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Updated deb.5, deb-old.5 and md5sum.1 in dpkg japanese man
鍋谷です。
deb.5
deb-old.5
md5sum.1
の日本語マニュアルをアップデートしました。既に BTS につっこみ
ましたが、potato までに間に合うかは不明です。
# NMU の荒技は使えないのでしょうか・・・
日本語 message catalog も BTS に入れたつもりですが、bug report
が 1000 行以上あったため(?)に、受理されていないようです。こち
らはもう一度挑戦してみます。
大阪大学理学研究科物理学専攻 博士後期課程2年 大坪研究室(06-6850-5346)
鍋谷 栄展 nabetani@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
Index: deb.5
===================================================================
RCS file: /cvs/dpkg/dpkg/doc/ja/deb.5,v
retrieving revision 1.2
diff -u -r1.2 deb.5
--- deb.5 1999/10/05 02:21:31 1.2
+++ deb.5 2000/02/05 02:29:47
@@ -1,77 +1,66 @@
.\" Hey, Emacs! This is an -*- nroff -*- source file.
.\" Authors: Raul Miller, Ian Jackson
+.\"original revision: 1.3
.\"WORD package control information パッケージ制御情報
.\"WORD gzipped ustar 圧縮 tar 形式
-.TH DEB 5 "1st July 1996" "Debian Project" "Debian GNU/Linux"
+.TH DEB 5 "January 2000" "Debian Project" "Debian GNU/Linux"
.SH 名称
-deb - Debian GNU/Linux バイナリパッケージ形式
+deb \- Debian GNU/Linux バイナリパッケージ形式
.SH 書式
.IB filename .deb
.SH 説明
.B .deb
フォーマットは Debian バイナリパッケージのファイル形式である。
-.B .deb
-フォーマットはDebian 0.93 で変更され、徐々に新形式に移行している。
-新形式は、dpkg 0.93.76 またはそれ以降のバージョンで扱うことが
+この形式は dpkg 0.93.76 またはそれ以降のバージョンで扱うことが
でき、 dpkg 1.2.0 以降のすべてのバージョンと 1.1.1elf 以降のす
べての i386/ELF バージョンではデフォルトでこの形式が作成される。
-
-ここでは新形式について記述する。旧形式の詳細については
+.PP
+このマニュアルで記述される形式は Debian 0.93 から使用されている。
+旧形式の詳細については
.BR deb-old (5)
を参照されたい。
.SH フォーマット
このファイルはマジックナンバー
.BR !<arch>
を持つ
-.B ar
-アーカイブである。現在、多くの
-.B ar
-の別バージョンでは異なるマジックナンバーを持つアーカイブを作成
-することに注意せよ。このような
-.B ar
-プログラムが
-.BR dpkg\-deb
-により作成されるマジックナンバーを理解したとしても、
-.BR dpkg\-deb
-はこれらの
.B ar
-によって作成されたアーカイブを認識できない。
-
+アーカイブである。
+.PP
.B .deb
に含まれる第1のメンバーは
.B debian-binary
というファイル名で、改行で区切られた数行から成る。
現在は一行だけであり、deb 形式バージョン番号が与えられる。
-現在は
+このマニュアルが書かれた時点では
.BR 2.0
である。新形式のアーカイブを読み込むプログラムは、マイナーバー
-ジョン番号が上がり、新しい行が追加されている場合に対応しなければ
-ならない。もし、これに該当する場合はこれらを無視する。
-
+ジョン番号が上がった場合や、新しい行が追加されている場合を想定し
+ておかなければならない。もし、これに該当する場合はこれらを無視する。
+.PP
メジャー番号が変更されている場合、互換性のない変更がなされている
ためプログラムは停止しなければならない。メジャー番号が変更されて
ない場合は、アーカイブに予期しないメンバーが含まれていない限り
(アーカイブの最後に含まれる場合を除く)、プログラムは安全に実行を
継続できる。これについては、以下で説明する。
-
+.PP
2番目に要請されるメンバーは
.B control.tar.gz
というファイル名を持つ圧縮 tar 形式である。これは、
-パッケージ制御情報を平文ファイル群として含む。
+パッケージ制御情報をテキストファイル群として含む。
その中でも
.B control
ファイルは必須であり、中心となる制御情報を含む。
これらのファイルについては
-.I dpkg Programmers' manual
+.I "Debian Packaging Manual, section 2.2"
を参照されたい。この control.tar.gz は任意にカレントディレクトリ
.RB ` . '
に対するエントリを含む。
-
+.PP
最後の3番目に要請されるメンバーは
.B data.tar.gz
というファイル名を持ち、ファイルシステムアーカイブを圧縮 tar 形
式として含む。
-
+.PP
これらのメンバーは上に示した順序で現れなければならない。将来、
追加メンバーが定義された場合、可能ならばこれら3つのメンバーの後
に配置されるであろう。現在の実装では、
@@ -83,7 +72,7 @@
ダースコア
.RB ` _ '
で始まる名前を持てばよい。
-
+.PP
安全に無視することができない新しいメンバーがある場合、
このメンバーにアンダースコア以外の文字で始まる名前をつけて
.B data.tar.gz
@@ -91,8 +80,8 @@
になるであろう。
.SH 関連項目
.BR deb (5),
-.BR deb\-control (5),
-.IR "dpkg Programmers' manual" ,
-.BR dpkg\-deb (8)
+.BR dpkg-deb (8),
+.BR deb-control (5),
+.IR "Debian Packaging Manual".
