佐々木です。

特に解決策があるわけでは無いですが。 私も --pristine-tar 付きで import したにも関わらず、orig.tar.gz が不一致になったことがあります。

再現性が無くてなかなか検証が難しいのですが、一応情報までに。

# どうやって検証しましょうかねぇ。

On February 7, 2024 10:25:56 AM Takashi Sakamoto via debian-devel debian-devel@debian.or.jp wrote:

坂本です。

gbpのimport-dscサブコマンドのことを思い出し、0.5.0-1のdscのインポートに 切り替えてみたところ、mentors.debian.netにacceptされるパッケージを作る ことができました[1]。手順としては以下です。

1. ディレクトリを作成。git initしておく
2. 以下を実行 (dscを使ってインポート)

$ gbp import-dsc \ --debian-branch=debian/unstable \ --pristine-tar \ http://deb.debian.org/debian/pool/main/l/linux-firewire-utils/linux-firewire... 3. バージョン0.5.0-2のdebianディレクトリ以下をコピー 4. debianディレクトリ以下をコミット 5. 0.5.0-2パッケージ生成確認とタグ打ち $ gbp buildpackage \ --git-tag \ --git-debian-branch \ --git-sign-tag -kわたしのGPGサブキー(S) 6. mentors.d.nへとdput

個人的にはちょっと不可解ですが、まぁ、RFSするところまで来れたので これでいいかなと考えています。salsaのリポジトリ[2]もforce-pushで 更新しました。

お騒がせしました。

[1] https://mentors.debian.net/package/linux-firewire-utils/ [2] https://salsa.debian.org/debian/linux-firewire-utils

坂本 貴史

On Mon, Feb 05, 2024 at 04:53:58PM +0900, Takashi Sakamoto via debian-devel wrote:

...

坂本です。

linux-firewire-utilsのアップストリーム[1]とdebパッケージ[2]のコントリ ビューターをしています。パッケージバージョン0.5.0-2のRFSをしようと 作業中[3]なのですが、mentors.d.nにdputした際に、掲題の問題が報告されて しまいました。

======== 8< --------

Date: Mon, 05 Feb 2024 06:54:59 -0000 From: "mentors.debian.net" support@mentors.debian.net To: o-takashi@sakamocchi.jp Subject: linux-firewire-utils_0.5.0-2_amd64.changes: REJECTED

Hello,

Unfortunately your package "linux-firewire-utils" was rejected because of the following reason:

Dsc is invalid

Source package origin file differs from the official archive:

Origin file : linux-firewire-utils_0.5.0.orig.tar.xz

sha256sum in upload : e87e729d402c442dc11d34eb2c981d853e20005187aac5c4382ed810727aed44 sha256sum in archive: 4e34845df69eb5ab8a70914e56903669d4a27877f5089c0fa04aac5f42ef33b7

Please try to fix it and re-upload. Thanks,

mentors.debian.net

======== 8< --------

何かおかしなことしたかなと思い、以下の手順でリポジトリを再作成してパッケージを 生成し、dputしてみたのですが、この問題が再現されてしまいました。。。

1. ディレクトリを作成。git initしておく
2. バージョン0.5.0-1からdebianディレクトリ以下をコピー
3. 以下を実行 (debian/watchを使ってインポート)

$ gbp import-orig \ --debian-branch=debian/unstable \ --pristine-tar \ -u 0.5.0 --uscan 4. debianディレクトリ以下をコミット 5. 0.5.0-1パッケージ生成確認とタグ打ち $ gbp buildpackage \ --git-tag \ --git-debian-branch \ --git-sign-tag -kわたしのGPGサブキー(S) 6. バージョン0.5.0-2のdebianディレクトリ以下をコピー 7. debianディレクトリ以下をコミット 8. 0.5.0-2パッケージ生成確認とタグ打ち $ gbp buildpackage \ --git-tag \ --git-debian-branch \ --git-sign-tag -kわたしのGPGサブキー(S) 9. mentors.d.nへとdput

補足としては:

• linux-firewire-utilsパッケージは0.5.0-1リリース後、gbpによる管理を始めました
• 同じ手順で作成したlibhinoko 1.0.1-2はmentors.d.nにacceptされています[4]

原因が特に思いつかず、また問題が再現されてしまったことから、だいぶ困っています。 問題解決にご協力いただけると助かります。

[1] https://git.kernel.org/pub/scm/utils/ieee1394/linux-firewire-utils.git/ [2] https://tracker.debian.org/pkg/linux-firewire-utils [3] https://salsa.debian.org/debian/linux-firewire-utils [4] https://mentors.debian.net/package/libhinoko/

坂本 貴史

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坂本さん、佐々木です。

補足というか。

サーバは、初回は hash に gpg 署名されていて、署名の検証が通ればアップロードできます。

二回目以降は、初回にアップロードした(サーバに残っている) tar.gz と gbp が build 時に生成した tar.gz が異なると、エラーを返しますね。今回はこれでは？

git に import した時の tar.gz を再生成できるようにするのが pristine-tar の仕事なんじゃないですか、と思っていたのですが、極稀に再生成に失敗しているんですよね、と。

On February 7, 2024 1:44:24 PM Takashi Sakamoto o-takashi@sakamocchi.jp wrote:

坂本です。

佐々木さん、情報どうもありがとうございます。

On Wed, Feb 07, 2024 at 10:35:15AM +0900, Youhei SASAKI via debian-devel wrote:

...

佐々木です。

特に解決策があるわけでは無いですが。 私も --pristine-tar 付きで import したにも関わらず、orig.tar.gz が不一致になったことがあります。

再現性が無くてなかなか検証が難しいのですが、一応情報までに。

# どうやって検証しましょうかねぇ。

そう。今回最も困ったのがそこです。サーバーがどう検証処理をしているかが 今ひとつわからないので、アップロード前に手元で確認できないんです。 lintianにはそんな機能ないですし・・・。

坂本 貴史