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[debian-users:15160] Re: suid root (Re: rxvt-xterm and krxvt)
佐野@浜松です。おひさしぶりですね。
In article <199905011141.UAA08702@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>
"Ken N." <kenn@xxxxxxxxxxxxxxxxx> さん writes:
> Linux って、grantpt(2)を持っていないんでしたっけ。
> あるのならこれを使えば済む話なんですが... ないらしい。
たしかに、このあたりの (仮想) 端末へのアクセス許可/不許可は
個々のアプリケーションでそれぞれ扱うより、カーネルで一括して
扱ったほうが、セキュリティ的にはずっと良いとは思いました。
他の OS には grantpt(2) というのがあるのですか。なるほど。
そういえば "The Open Group's Unix98 standard" への対応、というのが
Linux カーネル 2.2.x 系と glibc 2.1 系に入ったらしいのですが、
これを使うことによっても、似たような機能が実現できそうな雰囲気です。
# Linux 2.2.5 の Configure.help には
#
# /dev/pts filesystem for Unix98 PTYs
# CONFIG_DEVPTS_FS
# You should say Y here if you said Y to "Unix98 PTY support" above.
# You'll then get a virtual filesystem which can be mounted on
# /dev/pts with "mount -t devpts". This, together with the pseudo
# terminal master multiplexer /dev/ptmx, is used for pseudo terminal
# support as described in The Open Group's Unix98 standard: in order
# to acquire a pseudo terminal, a process opens /dev/ptmx; the number
# of the pseudo terminal is then made available to the process and the
# pseudo terminal slave can be accessed as /dev/pts/<number>. What was
# traditionally /dev/ttyp2 will then be /dev/pts/2, for example.
#
# The GNU C library glibc 2.1 contains the requisite support for this
# mode of operation; you also need client programs that use the Unix98
# API.
#
# とあります。
> いずれにせよ、セキュリティ維持/向上 のためにsetuidするというの
> も変な話なので、
これはそのとおりですね。xterm にしょっちゅうセキュリティパッチが
出ているのも、suid root だから影響が大きいという理由がありそう。
# いろんな OS に対応させる必要があるので、ある程度は必要悪という
# 話なのかもしれませんが (> xterm)
> #/etc/init.d/boot で、
> chmod 666 /dev/tty[p-za-e][0-9a-f]
> を
> chmod 600 /dev/tty[p-za-e][0-9a-f]
> とかにしてみればわかります。
Ken N さんは bo をお使いなんですね。hamm 以降では /etc/init.d/bootmisc.sh
の中でこの処理をしています。/etc/inittab で /etc/init.d/rcS が呼ばれて、
これが /etc/rcS.d/ 以下を順番に実行しているのですが、ここに S55bootmisc.sh
として /etc/init.d/bootmisc.sh がリンクされています。
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#わたしのおうちは浜松市、今日から街はお祭ワッショイ。
<xlj06203@xxxxxxxxxxx> : Taketoshi Sano (佐野 武俊)