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[debian-devel:10314] Re: Draft 1 (Re: I18N Document)



おおくま@思兼です。

久保田さん:
> ここでは、I18N を中心に述べることにする。しかし、
> I18N では、たとえば日本語と韓国語を両方含むようなテキストを
> 扱うことができないことに注意せよ。この場合には M17N が必要で
> あるが、それはこの文書の範囲を超えている。

私もマルチスクリプト(M17N)について触れてほしいです。マルチスクリプ
トと国際化の概念については Bit97/3-4 に片岡裕先生の記事でよく説明
されていると思います。(もしどうしても入手できなかったらコピーをお
送りします)

そちらの成果である System1 については賛否あるようですが、
文字概念が国によって非常に異なること、どのあたりに困難があるかなど
が論文によって示されていますので、引用する価値はあると思います。
(http://www.mling.waseda.ac.jp/ などからも一部がたどれます)

また UNICODE については「現在のバージョンでは CJK では×だけど
ISO-8859-* を統合するには○、次のバージョンではなんか変わるかも」
などといったトレンドについても触れておくとよいかも知れません。
(が正確には僕もよく知りません)

また英語で読める文献を付けてあげると喜ばれると思いますので、日本語
の本と一緒に O'Reilly の CJKV 本などのリファレンスを充実してあげる
とよいかな、などと思いました。

参考までに以前片岡先生に教えていただいたリファレンスを引用しておきます。

>   古い参考文献は、www.mling.waseda.ac.jp に書かれています。特に、
> 国際化・多言語化の基礎と実際(前編)
> bit (Vol.29, No.3), 共立出版
> と国際化・多言語化の基礎と実際(後編)を参照して下さい。
> The Essentials for Developing Multilingual Computing Environment
> 学術論文(共著)
> The 2nd Workshop on "Multilinguality in Software Industry: The
> AI Contribution (MULSAIC'97)" International Joint Conference on
> Artificial Intelligence (IJCAI-97).
> 論文集
> 1997年8月23日
> pp. 1-8
> 主催団体:International Joint Conference on Artificial
> Intelligence、人工知能学会
> 刊行団体:International Joint Conference on Artificial
> Intelligence
> 著者:Yutaka Kataoka、Tomoko I. Kataoka、Kazutomo Uezono、
> Hiroyoshi Ohara
> も参考になると思います。


# 要望ばっかですいません・・・

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大熊但由(おおくま・ただよし) / tad@xxxxxxxxxxxxxx
思兼有限会社 http://www.omoikane.co.jp/