daiです。
Debian 10 (Buster)のフリーズが近づいてきたので、 標準日本語入力環境に関してあらためて整理します。
https://wiki.debian.org/JapaneseEnvironment/Uim https://wiki.debian.org/JapaneseEnvironment/IbusSupportforBuster
現時点で標準日本語入力環境のuimに関しては:
* upstreamの開発が停滞 -> 引き続き help needed * wayland非対応 -> upstreamで対応済, deb化済 * Qt5対応が開発途上 -> upstreamで対応済, deb化済 * uim-skkがUTF-8に非対応 -> help neeeded: https://github.com/uim/uim/issues/135
となっています。
ibusはシステム全体でIMを切り替えるため、 アプリケーションごとに切り替えられない仕様が合わない、 という方がいらっしゃるようです。
fcitxとibusではサポートする言語数に大差なく、GUI設定も揃っているようです。
現行のuimは、upstreamの須藤さんやメンテナの野首さんの作業のおかげもあり、 日常的に使っていて個人的には不便を感じていません(ありがとうございます)。 なので、標準日本語入力環境をuimから変更する積極的な理由が今のところありません。
特に反対意見や積極的な理由がなければ、 Busterの標準日本語入力環境はuimで現状維持となると思います。
ご意見ありましたら、よろしくお願いいたします。