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[debian-users:41974] SFS-KNOPPIX公開



須崎です。Debian の一支流なので紹介させて下さい。

SFS-KNOPPIX を公開しました。
    http://unit.aist.go.jp/it/knoppix/sfs/index.html

# ネットワークトラフィックが心配ですが、KNOPPIXベースのDebianインストー
# ラとしても使えるのではないでしょうか。

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  SFS-KNOPPIX とは、ルートファイルシステム(cloopファイル)をネットワー
ク越しに取る KNOPPIX です。いままでのKNOPPIXは700MB のiso イメージが必
要でしたが、SFS-KNOPPIX では20MB程度になります。

  SFS-KNOPPIX のisoイメージに含まれるのはブートローダのみです。ルート
ファイルシステム(cloopファイル)はWAN対応のセキュアなファイルシステム
SFS(Self-certifying File System: http://www.fs.net/)を使ってネットワー
ク越しに置いて利用します。

  SFS-KNOPPIXの特長としてブート時にルートファイルシステム(cloopファイ
ル)を選択できる機能があります。今までは新しいKNOPPIXや特定用途にカスタ
マイズされたKNOPPIXが出るたびにCDを作成しなおしていましたが、
SFS-KNOPPIXでは、ブート時に選択できます。CDを作製し直す必要がなくなり
ます。この比較はSFS-KNOPPIXホームページの図を見て頂ければ判りやすいと
思います。

  SFS-KNOPPIX はCD版のみならず、USB版、coLinux版も作製しました。お手
軽に利用できると思います。

 SFS-KNOPPIXの利点をまとめると下記になります。
  ・KNOPPIXのcloopが起動時に選択できる。色々なKNOPPIXを1つのブート方法
    で利用可能。
  ・ネットワーク負荷が小さい。 
     ・700MBのダウンロードは必要なし。ブートローダの20MB 程度のみ。
       起動後は必要なブロックデータのみのダウンロード。 
     ・SFSを介してcloopをループバックマウントしているので、転送される
       ブロックデータは圧縮され、ネットワークの負荷が約半分。
     ・上記の2つの特徴より、KDEの起動まで約50MBのデータ転送。 
  ・KNOPPIXと互換(CD版、USB版) 
     ・同じcloop を使い、同じカーネルバージョンを使うため、AutoConfigに
       よるドライバの組み込みも同じ。 
     ・ハードディスクへのインストーラとしても利用可能。AutoConfigが使え
       るのでデバイスを確認後、インストールができます。
  ・USB版の場合、CDの作成の手間なし。30MB 程度のものでフルサイズ(700MB)の
    KNOPPIXが利用可能。 
  ・coLinux版ではドライバ依存がないので、どのcloopループでも起動可能。 

参考:本方式はUML-KNOPPIX on SFS を改良したのです。
http://unit.aist.go.jp/it/knoppix/uml/sfs/ 

要求事項:
ネットワークが使えること。SFSを利用するために4番ポートが開いていること。
IPアドレスがDHCPによって取得できること。(この部分は改良課題。)

詳細はHPを参考にして下さい。
    http://unit.aist.go.jp/it/knoppix/sfs/

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suzaki