000,000 physical "
"SLOC (almost twice than Red Hat 7.1, released about 8 months later), "
"showing that the Debian development model (based on the work of a large "
"group of voluntary developers spread around the world) is at least as "
"capable as other development methods [...] It is also shown that if "
"Debian had been developed using traditional proprietary methods, the "
"COCOMO model estimates that its cost would be close to $1.9 billion USD "
"to develop Debian 2.2. In addition, we offer both an analysis of the "
"programming languages used in the distribution (C amounts for about 70%, C"
"++ for about 10%, LISP and Shell are around 5%, with many others to "
"follow), and the largest packages (Mozilla, the Linux kernel, PM3, "
"XFree86, etc.)\"</em>"
msgstr ""
"<em>「[...] 我々は David A. Wheeler 作の sloccount システムを使い、"
"Debian 2.2 (別名 potato) の有意なコードのソース行数 (SLOC) を測定した。"
"Debian 2.2 には、(約 8 ヶ月後にリリースされた Red Hat 7.1 のほぼ倍にあた"
"る) 55,000,000 行以上の有意な SLOC があり、(世界中に散らばっているボラン"
"ティアの開発者からなる巨大なグループの作業を元にした) Debian の開発モデル"
"は、少なくとも他の開発手法に匹敵はすることが示されている [...] また、もし "
"Debian が伝統的なプロプライエタリな手法を使って開発されていたなら、"
"COCOMO モデルで見積った Debian 2.2 の開発コストは 19 億米ドル近くにもなる"
"であろうことも示されている。さらに我々は、Debian 2.2 で使われたプログラミ"
"ング言語 (C が約 70%、C++ が約 10%、Lisp とシェルがおおよそ 5%、その他大"
"勢があとに続く) と、大規模なパッケージ (Mozilla、 Linux カーネル、PM3、"
"XFree86、その他) に関する分析も提供する」</em>"
#. type: <heading></heading>
#: project-history.sgml:692
msgid "The 3.x Releases"
msgstr "3.x リリース"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:704
msgid ""
"Before woody could even begin to be prepared for release, a change to the "
"archive system on ftp-master had to be made. Package pools, which enabled "
"special purpose distributions, such as the new \"Testing\" distribution "
"used for the first time to get woody ready for release, were <url id="
"\"http://lists.debian.org/debian-devel-announce-0012/msg00004.html\" name="
"\"activated on ftp-master\"> in mid December 2000. A package pool is just "
"a collection of different versions of a given package, from which "
"multiple distributions (currently experimental, unstable, testing, and "
"stable) can draw packages, which are then included in that distribution's "
"Packages file."
msgstr ""
"woody がリリースの準備に取りかかれるようになる前に、ftp-master 上のアーカ"
"イブシステムに変更が加えられなければなりませんでした。woody のリリースを"
"準備するために初めて使われる新しい \"テスト版\" ディストリビューションと"
"いった、特別な目的のディストリビューションを可能にするパッケージプール"
"が、2000 年 12 月半ばに<url id=\"http://lists.debian.org/debian-devel-"
"announce-0012/msg00004.html\" name=\"ftp-master 上で稼働を始めました\">。"
"パッケージプールは既存パッケージの異なるバージョンを集めたものにすぎず、"
"複数のディストリビューション (現在のところ experimental、不安定版、テスト"
"版、安定版) はそこからパッケージを取得することができ、各々の Packages "
"ファイルに収録されます。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:710
msgid ""
"At the same time a new distribution <em>testing</em> was introduced. "
"Mainly, packages from unstable that are said to be stable moved to "
"testing (after a period of a few weeks). This was introduced in order to "
"reduce freeze time and give the project the ability to prepare a new "
"release at any time."
msgstr ""
"同時に<em>テスト版</em>という新ディストリビューションが導入されました。主"
"に、不安定版の中で安定していると思われるパッケージが (数週間後に) テスト"
"版に移されます。テスト版導入の目的は、フリーズ期間の短縮と、プロジェクト"
"がいつでも新リリースの準備を行なえるようにすることです。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:717
msgid ""
"In that period, some of the companies that were shipping modified "
"versions of Debian closed down. Corel sold its Linux division in the "
"first quarter of 2001, Stormix declared bankruptcy on January 17th 2001, "
"and Progeny ceased development of its distribution on October 1st, 2001."
msgstr ""
"この期間に、Debian のモディファイ版を出荷していた企業のいくつかが、消えて"
"なくなりました。Corel は 2001 年の第 1 四半期に 同社の Linux 部門を売却"
"し、Stormix は 2001 年 1 月 17 日に破産を宣告し、Progeny は 2001 年 10 月 "
"1 日に同社製ディストリビューションの開発を停止しました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:736
msgid ""
"The freeze for the next release started on July 1st 2001. However, it "
"took the project a little more than a year to get to the next release, "
"due to <url id=\"http://lists.debian.org/debian-devel-announce-0104/"
"msg00004.html\" name=\"problems in boot-floppies\">, because of the "
"introduction of cryptographic software in the main archive and due to the "
"changes in the underlying architecture (the incoming archive and the "
"security architecture). In that time, however, the stable release (Debian "
"2.2) was revised up to seven times, and two Project Leaders were elected: "
"Ben Collins (in 2001) and Bdale Garbee. Also, work in many areas of "
"Debian besides packaging kept growing, including internationalization, "
"Debian's web site (over a thousand webpages) was translated into over 20 "
"different languages, and installation for the next release was ready in "
"23 languages. Two internal projects: Debian Junior (for children) and "
"Debian Med (for medical practice and research) started during the woody "
"release time frame providing the project with different focuses to make "
"Debian suitable for those tasks."
msgstr ""
"次期リリースへ向けたフリーズは、2001 年 6 月 1 日に始まりました。しかしな"
"がら、プロジェクトが次期リリースを完成させるまでには、それから 1 年強の時"
"間を要したのです。その理由は<url id=\"http://lists.debian.org/debian-"
"devel-announce-0104/msg00004.html\" name=\"起動フロッピーの問題\">や、"
"main アーカイブへの暗号化ソフトウェアの導入、プロジェクトの根底にあるアー"
"キテクチャの変更 (incoming アーカイブとセキュリティアーキテクチャ) などで"
"した。しかしこの期間に、安定版リリース (Debian 2.2) は 7 度も改訂され、"
"Ben Collins さん (2001 年) と Bdale Garbee さんという 2 人のプロジェクト"
"リーダーが選出されました。さらに、パッケージ化以外にも Debian 関連の多く"
"の作業は成長を続けました。その中には国際化も含まれており、(1000 以上の"
"ページがある) Debian のウェブサイトは 20 ヶ国以上の言語に翻訳され、次期リ"
"リース版のインストールでは 23 ヶ国語に対応していました。Debian Junior (子"
"供向け) と Debian Med (医学の学習研究用) という 2 つの内部プロジェクトも "
"woody のリリース準備期間中に始まり、Debian をその種の業務に適したものとす"
"るための異なる焦点をプロジェクトにもたらしました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:743
msgid ""
"The work around Debian didn't stop the developers from organising an "
"annual meeting called <url id=\"http://www.debconf.org\" name=\"Debconf"
"\">. The first meeting was held from the 2nd to the 5th of July together "
"with the Libre Software Meeting (LSM) at Bordeaux (France) gathered "
"around forty Debian developers. The second conference took place in "
"Toronto (Canada) July 5th 2002 with over eighty participants."
