#use wml::debian::projectnews::header PUBDATE="2012-04-30" SUMMARY="Debian クラウド
、ニカラグアのツアー、ヨーロッパ放射光施設"
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# $Rev: 3677 $
# Status: [frozen]
クラウド
を Debian
Wheezy
上に展開
Debian プロジェクトはテスト版ディストリビューション向けに、
プライベートクラウドを作るためのパッケージ、特にxcp-xapi と nova-xcp-plugins
が利用可能になったことをアナウンスしました。クラウド内でユーザの自由を確保することは難しい問題で、
フリーソフトウェアに立ちはだかる重要な課題の 1 つです。Debian
ベースのプライベートクラウドの展開をを簡単にすることで、Debian
のユーザが環境に適応することと引き換えに自由を捨てる誘惑と戦う手助けしたい
と
Debian プロジェクトリーダの Stefano Zacchiroli さんは述べました。
ニカラグアの Debian コミュニティがDebian ツアーを催行中です。期間は 4 月から 6 月で、現地の Debian コミュニティメンバーがニカラグアの大学数カ所で講演し、学生が Debian プロジェクトとフリーソフトウェアの概要について学ぶ手助けをします。 ツアーはニカラグアのマサヤから始まり、レオンやマナグアなど他の都市でも開催される予定です。5 月 5 日は UCA (Debconf12 の会場) で Debian ツアーを開催する予定で、Debian 開発者で DebConf 議長の Gunnar Wolf さんと Holger Levsen さんも特別参加します。
Jérôme Kieffer さんは\
グルノーブルのヨーロッパ放射光施設がコンピュータ設備を Debian
に移行させつつあることを通知しました: 粒子加速器を制御しているコンピュータは既に移行完了し、
この他にもデータ解析サーバとコンピュータクラスタの一部が移行完了しました。ヨーロッパ放射光施設 (ESRF
)
はいくつかのヨーロッパ諸国が支援と共用をする共同施設で、
ヨーロッパでは最も強力なシンクロトロン放射光源を運転しています。データ解析について言えば Debian
は我々の研究分野でよく使われるソフトウェアとライブラリを含めた最高の環境と、
セキュリティ修正が提供される信頼できるディストリビューションの両方を提供する
と Jérôme さんは別のメールで付け加えました。
Stefano Zacchiroli さんが、DPL 活動の月刊報告を送りました。先月、Stefano さんは、DuckDuckGo からの資金協定についての提案、DEP-5 の受理、武藤健志さんと連携して日本における Debian の商標所有権を SPI に移管する手続きを進めていることについて、プロジェクトに知らせました。また、Stefano さんは、イタリアの有力紙のひとつ La Repubblica からの、\ Debian とフリーソフトウェア全般についてのインタビュー (イタリア語) に応じました。インタビューを\ 英語版に翻訳してくれた Matteo Cortese さんに感謝します。
Raphaël Hertzog さんが、アクセシビリティと Hurd チームのメンバー Samuel
Thibault さんへの Debian の中の人
インタビューを公開しました。
Vincent Bernat さんが、Debian
Wheezy
に XBMC をインストールする方法についてチュートリアルを書きました。XBMC
は、多種のデジタルメディアとリモートコントロールをサポートしたメディアセンターで、Andres
Mejia さんのハードワークのおかげで最近 Debian に取り込まれました。
Loïc Dachary さんは、彼が Debian プロジェクトの代表を務めた OpenStack サミットのレポートを出しました。
Debian カーネルチームの Ben Hutchings さんが、Greg Kroah-Hartman
さんに代わり、kernel.org において長期サポートカーネルとして Linux カーネルバージョン 3.2
をメンテナンスすると発表しました。Ben さんは今年の 1 月に、Debian Wheezy
では Linux 3.2
を使う予定だと発表していました。
Paul Wise さんが、この 2 カ月の間に、2 つの Debian 派生物が活動を停止したことに気づきました。派生物調査によると、いくつかの\ パッチが今でも入手可能で、彼はそれらについての分析を載せています。
Ana Guerrero さんは、去年から 6 プロジェクト増えて、15 の Debian プロジェクトが Google Summer of Code 2012 に採択されたと発表しました。
今後、いくつかの Debian 関連のイベントが予定されています。
Debian 関連のイベントや会議に関するより多くの情報を得るには、Debian ウェブサイトのイベントセクションを参照するか、 いろいろな地域におけるイベント用メーリングリスト (ヨーロッパ、オランダ、ラテンアメリカ、北アメリカ) を購読してください。
Debian ブースを運営したり、Debian インストールパーティーを開催したいですか? 今後の Debian 関連のイベントについて知っていますか? 講演のページにリンクするべき Debian 講演を行いましたか? そのような場合は、Debian イベントチーム宛に電子メールを送信してください。
前号の Debian プロジェクトニュースより後に、1 名の応募者が Debian 開発者として受理され、9 名がパッケージのメンテナンスを開始しました。我々のプロジェクトに参加する Eduardo Trápani さん、Norman Messtorff さん、Frank Neuber さん、Daniel Pocock さん、Artur Rona さん、Yongzhi Pan さん、Nuno Carvalho さん、Daniel Martíさん、Jussi Hakala さん、Eric Beuque さんを歓迎しましょう!
Debian セキュリティチームは最近、以下のパッケージ (抜粋) にセキュリティ勧告を公開しました: apache2、 gajim、 openssl、 typo3-src、 dropbear、 iceweasel、 iceape、 quagga、 asterisk、 spip、 imagemagick。 勧告の内容をよく読んで、適切な対策を講じてください。
Debian バックポートチームは以下のパッケージにセキュリティ勧告を公開しました: samba. 勧告の内容をよく読んで、適切な対策を講じてください。
これらは、先週のセキュリティ勧告の中からより重要なものだけが抜粋されていることに注意してください。 Debian セキュリティチームが公開したセキュリティ勧告の最新情報をチェックする必要があるなら、 アナウンスを受けとるために セキュリティメーリングリスト (これとは別に backports メーリングリスト と安定版アップデートメーリングリスト) を購読してください。
最近、180 のパッケージが不安定版の Debian アーカイブに追加されました。\ 新規パッケージからの抜粋: