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[debian-users:55048] [Translate] [SECURITY] [DSA 2188-1] webkit security update



かねこです。
URL 等は Debian-security-announce メーリングリストの元記事を確認
ください。

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Debian Security Advisory DSA-2188-1                   security@debian.org
http://www.debian.org/security/                         Giuseppe Iuculano
March 10, 2011                         http://www.debian.org/security/faq
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Package        : webkit
Vulnerability  : 複数
Problem type   : リモート
Debian-specific: いいえ
CVE ID         : CVE-2010-1783 CVE-2010-2901 CVE-2010-4199 CVE-2010-4040
CVE-2010-4492 CVE-2010-4493 CVE-2010-4577 CVE-2010-4578 CVE-2010-0474 CVE-2011-0482
CVE-2011-0778

Gtk+ の Web コンテンツエンジン WebKit に、複数の問題が発見されました。
The Common Vulnerabilities and Exposures project は以下の問題を認識して
います。

CVE-2010-1783

  WebKit はテキストノードの動的変更を適切に処理しておらず、リモートの攻撃
  者からの細工した HTML ドキュメントによる任意のコードの実行やサービス拒
  否攻撃 (メモリ破壊やアプリケーションクラッシュ) が可能です。

CVE-2010-2901

  WebKit レンダリング実装に欠陥があり、攻撃方法は不詳ですが、メモリ破壊に
  よるサービス拒否攻撃や、その他の攻撃の影響があります。


CVE-2010-4199

  WebKit が SVG use エレメントの処理の際、型未指定の変数にたいするキャス
  トを適切に行っていないため、リモートの攻撃者からの細工した SVG 文書によ
  るサービス拒否攻撃や、そのほかの攻撃を行えます。


CVE-2010-4040

  WebKit がアニメーション GIF を適切に処理していないため、リモートの攻撃者
  からの細工した画像によるサービス拒否攻撃 (メモリ破壊) や、そのほかの攻撃
  を行えます。


CVE-2010-4492

  WebKit にメモリの解放後利用の欠陥があり、リモートの攻撃者からの SVG アニ
  メーションを含む手法によるサービス拒否攻撃や、そのほかの攻撃を行えます。


CVE-2010-4493

  WebKit にメモリの解放後利用の欠陥があり、リモートの攻撃者からの マウスドラ
  ッグイベントを利用したサービス拒否攻撃や、そのほかの攻撃を行えます。

CVE-2010-4577

  WebKit の WebCore/css/CSSParser.cpp の CSSParser::parseFontFaceSrc
  関数が Cascading Style Sheets (CSS) トークンシーケンスを適切に処理し
  ていないため、細工したローカルフォントによる 「タイプの混乱」を用いた
  攻撃によりリモートの攻撃者がサービス拒否攻撃 (範囲外読み出し) を行え
  ます。

CVE-2010-4578

  WebKit がカーソル処理を適切に行っていないため、攻撃手法は不明ですが無
  効ポインタを発生されることによる、リモートの攻撃者からのサービス拒否
  攻撃や、そのほかの攻撃を行えます。


CVE-2011-0482

  WebKit がアンカーの処理の際、型未指定の変数にたいするキャストを適切に
  行っていないため、リモートの攻撃者からの細工した HTML 文書によるサー
  ビス拒否攻撃や、そのほかの攻撃を行えます。


CVE-2011-0778

  WebKit がドラッグアンドドロップ操作を適切に制限していないため、攻撃手
  法は不詳ですが、リモートの攻撃者からの同一オリジンポリシーの迂回が可
  能です。


安定版 (stable) ディストリビューション (squeeze) では、これらの問題はバ
ージョン 1.2.7-0+squeeze1 で修正されています。

テスト版 (wheezy) および不安定版 (unstable) ディストリビューションでは、
これらの問題はバージョン 1.2.7-1 で修正されています。

旧安定版 (lenny) では WebKit のセキュリティサポートは、前回を持って打ち
切られています。
旧安定版の現行の版は、上流で既にサポートされておらず、幾つかのセキュリ
ティ問題が残っています。これらおよび将来のセキュリティ修正をバックポー
トすることはここんなんで、旧安定版のセキュリティサポートを打ち切らざる
を得ませんでした。

直ぐに webkit パッケージをアップグレードすることを勧めます。

Debian Security Advisories に関する説明、これらの更新をシステムに適用
する方法、FAQ などは http://www.debian.org/security/ を参照ください。

Mailing list: debian-security-announce@lists.debian.org
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Seiji Kaneko                         skaneko@xxxxxxxxxxxx
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