msgstr ""
"Debian 関連の作業も、開発者が <url id=\"http://www.debconf.org\" name="
"\"Debconf\"> と呼んでいる年に 1 度の会議を企画する妨げにはなりませんでし"
"た。最初の会議は、7 月 2 日から 5 日にかけてボルドー (フランス) で Libre "
"Software Meeting (LSM) と共催で行なわれ、約 40 名の Debian 開発者が集まり"
"ました。2 回目のカンファレンスは 2002 年 7 月 5 日にトロント (カナダ) で"
"開催され、80 人以上の参加者を集めました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:759
msgid ""
"Debian 3.0 (<em>woody</em>) was released July 19th, 2002 for the Intel "
"i386, Motorola 68000 series, alpha, SUN Sparc, PowerPC, ARM, HP PA-RISC, "
"IA-64, MIPS, MIPS (DEC) and IBM s/390 architectures. This is the first "
"release including HP PA-RISC, IA-64, MIPS, MIPS (DEC) and IBM s/390 "
"ports. At the time of release, there were around 8500 binary packages "
"maintained by over nine hundred Debian developers, becoming the first "
"release to be available on DVD media as well as CD-ROMs."
msgstr ""
"Debian 3.0 (<em>woody</em>) は 2002 年 7 月 19 日にリリースされ、Intel "
"i386、Motorola 68000 系列、 alpha、SUN Sparc、PowerPC、ARM、HP PA-RISC、"
"IA-64、MIPS、MIPS (DEC)、IBM s/390 といったアーキテクチャに対応していまし"
"た。HP PA-RISC、IA-64、MIPS、MIPS (DEC)、IBM s/390 などの移植版が収録され"
"た初めてのリリースです。このリリース時点では、900 人以上の Debian 開発者"
"によって保守される約 8500 個のバイナリパッケージがあり、CD-ROM に加えて初"
"めて DVD メディアでも入手できるようになりました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:767
msgid ""
"Before the next release the <em>Debconf</em> annual meeting continued "
"with the fourth conference taking place in Oslo from July 18th to July "
"20th 2003 with over one hundred and twenty participants, with a "
"<em>Debcamp</em> preceding it, from July 12th to July 17th. The fifth "
"conference took place from May 26th to June 2nd 2004 in Porto Alegre, "
"Brazil with over one hundred and sixty participants from twenty six "
"different countries."
msgstr ""
"次期リリースを前に、年に 1 度の会議である <em>Debconf</em> が引き続き行"
"われました。第 4 回は 2003 年 7 月 18 日から 20 日にかけてオスロで開催さ"
"れ、120 名以上の参加者が集まりました。またそれに先立ち、7 月 12 日から "
"17 日にかけて <em>Debcamp</em> も開催されました。第 5 回のカンファレンス"
"は 2004 年 5 月 26 日から 6 月 2 日にかけてブラジルのポルト・アレグレで開"
"催され、26 ヶ国から 160 名以上の参加者を集めました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:775
msgid ""
"Debian 3.1 (<em>sarge</em>) was released June 6th, 2005 for the same "
"architectures than <em>woody</em>, although an unofficial AMD64 port was "
"released at the same time using the project hosting infrastructure "
"provided for the distribution and available at <url id=\"http://alioth."
"debian.org\">. There were around 15,000 binary packages maintained by "
"more than one thousand and five hundred Debian developers."
msgstr ""
"Debian 3.1 (<em>sarge</em>) は、2005 年 6 月 6 日にリリースされ、対応アー"
"キテクチャは <em>woody</em> と同じでしたが、非公式な AMD64 移植版が同時に"
"リリースされました。この AMD 64 移植版は、<url id=\"http://alioth.debian."
"org\"> から利用できるディストリビューション向けプロジェクト運営インフラス"
"トラクチャを使用しています。1500 人以上の Debian 開発者によって保守される"
"約 15,000 個のバイナリパッケージがありました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:783
msgid ""
"There were many major changes in the <em>sarge</em> release, mostly due "
"to the large time it took to freeze and release the distribution. Not "
"only did this release update over 73% of the software shipped in the "
"previous version, but it also included much more software than previous "
"releases almost doubling in size with 9,000 new packages including the "
"OpenOffice suite, the Firefox web browser and the Thunderbird e-mail "
"client."
msgstr ""
"<em>sarge</em> のリリースでは多くの大規模な変更がなされましたが、大半は同"
"ディストリビューションのフリーズとリリースに要した長きにわたる時間によるも"
"のです。<em>sarge</em> では、従来バージョンにもあったソフトウェアの 73% 以"
"上が更新されただけでなく、9000 個もの大量の新規パッケージが収録され、サイ"
"ズ的には従来リリースの倍近くになりました。新規パッケージには、OpenOffice "
"スイート、Firefox ウェブブラウザ、Thunderbird 電子メールクライアントなどが"
"含まれます。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:796
msgid ""
"This release shipped with the 2.4 and 2.6 Linux kernel series, XFree86 "
"4.3, GNOME 2.8 and KDE 3.3 and with a brand new installer. This new "
"installer replaced the aging boot-floopies installer with a modular "
"design with provided for more advanced installations (with RAID, XFS and "
"LVM support) including hardware detections and making installations "
"easier for novice users of all the architectures. It also switched to "
"<prgn>aptitude</prgn> as the selected tool for package management. But "
"the installation system also boasted full internationalization support as "
"the software was translated into almost forty languages. The supporting "
"documentation: installation manual and release notes, were made available "
"with the release in ten and fifteen different languages respectively."
msgstr ""
"<em>sarge</em> には Linux カーネルの 2.4 および 2.6 系列、XFree86 4.3、"
"KDE 3.3 が収録されており、まったく一新されたインストーラを備えていました。"
"この新インストーラは旧式な起動フロッピー式インストーラを置き換えるもので"
"す。モジュール式の設計で、ハードウェアの自動認識を含むより進化したインス"
"トール (RAID、XFS、LVM にも対応) を提供し、全アーキテクチャにおいて初心者"
"ユーザでもインストールを容易に行なえます。また、パッケージ管理用に選ばれ"
"るツールは <prgn>aptitude</prgn> に切り替わりました。ソフトウェアがほぼ "
"40 ヶ国語に翻訳されたように、インストールシステムも完全な国際化対応を誇っ"
"ています。インストールマニュアルやリリースノートといった周辺文書もリリー"
"スと同時に入手可能となり、それぞれ 10 から 15 ヶ国の言葉に翻訳されたもの"
"が用意されています。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:807
msgid ""
"This release included the efforts of the Debian-Edu/Skolelinux, Debian-"
"Med and Debian-Accessibility sub-projects which boosted the number of "
"educational packages and those with a medical affiliation as well as "
"packages designed especially for people with disabilities."
msgstr ""
"<em>sarge</em> には、Debian-Edu/Skolelinux や Debian-Med、Debian-"
"Accessibility といったサブプロジェクトによる成果も取り込まれています。これ"
"らのサブプロジェクトにより、教育用パッケージや医療団体用パッケージ、それ"
"に障碍のある人向けに特別に設計されたパッケージの数は増加の一途をたどって"
"います。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:812
msgid ""
"The sixth <em>Debconf</em> was held in Espoo, Finland, from July 10th to "
"July 17th, 2005 with over three hundred participants. <url id=\"http://"
"ftp.acc.umu.se/pub/debian-meetings/2005/debconf5/\" name=\"Videos\"> from "
"this conference are available online."
