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[debian-users:02393] Re: COMPAQ DESKPRO 4000
澤田@野村総合研究所です。
yosshy said at Tue, 21 Oct 1997 01:13:28 +0900 (JST) :
> 吉山です.
その節はお世話になりました。
> 気がついたら鵜飼さんの FAQ に「COMPAQ DESKPRO 4000」の一件が載ってて,
>しかも回答が書いてなかったので,その後の経過を書きます.
メールでやり取りしたので、勝手に公開していいのか迷っていましたが、
安心して補足をさせていただきます。
1. 問題となった PC
表題にあるとおり、COMPAQ DESKPRO 4000 なのですが、最新の DESKPRO 4000
とは構成がちがいます。
CPU : Pentium Pro / 200MHz
PCI チップセット: Intel 440FX
(Intel PCIset SB82441FX/SB82442FX/SB82371SB)
IDE デバイス : maxtor 82580A5, 2462MB w/256kB cashe, LBA 625/128/63
MATSHITA CD-ROM CR-583 ATAPI CDROM
LS-120 COSMO2 UHD Floppy
ビデオボード : CL-GD5446 2048KB
マウスタイプ : PS/2
NIC : 元々、オンボードに Compaq NetFlex-3 ですが、
3c509 を挿しました。
最新の COMPAQ DESKPRO 4000 は 440LX チップセットに変更されています。
2. Debian1.3.1 の Rescue Disk 起動
pcibios_init: xxxxxxxxxx
pcibios_init: xxxxxxxxxx
(メッセージが流れてしまうので確認できていません。)
という表示が出て、ブートを繰り返してしまう。
3. MOVEPCI を使用した、loadlin によるブート
DESKPRO XL に関する情報が WWW 上に存在します。
PCI-BIOS (BIOS32) には DOS 上から MOVEPCI というドライバを使用して
Linux からも PCI-BIOS を認識できるようにしているようです。
日本語のページとして
http://leonard.elec.muroran-it.ac.jp/lab/LINUX/linux_inst.html
詳細なページとして
http://www-c724.uibk.ac.at/XL/ (Linux Compaq Deskpro XL HOWTO)
がありました。
このやり方にしたがって Windows95 の BootDisk から起動すると
(Dos でも同様でした。)
=====================================================================
Starting Windows 95 ...
MOVEPCI.SYS - Version4.1 - Copyright(c) 1996 COMPAQ Computer Corp.
PCI services re-located to F000:2000
(ここまで飛んでしまうので、読めません ^_^;)
pcibios_init: BIOS32 Service Directory structure at 0x000fa000
pcibios_init: BIOS32 Service Directory entry at 0x000f2000
general protection: 000c
CPU: 0
EIP: 0010 : [<000f303b3>]
EFLAGS: 0014352
eax: 80000080 ebx: 00100210 ecx: 000f2f71 edx: 20490000
esi: ebf40210 edi: 0021ebf4 ebp: 00221584 esp: 00221578
ds: 0018 es: 0018 fs: 0018 gs: 0018 ss: 0018
Process swapper (pid: 0, process nr: 0, stackpage=0021860c)
Stack: 2a4c0000 ebf4000f 000f299b 002215d0 00000006 0010dd61 00000010 00100000
002e387c 00101ffc 00000006 00000039 0010e17a 002e387c 02000000 02000000
000994c1 001e7621 002e387c 02000000 756e6547 00101ffc 0000091c 00109114
Call Trace: [<0010dd61>][<0010e17a1>][<001e76211>][<001091141>](折り返し)
[<00116f941>][<00800000>][<008000001>]
Code: cb 24 54 42 4c 24 50 43 49 00 30 0f 00 00 13 00 00 84 09 00
kfree of non-kmalloced memory: 00221654, next=00000000, order=0
kfree of non-kmalloced memory: 00221644, next=00000000, order=0
kfree of non-kmalloced memory: 00221b58, next=00000000, order=0
idle task may not sleep
idle task may not sleep
idle task may not sleep
idle task may not sleep
idle task may not sleep
=====================================================================
といって停止する。
3. 吉山さんのカーネルを使用する。
> 最新のカーネル(使用したのは開発版の 2.1.57)に実装されている,PCI
>BIOS を使用しないでダイレクトに PCI デバイスにアクセスする為のオプショ
>ンを ON にした特殊なカーネルを作成し,
というカーネルを作成していただきました。
Windows95 上で Rescue Disk の中の Linux を vmlinuz-2.1.57
(起動用カーネル)に置き換えました。
これで、ブートしそのまま Debian のインストールを終了しました。
その後、LAN 経由で、kernel-image-2.1.57_compaq1_i386.deb も
dpkfg -i しました。
4. 残っている問題点
当初の目的は達成しましたが、気づいたことや問題点を上げておきます。
4.1 EISA ユーティリティパーティション
Compaq では当たり前なのかも知れませんが、ディスクの先頭 24M に
EISA ユーティリティというパーティションがあります。
fdisk 等でパーティションを消しちゃうと、bios が触れなくなって
しまいます。
4.2 LS-120 COSMO2 UHD Floppy
このマシンは、FD のかわりに LS-120 が付いています。
ここに フロッピを挿せばこのフロッピからブートはします。
でも二枚目からは使えないことが多いです。
DOS のインストール、NT4.0 のインストール、Debian のブートディスクの
作成と、みんなここでハマリました。
4.3 ビデオボード
CL-GD5446 2048KB のはずですが、XF86Setup の作成した XF86Config で
SVGA サーバを起動するとウインドウの移動時にゴミが残っていきます。
NT4.0 の MS のドライバも同じ症状が出て、Compaq のドライバに換えた
ので、何かあるのかもしれません。
XF86Config のチューニングはまだやっていません。
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Nomura Research Instistute,Ltd Hideaki SAWADA
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