[debian-devel:07063] Re: Uploaded xsystem35_1.0-1 (source all) to master-jp

[Keita Maehara <maehara@debian.or.jp>]

前原です。

From: Hiroshi Naraki <naraki@xxxxxxxxxxxxxx>
Subject: [debian-devel:07050] Re: Uploaded xsystem35_1.0-1 (source all) to master-jp
Date: Mon, 25 Jan 1999 20:53:45 +0900

> > 1.0pre3-1 -> 1.0-1 は dpkg的に version downgrade です。
> 
> ええ。幾つかわからない点があったのであらかじめ聞いておけば良かった
> のですが…。
> 
> 1)
> 本来はどうするべきだったのでしょうか？

packaging-manual の第 5 章に解説があります。

バージョンナンバを 1:1.0-1 などとすれば解決はできますが、

| Note that the purpose of epochs is to allow us to leave behind
| mistakes in version numbering, and to cope with situations where the
| version numbering changes. It is _not_ there to cope with version
| numbers containing strings of letters which `dpkg' cannot interpret
| (such as `ALPHA' or `pre-'), or with silly orderings (the author of
| this manual has heard of a package whose versions went `1.1', `1.2',
| `1.3', `1', `2.1', `2.2', `2' and so forth). 

とあるので注意してください。

> 2)lintianで
> W: xsystem35: extra-license-file usr/doc/xsystem35/COPYING.gz
> W: xsystem35: wrong-name-for-upstream-changelog usr/doc/xsystem35/ChangeLog.gz
> と怒られます。

lintian の -i オプションを使いましょう。

| W: xsystem35: extra-license-file usr/doc/xsystem35/COPYING.gz
| N:
| N:   All license information should be collected in the debian/copyright
| N:   file. This usually makes it unnecessary for the package to install
| N:   this information in other places as well.
| N:   
| N:   See Policy Manual, section 6.5 for details.

や、

| W: xsystem35: wrong-name-for-upstream-changelog usr/doc/xsystem35/ChangeLog.gz
| N:
| N:   If there is an upstream changelog file, it should usually be installed
| N:   as /usr/doc/<pkg>/changelog.gz
| N:   
| N:   See Policy Manual, section 6.7 for details.

など、参照すべき debian-policy の箇所まで親切に教えてくれます。

> 3) 設定例など xxxx.sample 等は従来 /usr/doc/xxxx/example 等
> のディレクトリに良くありましたが、同様にしようとすると怒られた
> りします。/usr/share/xxxx の下などの方が良いのでしょうか？

どう怒られたのですか?

> パッケージングの為のコマンド覚えるので精一杯でその奥のパッケージ
> ング・ポリシー(?)がまだ見えてません。
> これから徐々に学んでいきます。

あとは、http://www.debian.org/doc/maint-guide/ を参考に debhelper に移行
することをおすすめします(以前からこればかり書いている気がする :-))。

それからこのパッケージ、エミュレータのようなものだと思うのですが、まとも
に遊べるフリーなゲームが付属しているわけではないのですよね? ソースは 
GPL で配布されているようですが、まともに動作させるために non-free なコン
ポーネントが必要なら、contrib 行きです。

# まともに遊べるフリーなゲームが付属していれば、main になるのかな? でも、
# 「まともに遊べる」かどうかの基準なんて決められませんね。エミュレータに
# 対する本家の見解ってどうだったかな…。

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Keita Maehara <maehara@debian.or.jp>