msgstr ""
"第 6 回の <em>Debconf</em> は、2005 年 7 月 10 日から 17 日にかけてフィン"
"ランドのエスポーで開催され、300 人を超える参加者を集めました。このカン"
"ファレンスの模様を映した<url id=\"http://ftp.acc.umu.se/pub/debian-"
"meetings/2005/debconf5/\" name=\"ビデオ\">がオンラインで入手できます。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:825
msgid ""
"The seventh <em>Debconf</em> was held in Oaxtepec, Mexico, from May 14th "
"to May 22nd, 2006 with around <url id=\"https://gallery.debconf.org/"
"aigars/dc6_group_photo_big\" name=\"two hundred\"> participants. <url id="
"\"http://meetings-archive.debian.net/pub/debian-meetings/2006/debconf6/\" "
"name=\"Videos\"> and <url id=\"https://gallery.debconf.org/debconf6\" "
"name=\"pictures\"> from this conference are available online."
msgstr ""
"第 7 回の <em>Debconf</em> は、2006 年 5 月 14 日から 22 日にかけてメキシ"
"コのオアステペックで開催され、約 <url id=\"https://gallery.debconf.org/"
"aigars/dc6_group_photo_big\" name=\"200\"> 人の参加者を集めました。このカ"
"ンファレンスの模様を映した<url id=\"http://meetings-archive.debian.net/"
"pub/debian-meetings/2006/debconf6/\" name=\"ビデオ\">や<url id=\"https://"
"gallery.debconf.org/debconf6\" name=\"写真\">がオンラインで入手できます。"
#. type: <heading></heading>
#: project-history.sgml:831
msgid "The 4.x Releases"
msgstr "4.x リリース"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:840
msgid ""
"Debian 4.0 (<em>etch</em>) was <url id=\"http://www.debian.org/"
"News/2007/20070408\" name=\"released\"> April 8th, 2007 for the same "
"number of architectures as in <em>sarge</em>. This included the AMD64 "
"port but dropped support for m68k. The m68k port was, however, still "
"available in the <em>unstable</em> distribution. There were around 18,200 "
"binary packages maintained by more than one thousand and thirty Debian "
"developers."
msgstr ""
"Debian 4.0 (<em>etch</em>) は、2007 年 4 月 8 日に<url id=\"http://www."
"debian.org/News/2007/20070408\" name=\"リリースされ\">、対応アーキテク"
"チャの数は <em>sarge</em> から変わりませんでした。AMD64 移植版を取り込みま"
"したが、m68k のサポートを打ち切りました。ただ、この m68k 移植版は、<em>不"
"安定版</em>ディストリビューションでまだ利用できるようになっていました。"
"1030 人以上の Debian 開発者によって保守される約 18,200 個のバイナリパッ"
"ケージがありました。"
#. type: <heading></heading>
#: project-history.sgml:846
msgid "The 5.x Releases"
msgstr "5.x リリース"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:869
msgid ""
"Debian 5.0 (<em>lenny</em>) was <url id=\"http://www.debian.org/"
"News/2009/20090214\" name=\"released\"> February 14th, 2009 for one more "
"architecture than its predecessor, <em>etch</em>. This included the port "
"for newer ARM processors. As with the previous release, support for the "
"m68k architecture was still available in <em>unstable</em>. There were "
"around 23,000 binary packages (built from over 12,000 source packages) "
"maintained by more than one thousand and ten Debian developers."
msgstr ""
"Debian 5.0 (<em>lenny</em>) は、2009 年 2 月 14 日に<url id=\"http://www."
"debian.org/News/2009/20090214\" name=\"リリースされ\">、対応アーキテク"
"チャの数は前のリリース <em>etch</em> から 1 つ増えました。新しい ARM プロ"
"セッサ向け移植版を取り込みました。前回のリリースと同様、m68k アーキテク"
"チャは<em>不安定版</em>ディストリビューションでまだ利用できるようになって"
"いました。1010 人以上の Debian 開発者によって保守される (12,000 個以上の"
"ソースパッケージから構築された) 約 23,000 個のバイナリパッケージがありま"
"した。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:880
msgid ""
"The eighth <em>Debconf</em> was held in Edinburgh, Scotland, from June "
"17th to 23th, 2007 with over four hundred participants. <url id=\"http://"
"ftp.acc.umu.se/pub/debian-meetings/2007/debconf7/\" name=\"Videos\"> and "
"<url id=\"https://gallery.debconf.org/debconf7\" name=\"pictures\"> from "
"this conference are available online."
msgstr ""
"第 8 回の <em>Debconf</em> は、2007 年 6 月 17 日から 23 日にかけてスコッ"
"トランドのエジンバラで開催され、400 人を超える参加者を集めました。このカ"
"ンファレンスの模様を映した<url id=\"http://ftp.acc.umu.se/pub/debian-"
"meetings/2007/debconf7/\" name=\"ビデオ\">や<url id=\"https://gallery."
"debconf.org/debconf7\" name=\"写真\">がオンラインで入手できます。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:892
msgid ""
"The ninth <em>Debconf</em> was held in Mar de Plata, Argentina, from "
"August 10th to 16th, 2008 with over <url id=\"https://gallery.debconf.org/"
"v/debconf8/karora/OfficialPhoto.jpg.html\" name=\"two hundred\"> "
"participants. <url id=\"http://ftp.acc.umu.se/pub/debian-meetings/2008/"
"debconf8/\" name=\"Videos\"> and <url id=\"https://gallery.debconf.org/v/"
"debconf8/\" name=\"pictures\"> from this conference are available online."
msgstr ""
"第 9 回の <em>Debconf</em> は、2008 年 8 月 10 日から 16 日にかけてアルゼ"
"ンチンのマルデルプラタで開催され、<url id=\"https://gallery.debconf.org/v/"
"debconf8/karora/OfficialPhoto.jpg.html\" name=\"200\"> 人を超える参加者を"
"集めました。このカンファレンスの模様を映した<url id=\"http://ftp.acc.umu."
"se/pub/debian-meetings/2008/debconf8/\" name=\"ビデオ\">や<url id="
"\"https://gallery.debconf.org/v/debconf8/\" name=\"写真\">がオンラインで入"
"手できます。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:903
msgid ""
"The tenth <em>Debconf</em> was held in Caceres, Spain, from July 23th to "
"30th, 2009 with over <url id=\"http://wiki.debconf.org/wiki/DebConf9/"
"Pictures/GroupPhoto\" name=\"two hundred\"> participants. <url id="
"\"http://ftp.acc.umu.se/pub/debian-meetings/2009/debconf9/\" name=\"Videos"
"\"> and <url id=\"https://gallery.debconf.org/v/debconf9/\" name="
"\"pictures\"> from this conference are available online."
msgstr ""
"第 10 回の <em>Debconf</em> は、2009 年 7 月 23 日から 30 日にかけてスペ"
"インのカセレスで開催され、<url id=\"http://wiki.debconf.org/wiki/DebConf9/"
"Pictures/GroupPhoto\" name=\"200\"> 人を超える参加者を集めました。このカ"
"ンファレンスの模様を映した<url id=\"http://ftp.acc.umu.se/pub/debian-"
"meetings/2009/debconf9/\" name=\"ビデオ\">や<url id=\"https://gallery."
