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Re: security/2000/20000910.wml - 20000911.wml



中野です。

# security/2000/20001014.wml, security/2000/20001008.wml は
# 全く問題ないと思います。

<20010928214352Q.mgoda@xxxxxxxxxxxxx>の記事において
mgoda@xxxxxxxxxxxxxさんは書きました。

 今回は些細なことばかりですが、気づいた点をいくつか。

[libpam-smb]

> <define-tag moreinfo>libpam-smb には、ルート権限で任意のコマンドを実行
> するのに利用されうるバッファオーバーフローの問題があります。libpam-smb
> は、Debian 2.1 (slink) に含まれていませんが、Debian 2.2 (potato) には
> 含まれています。

 言い回しだけですが、第一文のように関係代名詞節が後ろに付く
文では、日本語訳でももとの位置関係を保つように意識すると、
収まりが良くなる場合が多いような気がしています。 例えば

「libpam-smb にはバッファオーバーフローの問題があり、これを
 利用するとルート権限で任意のコマンドを実行できる可能性が
 あります。」

のような感じでしょうか。

[xpdf]

> <li>書類に含まれる URL を扱う際、ブラウザを起動する前にシェルのメタキャ
> ラクタの確認が行われていませんでした。この問題のため、ユーザが URL を
> 閲覧する際に xpdf に任意のコマンドを実行させるような書類を作成すること
> が可能となっていました。

 これも好みだけなんですが、"(pdf) document" に対しては
「(pdf) 文書」という訳語を当てることが自分は多いです。

[imp]

> <define-tag moreinfo>Debian GNU/Linux 2.2 で配布された imp は、ユーザ
> から与えられたデータを適切にチェックしないという問題の影響を受けていま
> した。

 suffer from は、意味としては「〜で苦しむ、悪い影響を受ける」
ですので、その辺を日本語訳のニュアンスに出すとすれば、

「〜で配布されていた imp は、ユーザから受けとったデータの
 チェックが十分でない、という問題の悪影響を受けていました。」

くらいでしょうか。

-- 
中野@成蹊大