[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]

[debian-users:01078] Re: diald and sl0 part2



突然失礼します.

船橋の荒木さん wrote:
>
> ところで、/etc/diald/diald.optionsのremote IP address のところですが、こ
> こにはプロバイダからもらえそうなアドレスをかけばよいのでしょうか?

remote のところはプロバイダ側の IPアドレスを指定します.
local のところは diald が動いている側の IPアドレスです.

> ifconfigで確認してaaa.bbb.ccc.dddのaaa.bbbのところまでは毎回同じだという
> ことがわかっています。cccのところは変わることもあったと思います。
> dddは毎回変わっています。こういう場合ここに書くアドレスについて何か注意
> することはありますか?(netmaskのところも何か注意事項がありますか?)

ifconfig ppp0 とした場合,以下のように,こちらのアドレス(local)と相手
側のアドレス(remote)が表示されますが,荒木さんが書かれている 
aaa.bbb.ccc.ddd はこちら側のアドレスですよね?

js3guj@mercury:(~ 00:10:53) $ ifconfig ppp0
ppp0      Link encap:Point-Point Protocol  
          inet addr:210.132.28.57  P-t-P:210.132.28.33  Mask:255.255.255.0
          POINTOPOINT  MTU:1500  Metric:1
          RX packets:12 errors:0 dropped:0 overruns:0
          TX packets:19 errors:0 dropped:0 overruns:0

そうだとしますと,こちら側(local)に毎回割り当てられる IPアドレスが違う
ということなので dynamic を指定しなければいけないと思います.

ちなみに,local が固定割り当てで,remote が変わるときは dynamic は付け
る必要がなくて,remote は,割り当てられる可能性のあるアドレスのどれ
かにしておけばよいと 'man diald-examples' には書いてあります.

> diald.opionsはlocalとremoteのアドレス、それとdynamicの指定以外は付いてく
> るサンプルと同じです(だったと思います?)

私の /etc/diald.conf は 'man diald-examples' の 'A Leaf Node with
Dynamic Local Address using PPP' という見出しのところのサンプルから
作りました.IPアドレス関係のところは以下のようにしています.

local 10.0.0.1
remote 10.0.0.2
dynamic

私が契約しているプロバイダの場合,プロバイダ側(remote)の IPアドレスも
変わることがあるので,両方ともプラベートアドレスにしてあります.

(本当は割り当てられる可能性のあるアドレスのどれかを指定しなければいけ
ないのかもしれませんが,これでうまくいってるのでそのままにしてあります.
もしかしたら,少し前に書いた,local - 固定,remote - 可変,の場合も 
remote はプライベートアドレスでよいのかもしれません.)

diald が動いているマシンは 192.168.0.* の IPアドレスを使っていて,上記
のアドレスはここでしか使っていません.

繋がる前のルーティング情報は:

mercury:~# netstat -rn
Kernel IP routing table
Destination     Gateway         Genmask         Flags   MSS Window  irtt Iface
10.0.0.2        0.0.0.0         255.255.255.255 UH     1500 0          0 sl0
192.168.0.0     0.0.0.0         255.255.255.0   U      1500 0          0 eth0
127.0.0.0       0.0.0.0         255.0.0.0       U     32768 0          0 lo
0.0.0.0         0.0.0.0         0.0.0.0         U      1500 0          0 sl0
mercury:~# 

となっていて,繋がった後は:

mercury:~# netstat -rn
Kernel IP routing table
Destination     Gateway         Genmask         Flags   MSS Window  irtt Iface
10.0.0.2        0.0.0.0         255.255.255.255 UH     1500 0          0 sl0
210.132.28.33   0.0.0.0         255.255.255.255 UH     1500 0          0 ppp0
192.168.0.0     0.0.0.0         255.255.255.0   U      1500 0          0 eth0
127.0.0.0       0.0.0.0         255.0.0.0       U     32768 0          0 lo
0.0.0.0         0.0.0.0         0.0.0.0         U      1500 0          0 ppp0
0.0.0.0         0.0.0.0         0.0.0.0         U      1500 0          0 sl0
mercury:~# 

となります.

以上,参考になれば幸いです.

-- 
Shigeru IKEDA <js3guj@xxxxxxxxxxxxxx>
PGP Key Fingerprint = 11 7A 97 F4 82 E8 5A 5A  75 A8 F3 79 82 BB C2 C4