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[debian-users:10777] Re: make-kpkg on slink



From: Mitsuhiro KAWAFUJI <Mitsuhiro.Kawafuji@xxxxxxxxxxxxxxxx>
Subject: [debian-users:10765] Re: make-kpkg on slink
Date: Fri, 11 Dec 1998 13:15:25 +0900
>  |1、/usr/src/kernel-source-X.Y.Z.tar.gzを適当なディレクトリに展開する。
>  新しいものを持ってこようとすると、linux-X.Y.Z.tar.gzではないです
> か?それとも、こういう名前でもリリースされているのでしょうか?

slink(Debian 2.1)のkernel-sourceパッケージを入れると、/usr/srcに
tar.gzなファイルが入ります。一般的に配布されているLinuxのカーネルと
同じものと思って結構です。tar.gzなやつのファイル名はどうでもいいです。

>   linux-X.Y.Z.tar.gzを展開すると、linuxというディレクトリができま
> すが、Debianの場合には、kernel-soure-X.Y.Zという名前に変更しなけれ
> ばならないのでしょうか?

その“linux”なり“kernel-sourceなんとか”のディレクトリの中で
作業すればいいだけで、ディレクトリの位置や名前は関係ありません。

>  |5、make-kpkgを実行する。
>  |   fakeroot /usr/sbin/make-kpkg --revision custom.X.Y kernel-image \
>  |	kernel-headers kernel-doc modules_image
>  よく、customというのが出てきますが、これは予約語なのでしょうか?
> それとも、ユーザが自由に決めて構わないのでしょうか?

使える文字の制約はあると思いますが、その中でなら自由です。
(なんかまずいことありましたっけ?)

>  Debianではkernel-headersというパッケージがありますよね?上記の方
> 法でそれが作られると思うのですが、これの存在理由は何なのでしょうか?
> たんにカーネルソースを展開しておくだけではダメなのでしょうか?

Debian 2.1とそれ以前では状況が異なります。2.1では、カーネルのソースで
あるkernel-sourceパッケージを入れても/usr/srcの下に「展開された」
形にはなりません。カーネルのヘッダファイルを入れるにはkernel-headers
パッケージが必要です。

> これに関連して、カーネルソースのREADMEに、
>  - make sure your /usr/include/asm, /usr/include/linux, and /usr/include/scsi
>    directories are just symlinks to the kernel sources:
(略)
> とありますが、Debianではこれは必要ないのでしょうか?

必要ありません。

Debian 1.3のころはそのように自動的にリンクがはられていたと思います。
2.0のころから/usr/include/linux等はlibc6-devパッケージに収録される
ようになったはず。(違っていたらごめんなさい) ここらへんで、カーネルと
libcの依存関係が変わったんじゃなかったでしょうか。
-- 
喜瀬“冬猫”浩@南国沖縄