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[debian-devel:04450] Re: Upload xfree86-freetype_3.3.2.f-13
- From: ISHIKAWA Mutsumi <ishikawa@xxxxxxxxxxx>
- Subject: [debian-devel:04450] Re: Upload xfree86-freetype_3.3.2.f-13
- Date: Thu, 23 Jul 1998 00:08:59 +0900
- X-dispatcher: imput version 980702
- X-fingerprint: AC FA FA 80 27 8D 50 5E 5F 9F B4 78 94 BC 61 B5
- X-ml-info: If you have a question, send a mail with the body "# help" (without quotes) to the address debian-devel-ctl@debian.or.jp
- X-ml-name: debian-devel
- X-mlserver: fml [fml 2.1A#45]; post only from members
- X-url: http://aurum.cs.inf.shizuoka.ac.jp/~ishikawa/
- References: <m0yyz4b-0002fHC@localhost>
- Message-id: <19980723000906C.ishikawa@xxxxxxxxxxx>
- X-mail-count: 04450
- X-mailer: Mew version 1.93b48 on Emacs 20.2 / Mule 3.0 (MOMIJINOGA)
むつみです。
yosshy@debian.or.jp (Akira YOSHIYAMA) さんは
Subject: [debian-devel:04448] Re: Upload xfree86-freetype_3.3.2.f-13
Message-ID: <m0yyz4b-0002fHC@localhost>
において言いました
>> 吉山です。
>>
>> I received from ishikawa@xxxxxxxxxxx on 07 21 , 1998.
>> x
>> > むつみ%Linux/Mac86k が boot しない ;_;)です。
>>
>> # そりゃ、86 用じゃダメでしょう。(^^
#さすがに、Debian 2.0 for m68k を使ってます :-)
>> よく分からないんだけど、サーバ以外のパッケージ (xlib6g や xbase) に
>> は変更部分がありますか?なければ、xserver の1つとして加えればいいと思
>> うのですが。
うーんと、まあ、変更部分があると言えばある。
ないと言えば、あんまりない ^^;;
(xfree86-freetype へつながる) xfree86-vflib2 を出した時は、最初
サーバ(と一部のライブラリ)オンリーのパッケージでした。
で、Debian 本家の方の X パッケージのパッケージングに色々問題があって、
こっちが真面目にやると、インストールで不都合が起きたりしたという経緯が
あって。
で、結局、フルパッケージということにしたんで、Debian 本家の X パッケー
ジの問題が、ほとんど解決している、現在、最初のようにサーバオンリー(+
α)な形態に戻っても良いかなーという気はしてます(というか、しんどくなっ
てきたんで、戻りたいというのが本心 ^^;;)
xfree86-freetype でいじってる部分ですが、
1) libfont は当然いじってる。で、元々のものは、X サーバなどに Static
リンクされるようになってるが、X-TT の方で変更して、Shared library
化してある。
2) libfont の FreeType エンジンから呼び出される、コードコンバートルー
チンがモジュール化されているので、これが extention モジュールとして
インストールされる。
3) で、libfont の変更に対応して、xfs, bdftopcf, mkfontdir がいじって
ある。ただし、bdftopcf と mkfontdir に関しては、Shared は libfont
がリンクできるように変更してあるだけで、機能的には、全く変更がない。
4) で、上記の変更を加えた上で、ソースから正常にコンパイルできるように、
いくつかの Imake マクロを定義してるんで、xc/config/cf 下
(/usr/X11R6/lib/X11/config 下)にファイルが追加されてたり、変更され
てたりする。
ここまでが、X-TT project で加えてる修正。
で、以下が(Debian 本家のパッケージに対して)私が独自に加えてる修正。
1) NeoMagic driver の組み込み
2) C&T ドライバのバグフィックスパッチの適用
3) Shared library として構築可能なライブラリは Shared library も
用意する。
4) /usr/doc/ の下の Document がバラバラあちこちに重複してインストール
されるのがいやだったんで、xdocbase というパッケージを用意し、これに
一元化。
ぐらいかな(あと、xlib6g-dbg と xlib6g-pic も用意しようとしてたりしたん
だけど)。
ということで、フルパッケージ化をやめるというのもひとつの手で、
その場合、
1) 各種 X サーバパッケージ
2) Shared 化した libfont とか、上記の コードコンバートモジュールをま
とめた、パッケージ(要するに、今の libxserver-support パッケージ+α)
3) xfs を xfs-freetype とでもして切り出して、オリジナルの xfs とコン
フリクトしないようにして、別パッケージにする(あるいは、
xbase-freetype パッケージをつくる)。
とかに縮退させることができます。そうすると、xlib6g は本家ので構わない
ことになると。
まあ、いま、ここまでから構成を変更するのは Hamm-jp のリリースまでの期
間がもうあまりない以上、得策ではないと思うんで、Slink-jp からの課題に
させてください。
>> ところで、XFree86 4.0 って、Debian に入るんですか?
>>
>> # non-free?
#うーん、社会人になって、チェックが甘くなったな :-)
XFree86-4.0 は当初 X11R6.4 に移行するように作業が始められてたようです。
が、そこで、例の X11R6.4 のライセンス変更。
で、結局 XFree86 としてはX11R6.4 への移行は取りやめて、(今後も)フリー
である X11R6.3 をベースに今後の開発を継続していくということになってま
す。まあ、X11R6.4 の機能も取り込まれていくこともあるんでしょうが、その
場合でも、あくまで、X11R6.4 とは別実装ということになるんでしょう。
ということで、XFree86 に関しては、依然として(これからも)フリーです。
http://www.xfree86.org/
の「 X11 licensing and X11R6.4 」の項とそこから手繰れる press release
をご覧あれ。
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From Nagoya
ishikawa@xxxxxxxxxxx, ishikawa@debian.or.jp
** 石川 睦@Japan Linux Users Group **
(Nagoya Linux Users Group)
私家版 f.o.l FAQ (Last Update : 1997/12/24) (どこかに移動予定)
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