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Re: apt-get(8)翻訳
apt-get.8.sgmlをざっとみてみました。パッチ形式にしてみます。
一部、原文から離れてみたものもあります。
From: Kurasawa Nozomu <nabetaro@xxxxxxx>
Subject: apt-get(8)翻訳
Date: Fri, 21 Mar 2003 10:48:55 +0900
--- apt-get.8.ja.sgml.orig 2003-03-21 23:48:26.000000000 +0900
+++ apt-get.8.ja.sgml 2003-03-22 00:07:18.000000000 +0900
@@ -78,7 +78,7 @@
be aware that the overall progress meter will be incorrect as the size
of the package files cannot be known in advance.
-->
- <literal/update/ はそれぞれソースからパッケージインデックスファイルの
+ <literal/update/ はそれぞれ取得元からパッケージインデックスファイルの
再同期を行うのに使用します。利用可能なパッケージのインデックスは
<filename>/etc/apt/sources.list</> に記述した場所から取得します。
例えば Debian archive を利用する際、このコマンドが <filename>Packages.gz</>
@@ -86,7 +86,7 @@
となります。<literal/update/ は <literal/upgrade/ や
<literal/dist-upgrade/ を行う前に常に実行するべきです。
前もってパッケージファイルのサイズを知ることができないため、
- 全体のプログレスメータは正しく表示されないでしょう。
+ 全体のプログレスメータは正しく表示されません。
</Para></ListItem>
</VarListEntry>
@@ -146,7 +146,7 @@
from which to retrieve desired package files.
-->
<literal/dist-upgrade/ は <literal/upgrade/ の機能に加え、新バージョンの
- パッケージに対する依存関係の変更をインテリジェントに操作します。
+ パッケージに対する依存関係の変更を知的に操作します。
<command/apt-get/ は「洗練された」競合解決システムを持ち、必要なら
比較的重要でないパッケージを犠牲にして、最重要パッケージの更新を
試みます。
@@ -175,10 +175,10 @@
(例えば Debian GNU/Linux システムでは libc6_1.9.6-2.deb ではなく libc6 を
引数として与えます) インストールするよう指定したすべてのパッケージに対し
検索・インストールを行います。<filename>/etc/apt/sources.list</> ファイル
- を要求するパッケージの場所を特定するのに使用します。
- パッケージ名に (空白を含まず) ハイフンが追加されている場合、
- そのパッケージがインストールされていれば削除を行います。
- 同様にインストールするパッケージを明示するのにプラス記号も使用できます。
+ を、要求するパッケージの場所を特定するのに使用します。
+ パッケージ名の後ろに (空白を含まず) ハイフンが追加されている場合、
+ そのパッケージがインストールされていれば削除します。
+ 同様に、インストールするパッケージを明示するのにプラス記号も使用できます。
この文字は apt-get の競合解決システムの判断に利用されるかもしれません。
</para>
<para>
@@ -190,11 +190,11 @@
following the package name with a slash and the version of the
distribution or the Archive name (stable, frozen, unstable).
-->
- パッケージに続けて特定のバージョンを指定することで、
+ パッケージにイコール記号とバージョンを続けることで、
選択したバージョンのパッケージをインストールすることができます。
- つまり指定のバージョンのパッケージをインストールするよう選択し、
- 配置するといいうことです。
- そうでなければ、ディストリビューションを特定するのに、
+ つまり指定のバージョンのパッケージをインストールするように選択
+ するといいうことです。
+ 別の方法としては、ディストリビューションを特定するのに、
パッケージ名の後に続いてスラッシュとディストリビューションのバージョンや
アーカイブ名 (stable, frozen, unstable) を記述できます。
</para>
@@ -213,7 +213,7 @@
もし'.'、'?'、'*'を含む構文に一つもパッケージ名がマッチしなかった場合、
POSIX 正規表現であると見なし、データベース内の全パッケージ名に対して
適用します。
- 複数マッチしたものがインストール(もしくは削除)されます。
+ マッチしたパッケージすべてがインストール(もしくは削除)されます。
注) 'lo.*' のような文字列は 'how-lo' や 'lowest' にマッチします。
これを望まなければ、先頭に '^' をつけてください。
</Para></ListItem>
@@ -256,8 +256,8 @@
ダウンロードします。
ソースパッケージは、バイナリパッケージとは別に &sources-list; ファイルの
<literal/deb-src/ 行より追跡されます。
- これは恐らく、インストールした (またはインストールできる) パッケージとは、
- 取得元が同じではないことを示しています。
+ これは、インストールした (またはインストールできる) パッケージと、
+ 取得元を変えることができることを示しています。
--compile オプションが指定された場合、dpkg-buildpackage を用いて
バイナリ .deb ファイルへコンパイルを行います。
--download-only の場合はソースパッケージを展開しません。
@@ -270,9 +270,10 @@
package name and version, implicitly enabling the
<literal/APT::Get::Only-Source/ option.
