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[debian-devel:14544] IceWM Infadel2 テーマを使うとフォントが変になる



どうも。久保田です。

タイトルの通り、icewm-themes パッケージに含まれている Infadel2
というテーマを使うと、さまざまなアプリケーションにおいて英文
フォントが変なデザインのもの (Infadel2 テーマ専用フォント) に
なってしまうという不具合があります。たとえば、emacs20 の
メニューバーのフォントがおかしくなります。読めるので実害は
ないのですが、きしょくわるいです。

日本語を表示するには XCreateFontSet() 時に英文フォントとして
-*-iso8859-1 が必要になりますが、そのとき「*」とだけ指定すると、
-artwiz-snap-regular-r-normal-sans-10-10-75-75-p-62-iso8859-1
というフォントが選択されてしまうのです。

このフォントは、Infadel2 テーマによってインストールされる
フォントで、他のテーマを用いているときにはこのような現象は
見られません。このフォントの実体は、
/usr/X11R6/lib/X11/icewm/themes/Infadel2/ 以下の snap.pcf と
fonts.dir です。(最初、/usr/X11R6/lib/X11/fonts/*/fonts.dir を
検索しても出てこないので、けっこう途方にくれました。)
IceWM はテーマ読み込み時にこのフォントをロードし、X Window
System に登録しているものと思われます。

問題は、フォントパスの検索順に関係していると思うのですが、
どうやって解決したらいいのか分かりません。iso8859-1 フォントを
勝手にインストールするな、というのも酷な話ですし、かといって
Infadel2 テーマは CJK な人々は使えない、というのも後ろ向きな
解決です。

できればパッチを作って IceWM のアップストリームに送るところ
まで持っていきたいと思うのですが、どういう方向で解決をはかれば
いいのか、見当がつきません。どなたか、ヒントをいただけたら
助かるのですが。

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久保田智広 Tomohiro KUBOTA <kubota@debian.org>
http://www.debian.or.jp/~kubota/
"Introduction to I18N"  http://www.debian.org/doc/manuals/intro-i18n/