"debconf.org/v/debconf9/\" name=\"写真\">がオンラインで入手できます。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:916
msgid ""
"The eleventh <em>Debconf</em> was held in New York City, United States of "
"America, from August 1st to 7th, 2010 with Debcamp preceeding it from "
"July 25th to 31st. Over <url id=\"http://wiki.debconf.org/wiki/DebConf10/"
"GroupPhoto\" name=\"200 people\"> including Debian developers, "
"maintainers, users gathered at the Columbia Campus to participate in the "
"conference. <url id=\"http://ftp.acc.umu.se/pub/debian-meetings/2010/"
"debconf10/\" name=\"Videos\"> and <url id=\"https://gallery.debconf.org/v/"
"debconf10/\" name=\"pictures\"> from this conference are available online."
msgstr ""
"第 11 回の <em>Debconf</em> は、2010 年 8 月 1 日から 7 日にかけてアメリ"
"カ合衆国のニューヨーク市で開催されました。それに先立ち、7 月 25 日から "
"31 日にかけて Debcamp も開催されました。Debian 開発者、メンテナ、ユーザを"
"含む <url id=\"http://wiki.debconf.org/wiki/DebConf10/GroupPhoto\" name="
"\"200 人\">を超える参加者がコロンビア大学キャンパスに集い、カンファレンス"
"に参加しました。このカンファレンスの模様を映した<url id=\"http://ftp.acc."
"umu.se/pub/debian-meetings/2010/debconf10/\" name=\"ビデオ\">や<url id="
"\"https://gallery.debconf.org/v/debconf10/\" name=\"写真\">がオンラインで"
"入手できます。"
#. type: <heading></heading>
#: project-history.sgml:917
msgid "The 6.x Releases"
msgstr "6.x リリース"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:919
msgid "Debian 6.0 (<em>squeeze</em>) was released February 6th, 2011."
msgstr ""
"Debian 6.0 (<em>squeeze</em>) は、2011 年 2 月 6 日にリリースされました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:926
msgid ""
"After the project decided, the 29th of July 2009, to <url id=\"http://www."
"debian.org/News/2009/20090729\" name=\"adopt time-based releases\"> so "
"that new releases would be published the first half of every even year. "
"Squeeze was the a one-time exception to the two-year policy in order to "
"get into the new time schedule."
msgstr ""
"2009 年 7 月 29 日に Debian は<url id=\"http://www.debian.org/"
"News/2009/20090729\" name=\"時間ベースのリリースを採用する\">ことを決定"
"し、その後の新リリースは偶数年の前半のある時点に行われることにしました。"
"Squeeze は 2 年ごとという新しい時間計画に移るための一度きりの例外というこ"
"とになっていました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:933
msgid ""
"This policy was adopted in order to provide better predictability of "
"releases for users of the Debian distribution, and also allow Debian "
"developers to do better long-term planning. A two-year release cycle "
"provided more time for disruptive changes, reducing inconveniences caused "
"for users. Having predictable freezes was expected also to reduce overall "
"freeze time."
msgstr ""
"この方針が採用されたのは、Debian ディストリビューションのユーザによりよい"
"リリース予測可能性を提供するため、また、Debian 開発者がよりよい長期計画を"
"立てられるようにするためでした。2 年ごとのリリースサイクルならば破壊的な変"
"更にもっと多くの時間を充てられるので、ユーザに不便を強いることを減らすこ"
"とになります。フリーズが予測できることで、全体としてのフリーズ期間の短縮"
"にもつながることが期待されていました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:939
msgid ""
"However, even though the freeze was expected in December 2009, the <url "
"id=\"http://www.debian.org/News/2010/20100806\" name=\"frozen announcement"
"\"> came in August 2010, coinciding with the celebration of the 10th "
"annual Debconf meeting in New York."
msgstr ""
"しかし、このリリースは 2009 年 12 月にフリーズされる予定だったにもかかわら"
"ず、その<url id=\"http://www.debian.org/News/2010/20100806\" name=\"フリー"
"ズの発表\">があったのは 2010 年 8 月でした。これは年一度で 10 回目の "
"Debconf 会議がニューヨークで開かれているとき行われ、お祝いになりました。"
#. type: <p><list>
#: project-history.sgml:942
msgid "New features include:"
msgstr "次の新機能があります:"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:945
msgid ""
"Linux Kernel 2.6.32, now completely free and without problematic firmware "
"files."
msgstr ""
"Linux カーネル 2.6.32: ついに完全にフリーになり、問題のあるファームウェア"
"ファイルが削除されました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:946
msgid "libc: eglibc 2.11"
msgstr "libc: eglibc 2.11"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:947
msgid "GNOME 2.30.0 with some pieces of 2.32"
msgstr "GNOME 2.30.0、一部 2.32"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:948
msgid "KDE 4.4.5"
msgstr "KDE 4.4.5"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:949
msgid "X.org 7.5"
msgstr "X.org 7.5"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:950
msgid "Xfce 4.6"
msgstr "Xfce 4.6"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:951
msgid "OpenOffice.org 3.2.1"
msgstr "OpenOffice.org 3.2.1"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:952
msgid "Apache 2.2.16"
msgstr "Apache 2.2.16"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:953
msgid "PHP 5.3.3"
msgstr "PHP 5.3.3"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:954
msgid "MySQL 5.1.49"
msgstr "MySQL 5.1.49"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:955
msgid "PostgreSQL 8.4.6"
msgstr "PostgreSQL 8.4.6"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:956
msgid "Samba 3.5.6"
msgstr "Samba 3.5.6"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:957
msgid "GCC 4.4"
msgstr "GCC 4.4"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:958
msgid "Perl 5.10"
msgstr "Perl 5.10"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:959
msgid "Python 2.6 and 3.1"
msgstr "Python 2.6 および 3.1"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:961
msgid ""
"10000 new packages, for more than 29000 binary packages built from nearly "
"15000 source packages."
msgstr ""
"約 15000 個のソースパッケージから構築された 29000 個を超えるバイナリパッ"
"ケージのうち、10000 個が新規パッケージ。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:963
msgid ""
"DKMS, a framework to generate Linux kernel modules whose sources do not "
"reside in the Linux kernel source tree."
msgstr ""
"DKMS: Linux カーネルのソースツリーには含まれないソースの Linux カーネルモ"
"ジュールを生成するフレームワーク。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:965
msgid ""
"Dependency-based ordering of init scripts using insserv, allowing "
"parallel execution to shorten the time needed to boot the system."
msgstr ""
"insserv を使った依存関係ベースの init スクリプトの並び替えにより、並列に実"
"行してシステムの起動にかかる時間を短縮しました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:966
msgid "Two new ports, kfreebsd-i386 and kfreebsd-amd64."
msgstr "2 つの新たな移植版、kfreebsd-i386 および kfreebsd-amd64。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:982
msgid ""
"Many packages started using a new source package format based on quilt. "
"This <url id=\"http://wiki.debian.org/Projects/DebSrc3.0\" name=\"new "
"format\">, called \"3.0 (quilt)\" for non-native packages, separates "
"Debian patches from the distributed source code. A new format, \"3.0 "
"(native)\", was also introduced for native packages. New features in "
"these formats include support for multiple upstream tarballs, support for "
"bzip2 and lzma compressed tarballs and the inclusion of binary files."
