[debian-users 00726] Re: BulleyeでのGNOME/X11環境の日本語入力の設定
Youhei SASAKI
uwabami @ gfd-dennou.org
2021年 5月 8日 (土) 17:31:43 JST
上川様, 佐々木です.
On Sat, 08 May 2021 10:21:04 +0900,
Junichi Uekawa <dancer @ netfort.gr.jp> wrote:
>
> Bullseyeをインストールしてみたのですが、日本語入力環境の設定についてど
> うしたらよいのか思案しています。最近はどうするのがよいのでしょうか?と
> りあえず手元ではemacs-mozcだけは動かしているのですが他のアプリケーショ
> ンから日本語入力するのにはどれを使うべきか迷っています。
とりあえずインストールした段階での状況のサマリは以下です:
少し前に [debian-devel 00380] で吉野さんが述べていた通りの状況ですが,
debian-users にもサマリを投げておきます.
1. Debian installerで「デスクトップ環境」「GNOME」をインストール
* task-japanese-gnome-desktop にて ibus-mozc が導入され,
初回ログイン時に初期設定がなされる.
* GNOMEのデフォルト設定である「Super+Space」でibus-mozcへ切り替えて
日本語入力が可能(だと思っています).
* uimが起動しない
2. Debian installerで「デスクトップ環境」「GNOME以外」をインストール
* task-japanese-desktop で uim-mozc | uim-anthy が導入される.
* 初回ログイン時は uim-toolbar-gtk3 が起動するので,
これで設定する.
3. Debian installerで「デスクトップ環境」を選ばない場合.
* 手動で好きな im framework を入れて設定する必要がある.
でしょうか.
> https://wiki.debian.org/JapaneseEnvironment/Mozc にはfcitx-mozc
> ibus-mozc uim-mozc があると書いてあるみたいなんですがちょっとどれがよ
> いのか判別がつきません。
Wiki の情報も古そうなので, 更新しないといけませんねぇ….
一長一短あるので, どれが良いかは場合による様な気もしますが「動く」という
点ではどれも同じでしょうか?
* uim は入力途中の情報をアプリケーションに渡さないので,
- 入力と同時に発火する様な「サジェスト」が想定通りに動く気がします.
(一方で ibus, fcitx とも変換前・途中に「サジェスト」が発生して,
Webでまっとうに日本語入力・変換ができないことがしばしばあります).
- GNOME で利用する場合には ibus を停止する設定作業が必要となります.
- Qt5, Wayland 対応はメンテナの御尽力により問題無い様です.
- dbus に対応していないため, dbus 経由で IM の情報を貰っているアプリケー
ションでは日本語入力ができないことがあります.
* ibus は GNOME のデフォルトです.
- キー入力をそのままアプリケーションに渡すため,
変換途中の文字列がそのまま確定してしまう様な挙動を示すことがしばしば
あります. なお, ibus のこの挙動はソフトウェアの設計方針ですので, 変更
される予定は無いようです.
- Qt5, Wayland, dbus の対応状況は良好です.
* fcitx は中国語入力のほぼスタンダードでしょうか.
- キー入力をそのままアプリケーションに渡す挙動は結構気にされている様で,
将来的には改良されるかもしれません(し, されないかもしれません).
- GNOME で利用する場合には ibus を停止する設定作業が必要となります.
- Wayland サポートは開発途上の様です.
といった所で. 長文を打つのに emacs を使うと割り切るなら ibus-mozc で良い
と思いますが, どうですかね.
# 佐々木は(ibus を止めて) uim-skk を GNOME3 で使っています.
--
Youhei SASAKI <uwabami @ gfd-dennou.org>
<uwabami @ debian.or.jp>
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