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[debian-devel:14436] language-env の日本語設定について



こんにちは。久保田です。
language-env パッケージの開発をやっています。


(debian-devel にも送りますが、主に debian-users 向けだと思っています)


language-env に含まれる日本語設定には、日本語を扱う上で
必要な設定以外にも、さまざまな設定が含まれています。
たとえば、~/.emacs には、

  (require 'font-lock)

という行が含まれていますし、~/.Xresources には

  XTerm*VT100*SaveLines: 1000
  XTerm*VT100*ScrollBar: true

という行が含まれています。その他、~/.bashrc、~/.cshrc
などにも日本語環境という観点からは不要なものがたくさん
含まれています。

これらを除去してくれという話が、きています。たとえば
すでに設定ができているところに日本語関係の設定だけを
追加したいという場合、余分な設定が追加されてしまうのは
うざいということです。

たしかに正論なんですが、一方で、いきなりそれらを削除すれば
昔からの日本のユーザがびっくりするだろうとの考えもあります。

user-ja / language-env の言語に関係しない設定は私の個人的な
趣味がかなり入っていたりするので、同じ趣味の人はいいですが、
趣味が違えば邪魔なだけです。そういうのを極力排除して全員が
それなりに使いやすいものに脱皮しなければならないという
ことも考えています。

考えている案としては、
・日本語に関係しない部分を完全に削除する。
・削除する代わりに /usr/share/doc/language-env/examples 送りにする。
・コメントアウトする。
・極力ひとつの部分にまとめて「日本語に関係しない」という
  コメントをつけるようにする。
・そのまま。
があります。

とりあえずはコメントアウトかなあと思っています。
debconf メッセージで「日本語に関係ない部分は消したよ」って
フォローすればいいかな、と。

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久保田智広 Tomohiro KUBOTA <kubota@debian.org>
http://www.debian.or.jp/~kubota/
"Introduction to I18N"  http://www.debian.org/doc/manuals/intro-i18n/