msgstr ""
"多くのパッケージが quilt をベースにした新ソースパッケージフォーマットを利"
"用しはじめました。この<url id=\"http://wiki.debian.org/Projects/"
"DebSrc3.0\" name=\"新フォーマット\">は非ネイティブなパッケージでは \"3.0 "
"(quilt)\" という名前のもので、配布されているソースコードと Debian のパッチ"
"を分離します。ネイティブなパッケージ用にも新フォーマット \"3.0 (native)\" "
"が導入されました。これらのフォーマットには、上流の複数の tarball のサポー"
"ト、bzip2 や lzma で圧縮された tarball のサポート、バイナリファイルを同梱"
"できる、といった新機能があります。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:990
msgid ""
"The twelfth <em>Debconf</em> was held in Banja Luka, Republic of Srpska, "
"Bosnia and Herzegovina, from 24 to 30 July 2011, with Debcamp preceeding "
"it from 17 to 23 July."
msgstr ""
"12 回目の <em>Debconf</em> がボスニア・ヘルツェゴビナ、スルプスカ共和国の"
"バニャルーカで 2011 年 7 月 24 日から 30 日まで、先だって 7 月 24 日から "
"30 日まで行われた Debcamp と合わせて開催されました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:1011
msgid ""
"The thirteenth <em>Debconf</em> was held in Managua, Nicaragua, from 8 to "
"14 July 2012, with Debcamp preceeding it from 1 to 6 July, and a Debian "
"Day on 7 July."
msgstr ""
"13 回目の <em>Debconf</em> がニカラグアのマナグアで 2012 年 7 月 8 日から "
"14 日まで、先だって 7 月 1 日から 6 日まで行われた Debcamp、7 月 7 日に行"
"われた Debian Day と合わせて開催されました。"
#. type: <heading></heading>
#: project-history.sgml:1013
msgid "Important Events"
msgstr "重要な出来事"
#. type: <heading></heading>
#: project-history.sgml:1015
msgid "July 2000: Joel Klecker died"
msgstr "2000 年 7 月: Joel Klecker さん逝去"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:1025
msgid ""
"On July 11th, 2000, Joel Klecker, who was also known as Espy, passed away "
"at 21 years of age. No one who saw 'Espy' in #mklinux, the Debian lists "
"or channels knew that behind this nickname was a young man suffering from "
"a form of <url id=\"http://mdausa.org/disease/dmd.html\" name=\"Duchenne "
"muscular dystrophy\">. Most people only knew him as 'the Debian glibc and "
"powerpc guy' and had no idea of the hardships Joel fought. Though "
"physically impaired, he shared his great mind with others."
msgstr ""
"2000 年 7 月 11 日、Espy のニックネームで知られていた Joel Klecker さんが "
"21 歳でこの世を去りました。#mklinux、Debian のメーリングリストや IRC チャ"
"ンネルで 'Espy' と交流のあった人々で、このニックネームの影には <url id="
"\"http://mdausa.org/disease/dmd.html\" name=\"デュシェンヌ型筋ジストロ"
"フィー\">という病に苦しむ若者がいるのを知っていた者はいませんでした。ほと"
"んどの人々は Joel さんのことを「Debian の glibc と powerpc 野郎」としての"
"み知っており、Joel さんが闘っていた困難に想いがおよぶ者はいませんでした。"
"肉体的には病んでいましたが、Joel さんはその偉大なる精神を他の人と共有して"
"いました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:1027
msgid "Joel Klecker (also known as Espy) will be missed."
msgstr "Joel Klecker (別名 Espy) さんに心より哀悼の意を表します。"
#. type: <heading></heading>
#: project-history.sgml:1031
msgid "October 2000: Implementation of Package Pools"
msgstr "2000 年 10 月: パッケージプールの実装"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:1042
msgid ""
"James Troup <url id=\"http://lists.debian.org/debian-devel-announce-0010/"
"msg00007.html\" name=\"reported\"> that he has been working on re-"
"implementing the archive maintenance tools and switching to package "
"pools. From this date, files are stored in a directory named after the "
"corresponding source package inside of the <file>pools</file> directory. "
"The distribution directories will only contain Packages files that "
"contain references to the pool. This simplifies overlapping distributions "
"such as testing and unstable. The archive is also database-driven using "
"PostgreSQL which also speeds up lookups."
msgstr ""
"James Troup さんは、アーカイブ保守ツールの再実装を行ない、パッケージプー"
"ルに移行したと<url id=\"http://lists.debian.org/debian-devel-"
"announce-0010/msg00007.html\" name=\"報告しました\">。この日より、ファイル"
"は <file>pools</file> ディレクトリ内のソースパッケージに対応した名前の"
"ディレクトリに保存されるようになりました。ディストリビューションのディレ"
"クトリには、プールへの参照が含まれた Packages ファイルだけが収められていま"
"す。これにより、テスト版や不安定版といったディストリビューション間での重"
"複が単純化されました。このアーカイブは PostgreSQL を使ったデータベース駆"
"動型でもあり、ロックアップも高速化されています。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:1048
msgid ""
"This concept of managing Debian's archives sort of like a package cache "
"was first introduced by Bdale Garbee in <url id=\"http://lists.debian.org/"
"debian-devel/1998/05/msg01607.html\" name=\"this email\"> to the debian-"
"devel list in May of 1998."
msgstr ""
"この Debian のアーカイブ管理方法の考え方は、1998 年 5 月に Bdale Garbee "
"さんにより<url id=\"http://lists.debian.org/debian-devel/1998/05/msg01607"
".html\" name=\"このメール\">でパッケージのキャッシュが初めて debian-devel "
"メーリングリストに紹介されたときと同じようなものです。"
#. type: <heading></heading>
#: project-history.sgml:1052
msgid "March 2001: Christopher Rutter died"
msgstr "2001 年 3 月: Christopher Rutter さん逝去"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:1058
msgid ""
"On March 1st, 2001, Christopher Matthew Rutter (also known as cmr) was "
"killed after he was struck by a car at the age of 19. Christopher was a "
"young and well known member of the Debian project helping the ARM port. "
"The buildd.debian.org site is dedicated to his memory."
msgstr ""
"2001 年 3 月 1 日、Christopher Matthew Rutter (別名 cmr) さんが、交通事故"
"により 19 歳で命を落としました。Christopher さんは Debian プロジェクトの若"
"く有名なメンバーで、ARM 移植版を手伝っていました。buildd.debian.org のサイ"
"トをもって追悼を捧げます。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:1061
msgid "Chris Rutter will be missed."
msgstr "Chris Rutter さんに心より哀悼の意を表します。"
#. type: <heading></heading>
#: project-history.sgml:1065
msgid "March 2001: Fabrizio Polacco died"
msgstr "2001 年 3 月: Fabrizio Polacco さん逝去"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:1072
msgid ""
"On March 28th, 2001, Fabrizio Polacco passed away after a long illness. "
"The Debian Project honors his good work and strong dedication to Debian "
"and Free Software. The contributions of Fabrizio will not be forgotten, "
"and other developers will step forward to continue his work."
msgstr ""
"2001 年 3 月 28 日、Fabrizio Polacco が長い闘病生活の末、この世を去りまし"
"た。Debian プロジェクトは、Fabrizio さんによる Debian とフリーソフトウェ"
"アでの優れた作業と多大な献身に敬意を表します。Fabrizio さんの貢献は忘れ"
"られることなく、他の開発者が Fabrizio さんの業績を引き継ぐべく前進するで"
"しょう。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:1075
msgid "Fabrizio Polacco will be missed."
