[debian-users:05623] Re: A pcmcia card is recognized wrongly.[HiNote VP]

["Ken N." <kenn@xxxxxxxxxxxxxxxxx>]

In <m0yQTiz-000SFWC@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>
[debian-users:05470] Re: A pcmcia card is recognized wrongly.[HiNote VP], Apr.18 '98 18:16 JST
kawamura@xxxxxxxxxxxxxxxxxxx says:
=   理屈はあんまりわかっていないのですが、以前同様な症状になった
=   とき、memory probeの範囲をせばめると(0x0d0000-0x0dffffにした
=   と思う)うまくいった経験があります。

この設定を行ない、5日間ほど様子を見てみました。
1日に2,3度95とDebianとを往復していますが、(ということは
つまりそのくらいはDebianをbootしているわけですが、)一度
だけやはり同様に認識に失敗しました。あとはうまくいってい
ます。

すこし不安が残りますが、これで使用しようと思います。

以下に今回のDebianのインストールについて簡単にまとめてお
きますので、VPでDebianを試したいというかたは参考にしてく
ださい。


マシン
    DEC Digital HiNote VP 700

    200MHz以上のMMX Pentium, 32MBのメモリ、4GBのHDDに、
    FDD, 20倍速CD-ROMドライブ、と、ノートにしては随分
    マッチョなマシンです。私はマッチョでフェティッシュ
    なマシンは嫌いです。仕事でなければ使いません。

    なによりこのマシン、重いんです。


Debianのバージョン
    1.3.1 r6


インストールの概要

    私の場合、D:ドライブをほとんど未使用のまま放置して
    いたので、ここにDebianをインストールすることにしま
    した。Disk容量は全体で4GBほど、D:を消すと2GBほどの
    空き領域を作成することができましたから、十分です。

    また、liloを使わず、loadlinでのbootをおこなうことに
    しましたが、loadlinは今までに使ったことがなかったの
    で、resc1440.binだけfloppyに書き込んでおく事にしま
    した。それ以外は基本的にfloppyless installの手順に
    従います。

    インストールに必要となるファイルとしては、以下のも
    のを選択し、c:\Debian\というディレクトリ、じゃない、
    95だから「フォルダ」ですね、を作ってそこに置きまし
    た。

    ftp://ftp.debian.or.jp/pub/Linux/debian-jp/stable/disks-i386/current/
        loadlin.exe
        resc1440.bin
        drv1440.bin
        base1_3.tgz
        rawrite2.exe

    ftp://ftp.debian.or.jp/pub/Linux/debian-jp/bo-updates/
        pcmcia-cs_2.9.6-3_i386.deb
        pcmcia-modules-2.0.29-7_2.9.6-3_i386.deb

    ただし、

    pcmcia-cs_2.9.6-3_i386.deb
    pcmcia-modules-2.0.29-7_2.9.6-3_i386.deb

    の２つについては、適宜8.3にrenameしておいたほうが
    あとあと楽です。


    準備ができた所で、resc1440.binのfloppyからbootしま
    す。あとは特にあらためて述べる事はありません。イン
    ストールの途中で 95の c:ドライブ(この場合、/dev/hda1
    が該当します)をマウントする事、適当なタイミングで
    pcmcia関係の2つのパッケージを dpkg -i することなど、
    すでにいろいろなかたがいろいろなドキュメントで解説
    されている通りです。


    pcmcia関係のパッケージのインストールが終了した所で
    今回私が報告した問題に対処しておくといいでしょう。
    このために /etc/pcmcia/config.optsを編集します。

    include port 0x100-0x3ff, memory 0xc0000-0xfffff

    この行を、

    include port 0x100-0x3ff, memory 0xd0000-0xdffff

    とします。


    最後に、カーネルを 95 の c:\Debian\ に書き込んで
    おくことを忘れないようにしましょう。


    Debianについては以上です。あとは、一旦95に戻り、
    c:\config.sysと c:\autoexec.bat を適宜編集して
    loadlin でのbootができるようにしますが、これは
    Loadlin-Win95 mini HOWTO に詳細が記述されていま
    すからそちらを参照してください。


あとはdselectで必要なパッケージをインストールしていけば
OKです。

あと、書き忘れましたが、上記設定で次のカードによる
ネットワーク機能が動作しています。

    D-Link DE-650
    3COM   3C563D-J-TP

以上です。


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Ken Nakagaki <kenn@xxxxxxxxxxxxxxxxx>
「人は船ではない。人は会社ではない」-- Gerry Spence