野方です。
trixieのひとまずの回避策ですが、フォントをいじるよりforkyのソースパッケージを trixie向けにビルドし直して使うとよいです。 ビルドは、下に書いたことのコピペでできるので難しくないです。
ここで作ったパッケージは、当然、別のマシンにも持っていけます。 環境を汚したくないなら、仮想マシンやdocker, distroboxなどの環境で ビルドしてdebパッケージだけ使えばいいと思います
## 準備
```bash sudo apt install pbuilder ubuntu-dev-tools pbuilder-dist trixie create ```
## ビルド
```bash mkdir ~/work cd ~/work/ dget http://deb.debian.org/debian/pool/main/f/fontconfig/fontconfig_2.17.1-5.dsc cd fontconfig-2.17.1/ pbuilder-dist trixie build ../fontconfig_2.17.1-5.dsc ```
## インストール
```bash cd ~/pbuilder/trixie_result/ sudo dpkg -i fontconfig_2.17.1-5_amd64.deb fontconfig-config_2.17.1-5_amd64.deb libfontconfig1_2.17.1-5_amd64.deb ```
2026年3月19日(木) 1:57 Adachi Junichi via debian-users debian-users@debian.or.jp:
バグ報告 すでにあるバグ報告を教えていただきました。 (1) bugs.debian.orgの#1098401 (20 Feb 2025 06:57:02 UTC)では "Shippori Mincho"などで日本語名がおかしいと報告され fontconfig 2.14.2-6+b1 までは問題なく 2.15 からこうなったと示しています。 これについては、回答がついていません。
報告したのに意見がなければ問題がないように思われます。 なので、問題と思うのであれば意見を書いてください。
2026年3月19日(木) 1:57 Adachi Junichi via debian-users debian-users@debian.or.jp:
安達です。 今回のことについて、今までのところを、まとめます。 fonts-yozvox-yozfontだけの問題でなくfontconfigの問題だと 判明したのですが、メールの件名は変更しないできました。 fontconfigの問題だと目についたほうがいいかとも思うのですが、 修正されることは諦めてしまって対策に力が入っています。
問題が起きる環境 Debian13 trixie fontconfig version 2.15.0-2.3 問題が起きない環境 Debian12, fontconfig 2.14 まで
問題となる現象 fonts-yozvox-yozfontだけではありません。 問題の発端が、Debian13になってfonts-yozvox-yozfontパッケージで インストールされるフォントの名前が「奏穓倹ぢ」などとなってしまうことでした。 その後、「IPA P明朝」や「IPA Pゴシック」などもLibreOfficeでは 「䥐䅐䵩湣桯」や「䥐䅐䝯瑨楣」に替わってしまうことがわかりました。 fc-list コマンドで調べると英語名が正常で、日本語名が問題であることが 明確になりました。
原因 フォントファイルの中のフォント名の書き方を検証した結果、 フォントファイルの問題ではなく、fontconfigの問題であろうと考えました。 Macintosh用でShift_JISでデコードするはずの日本語名のデータを Windows用とおなじにUTF-16でデコードしたとすると辻褄が合うのです。 奇数バイトのデータではUTF-16でのデコードに失敗するので無視されて 問題が発覚しません。その結果約半数のフォント名は問題なく表示されます。 [debian-users 01105] [debian-users 01115] に詳細があります
バグ報告 すでにあるバグ報告を教えていただきました。 (1) bugs.debian.orgの#1098401 (20 Feb 2025 06:57:02 UTC)では "Shippori Mincho"などで日本語名がおかしいと報告され fontconfig 2.14.2-6+b1 までは問題なく 2.15 からこうなったと示しています。 これについては、回答がついていません。 (2) gitlab.freedesktop.org/fontconfig/fontconfig/-/issues/479 (2025年6月12日 18:40:35 JST)では 「梅Hyゴシック」が正しくデコードされていない (utf-16-beでデコードされている)と報告されています。 これについては、フォントファイル側の不具合でデコードが失敗したときに utf-16-beでデコードするのが良くないのだろうという結論で、報告者が フォントファイル側は正しいと、再度報告してもそのままクローズされています。 その後、utf-16-beで再度デコードするのを削除したものが fontconfig の 2.17 に取り込まれているようです。
対策 (1) バグ報告の様子から、しばらくは直らないと判断して フォントファイルを書き換えて、Macintosh用の日本語名部分を無効にする 方法を紹介しました。 [debian-users 01115] に詳細があります。 (2) その後、local.conf (システム全体なら/etc/fonts/local.conf)を追加して フォントファイルを変更することなくファイル名を変更できることを 教えていただきました。 [debian-users 01116] に詳細があります。 フォントファイルの中を調べなくてもコピー&ペーストと修正で できる(2)が手軽だと思います。 local.conf の書き方については若干のサンプルがあるものの、 fontconfigの守備範囲の広さもあってか、詳しく書いたものを 見つけることができずにいます。 これについては、もう少し試行錯誤がありますので、追記するかもしれません。
フォント名の今後 Windows用では英語名もutf-16-beでデコードされるように書いているのが 普通になったようです。その中でMacintosh用は、正式にはutf-16-be でデコードするように指定することができず、日本語はShift_JISだけです。 Debian13でデフォルトの日本語フォントになっている(たぶん)「VL ゴシック」 には、Macintosh用は英語名だけで、日本語名が設定されていません。 Windows用は英語名も日本語名も設定されています。 これからは、これが「安全」な設計かもしれません。
-- 安達 順一 jomon@dabiyone.com https://dabiyone.com/ http://www.seiai.ed.jp/sys/text/index.html _______________________________________________ debian-users mailing list -- debian-users@debian.or.jp To unsubscribe send an email to debian-users-leave@debian.or.jp