msgstr "Fabrizio Polacco さんに心より哀悼の意を表します。"
#. type: <heading></heading>
#: project-history.sgml:1079
msgid "July 2002: Martin Butterweck died"
msgstr "2002 年 7 月: Martin Butterweck さん逝去"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:1084
msgid ""
"On July 21st, 2002, Martin Butterweck (also known as blendi) died after "
"battling leukemia. Martin was a young member of the Debian project who "
"recently joined the project."
msgstr ""
"2002 年 7 月 21 日、Martin Butterweck (別名 blendi) さんが、白血病と闘っ"
"た末、亡くなりました。Martin さんは Debian プロジェクトの若いメンバーで、"
"プロジェクトに加わったばかりでした。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:1087
msgid "Martin Butterweck will be missed."
msgstr "Martin Butterweck さんに心より哀悼の意を表します。"
#. type: <heading></heading>
#: project-history.sgml:1091
msgid "November 2002: Fire burnt Debian server"
msgstr "2002 年 11 月: Debian サーバ焼失"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:1101
msgid ""
"Around 08:00 CET on November 20th, 2002, the University of Twente Network "
"Operations Center (NOC) caught fire. The building burnt to the ground. "
"The fire department gave up hope on protecting the server area. Among "
"other things the NOC hosted satie.debian.org which contained both the "
"security and non-US archive as well as the new-maintainer (nm) and "
"quality assurance (qa) databases. Debian rebuilt these services on the "
"host klecker, which was recently moved from the U.S.A. to the Netherlands."
msgstr ""
"2002 年 11 月 20 日の 08:00 CET (中央ヨーロッパ時間) 頃、オランダにある"
"トゥエンテ大学のネットワークオペレーションセンターで火災が発生しました。"
"建物は全焼しました。消防署はサーバエリアを救う望みを諦めました。とりわけ "
"NOC では satie.debian.org が運用されており、そこにはセキュリティおよび "
"non-US アーカイブと、新規メンテナ (nm) および品質保証 (qa) データベースが"
"含まれていました。Debian はこれらのサービスを klecker という名のホストで"
"再構築しましたが、最近になって klecker はアメリカからオランダに移されまし"
"た。"
#. type: <heading></heading>
#: project-history.sgml:1105
msgid "May 2004: Manuel Estrada Sainz and Andrés García Solier died"
msgstr ""
"2004 年 5 月: Manuel Estrada Sainz さん、Andrés García Solier さん逝去"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:1110
msgid ""
"On May 9th Manuel Estrada Sainz (ranty) and Andrés García Solier "
"(ErConde) were killed in a tragic car accident while returning from the "
"Free Software conference held at Valencia, Spain."
msgstr ""
"5 月 9 日、Manuel Estrada Sainz (ranty) さんと Andrés García Solier "
"(ErConde) さんが、スペインのバレンシアで開催されたフリーソフトウェアカン"
"ファレンスからの帰途、痛ましい交通事故で命を落としました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:1113
msgid "Manuel Estrada Sainz and Andrés García Solier will be missed."
msgstr ""
"Manuel Estrada Sainz さんと Andrés García Solier さんに心より哀悼の意を表"
"します。"
#. type: <heading></heading>
#: project-history.sgml:1117
msgid "July 2005: Jens Schmalzing died"
msgstr "2005 年 7 月: Jens Schmalzing さん逝去"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:1126
msgid ""
"On July 30th Jens Schmalzing (jensen) died in a tragic accident at his "
"workplace in Munich, Germany. He was involved in Debian as a maintainer "
"of several packages, as supporter of the PowerPC port, as a member of the "
"kernel team, and was instrumental in taking the PowerPC kernel package to "
"version 2.6. He also maintained the Mac-on-Linux emulator and its kernel "
"modules, helped with the installer and with local Munich activities."
msgstr ""
"7 月 30 日、Jens Schmalzing (jensen) さんがドイツのミュンヘンにある職場で"
"発生した痛ましい事故により亡くなりました。Jens さんは Debian に参加して各"
"種パッケージのメンテナ、PowerPC 移植版のサポーター、カーネルチームのメン"
"バーとして活躍し、PowerPC カーネルパッケージをバージョン 2.6 に上げる手助"
"けをしました。また、Mac-on-Linux やそのカーネルモジュールのメンテナでもあ"
"り、インストーラや地元のミュンヘンでの活動を援助したりもしました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:1129
msgid "Jens Schmalzing will be missed."
msgstr "Jens Schmalzing さんに心より哀悼の意を表します。"
#. type: <heading></heading>
#: project-history.sgml:1133
msgid "December 2008: Thiemo Seufer died"
msgstr "2008 年 12 月: Thiemo Seufer さん逝去"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:1141
msgid ""
"On December 26th Thiemo Seufer (ths) died in a car accident. He was the "
"lead maintainer of the MIPS and MIPSEL port and he had also contributed "
"at length in the debian-installer long before <url id=\"http://lists."
"debian.org/debian-newmaint/2004/06/msg00021.html\" name=\"he became a "
"Debian developer\"> in 2004. As a member of the QEMU team he wrote most "
"of the MIPS emulation layer."
msgstr ""
"12 月 26 日、Thiemo Seufer (ths) さんが交通事故で亡くなりました。Thiemo さ"
"んは MIPS と MIPSEL 移植版の代表メンテナで、<url id=\"http://lists.debian."
"org/debian-newmaint/2004/06/msg00021.html\" name=\"Debian 開発者\">になる "
"2004 年よりもかなり昔から長い間 debian-installer にも貢献しました。QEMU "
"チームのメンバーとして Thiemo さんは MIPS エミュレーションレイヤーのほとん"
"どを書きました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:1144
msgid "Thiemo Seufer will be missed."
msgstr "Thiemo Seufer さんに心より哀悼の意を表します。"
#. type: <heading></heading>
#: project-history.sgml:1148
msgid "August 2010: Frans Pop died"
msgstr "2010 年 8 月: Frans Pop さん逝去"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:1154
msgid ""
"Frans Pop (fjp) died on August 20th. Frans was involved in Debian as a "
"maintainer of several packages, a supporter of the S/390 port, and one of "
"the most involved members of the Debian Installer team. He was a Debian "
"listmaster, editor and release manager of the Installation Guide and the "
"release notes, as well as a Dutch translator."
msgstr ""
"Frans Pop (fjp) さんが 8 月 20 日に亡くなりました。Frans さんは Debian に"
"参加し、いくつかのパッケージのメンテナや S/390 移植版の支援を行い、そして "
"Debian Installer チームに最も関わったメンバーの 1 人でした。Debian メーリ"
"ングリストの管理者で、インストールガイドとリリースノートの編集者兼リリース"
"マネージャであり、オランダ語の翻訳者でもありました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:1157
msgid "Frans Pop will be missed."
msgstr "Frans Pop さんに心より哀悼の意を表します。"
#. type: <heading></heading>
#: project-history.sgml:1161
msgid "What's Next?"
msgstr "次は何?"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:1169
msgid ""
"The Debian Project continues to work on the <em>unstable</em> "
"distribution (codenamed <em>sid</em>, after the evil and \"unstable\" kid "
"next door from the <em>Toy Story 1</em> who should never be let out into "
"the world). Sid is the permanent name for the unstable distribution and "
"is always 'Still In Development'. Most new or updated packages are "
"uploaded into this distribution."