-->
- 取得元名を後につけることで、特定のソースバージョンを取得できます。
- ソースパッケージ名とバージョンに厳密にマッチングするようになっています。
- 暗黙的のうちに <literal/APT::Get::Only-Source/ オプションで有効に
+ パッケージと同様に、ソース名の後ろにイコールと取得したいバージョンを
+ 置くことで、指定したバージョンのソースを得ることができます。
+ <literal/APT::Get::Only-Source/ オプションで暗黙のうちに有効になって
+ いるため、ソースパッケージ名とバージョンに厳密にマッチングするように
なっています。
</para>
@@ -282,8 +283,8 @@
exist only in the current directory and are similar to downloading source
tar balls.
-->
- 注) ソースパッケージはバイナリパッケージと同じように配置されません。
- tar ball のダウンロードと同様に、カレントディレクトリのみに配置します。
+ 注) tar ball はカレントディレクトリにのみダウンロードされ、
+ カレントディレクトリに展開されます。
</Para></ListItem>
</VarListEntry>
@@ -304,8 +305,8 @@
<literal/check/ is a diagnostic tool; it updates the package cache and checks
for broken dependencies.
-->
- <literal/check/ パッケージキャッシュの更新や壊れた依存関係をチェックする
- 対話ツールです。
+ <literal/check/ は、パッケージキャッシュの更新や壊れた依存関係をチェックする
+ 診断ツールです。
</Para></ListItem>
</VarListEntry>
@@ -326,7 +327,7 @@
ロックファイル以外すべて削除します。
APT が &dselect; から呼ばれるときには、自動的に <literal/clean/ が
実行されます。
- dselectを使用しない場合は、ディスクスペースを解放するよう時々
+ dselectを使用しない場合は、ディスクスペースを解放するため、時々
<literal/apt-get clean/ を実行したくなるでしょう。
</Para></ListItem>
</VarListEntry>
@@ -344,7 +345,7 @@
-->
<literal/clean/ 同様、<literal/autoclean/ は取得したパッケージのローカル
リポジトリを掃除します。違いは、もうダウンロードされることがない
- パッケージファイルや、全く無駄なパッケージファイルのみを削除することです。
+ パッケージファイルや、ほとんど不要なパッケージファイルのみを削除することです。
このため、長い期間、キャッシュが管理できずに肥大化することなく、
維持することができます。
設定オプション <literal/APT::Clean-Installed/ に off がセットしていれば、
@@ -386,14 +387,14 @@
Configuration Item: <literal/APT::Get::Fix-Broken/.
-->
修復 - 依存関係が壊れたシステムの修正を試みます。
- インストール・削除時にこのオプションを指定すると、APT が適当な解決法を
- 推定できます。
- 指定したパッケージは完全に問題を修正するに違いありません。
+ このオプションを install や remove と一緒に使うときは、パッケージを
+ 指定しなくてもかまいません。どのパッケージを指定しても、完全に問題を
+ 解決します
APT 自体はシステムに存在する壊れたパッケージ依存関係を許すことができない
- ので、初めて APT を実行する場合、このオプションが時々必要になります。
- システムの依存関係構造が非常に汚れたため、手動で行うよう要求することが
- あり得ます。
- (通常、問題のあるパッケージを取り除くのに&dselect; や
+ ので、初めて APT を実行する場合、このオプションが必要になることがあります。
+ システムの依存関係構造にかなり問題がある場合は、手動で修正するよう
+ 要求することがあり得ます。
+ (通常は、問題のあるパッケージを取り除くのに&dselect; や
<command/dpkg --remove/ を使用します)
このオプションを <option/-m/ オプションと同時に使用すると、
ある状況ではエラーになるかもしれません。
@@ -434,7 +435,7 @@
already downloaded.
