[debian-users:12470] Re: X Server error

[Satoru Sato <ssato@xxxxxxxxxxxxxxxxx>]

佐藤＠北大量子機能です。

From: Sanyou "SHEF" Sone <sone_san@xxxxxxxxxxxxxxx>
Subject: [debian-users:12445] Re: X Server error
Date: Tue, 2 Feb 1999 13:17:58 +0900
sone_san> 　apt って、なんですか？

既に他の方が答えられているかと思いますし、このmlでも度々話が出ているの
で半ば常識かもしれませんが、僕も最近、このツールの便利さに目覚めた一人
として是非 apt の使用をお勧めします。


僕も最近まで使い方をよく知らなくて欲しいパッケージを ftp で落してきて

	$ dpkg -i <hogehoge>.deb

必要なパッケージが無くて、エラーが出たらそれも落してきて、

	$ dpkg -i <hogehoge_lib>.deb <hogehoge>.deb

とかいったことを繰り返すとかやっていました(こんなことをするは僕ぐらい
かも)。dselect の使い方がよくわからずに フロッピーからbase となるシス
テムをインストールした後で一つ一つ ftp でシステムを構築したこともあり
ます。1日ずつ、今日はTeX環境をつくろうとかして1週間ぐらいかかりました。
依存関係がよく分かって興味深いものではあったのですがもう2度とやりたく
ない ^^;; 。


aptならこんな苦労の必要は無いし、パッケージ名のわかっているある特定の
パッケージを入れる時は dselect よりも分かりやすいです。


例えば、enlightenment の設定ツールで econfigedit なるものがありますが
(Slink以降かな)、これは libgtk-imlib-perl という別のパッケージに依存し
ています。このとき、もし、もう一つ別のパッケージで libgtk-perl という
のが既にインストールされている場合、これが libgtk-imlib-perl と競合し
ているので dpkg だとちょっとややこしいことになってしまいます(dselect 
でもできるのでしょうけど僕にとってはこれは別の意味でちょっとややこしい)。


こんなとき、apt ならこれらの状況を全て勝手に考えてくれるので、設定ファ
イルを書いてから、何も考えずに、

	$ apt-get install econfigedit

とすればいいだけ(途中、既にインストールされている libgtk-perl をアンイ
ンストールして libgtk-imlib-perl を入れるかどうかきいてきますが)です。


Hamm から Slink へのアップグレードとかも非常に簡単です。それらの詳細は、

	$ apt-get --help

でわかります。


僕は僕が管理している講座のマシンで、sudo と組み合わせていちいち root 
にならなくてもパッケージ管理ができるようにしています。ちなみに、apt の
設定ファイルは /etc/apt/source.list ですがこれの記述もとてもシンプルで
分かりやすくなってました。


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北海道大学工学部量子物理工学専攻量子機能工学分野
Dept. of Applied Physics, Faculty of Engineering, 
Hokkaido University, Sapporo, Japan

佐藤 暁	Satoru Sato   M1	email : ssato@xxxxxxxxxxxxxxxxx