安達です。
pbuilder-dist trixie create で検索して 野方さんの 「Debian安定版向けに不安定版・テスト版のパッケージを雑にバックポートする-Zenn」 https://zenn.dev/nogajun/articles/d8f42c572f056c という記事にいきあたり、概要が理解できたので やってみました。 実験用に古いPCにtrixieを入れたものがあるので rootで(管理者になって)作業しました。 解説に従い、 1.ビルド環境の準備 2.ビルド 3.インストール と進み、fc-cache -rs をすれば フォント名の文字化けはなくなりました。 メインで使用しているPCにインストールすることも うまく行くだろうと予想できますが、 すでにlocal.confによる対応が済んでいることと trixieの方でアップグレードがあったときの 動向を両方のパターンで見守りたいということから 実験用のPCだけにとどめておくことにしました。
実際の手順 解説では一般ユーザーで作業するものでしたが、 rootで作業する羽目になった理由は次のとおりです。 私はsudoの設定をしない状態で使用しているので pbuilder と ubuntu-dev-tools のインストールは いつものようにsynapticで(rootになって)行い、 その後は一般ユーザーadachiで作業を進めていきました。 pbuilder-dist コマンドに進んだところで、 「[sudo] adachi のパスワード:」 とパスワードを求められて入力すると 「adachi は sudoers ファイルにありません。」 と拒絶されます。 一旦中止せざるを得ず、sudoの設定を行って、やり直しましたが、 うまく行きませんでした。 そこでrootになってビルドすることにし、 pbuilder-dist trixie create からやり直して、/root/workを作成し、ビルドは最後までいけました。 ビルド後は pbuilder/trixie_result/ 内に3つの.debファイルができている ものと予想したのですが、8個あって、びっくりしました。 しかしよく見るとsynaptic ですでに 入れられている バージョン2.15.0 の パッケージは解説通り3個であったので これを dpkg -i でインストールしました。 インストール後、synaptic で確認すると、バージョンが 2.17.1-5 となっており パッケージ名の左の「サポートされるパッケージ」を表す debianのアイコン(ピンクの渦巻き)がなくなっています。 fc-listコマンド、フォントビュアー, GIMP, LibreOfficeで 正常に動作することを確認しました。 野方さん、ありがとうございました。
On 2026/03/19 21:05, Jun Nogata via debian-users wrote:
野方です。
trixieのひとまずの回避策ですが、フォントをいじるよりforkyのソースパッケージを trixie向けにビルドし直して使うとよいです。 ビルドは、下に書いたことのコピペでできるので難しくないです。
ここで作ったパッケージは、当然、別のマシンにも持っていけます。 環境を汚したくないなら、仮想マシンやdocker, distroboxなどの環境で ビルドしてdebパッケージだけ使えばいいと思います
## 準備
sudo apt install pbuilder ubuntu-dev-tools pbuilder-dist trixie create## ビルド
mkdir ~/work cd ~/work/ dget http://deb.debian.org/debian/pool/main/f/fontconfig/fontconfig_2.17.1-5.dsc cd fontconfig-2.17.1/ pbuilder-dist trixie build ../fontconfig_2.17.1-5.dsc## インストール
cd ~/pbuilder/trixie_result/ sudo dpkg -i fontconfig_2.17.1-5_amd64.deb fontconfig-config_2.17.1-5_amd64.deb libfontconfig1_2.17.1-5_amd64.deb