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[debian-users:14407] Re: HDD の内容を他の HDD にコピーしブートできるようにしたい。



 川藤と申します。

In message <19990412140118.07539@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>
on Mon, Apr 12, 1999 at 02:00:10PM +0900
Mr. 石原 競 <kay-debian@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx> wrote:
 |やりたいことは、DCAS-34560Uの内容をDDRS-39130LWにまるごと
 |コピーし、ブートできるようにすることです。コピーはできたものの
 |ブートがうまくいきません。どなたが、コピー後のDDRS-39130LWで、
 |ブートできるようにする方法を教えて下さい。
 |
 |やったこと。
 |1.DCAS-34560UにあるカーネルをIOI-9100UW対応にconfigした。
 |  (kernel-sourceは2.2.5です。)
 |2.New kernelでブートし、IOI-9100UW、DDRS-39130LWを認識。
 |3.fdiskでパーティションを切る。
 |  (ブートセクタをセット?した。bootの欄に*がつけた。)
 |4.mke2fs?でファイルシステムを構築する。
 |5./mntにマウントして、tar を使ってまるごとコピーする。

 5. ですが、具体的にはどうやったのでしょう?/mnt/mntができて、二
倍(?)のファイルができたりはしないのでしょうか?

#  ブートするしないとは関係ないでしょうが。


 先日、HDDがおかしくなってきたので、まだ動いているうちにと思い載
せ換えを行ないました。参考になるかも知れないのちょっと書いてみます。
ただし、IDEのディスクです。


    1. 新しいディスクをプライマリのスレーブに接続。

    2. fdiskで新しいディスクにパーティションを設定し、mke2fsでファ
       イルシステム構築(念のため、-cオプションを付けてチェックも
       行う)。

    3. 新しいディスクのswapとすべきところにDebianのベースシステム
       をインストールする。LinuxJapan 1999/5に付いていたCD-ROMを使っ
       た。こんなことをせずに、CD-ROMをrescueで使おうと思ったのだ
       が、立ち上がらないのでこうした(システムの構成によるのでしょ
       う)。なお、ベースシステムのインストールには32 MBでは足りず、
       40 MB程用意した(正確な容量は覚えていない)。

    4. 適当なディレクトリを二つ作り、それぞれに新旧のハードディス
       クをマウントする(ここでは/oldhddと/newhddとする)。それぞ
       れが複数のパーティションで構成される場合は適宜マウントする。

    5. 以下のようにして全ファイルをコピーする。

        # cp -a /oldhdd/. /newhdd

    6. パーティションの構成が変っている場合は、不要なlost+foundを
       削除する。

    7. /newhdd/etc/fstabを適宜書き換える。

    8. FDをext2fsでフォーマットしてマウントし(ここでは/fd)、そこ
       に適当なカーネル(vmlinuz-2.2.5)をコピーする。また、
       /fd/lilo.confを以下のように作成する(ここでは、/dev/hda2が
       ルートパーティション)。

            boot=/dev/fd0
            root=/dev/hda2
            install=/boot/boot.b
            map=/boot/map
            vga=normal
            delay=20

            image=/fd/vmlinuz-2.2.5
                label=Linux.fd
                read-only
    
    9. FDから起動するようにliloを実行する。

        # lilo -C /fd/lilo.conf

   10. シャットダウンする。

   11. 古いディスクを外し、新ディスクをプライマリのマスタとして取
       り付ける(要HDDのジャンパの確認・設定)。
   
   12. FDからブートする。

   13. /etc/lilo.conf(と/etc/fstab)を確認し、liloを実行する。

        # lilo

   14. リブートする。

   15. うまく立ち上がれば、メデタシ、メデタシ:-)。
   
   16. 頑張ってくれたベースシステム(/dev/hda3)に別れを告げる。

        # mkswap -c /dev/hda3
        # swapon -a


 参考になるでしょうか?

 なお、ベースシステムをインストールするところで、IDE接続のZipドラ
イブにメディアを入れておかないとスムーズにいかなかったことを追記し
ておきます(メニューが変るたびになんだかタイムアウト待ちをしている
ようでやたらと時間がかかる)。SCSI接続の場合はどうだかわかりません
(そもそもZipドライブがつながっていなければ関係ないでしょうけど)。

川藤