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[debian-devel:04450] Re: Upload xfree86-freetype_3.3.2.f-13



むつみです。

 yosshy@debian.or.jp (Akira YOSHIYAMA) さんは
   Subject: [debian-devel:04448] Re: Upload xfree86-freetype_3.3.2.f-13
   Message-ID: <m0yyz4b-0002fHC@localhost>
 において言いました

>>   吉山です。
>> 
>> I received from ishikawa@xxxxxxxxxxx on 07 21 , 1998. 
>> x
>> > むつみ%Linux/Mac86k が boot しない ;_;)です。
>> 
>> # そりゃ、86 用じゃダメでしょう。(^^

#さすがに、Debian 2.0 for m68k を使ってます :-)

>>   よく分からないんだけど、サーバ以外のパッケージ (xlib6g や xbase) に
>> は変更部分がありますか?なければ、xserver の1つとして加えればいいと思
>> うのですが。

 うーんと、まあ、変更部分があると言えばある。
ないと言えば、あんまりない ^^;;

 (xfree86-freetype へつながる) xfree86-vflib2 を出した時は、最初
サーバ(と一部のライブラリ)オンリーのパッケージでした。

 で、Debian 本家の方の X パッケージのパッケージングに色々問題があって、
こっちが真面目にやると、インストールで不都合が起きたりしたという経緯が
あって。

 で、結局、フルパッケージということにしたんで、Debian 本家の X パッケー
ジの問題が、ほとんど解決している、現在、最初のようにサーバオンリー(+
α)な形態に戻っても良いかなーという気はしてます(というか、しんどくなっ
てきたんで、戻りたいというのが本心 ^^;;)

 xfree86-freetype でいじってる部分ですが、 

 1) libfont は当然いじってる。で、元々のものは、X サーバなどに Static
   リンクされるようになってるが、X-TT の方で変更して、Shared library
   化してある。

 2) libfont の FreeType エンジンから呼び出される、コードコンバートルー
   チンがモジュール化されているので、これが extention モジュールとして
   インストールされる。

 3) で、libfont の変更に対応して、xfs, bdftopcf, mkfontdir がいじって
   ある。ただし、bdftopcf と mkfontdir に関しては、Shared は libfont
   がリンクできるように変更してあるだけで、機能的には、全く変更がない。

 4) で、上記の変更を加えた上で、ソースから正常にコンパイルできるように、
   いくつかの Imake マクロを定義してるんで、xc/config/cf 下
   (/usr/X11R6/lib/X11/config 下)にファイルが追加されてたり、変更され
   てたりする。

ここまでが、X-TT project で加えてる修正。

 で、以下が(Debian 本家のパッケージに対して)私が独自に加えてる修正。

 1) NeoMagic driver の組み込み
 2) C&T ドライバのバグフィックスパッチの適用
 3) Shared library として構築可能なライブラリは Shared library も
   用意する。
 4) /usr/doc/ の下の Document がバラバラあちこちに重複してインストール
   されるのがいやだったんで、xdocbase というパッケージを用意し、これに
   一元化。

ぐらいかな(あと、xlib6g-dbg と xlib6g-pic も用意しようとしてたりしたん
だけど)。

 ということで、フルパッケージ化をやめるというのもひとつの手で、
その場合、

 1) 各種 X サーバパッケージ
 2) Shared 化した libfont とか、上記の コードコンバートモジュールをま
   とめた、パッケージ(要するに、今の libxserver-support パッケージ+α)
 3) xfs を xfs-freetype とでもして切り出して、オリジナルの xfs とコン
   フリクトしないようにして、別パッケージにする(あるいは、
    xbase-freetype パッケージをつくる)。

とかに縮退させることができます。そうすると、xlib6g は本家ので構わない
ことになると。

 まあ、いま、ここまでから構成を変更するのは Hamm-jp のリリースまでの期
間がもうあまりない以上、得策ではないと思うんで、Slink-jp からの課題に
させてください。

>>   ところで、XFree86 4.0 って、Debian に入るんですか?
>> 
>> # non-free?

#うーん、社会人になって、チェックが甘くなったな :-)

 XFree86-4.0 は当初 X11R6.4 に移行するように作業が始められてたようです。
が、そこで、例の X11R6.4 のライセンス変更。

 で、結局 XFree86 としてはX11R6.4 への移行は取りやめて、(今後も)フリー
である X11R6.3 をベースに今後の開発を継続していくということになってま
す。まあ、X11R6.4 の機能も取り込まれていくこともあるんでしょうが、その
場合でも、あくまで、X11R6.4 とは別実装ということになるんでしょう。

 ということで、XFree86 に関しては、依然として(これからも)フリーです。

 http://www.xfree86.org/

の「 X11 licensing and X11R6.4 」の項とそこから手繰れる press release
をご覧あれ。

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 From Nagoya
   ishikawa@xxxxxxxxxxx, ishikawa@debian.or.jp
       **  石川 睦@Japan Linux Users Group ** 
                      (Nagoya Linux Users Group)
  私家版 f.o.l FAQ (Last Update : 1997/12/24)   (どこかに移動予定)
    http://aurum.cs.inf.shizuoka.ac.jp/~ishikawa/linux/faq/faq-list.html