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[b-f] patch to tech-info.sgml



中野です。

 引き続き、tech-info.sgml へのパッチです。
どこにつければいいかわからなかったので
独立メッセージで。

-- 
中野@成蹊大

Index: tech-info.sgml
===================================================================
RCS file: /cvs/debian-boot/boot-floppies/documentation/ja/tech-info.sgml,v
retrieving revision 1.14
diff -u -r1.14 tech-info.sgml
--- tech-info.sgml	2002/05/10 11:13:40	1.14
+++ tech-info.sgml	2002/06/13 09:09:52
@@ -8,44 +8,43 @@
     <sect>ソースコード
       <p>
 <package>boot-floppies</package> パッケージには、
-インストールフロッピーに関するすべてのソースコードおよび
-ドキュメンテーションが含まれています。
+インストールフロッピーに関するすべてのソースコードと文書とが含まれています。
 
     <sect>レスキューフロッピー
       <p>
 レスキューフロッピーは Ext2 ファイルシステム
 (もしくは お使いになるアーキテクチャによっては FAT ファイルシステム)
-で構成されていますので、Ext2 あるいは FAT 
-ディスクをマウントできるあらゆるシステムから、アクセスできるはずです。
-Linux カーネルは、<file>linux.bin</file> ファイルにあります。
-<file>root.bin</file> ファイルは、1.4 MB の Minix もしくは Ext2 
-ファイルシステムの <prgn>gzip</prgn> 圧縮ディスクイメージで、
+になっていますので、Ext2 あるいは FAT 
+ディスクをマウントできるシステムなら、どれからでもアクセスできるはずです。
+Linux カーネルは <file>linux.bin</file> ファイルに入っています。
+<file>root.bin</file> ファイルは、Minix もしくは Ext2 
+ファイルシステムの <prgn>gzip</prgn> 圧縮ディスクイメージ (サイズ 1.4M) で、
 RAM ディスクに読み込まれ、ルートファイルシステムとして使われます。
 
 
     <sect id="rescue-replace-kernel">レスキューフロッピーのカーネルの交換
       <p>
-もし、レスキューフロッピーのカーネルを交換する必要があるなら、
-以下の機能は (後から読み込み可能な) モジュールではなく、
-直接組み込むように設定しなければなりません。
+レスキューフロッピーのカーネルを交換する必要がある場合は、
+以下の機能はローダブルモジュールとしてではなく、
+直接カーネルに組み込むように設定しなければなりません。
 
 <list>
 	<item>
 RAM ディスクサポート (<tt>CONFIG_BLK_DEV_RAM</tt>)
 	<item>
-初期 RAM ディスク (initrd) サポート (<tt>CONFIG_BLK_DEV_INITRD</tt>)
+Initial RAM ディスク (initrd) サポート (<tt>CONFIG_BLK_DEV_INITRD</tt>)
 	<item>
 ELF バイナリのカーネルサポート (<tt>CONFIG_BINFMT_ELF</tt>)
 	<item>
-ループデバイスサポート (<tt>CONFIG_BLK_DEV_LOOP</tt>)
+loop デバイスサポート (<tt>CONFIG_BLK_DEV_LOOP</tt>)
 	<item>
-FAT、Minix、および Ext2 ファイルシステム
-(FAT および Minix ファイルシステムを必要としないアーキテクチャもあります。
+FAT、Minix、Ext2 各ファイルシステム
+(FAT と Minix を必要としないアーキテクチャもあります。
 &mdash; ソースをご覧ください。)
-<![ %i386 [ &arch-title; では、Minix ファイルサポートは必要ありませんが、
-MSDOS および ext2 は必要です。 ]]>
-<![ %powerpc [ &arch-title; では、Minix ファイルサポートは必要ありませんが、
-HFS および ext2 は必要です。 ]]>
+<![ %i386 [ &arch-title; では Minix ファイルサポートは必要ありませんが、
+MSDOS と ext2 が必要です。 ]]>
+<![ %powerpc [ &arch-title; では Minix ファイルサポートは必要ありませんが、
+HFS と ext2 が必要です。 ]]>
 	<item>
 DHCP 用のソケットフィルタリング (<tt>CONFIG_FILTER</tt>)
 	<item>
@@ -55,70 +54,71 @@
 フレーバではモジュールとして提供されています ]]> (<tt>CONFIG_UNIX</tt>)
 	</list>
 	<p>
-あなたが使おうとしているカーネルは <tt>CONFIG_DEVFS</tt> を
+あなたが使おうとしているカーネルでは、<tt>CONFIG_DEVFS</tt> を
 使わ <em>ない</em> ように注意してください。
 <tt>CONFIG_DEVFS</tt> はインストーラと互換性がありません。
 
