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[debian-devel:01752] Re: Debian Policy Manual



八田@Hikari Super Express です。
ちょっと長いです。

From: kamop@xxxxxxxxx
Subject: [debian-devel:01739] Re: Debian Policy Manual

> 八田> Abstract、Table of contents、Copyright は訳さないの? (debiandoc-sgml 
> 八田> が勝手につけるのかな?)
> 
> debiandoc-sgml が勝手に付けているようです. debiandoc-sgml を内部的に
> 呼び出すスクリプトと変換用の spec ファイルを作って対処しようと思います.

昔、debian-doc で debiandoc-sgml の i18n をやらなきゃね、という話題が
出てたのを思い出しました。具体的に動いてたかは良くわからない。

> 八田> 訳注で、http://www.sra.co.jp/public/doc/gnu/gpl-2j.txt も入れておきま
> 八田> せんか。
> 
> ご指摘,ありがとうございます. 訳注をタグでどう表せばよいかわからない
> ので,これは保留にさせてください. 適当なタグがなければ,普通に埋め込
> みます.

了解です。
 
> 八田> といったところ。本文はこれから読みます。

では、本文について。鵜飼さんは 3 章まで読んで疲れたみたいだけど、私ゃ 
2 章で疲れちゃいました。3 章以降はまた今度。

1.1 このマニュアルの適用範囲

最初のパラグラフは目次のAbstract と一緒なので訳文を統一してください。
こちらの方では policy requirement の requirement がなくなってますね。

最終パラ。「内容のほとんどは」→「内容の多くは」

1.2 では日本語版の情報も欲しいところ。

1.3 フィードバック

from time to time は 「時とともに」かな?
「以前として起きています」→「依然として起きるものです」
「バグレポートしてください」→「バグレポートを発行してください」これは
どうでもよい。

------------------------------------------------------------------
つぎ、第2章、行かせていただきます。やや個人的な思いも入っているので、
鴨志田さんの判断で取捨選択してください。

リードの第1パラ
collection は訳したほうがいいと思う。
「現在では 1000 を越えている」→「現在では 1000 近い」 bo では1000 に
一寸だけ足りません。hamm は軽く越えてますが。

第2パラ 八田訳
  Debian プロジェクトの努力はフリーのオペレーティングシステムの構築に
向けられているのですが、アクセス可能にしたいパッケージの全部が全部、我々
が考えている意味で「フリー」なものばかりというわけではありませんし、制
限が掛からずに輸出入できるものばかりでもありません。そのため、Debian 
の開発者が管理している 3 つの追加ディストリビューションがあります。
non-free、non-us、contrib と名付けられているものです。これらのディスト
リビューションもそれぞれのルールに従わなければならないのですが、Debian
GNU/Linux ディストリビューションの一部とは見なしません。

第3パラ
「章」→「節」

2.1 ディストリビューション

第3パラ 八田訳
  続く節で詳細に述べている方針の狙いは、以下の通りです。
  ・(一つめ略)
  ・我々は全ての人にフリーソフトウェアを書くよう奨励したい。
  ・ライセンスや輸出入制限、その他の法律に抵触することなく我々のシス
    テムの CD-ROM を製造することが、人々にとって容易になるようにしたい。

2.1.1 メインディストリビューション
  ここの 1 から 10 の項目は 井上さんが訳されて、Debian JP のウェブのペー
ジで公開されている Debian フリーソフトウェアガイドラインそのままのはず。
同期とれてます?

2.1.3 non-free ディストリビューション
半サポート か セミサポート か?
著作権表記 か 著作権の許可表示 か?
特許問題 か特許上の問題 か?

・その著作権表記(や特許上の問題)が、額の大小に関わらず利益を得るための
配布、コピーを許可していない。

最終の文 八田訳
とはいえ、CD-ROM 配布業者は non-free に置かれているプログラムの著作権
を個別に調べ、できるだけ多くのものを含めるよう推奨されています。

2.1.4 contrib ディストリビューション

3つ目の項目
・実行に関し、non-us や non-free、contrib のパッケージに依存しているも
の(これには、non-us や non-free、contrib のパッケージに depend してい
ると宣言されている全てのパッケージと、recommend していると宣言している
ほとんどすべてのパッケージが含まれます)

2.1.5 さらなる著作権問題

第4パラ
(不足している著作権)→(著作権表示の欠如)

第6パラ
〜、暗号プログラムコードを持つプログラムは non-us 〜
最後の文の文末 「〜置くべきです」→「置くことができます」

最終パラ最後の文、文末
「ファイルを参照してください」→「ファイルに含めなければなりません」

2.2 セクション

最初の文 八田訳
main と non-free ディストリビューションに含まれるパッケージは、インストー
ル作業を簡略化するためにセクションに分類されています。

2.3 優先度

訳された Debian FAQ の 6.7 節にそれぞれの優先度の解説があります。少し
ばかり変更があるようですが、参考にしてください。

2.4.1 パッケージ名

「control ファイル」→「control フィールド」
 
2.4.2 パッケージ管理者

第1パラ
compiles と complies をとり違えてます。

第2パラ 最後の文はちょっと意訳しすぎでは。

2.4.5 仮想パッケージ

先頭の文
more-or-less がありません。

最終パラ
「debian-policy にもあります」→「debian-policy パッケージにもあります」

2.4.6 基本(base)パッケージ

第1パラ最後の文 八田訳
したがって、必要なディスク使用量をごく少なくしておくために、ごく少数の
パッケージだけを base セクションに置くことができます。

2.4.8 管理者用スクリプト

第4パラの先頭の訳文 八田訳
今の状態で私を実行しないで。まず、以下の設定ファイルを編集しなければな
りません。さもないとメチャクチャなフォーマットのメッセージをシステムが
出力する危険があります。

最終パラ最後の文括弧のなか 八田訳
通常の規則ではこれを許容しませんが、これは例外です。

2.5.1 基準への適合

第1パラと最終パラともに
compiles と complies を取り違えています。

2.5.2 元々のソースの変更

第2パラ括弧のなか
「autoconf でテストするか#define を加える」→「autoconf テストや
#define を加える」あるいは autoconf でのテスト?

2.5.3 変更の記述

最終パラ最後の文括弧のなか
「パーサとそのマニュアルが、dpkg の残りの部分がそうであるように、GNU
GPL に従って配布されることに同意する必要があるでしょう」

2.5.5 
第1パラ
「エンドユーザが古い」→「エンドユーザが非常に古い」

括弧のなか 八田訳
古いプログラムや Netscape などのようにバイナリ形式でのみ入手できるプロ
グラム
で、上記はその前の software の修飾。

最後の文 八田訳
Debian パッケージは、構築時に <stdarg.h> や ncurses をインクルードするよ
う移植されるべきです。

その他全体的に、must not の訳文の否定のしかたが弱いように思えます。こ
んなもんでいいのかしら。

以上。

// 日本インターシステムズ(株) 共通システム部 八田修三
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