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[debian-users:07719] ppp -> fetchmail + procmail + mew + prom-mew



こんにちは。八田です。

Moon さん素早いリプライありがとうございました。ご教示の方法で
うまくいきましたので、まとめてみます。

0 ppp, fetchmail, mew など単品できちんと動くことを確認。

1 /etc/ppp/ip-up.d に以下のようなスクリプトを入れる。
名前はなんでもよい。chmod +x しておくこと。

--- ここから ---
#!/bin/sh

test -r /home/your_loginname/.fetchmailrc && \
        su your_loginname -c "fetchmail --syslog --invisible"
--- ここまで ---

2 ~/.fetchmailrc はこんな感じにする。

--- ここから ---
set daemon 180

poll    pop.hogehoge.co.jp
        protocol pop3
        username your_mailaccount_username
        password your_mailaccount_passwd
        mda "procmail -d your_loginname"
--- ここまで ---
"procmail -d ログインネーム"でそのユーザのホームディレクトリ内の Mail/ に
メールが仕分けられる。またデーモンモードを有効にして、回線がつながってる間は
3分ごとにメールを pop サーバに取りに行かせる。

3 ~/.procmailrc はこんな感じにする。

--- ここから ---
PATH=$HOME/bin:/usr/bin:/bin:/usr/local/bin:.
MAILDIR=$HOME/Mail      # You'd better make sure it exists
LOGFILE=$MAILDIR/from
LOCKFILE=$HOME/Mail/.lock

:0:
* To: .*debian-users
ml/debian-users/.

:0:
inbox/.
--- ここまで ---
"inbox/." のようにフォルダ名の最後にドットをつけると連番つき
1メール1ファイルの形式で各フォルダに入ります。この例では debian-users ML 
から来たメールは~/Mail/ml/debian-users に、その他は ~/Mail/inbox に入るわけ
です。うまくいかなかったら ~/Mail/from をのぞいてみるとよい。

4 /etc/ppp/ip-down.d に

-- ここから ---
#!/bin/sh

test -x /usr/bin/fetchmail && \
        su your_loginname -c "fetchmail -q"
--- ここまで ---
というようなスクリプトを置く。これで fetchmail デーモンが回線切断時に
一緒に終了する。

5 最後に、ftp://ftp.sol.cs.ritsumei.ac.jp/pub/lang/elisp/prom から
prom-mew-1.92.13.tar.gz をとってきて、添付説明書通りにインストール。

これで、sudo pon などで ppp 接続が確立されるたびに自動的にメール
が取得でき、procmail で仕分けされ、mew+prom-mew で読めるようになりました。

若干の不満としては、/var/spool/mail/username にメールが
入らなくなってしまったので mutt-ja や biff 系のツール、wmmail などが動かなく
なってしまったというのがありますが、しかたがない所でしょうか。

# prom-mew をパッケージ化してみようと思っているのですが、
「再配布はアーカイブ(tar.gz)やパッチのままなら認めます」との事なので
だめかもしれませんね。

では。

八田真行
Masayuki HATTA <masayuki_hatta@xxxxxxxxxxxxxxx>