msgstr ""
"Debian プロジェクトは、<em>不安定版</em>ディストリビューション (コードネー"
"ム <em>sid</em>。映画 <em>Toy Story 1</em> より隣家に住む凶悪で「情緒不安"
"定」な少年から名付けられました。こんな子は、絶対に世の中に出すべきではあ"
"りません) で作業を続けています。Sid は永久に不安定版のコードネームであ"
"り、つねに「開発中 (Still In Development)」です。ほとんどの新規および更新"
"されたパッケージは、このディストリビューションにアップロードされます。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:1192
msgid ""
"The <em>testing</em> release is intended to become the next stable "
"release and is currently codenamed <em>wheezy</em>."
msgstr ""
"<em>テスト版</em>リリースは次期安定版リリースとなることを目指しており、現"
"在のコードネームは <em>wheezy</em> です。"
#. type: <heading></heading>
#: project-history.sgml:1197
msgid "The Debian Manifesto"
msgstr "Debian 宣言"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:1200
msgid "Written by Ian A. Murdock, Revised 01/06/94"
msgstr "イアン・マードック著、1994 年 1 月 6 日改定"
#. type: <heading></heading>
#: project-history.sgml:1202
msgid "What is Debian Linux?"
msgstr "Debian Linux とは何か?"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:1211
msgid ""
"Debian Linux is a brand-new kind of Linux distribution. Rather than being "
"developed by one isolated individual or group, as other distributions of "
"Linux have been developed in the past, Debian is being developed openly "
"in the spirit of Linux and GNU. The primary purpose of the Debian project "
"is to finally create a distribution that lives up to the Linux name. "
"Debian is being carefully and conscientiously put together and will be "
"maintained and supported with similar care."
msgstr ""
"Debian Linux はまったく新しい Linux ディストリビューションです。今までに"
"開発された他の Linux ディストリビューションのように限定的な個人やグループ"
"が開発しているものではなく、Linux と GNU の精神に則り、オープンに開発され"
"ています。Debian は、最終的に Linux の名に恥じないディストリビューションを"
"作り出すことを第一の目的としています。Debian は注意深く、また良心的にディ"
"ストリビューションをまとめており、同様の配慮で保守・サポートしていく予定で"
"す。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:1223
msgid ""
"It is also an attempt to create a non-commercial distribution that will "
"be able to effectively compete in the commercial market. It will "
"eventually be distributed by The Free Software Foundation on CD-ROM, and "
"The Debian Linux Association will offer the distribution on floppy disk "
"and tape along with printed manuals, technical support and other end-user "
"essentials. All of the above will be available at little more than cost, "
"and the excess will be put toward further development of free software "
"for all users. Such distribution is essential to the success of the Linux "
"operating system in the commercial market, and it must be done by "
"organizations in a position to successfully advance and advocate free "
"software without the pressure of profits or returns."
msgstr ""
"Debian は、市場で十分な競争力を持ちえる、商用ではないディストリビューショ"
"ンを作り出す試みでもあります。ゆくゆくは Free Software Foundation が "
"CD-ROM で Debian を配布するようになるでしょう。また Debian Linux "
"Association は、印刷されたマニュアルや技術支援などエンドユーザに必要なもの"
"と一緒に、フロッピーディスクやテープによる配布を提供することになるでしょ"
"う。上記のすべてが原価よりもわずかに高い金額で入手できるようになり、その"
"わずかな原価超過分を使って、すべてのユーザのためのフリーソフトウェアをさら"
"に開発していくことになるでしょう。このようなディストリビューションは、市場"
"で Linux オペレーティングシステムが成功するのに欠かせません。また、十分に"
"先進的な位置にあり、利益や配当の圧力を受けることなくフリーソフトウェアを"
"広めようとしている組織によってなされなければなりません。"
#. type: <heading></heading>
#: project-history.sgml:1227
msgid "Why is Debian being constructed?"
msgstr "なぜ Debian を作成するのか?"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:1239
msgid ""
"Distributions are essential to the future of Linux. Essentially, they "
"eliminate the need for the user to locate, download, compile, install and "
"integrate a fairly large number of essential tools to assemble a working "
"Linux system. Instead, the burden of system construction is placed on the "
"distribution creator, whose work can be shared with thousands of other "
"users. Almost all users of Linux will get their first taste of it through "
"a distribution, and most users will continue to use a distribution for "
"the sake of convenience even after they are familiar with the operating "
"system. Thus, distributions play a very important role indeed."
msgstr ""
"Linux の未来にとってディストリビューションは不可欠です。ディストリビュー"
"ションを利用すると、ユーザはうまく稼動する Linux システムを組みあげるため"
"に必要な、大変な数のツールを探し出してダウンロード、コンパイル、インストー"
"ルしてシステムとしてまとめあげる作業をせずに済むようになります。代わりに、"
"システムを構築する重荷はディストリビューション作成者が背負います。ディスト"
"リビューション作成者がした作業は、何千もの他のユーザと分かちあうことができ"
"ます。大抵の Linux ユーザは、ディストリビューションを通して Linux なるもの"
"の最初の感触を得るものです。また、多くのユーザが、このオペレーティングシス"
"テムに慣れてからも、便利さを求めてディストリビューションを使いつづけるで"
"しょう。つまり、ディストリビューションは本当に大変重要な役割を担っているの"
"です。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:1250
msgid ""
"Despite their obvious importance, distributions have attracted little "
"attention from developers. There is a simple reason for this: they are "
"neither easy nor glamorous to construct and require a great deal of "
"ongoing effort from the creator to keep the distribution bug-free and up-"
"to-date. It is one thing to put together a system from scratch; it is "
"quite another to ensure that the system is easy for others to install, is "
"installable and usable under a wide variety of hardware configurations, "
"contains software that others will find useful, and is updated when the "
"components themselves are improved."
msgstr ""
"ディストリビューションが明らかに重要であるにもかかわらず、開発者達はほとん"
"ど注意を払わずにいます。単純な理由によります。ディストリビューションの構築"
"は易しくもないし、魅力的でもないからです。また、ディストリビューションのバ"
"グをとり、最新の状態に保つために、作成者は継続的に大変な努力を強いられるか"
"らです。0 からシステムを組みあげるのとは全く別物です。つまり、システムが他"
"人にとってインストールしやすく、多様なハードウェア構成にもインストールして"
"使用でき、使いでがあると人を唸らせるソフトウェアを含み、構成要素そのものが"
"改善されたときにアップデートできることを保証するということなのです。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:1261
msgid ""
"Many distributions have started out as fairly good systems, but as time "
"passes attention to maintaining the distribution becomes a secondary "
"concern. A case-in-point is the Softlanding Linux System (better known as "
"SLS). It is quite possibly the most bug-ridden and badly maintained Linux "
"distribution available; unfortunately, it is also quite possibly the most "
"popular. It is, without question, the distribution that attracts the most "
"attention from the many commercial \"distributors\" of Linux that have "
"surfaced to capitalize on the growing popularity of the operating system."
