[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]

[debian-users:10956] vfat.o ? (Re: Install Debian. but.. )



佐野@浜松です。

# 自宅からのコウモリアクセス (暗くなってから出歩く、のつもり。
# フクロウとかミミズクのほうが可愛いかなあ) に変えたので、
# 議論についていけないです。ごめんなさい。

> Date: Mon, 14 Dec 1998 22:09:11 +0900
> From: Takano Yuji <takachan@xxxxxxxxxxxxxxx>

>   UNIXUSER 12 月号と、SOFTBANK から出た「一歩進んだフリー Linux 
> システム」をバイブルとしています。あ、後、この ML もですね(^^;;。

既にいくつか「バグリポート」が出されてますが、あの「一歩前へ」
な本はとっても良い本だと思います。
正月休みに hamm へ移行する予定なのでまだ使い込んでませんが、
あの構成は非常に気に入ってます。

>   FreeBSD 使いから見たインストールに付いてちょっと
> 書かせて頂きたいと思います。

前世がなんであろうと、いったん Debian JP の users ML に
参加してしまえば、たかのさんも立派な Debian 遣いです。 ^^)

# FreeBSD の users ML でもそれは同じではありませんか ?

いろいろと流儀の違いはありますが、アメリカもロシアも同じ人間。
ちゃんとした話ならそれなりに通じるはずです。
# ♪ if russians love their children, too 〜
# 全然関係ないですが、となりの職場にしばらくいたロシア人の
# 教授は大の日本酒好きだったっけ。今はイタリアでワインを
# 浴びているのだろうか。

> 1. WinNT、Debian、FreeBSD の順で一台のマシンにインストールした時、 
> Debian のカーネルモジュールに vfat.o を選択しているとブート時に
> パニックを起こしてプロンプが出る前に止まります。
 
たかのさんに限りませんが、このようなレポートを出される場合、
まずは使われている HDD の構成とパーティションの情報を示して下さい。

# 「 1 台のマシン」に接続されている HDD が 1 台であるとは
# 限りません。文脈からみて同じディスクにインストールされて
# いるようには見えますが、他のディスクが存在しないとは
# 言いきれませんし。たぶん、もう既に上記のような情報を
# 書かれているかもしれませんが、「最初から」提供しているか
# どうか、といった点で、かなり読み手の印象が違います。
# 「コイツわかっとるなあ」と「ええい、わからんやっちゃなあ」
# という判断をする際の基準です。

具体的には (Linux での用語に従って) 使っている HDD について
 /dev/hda, /dev/hdb, ..., /dev/sda, /dev/sdb, ... などの
どのデバイスが接続されていて、それぞれの OS はどのデバイスを
使っているのか、またそれぞれの HDD のパーティション構成は
どうなっていて、ジオメトリー設定との関連はどうなのか、
といった情報が必要です。

このへんの用語についての説明は JF の Disk-HOWTO, large-disk-mini-HOWTO,
Partition-Rescue mini HOWTO, Partition HOWTO などを参照して下さい。
また、 Linux の fdisk で FreeBSD の (FreeBSD の用語による) パーティション
の情報を得る方法については Linux+FreeBSD mini HOWTO に説明があります。

# 'b' コマンドを使うらしい。手元に適当な試験対象が無いので未確認。

JF は常に成長しているので、できるだけ最新のアーカイブを入手して下さい。
今年の初めに入手したもの (で、そのまま手元で使い続けていたもの) と
先程入手した最新のものでは、圧縮された tar.gz の状態で約 600KB、
18% 弱のサイズ増加でした。展開した状態ではもっと増えているはず。

>   もう少し詳しく書くと、WinNT4.0(FAT 利用) をファーストブートに
> インストールして次に Debian hamm をインストールした時、カーネル
> モジュールに vfat.o を選択します。これでインストールが終った段階
> では、WinNT と hamm は正常にブートします。あ、hamm は mbr を
> インストールせずに FD ブートします。

  HDD からの起動 -> Windows NT 4.0
  Linux カーネル FD からの起動 -> hamm

ということですね。この時、 NT が使う FAT パーティションを
Linux でマウントするような設定にしましたか ? つまり、
「/etc/fstab はどうなっていますか ? 」ということですが。
# これも必要な情報。
 
>   その後で、FreeBSD をインストールして、MBR に BootEasy を
> インストールした時、WinNT と FreeBSD はブートしますが、その後で
>  hamm をブートしようとして FD でブートさせても、vfat モジュールが 
> panic を起こしました。と英語でメッセージが出てプロンプトが出ません。
> vfat モジュールを選択しなければ正しくブートできます。
 
これもたかのさんに限りませんが、このような場合、「英語」で
表示された「メッセージ」は正確に書き写して報告しましょう。
タイプミスがあるとカーネルソースツリーを対象に grep しても、
関連のあるコードがヒットしません。

 'vfat' と 'panic' だけでは

$ find /usr/src/linux/ -name '*.c'|xargs grep 'vfat'|grep 'panic'
/usr/src/linux/fs/vfat/namei.c:
                 fat_fs_panic(dir->i_sb,"vfat_lookup: Can't happen");

という結果しか得られませんでした。 (2.0.34 の場合)

せめて、「起動のどの時点で止まるのか」がわかれば、 block device の
ドライバーを見れば良いのか、あるいは fs 以下のコードを見れば良いのか
検討をつけることもできるでしょうけれど。

>   他に、WinNT、Debian、FreeBSD でマルチブートしている人は
> いませんでしょうか?

「同じ現象」の人を探すより、「自分の目の前にある証拠」を
調べるほうが、早く原因を追及することができると思います。

# 「同じ現象」の人を探していると「自分の目を信用できないのかな」
# とか思われてしまいますよ。誰が見ても確実な「バグ」がコードに
# 存在する場合、症例がひとつだけでも疑われることはありません。

自分の目で確実な「原因」を探して報告して下さることを期待します。

「ポインタを示す」などの協力はしますが、私の手元に問題が
無い以上、私が直接原因を調べることは不可能ですから。

# XFree86 のドライバーコード開発でも基本は同じ。
# 自分の手が届く範囲しかいじることはできませんです。

-- 
     #わたしのおうちは浜松市、「夜のお菓子」で有名さ。
    <xlj06203@xxxxxxxxxxx> : Taketoshi Sano (佐野 武俊)