Configuration Item: <literal/APT::Get::Download/.
-->
- パッケージのダウンロードを無効にします。これはすでにダウンロードした .deb
+ パッケージのダウンロードをさせません。これはすでにダウンロードした .deb
に対してのみAPTを行う際に、<option/--ignore-missing/ と併せて
使うのがよいでしょう。
設定項目 - <literal/APT::Get::Download/
@@ -475,7 +476,7 @@
Configuration Item: <literal/APT::Get::Simulate/.
-->
動作なし - なにが起こるのかのシミュレーションを行い、
- 実際にシステムは変更しません。
+ 実際のシステム変更はしません。
設定項目 - <literal/APT::Get::Simulate/
</para>
<para>
@@ -486,10 +487,10 @@
and empty set of square brackets meaning breaks that are of no consequence
(rare).
-->
- シミュレートの結果、 dpkg の動作を表す 設定 (Conf)、
- 削除 (Remv)、 展開 (Inst) といった一連の行を表示します。
+ シミュレートの結果、dpkg の動作を表す一連の行のそれぞれに、設定 (Conf)、
+ 削除 (Remv)、 展開 (Inst) を表示します。
角カッコは壊れたパッケージを表し、空の角カッコは大した問題ではないことを
- 表します。(まれです)
+ 表します(まれです)。
</Para></ListItem>
</VarListEntry>
@@ -505,8 +506,8 @@
-->
プロンプトへの自動承諾 - すべてのプロンプトに自動的に "yes" と答え、
非対話的に実行します。
- パッケージを保留したり、必須パッケージを削除するような不適切な状況の場合、
- <literal/apt-get/ は異常終了するでしょう。
+ 保留したパッケージの状態を変更したり、必須パッケージを削除するような不適切な状況の場合、
+ <literal/apt-get/ は中断するでしょう。
設定項目 - <literal/APT::Get::Assume-Yes/
</Para></ListItem>
</VarListEntry>
@@ -576,8 +577,8 @@
Configuration Item: <literal/APT::Get::force-yes/.
-->
強制承諾 - APT が何か損傷を与えかねない動作をしようとした場合でも、
- 表示しないで継続してしまう、危険なオプションです。
- とても特殊な状況でなければ、使用しない方がいいでしょう。
+ 確認の入力なしで実行してしまう、危険なオプションです。
+ よほどの状況でなければ、使用しない方がいいでしょう。
<literal/force-yes/ はあなたのシステムを破壊しかねません!
設定項目 - <literal/APT::Get::force-yes/
</Para></ListItem>
@@ -600,7 +601,7 @@
が含まれています。
注) 出力したファイル名が、常にリモートサイトのファイル名と一致するわけ
ではありません! これは <literal/source/ コマンド、 <literal/update/
- コマンドとも動作します。
+ コマンドでも動作します。
MD5 やファイルサイズを含まず <literal/update/ で使用したときに、
圧縮ファイルを展開することはユーザの責任において行ってください。
設定項目 - <literal/APT::Get::Print-URIs/
@@ -613,7 +614,7 @@
Use purge instead of remove for anything that would be removed.
Configuration Item: <literal/APT::Get::Purge/.
-->
- すべて削除する場合は、削除ではなく完全削除を使用してください。
+ 削除する場合、削除ではなく完全削除を使用します。
設定項目 - <literal/APT::Get::Purge/
</Para></ListItem>
</VarListEntry>
@@ -624,7 +625,7 @@
Re-Install packages that are already installed and at the newest version.
Configuration Item: <literal/APT::Get::ReInstall/.
-->
- すでに最新版がインストールされているパッケージを再インストールします。
+ すでに最新版がインストールされても、パッケージを再インストールします。
設定項目 - <literal/APT::Get::ReInstall/
</Para></ListItem>
</VarListEntry>
@@ -695,7 +696,7 @@
prompting.
Configuration Item: <literal/APT::Get::Remove/
-->
- パッケージが削除される状況になったとき、プロンプトを表示せず異常終了します。
+ パッケージが削除される状況になったとき、プロンプトを表示せず中断します。
設定項目 - <literal/APT::Get::Remove/
</Para></ListItem>
</VarListEntry>
--
喜瀬“冬猫”浩@南国沖縄