msgstr ""
"多くのディストリビューションがかなりよいシステムとして発表されました。しか"
"し、時が経つにつれて、ディストリビューションの保守から次第に関心を失い、二"
"の次になってしまいます。そのよい例が、Softlanding Linux System (SLS の略称"
"で有名) でしょう。恐らくもっともバグが多く、保守もほとんどなされなかった"
"ディストリビューションです。残念ながらこのディストリビューションは、恐らく"
"もっとも多くの人に使われた物でもありました。まぎれもなく、これは多くの配布"
"業者からいちばん注目されてしまったディストリビューションだったのです。これ"
"らの業者は、このオペレーティングシステムが世に広まって行くのに便乗している"
"ことを露呈してしまいました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:1277
msgid ""
"This is a bad combination indeed, as most people who obtain Linux from "
"these \"distributors\" receive a bug-ridden and badly maintained Linux "
"distribution. As if this wasn't bad enough, these \"distributors\" have a "
"disturbing tendency to misleadingly advertise non-functional or extremely "
"unstable \"features\" of their product. Combine this with the fact that "
"the buyers will, of course, expect the product to live up to its "
"advertisement and the fact that many may believe it to be a commercial "
"operating system (there is also a tendency not to mention that Linux is "
"free nor that it is distributed under the GNU General Public License). To "
"top it all off, these \"distributors\" are actually making enough money "
"from their effort to justify buying larger advertisements in more "
"magazines; it is the classic example of unacceptable behavior being "
"rewarded by those who simply do not know any better. Clearly something "
"needs to be done to remedy the situation."
msgstr ""
"これはまったくひどい組み合せです。この手の配布業者から Linux を得る多くの"
"人が、バグが含まれている上に保守もされない Linux ディストリビューションを"
"受け取ってしまうのですから。これだけでは悪行し足りないかのように、こういっ"
"た配布業者には、自分達の製品の中の動かなかったり極めて動作が不安定な機能に"
"ついて誤解を与えかねない宣伝をすると言う困った傾向がありました。このような"
"状況と、購入した人はその製品が宣伝に違わぬできだろうともちろん予想すること"
"と、多くの人がその製品が商用のオペレーティングシステムだと信じている "
"(Linux がフリーであることや、GNU 一般公衆利用許諾に従って配布されているこ"
"とに言及しない傾向もありました) かもしれないことを考えあわせてみてくださ"
"い。なおその上に、これら配布業者は、より多くの雑誌で派手に広告を出してもか"
"まわないだけの金を努力して実際に稼ぎ出しています。単にあまりよくわかってい"
"ないだけの者が、容認できない行動を助長してしまうという古くから見られる事例"
"が見てとれます。あきらかに、この状況を改善するために何か手を打つ必要があり"
"ます。"
#. type: <heading></heading>
#: project-history.sgml:1281
msgid "How will Debian attempt to put an end to these problems?"
msgstr ""
"Debian はこれらの問題に終止符を打つためにどのように努力するつもりなのか?"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:1296
msgid ""
"The Debian design process is open to ensure that the system is of the "
"highest quality and that it reflects the needs of the user community. By "
"involving others with a wide range of abilities and backgrounds, Debian "
"is able to be developed in a modular fashion. Its components are of high "
"quality because those with expertise in a certain area are given the "
"opportunity to construct or maintain the individual components of Debian "
"involving that area. Involving others also ensures that valuable "
"suggestions for improvement can be incorporated into the distribution "
"during its development; thus, a distribution is created based on the "
"needs and wants of the users rather than the needs and wants of the "
"constructor. It is very difficult for one individual or small group to "
"anticipate these needs and wants in advance without direct input from "
"others."
msgstr ""
"Debian の設計過程は、オープンです。システムが最高の品質を持つことと、ユー"
"ザの共同体の要求を反映させることを保証するためです。能力と背景に広がりが"
"ある他人を巻きこむことで、モジュール化して Debian を開発することが可能に"
"なりました。ある分野の専門的知識を持つ者が、その分野を含んでいる Debian の"
"個々の構成要素を開発したり保守したりする機会が与えられるので、その構成要"
"素の品質は高くなります。他人を巻きこんだことで、改良のための価値ある助言"
"が開発を通して配布版に含まれて行くことも保証されます。そのため、どちらか"
"というと作成者の要求や欲求よりもユーザの要求や欲求を元に配布版は作成され"
"ます。一人の個人や小グループでは、直接他人から情報を得なければ、このよう"
"な要求や欲求を前もって組み入れることはかなり難しいものです。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:1308
msgid ""
"Debian Linux will also be distributed on physical media by the Free "
"Software Foundation and the Debian Linux Association. This provides "
"Debian to users without access to the Internet or FTP and additionally "
"makes products and services such as printed manuals and technical support "
"available to all users of the system. In this way, Debian may be used by "
"many more individuals and organizations than is otherwise possible, the "
"focus will be on providing a first-class product and not on profits or "
"returns, and the margin from the products and services provided may be "
"used to improve the software itself for all users whether they paid to "
"obtain it or not."
msgstr ""
"Free Software Foundation と Debian Linux Association は物理媒体でも Linux "
"を配布する予定です。これにより Internet や FTP を使わなくてもユーザに "
"Debian を提供できます。また、システムのすべての利用者が印刷された手引き書"
"や技術支援などの製品やサービスを広く入手できるようにすることもできます。"
"このやりかたなら、Debian はたくさんの個人や組織で使用されるでしょう。収益"
"や配当を得ることではなく、一級の製品を供給することに焦点をあてています。"
"そして、製品やサービスから生じた利潤は、対価を支払ってソフトウェアを得た"
"かどうかにかかわりなく、すべての利用者のためにソフトウェア自体を改良する"
"ために使われるでしょう。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:1318
msgid ""
"The Free Software Foundation plays an extremely important role in the "
"future of Debian. By the simple fact that they will be distributing it, a "
"message is sent to the world that Linux is not a commercial product and "
"that it never should be, but that this does not mean that Linux will "
"never be able to compete commercially. For those of you who disagree, I "
"challenge you to rationalize the success of GNU Emacs and GCC, which are "
"not commercial software but which have had quite an impact on the "
"commercial market regardless of that fact."
msgstr ""
"Free Software Foundation は Debian の将来にとって大変重要な役割を果たしま"
"す。Free Software Foundation が Debian を配布するという単純な事実によって"
"も、Linux が商用の製品ではなく、今後も決してそうはならないこと、しかし "
"Linux が商業的な競争に決して勝てはしないとは意味しないことを世に知らしめ"
"ることになります。同意しない人は、GNU Emacs と GCC が成功していることを理"
"由付けしていただきたい。これらは商用の製品ではありませんが、商用であるか"
"どうかにかかわらず市場に甚大な影響を与えてきました。"
#. type: <p></p>
#: project-history.sgml:1325
msgid ""
"The time has come to concentrate on the future of Linux rather than on "
"the destructive goal of enriching oneself at the expense of the entire "
"Linux community and its future. The development and distribution of "
"Debian may not be the answer to the problems that I have outlined in the "
"Manifesto, but I hope that it will at least attract enough attention to "
"these problems to allow them to be solved."
msgstr ""
"Linux 共同体全体とその未来に迷惑をかけて自分が裕福になるという破壊的な目"
"標を目指すかわりに、Linux の未来に集中するときがきました。Debian を開発し"
"配布しても、この宣言で概略を述べた問題への回答とはならないかもしれませ"
"ん。ですが、少なくとも、これらの問題が解決すべき問題として認められるくら"
"いには Debian を通して注意を引きたいと望んでいます。"