 <![ %i386 [
 
 <p>ブートフロッピー一式 (root、rescue および driver ディスク) を
-ダウンロードします。bf2.4、idepci および compact はフレーバカーネルを
-使用していることを知っておいてください。ide もしくは compact を使う
-一つの理由は、例をあげると、driver ディスクを 1 つか 2 つだけ持っていて、
-カスタムカーネルが組み込むべきドライバを全て持っていると思われるような
-場合です。弱点は、同じフレーバ名でカスタムカーネルを作らなかった場合、
-余計な手順が発生してしまうということです 
+ダウンロードします。bf2.4、idepci、 compact では、
+フレーバーが組み込まれたカーネルを使っています。ide や compact を使うと良い
+理由としては、それらの driver ディスクが 1 枚か 2 枚にしかならないこと、
+カスタムカーネルには必要なドライバをすべて組み込めるだろうことなどです。
+場合です。弱点は、同じフレーバ名でカスタムカーネルを作らなかい場合には、
+余計な手間が発生してしまうということです 
 (<package>kernel-package</package> 内の make-kpkg を参照してください)。
-また、モジュールに関していくつかのエラーメッセージを見るかもしれません。
+また、モジュールに関していくつかのエラーメッセージが表示されるかもしれません。
 <p>
-カスタマイズしたカーネルをコンパイルするには、置き換えたいものととても
-類似した方法でカーネルを設定することが推奨されます。カーネルをビルドする
-のにとても便利な kernel-source パッケージを入手して、rescue ディスク 
-(以下参照) から .config ファイルをコピーするべきです。
+カスタマイズしたカーネルをコンパイルする際には、置き換えたいカーネルと
+できるだけ似せた設定にすることをお勧めします。
+カーネルのビルドには kernel-source パッケージが用いられていますので、
+これを入手します。ついで rescue ディスクから
+.config ファイルをコピーします (以下参照)。
 
 <p>rescue ディスクイメージをマウントするには、以下のようにします。
 <example>
         mount -t auto -o loop rescue.bin /mnt
 </example>
 
-<p><file>/mnt</file> をマウントポイントに使用していると仮定して、
+<p><file>/mnt</file> をマウントポイントに使うとして、
 カスタムカーネルを <file>/mnt/linux.bin</file> にコピーします。
-次に、<file>/mnt</file> にある、ここで説明されているようなカーネルを
-探すであろう <prgn/rdev.sh/ スクリプトを実行します。
+次に <file>/mnt</file> にある <prgn/rdev.sh/ スクリプトを実行します。
+このスクリプトでは、カーネルはこの位置にあると仮定しています。
 
-<p>もし完全であることを望むならば、カスタムカーネルの 
-System.map を <file>sys_map.gz</file> として、また、config を 
-<file>config.gz</file> として gzip し、<file>/mnt</file> に
-配置することも望むでしょう。
-
-<p>ここで、ディスクイメージを <tt>umount</tt> して、フロッピーを
-焼くことができます。大抵、たった今作ったフロッピーを使って、カスタム
-カーネルがハードドライブにインストールされるように 
-&Install-Kernel-and-Driver-Modules; を実行したいでしょう。これが、
-driver ディスクを 1 枚持っているのが良いことの理由です。
+<p>もし完全を期するなら、カスタムカーネルの 
+System.map を gzip して <file>sys_map.gz</file> とし、さらに config を 
+<file>config.gz</file> として、<file>/mnt</file> に配置しましょう。
+
+<p>ここでディスクイメージを <tt>umount</tt> して、フロッピーに
+そのイメージを焼き込みます。
+いま作ったカスタムカーネルをハードドライブにインストールするには、
+&Install-Kernel-and-Driver-Modules; の段階で
+いまビルドしたディスクを使うことになります。
+これが driver ディスクが 1 枚だけなのが嬉しい理由です。
 
