[debian-users:02805] Re: dpkg bug ??

[mkojima@xxxxxxxxxxxx]

小島基靖と申します．
FAQにのってましたね．日本語訳まであるのに申し訳ない．

> 八田です。
> 
> 多分、「実はdpkgの仕様です」
> 
> Debian FAQ より 
> ------------------------------------------------------------------------------
> 6.10 Pre-Depends とはどういう意味ですか?
> 
> "Pre-Depends" は特殊な依存性です。
> 
> たいていのパッケージでは、dpkg はそのアーカイブファイル(つまり、その .deb ファ
> イル)を、そのパッケージが依存するファイルがシステムにあろうがなかろうが、アン
> パックしようとします。単純にいうと、アンパックとは dpkg がアーカイブファイルか
> らファイルを取り出すことを意味しています。取り出されたファイルはファイルシステ
> ムにインストールされ、あるべき場所に置かれることになります。これらのパッケージ
> が他のパッケージに依存しているなら dpkg はその他のパッケージがインストールされ
> るまで、 "設定"動作を行わずにインストールの完了を拒否します。

「たいていの〜」からが，dpkg の 通常の時の動作説明に相当するわけか．
やっとわかりました．覚え書き程度にまとめておきます．


インストール時に dependency problems - leaving unconfigured と
表示されインストールが中止する場合の対処

  # dpkg --install foo.deb
  Unpacking foo (from foo.deb) ...
     略
  dpkg: error processing foo (--install):
   dependency problems - leaving unconfigured
  Errors were encountered while processing:
   foo
  #

  dpkg は，他のパッケージとの依存関係(Depends)に問題があると，インストー
  ル後の設定の段階で，インストールを中止する．この時すでにパッケージの
  展開(Unpacking)が終っているので，システムにプログラムが入っている．
  しかし，パッケージは正常に動作しない.

対処:
  正常にインストールを完了させるには，依存関係にあるパッケージをインストー
  ルした後に，もう一度インストールをおこなう．
  インストールを中止するときには，'dpkg --purge foo' で展開したパッケー
  ジを完全に消す．
  バージョンアップを中止する場合は，'dpkg --purge foo' で展開したパッケー
  ジを完全に消したあと，前のバージョンのパッケージを再度インストールする．



で，展開前に依存関係まで厳しくチェックするのが，Pre-Depends なんですね．
たぶん，全てパッケージで，これでやるとインストール順序が問題になって
身動きとれなってしまうんでしょうね．
勉強になりました．

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    小島基靖    Private E-mail: mkojima@xxxxxxxxxxxx