[debian-devel:08090] Re: Slink-JP Release Critical Bug List (99/03/17 07:15)

[ISHIKAWA Mutsumi <ishikawa@xxxxxxxxx>]

むつみです。

 Yoshiaki Yanagihara <yochi@debian.or.jp> さんは
   Subject: [debian-devel:08086] Slink-JP Release Critical Bug List (99/03/17 07:15)
   Message-ID: <14062.55789.330584.84594U@woody>
 において言いました

>> ------------------------------
>> BUG NUMBER (Checked: #JP/827)
>> ------------------------------
>> #JP/827: Not Provides tk4.2
>> #JP/826: Not Provides tcl7.6

>> Package: tk4.2-ja
>> Maintainer: ISHIKAWA Mutsumi <ishikawa@xxxxxxxxxxx>
>>   #JP/827: Not Provides tk4.2
>> 
>> Package: tcl7.6-ja
>> Maintainer: ISHIKAWA Mutsumi <ishikawa@xxxxxxxxxxx>
>>   #JP/826: Not Provides tcl7.6

 えーと、どこにフォローしようかと思ったんですが、これでいいか。

 #JP/826 と #JP/827 はバグじゃありません。仕様です。直す気もありません

 というか、直せないことはないけど、それによって発生する作業量とそれに
よって得られるものがどう考えても釣り合わないし、他の tcl, tk 関係との
整合性も崩れます。それでも、どうしてもというなら考えます。

 以下、解説です。両方とも、情況は同じなので、tcl の方だけ説明しておき
ます。

 まず、tcl7.6-ja は tcl7.6 パッケージの持っている機能を全て提供できて
いません。正確に言うと、一部の library の名前が違うので、置換えただけ
では動作しないものが出てきます。従って、Provides: tc;7.6 にはできない
というのが一つ目の理由。具体的にいうと

 tcl7.6 は libtcl7.6.so.1
 tcl7.6-ja は libtcl7.6jp.so.1

を提供しています。で、libtcl7.6jp.so.1 は libtcl7.6.so.1 の代役はでき
ません(機能的には上位互換だがライブラリの名前が違うので、ロードできな
い)

 また、wish についても

 tcl7.6 は tclsh7.6
 tcl7.6-ja は tclsh7.6jp

となっており、これは alternate 切り替えがきくようになってます。

 もうひとつ、 昨日だったか一昨日だったか述べたように、tcl7.6-ja をイン
ストールした状態でも tcl7.6 をインストールすることは可能です。(他のバー
ジョンの tcl、例えば tcl8.0 とかと同様にしてありますから)ちゃんと共存で
きるように作ってあります。

 で、結局、tcl7.6 の機能が必要なら、tcl7.6 を入れる必要があります。

 従って、tcl7.6-ja を入れた状態で tcl7.6 の依存関係が解決できないなら
tcl7.6 も同時にインストールしてください。

＃tk4.2-ja も同じ。

 昼までに反論がなければ、Close します。

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 From Nagoya
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