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[debian-users:53358] Re: 古いコードネームのついたパッケージ



武藤@Debianぷろじぇくとです。

At Tue, 24 Nov 2009 21:12:30 +0900,
Naoki SHIOJI wrote:
> potato(もしかしたらwoody)の頃からlennyまでバージョンアップを続けている
> PCで
> dpkg -l|egrep 'woody|sarge|etch'
> 
> を実行してみると、以下のように結構引っかかります。

> apt-get upgradeではアップグレードできるものは出てこないのですが、
> こういうものはそのままにしておいてもいいものなのでしょうか?
> (古いコードネームのついたパッケージを問題なくなくしてしまう方法は
> あるのでしょうか?)

transitionとかdummyとか説明についているものは、その名のとおりディスト
リビューションアップグレード時のスムーズな移行のために用意されていた
ものなので、これらについてはバッサリ削除してかまいません。

その他のコードネーム付きのものは、stable/oldstableだった当時のマイナー
アップデートによるものですね。lib*なパッケージは、ほとんどが新しい
バージョンの名前のライブラリパッケージで置き換えられているはずです。
削除しようとしたときに使用中の重要な実行プログラム系の削除が発生しな
ければ、削除してしまってかまわないでしょう。
deborphanパッケージのdeborphanコマンドを使うと、依存関係に問題が
なさそうなライブラリを中心に不要と思われるパッケージ候補を提供して
くれます。結果を見て問題がなければapt-get remove `deborphan`して
しまうのでよいと思います。

いずれにしてもリストアップされた古いものはその名前が再利用される
ことはないでしょうから、入れていたからといって今後のバージョン
アップの際に何か悪さをするということはないと思います。
-- 
武藤 健志@ kmuto @ kmuto.jp
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