.SH 翻訳者
-鍋谷 栄展 <nabetani@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>
+鍋谷 栄展 <nabe@debian.or.jp>
Index: deb-old.5
===================================================================
RCS file: /cvs/dpkg/dpkg/doc/ja/deb-old.5,v
retrieving revision 1.1
diff -u -r1.1 deb-old.5
--- deb-old.5 1999/09/27 01:52:19 1.1
+++ deb-old.5 2000/02/05 02:30:44
@@ -1,40 +1,39 @@
.\" Hey, Emacs! This is an -*- nroff -*- source file.
.\" Author: Raul Miller, Ian Jackson
-.TH DEB-OLD 5 "1st July 1996" "Debian Project" "Debian GNU/Linux"
+.\"original revision: 1.3
+.TH DEB-OLD 5 "January 2000" "Debian Project" "Debian GNU/Linux"
.SH 名称
deb-old - Debian GNU/Linux バイナリパッケージ旧形式フォーマット
.SH 書式
.IB filename .deb
.SH 説明
-Debian バイナリパッケージの旧形式フォーマットである。
-
.B .deb
-フォーマットは Debian バイナリパッケージのファイル形式である。この
-フォーマットはDebian 0.93 で変更され、徐々に新形式に移行している。
-
-ここでは旧形式について記述する。新形式の詳細については
+フォーマットは Debian バイナリパッケージのファイル形式である。
+このマニュアルでは、Debian 0.93 以前に使用されていた
+.B 旧形式
+について記述する。新形式の詳細については
.BR deb (5)
を参照されたい。
.SH フォーマット
2行のフォーマット情報をASCIIテキストファイルがあり、それに2つの
圧縮 tar ファイルが続く。
-
+.PP
1行目は8桁にそろえたフォーマットバージョン番号であり、
旧形式アーカイブはすべて
.B 0.939000
である。
-
+.PP
2行目はひとつ目の圧縮 tar ファイルの大きさを与える(0から始まらない)
十進数である。
-
+.PP
それぞれの行の終わりは改行文字ひとつである。
-
-1番目の tar ファイルは、
-制御情報(
-.IR "dpkg Programmer's manual"
-を参照)を平文ファイル群として含む。
+.PP
+1番目の tar ファイルは、制御情報を平文ファイル群として含む。詳細は
+.IR "Debian Packaging Manual, section 2.2".
+に記述されている。
.B control
ファイルは必須であり、中心となる制御情報を含む。
+.PP
非常に古いアーカイブでは、
control tar ファイル中のファイルが
.B DEBIAN
@@ -43,19 +42,18 @@
.B DEBIAN
サブディレクトリが存在し、
control tar ファイルはそのディレクトリ内にのみファイルを保有する。
-
control tar ファイルは、
.RB ` . ',
つまりカレントディレクトリにファイルを含むこともある。
-
+.PP
2番目の圧縮 tar ファイルはファイルシステムアーカイブであり、
インストールされるシステムのルートディレクトリからの相対パス名を
含んでいる。パス名の先頭にスラッシュ(/)はない。
.SH 関連項目
.BR deb (5),
-.BR deb\-control (5),
-.IR "dpkg Programmers' manual" ,
-.BR dpkg\-deb (8)
+.BR dpkg-deb (8),
+.BR deb-control (5),
+.IR "Debian Packaging Manual".
.SH 翻訳者
-鍋谷 栄展 <nabetani@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>
+鍋谷 栄展 <nabe@debian.or.jp>