-<p>もし、フレーバカーネルを用いたディスクを使っているのなら、
+<p>もし、フレーバカーネルを用いたディスクセットを使っているのなら、
 <tt>Alt</tt> と <tt>F2</tt> を同時に押して <tt>tty2</tt> に切替え、
 &enterkey; を打鍵して、プロンプトを表示させる必要があるでしょう。
 <tt>ls /target/lib/modules</tt> と入力して、driver ディスクが
-モジュールを配置しているかどうか調べます。そして、モジュールが
-存在するはずの <tt>uname -r</tt> を探し出します。そして、次のように
-適切なものを実行します。
+モジュールをどこに配置したかを調べます。
+<tt>uname -r</tt> を実行し、どこにモジュールを置くべきかを調べます。
+そして次のように、必要な作業を行います。
 <example>
         mv /target/lib/modules/* /target/lib/modules/`uname -r`
 </example>
 
-<p>ここで、シェルから抜けて <tt>tty1</tt> に戻ります。
-もし、最後の手順を正確に実行していなければ、
+<p>ここでシェルから抜けて <tt>tty1</tt> に戻ります。
+最後の手順を正確に実行していないと、
 &Configure-Device-Driver-Modules; はモジュールを見つけることができず、
-悲しくなります。
+悲しい結果になるでしょう。
 <p>
 <!-- end i386 --> ]]>
 
 <![ %m68k [ 
 <p>BVM および Motorola VMEbus システムでは、
 このフロッピー上の <file>/etc</file> ディレクトリにある 
-<file>vmelilo.conf</file> ファイルと、<prgn>vmelilo</prgn> 
+<file>vmelilo.conf</file> ファイルと <prgn>vmelilo</prgn> 
 ユーティリティを利用すべきでしょう。 ]]>
 
 <![ %arm [
@@ -130,35 +130,35 @@
 ダウンロードします。<package>hfsutils</package> パッケージが
 インストールされている必要があるでしょう。
 
-<p>ビルドが終了したときに、カスタムカーネルは <file>vmlinux</file> 
-のように名付けられているべきです。そのファイルに gzip -9 を適用する
-必要があるでしょう。
+<p>ビルドが終了すると、カスタムカーネルは <file>vmlinux</file> 
+というような名前になっているでしょう。このファイルを gzip -9 します。
 
-<p>初期起動のために boot-floppy-hfs.img ディスクを更新します。
+<p>イニシャルブートに使う boot-floppy-hfs.img ディスクを更新します。
 <example>
 hmount boot-floppy-hfs.img
 hcopy -r vmlinux.gz :zImage
 humount
 </example>
 
-<p>インストレーションがそこからファイルを得るので、rescue ディスクを
-更新します。次のようにして rescue ディスクイメージをマウントします。
+<p>rescue ディスクも更新します
+(インストール時にファイルはここから取得されます)。
+次のようにして rescue ディスクイメージをマウントします。
 <example>
         mount -t auto -o loop rescue.bin /mnt
 </example>
 
-<p><file>/mnt</file> をマウントポイントに使用していると仮定して、
+<p><file>/mnt</file> をマウントポイントに使用しているとして、
 カスタムカーネルを <file>/mnt/linux.bin</file> にコピーします。
 
-<p>もし完全であることを望むならば、カスタムカーネルの 
-System.map を <file>sys_map.gz</file> として、また、config を 
-<file>config.gz</file> として gzip し、<file>/mnt</file> に
-配置することも望むでしょう。
-
-<p>ここで、ディスクイメージを <tt>umount</tt> して、フロッピーを
-焼くことができます。大抵の場合、たった今作ったフロッピーを使って、
-カスタムカーネルがハードドライブにインストールされるように 
-&Install-Kernel-and-Driver-Modules; を実行したいでしょう。
+<p>もし完全を期するなら、カスタムカーネルの 
+System.map を gzip して <file>sys_map.gz</file> とし、さらに config を 
+<file>config.gz</file> として、<file>/mnt</file> に配置しましょう。
+
+<p>ここでディスクイメージを <tt>umount</tt> して、フロッピーに
+そのイメージを焼き込みます。
+いま作ったカスタムカーネルをハードドライブにインストールするには、
+&Install-Kernel-and-Driver-Modules; の段階で
+いまビルドしたディスクを使うことになります。
 
