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[debian-devel:10741] GRUB (Re:  Re: Debian/98)
佐野@浜松です。
In article <19991022000240J.yosshy@xxxxxxxxxxxxx>
 Akira YOSHIYAMA <yosshy@xxxxxxxxxxxxx> さん writes:
>   grub はシステムインストーラからインストールしにくいんです。
> 
>   元々、grub を Linux 上からインストールする grubinst というコマンドが
> あったのですが、やがてメンテされなくなってしまいました。
>   更に、grub は Linux と「デバイスの識別子」が異なるので、インストーラ
> から利用しにくいのです。
> 
>         Linux:IDE はインターフェース順に /dev/hda, /dev/hdb, ...
>                (但し、デバイスがディスクかどうかは考慮しない)
>                SCSI はカーネルの認識順に /dev/hda, /dev/hdb, ...
>                (デバイスはディスクのみ)
>                IDE と SCSI は区別される
>                パーティションは基本と拡張の両方を認識する
> 
>         grub:BIOS の認識順に hd0, hd1, hd2
>                IDE と SCSI は区別しない
>                パーティションは基本しか認識しない(だったっけ?)
このへんは、configure tool を用意して解決しよう、という方向だったんじゃ
なかったかな。
>   ただ、起動パーティションの先頭にインストールした場合に限り、
> デバイス名・パーティション番号を指定しなくても利用できるので、
> 
>         extIPL:デバイス(ディスク)の先頭にインストールして、
>                 1次ブートローダとして使用→grub を起動
> 
>         grub:パーティションの先頭にインストール
>                 2次ブートローダとして使用→Linux カーネルを起動
> 
> とすれば、システムインストーラ中で grub のインストールと設定が
> できるようになります。
現状の Debian の構成は mbr を 1 次ブートローダに使ってますよね。
 mbr + grub の組み合わせでも同様なことが言えますか ?
# たぶん大丈夫じゃないかと思うけど、念のために。
>   一旦利用できるようになれば、grub は強力です。
> 
>         ・Linux, FreeBSD, HURD, Win* などのOSを起動できる
>         ・グラフィカル(CUI)なメニューが使える
>         ・コマンドラインモードを持っている
> 
>         ・ext2 を理解し、ファイルシステム上の設定ファイル、カーネル
>           イメージを利用できる
>         ・設定ファイルの中身を変更するだけで grub の設定を変えられる
>         ・コマンドラインでファイルシステム上のカーネルイメージを任意に
>           指定し、起動できる
> 
>   例えば、設定ファイルが /boot/grub/menu.lst であるとすると、
> 
> ---
> ## begin: 2.3.22_1.00 : don't edit this line
> 
> title= Linux 2.3.22
> root= (hd0,1)
> kernel= /boot/vmlinuz-2.3.22 root=/dev/hda2 ro apm=smp-power-off
> 
> ## end: 2.3.22_1.00 : don't edit this line
> ---
> 
> という部分を kernel-image 中の postinst, prerm で追加、削除するだけで
> 次回の起動時から設定が反映されます。LILO みたいに、毎回ブートローダ
> コードの再インストールは必要ありません。安全かつ便利です。
なるほど。良さそうですね。
> >  Debian システムが消極的、というより、今まで熱心にコードを書く人が
> >  Debian の中で作業してなかったというだけのような気がします。
> > # それをもって消極的、というのなら当たっているかも。
> 
>   やりたいんですけどね。
>   glibc をほっておけない。
御苦労さまです。 _o_
> >  kernel-image は kernel-package を使うと思うので、kernel-package と
> >  boot-floppies が grub に対応すればそれで OK だと思います。
> 
>   とりあえずはその通りです。
>   元々、Debian がマルチプラットホームになる時に、kernel-package も
> ブートローダの選択ができるようになっているので、grub の追加もそう難しくは
> ないはずです。
そういえば Alpha や Sparc では MILO や SILO を使うのでしたっけ。
 potato が release したら、このへんも見てみたいな。
# まずは freeze に向けての作業を優先しないと。
-- 
     # 11/13 に何かが起きる? > "http://www.szlug.factory.to"
     # (わたしのおうちは浜松市、「夜のお菓子」で有名さ。)
    <xlj06203@xxxxxxxxxxx> : Taketoshi Sano (佐野 武俊)