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[debian-users:57913] LTS期間に入ったバージョンに対するバグ報告について



LTS 期間に入ったバージョンに対するバグ報告について教えていただけないでしょうか?

squeeze LTS(6.0.10, i386) の busybox(1:1.17.1-8+deb6u11) の
tar コマンドで tar.gz や tar.bz2 を作成できないというバグを見つけました。

下記は /boot を tar.gz に固めようとしたときの結果です。
なお、tar.bz2 の場合も同じ結果でした。
================
kyotsumoto@squeeze-lts:~$ busybox tar -zcvf boot.tar.gz /boot
tar: removing leading '/' from member names
boot/
boot/config-2.6.32-5-686
tar: write error: Broken pipe
================

致命的なバグではないので、squeeze LTS で修正パッケージが出されることを
期待していないのですが、報告だけでも受けつけてもらえるようなら、
バグ報告したほうがよいのかな、と思いました。
そこで質問なのですが、一般的に LTS 期間に入ったバージョンに関して、security fix
以外でのバグ報告もしたほうがよいのでしょうか?

また、バグ報告を出すなら、LTS FAQ(https://wiki.debian.org /LTS/FAQ)にあるように、
debian-lts@lists.debian.org <mailto:debian-lts@lists.debian.org>
にメールを出せばよいでしょうか?

上記メーリングリストのアーカイブを見ましたが、security fix 以外の件で報告されている
ケースが見当たらなかったので、まず、こちらで相談しました。

よろしくお願いします。

ちなみに以下は、このバグを調べてみた結果の概要です。

・ 「strace -F busybox tar -zcvf boot.tar.gz /boot」で見ると、
   vfork(2)後、子プロセスで execve(2)を実行、
  しばらくして、子プロセスが SIGSEGV で死んでいた

・ busybox パッケージを「debuild -us -uc」でリビルド。
  GDB で子プロセスを追っかけると、argv[0] をデリファレンスして死んでいた
  - 子プロセスは busybox。
    busybox アプレット版の gzip/bzip2 が使われるため
 - 子プロセスの main() 関数に渡された argv[0]  は NULL だった

・ busybox の処理を追いかけると、bb_execlp()関数で
   子プロセス用の argv が作られているが、この argv が
   適切に初期化されていない模様。
   argv[0] を下記のように修正すると、期待通りに tar.gz や tar.bz2
   が作成できた
=================================================
--- busybox-1.17.1.orig/libbb/execable.c
+++ busybox-1.17.1/libbb/execable.c
@@ -106,7 +106,9 @@ int FAST_FUNC bb_execlp(const char *file
unsigned int i = 0;
int ret;
+argv[0] = arg;
va_start (args, arg);
+
while (argv[i++] != NULL) {
if (i == argv_max) {
const char **nptr;
=================================================

以上です。
よろしくお願いします。

--
四本勝寛(Katuhiro Yotsumoto)