 <!-- end powerpc -->  ]]>
 
@@ -170,13 +170,13 @@
 
 	<p>
 また、driver フロッピーの <file>modules.tgz</file> 
-ファイルを置き換えたい方がいらっしゃるかもしれません。
+ファイルを置き換えたい方もいるかもしれません。
 このファイルは単に、<prgn>gzip</prgn> で圧縮された 
 <!-- this is tt and not file on purpose -->
 <tt>/lib/modules/<var>カーネルバージョン</var></tt> の 
-tar ファイルを収録していますので、
-すべての主要なディレクトリが同じように tar ファイルに収まるよう、
-ルートファイルシステムからこちらを作成してください。
+tar ファイルを収録しているだけのものです。
+ルートファイルシステムからこのディレクトリツリーを作成し、
+ディレクトリの頭からの名前が tar ファイルの内部で同じになるようにしてください。
 <![ %sparc [
     <p>
 なお、独自の TFTP イメージを利用されたい場合は、<package>sparc-utils</package> 
@@ -187,48 +187,48 @@
 <![ %i386 [ 
 <sect>あらかじめロードする既存のモジュール
 <p>
-もしハードディスクやインストレーションソースデバイスにアクセスするのに
-不可欠なドライバを必要とするならば、カーネル全体を再コンパイルする
-代わりに既存のモジュールを使用することができます。ルートパーティションを
-マウントする前にフロッピーディスクからドライバモジュールをあらかじめ
-ロードすることができます。そのようなフロッピーを準備するために
-以下のことが必要です。
+ハードディスクやインストレーション元のデバイスへのアクセスに
+不可欠なドライバがある場合は、カーネル全体を再コンパイルしなくても、
+既存のモジュールを使用できます。ルートパーティションを
+マウントする前に、フロッピーディスクからドライバモジュールを前もって
+ロードできます。そのようなフロッピーを準備するには次のものが必要となります。
 <p><list>
-<item>Linux が起動している他のマシン、フロッピードライブと
+<item>Linux が起動している他のマシンとフロッピードライブと
 ふだんのツール</item>
-<item>その代わりに、Win32 マシン、ふだんの Windows ツールと 
-GNU <prgn>tar</prgn> および <prgn>gzip</prgn> 
+<item>あるいは、 Win32 マシン とふだんの Windows ツールと 
+GNU <prgn>tar</prgn> と <prgn>gzip</prgn> 
 (もしくは <prgn>Winzip</prgn>)</item>
 <item>新しくフォーマットされたフロッピーディスク</item>
 <item>ペンと紙</item>
 </list>
-Linux マシン上にいると仮定して、bf2.4 フレーバを使うためのあらかじめ
-ロードするディスクを作成する手順は、以下のようになります。
+Linux マシン上におり、bf2.4 フレーバーを使うとして、
+プリロードディスクを作成する手順は以下のようになります。
 <list>
 <item>Debian CD-ROM を <file>/cdrom</file> にマウントします。</item>
 <item>一時的なディレクトリを作成し、そこへ移動します 
 (<tt>cd /tmp; mkdir work; cd work</tt>)。</item>
-<item>インストールしたいフレーバのカーネルとモジュールをそこへ展開します。
+<item>インストールしたいフレーバーのカーネルとモジュールをそこへ展開します。
 <example>
 su
 tar -zxvf /cdrom/debian/dists/woody/main/disks-i386/current/bf2.4/drivers.tgz
 tar -zxvf modules.tgz
 less lib/modules/2.4.18-bf2.4/modules.dep
 </example></item>
-<item><file>modules.dep</file> ファイルを読み、探しているモジュールを
+<item><file>modules.dep</file> ファイルを読んで探しているモジュールを
 見つけ、それらの依存関係を書き留めます。モジュールが互いに依存する
-順序に注意してください。もし依存関係なしにロードできるモジュールの
-一覧を持っていないのなら、それぞれの依存関係について同じことをします。
+順序に注意してください。
+依存関係なしにロードできるモジュールの一覧が得られるまで、
+それぞれの依存先について同じことをします。
 </item>
-<item>すべての必要なモジュールを個別の位置へコピーします。</item>
+<item>必要なモジュール全部を別の場所にコピーします。</item>
 <item>フロッピーディスクをフォーマットし、msdos ファイルシステムを
 作成します (<file>mformat a:</file>)。</item>
-<item>フロッピーディスクに <file>boot</file> と呼ばれるディレクトリを
-作成します。すべての必要なモジュールをこのディレクトリにコピーします。
+<item>フロッピーディスクに <file>boot</file> という名前のディレクトリを
+作成します。必要なモジュールの全部をこのディレクトリにコピーします。
 </item>
-<item>このディスクをあらかじめロードするモジュールとして使用できます。
+<item>このディスクをプリロードモジュールとして使用できます。
 書き留めたものをなくさないでください。モジュールを正しい順序で
-ロードするのにそれらが必要になるかもしれません。</item>
+ロードする際に、これが必要になるかもしれません。</item>
 </list>
 </sect>
 <!-- end i386 --> ]]>