[debian-users:08887] Re: What does M mark mean in menuconfig

[Taketoshi Sano <sano@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>]

佐野＠浜松です。

# あまり自分の興味ばかり追及しても申し訳無いので
# たまにはこっちの方面にも。

> menuconfigの中でデバイスドライバなどを選択する時
> に M マークと ＊マークがありますが、M マークの意味
> は何なのでしょうか。

文脈 (背景とか、前後関係とか) が書かれていませんが、
これはたぶん Linux カーネルの再構築についてのことだと
仮定して反応します。

 "*" はカーネル組み込み、つまり /vmlinuz などのカーネル
ファイル本体にそのコードが含まれること、また "M" は
モジュール化、つまりそのコードが /lib/modules/[version]/ 
以下に別ファイルとして置かれることを意味します。

> よろしくお願いします。

簡単にわかる違いとしては、 "*" で組み込まれたドライバーは
フロッピーからカーネル本体だけをメモリーにロードした状態で
使用できますが、 "M" で組み込まれたドライバーは、 initrd
などを使用して root パーティション上に存在するモジュール
ドライバーファイルをロードしない限り、使用できません。

従って、 root パーティションにアクセスするためのドライバー
をモジュールにしてしまうと、フロッピーからカーネルを起動した
だけではそのパーティションにアクセスできず、結果として
モジュールドライバーをロードできませんから「箱の鍵は箱の中」
状態になります。

御注意下さい。

# なお、これは Linux カーネル一般に関する話題であって
#  Debian に固有の話題ではありませんが、一応 Debian を
# 使われているという仮定で、ユーザー同士の相互扶助という
# つもりで書いています。

-- 
 <sano@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx> : Taketoshi Sano (佐野　武俊)